2007/10/18 - 2007/10/29
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Berg Heilさん
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ハノーファー南方約20kmにあるこの城は「歩き方・ドイツ編」に04/05年頃まで掲載されていたが、最近では全く触れられていない。しかしのんびり訪れる事をお薦め出来る城である。4トラの旅行記では小生の知る限り、最近わずかに「Edan」さんが少し載せているだけである。
Schloss Marienburg
marienburg 1
30982 Pattensen
www.schloss-marienburg.de
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空
PR
-
ハノーファーからは城の近くまで直通バス(300番)があると「歩き方」に載っていたが、ハノーファー駅裏のバス・ターミナルで調べたら「土、日」運休につき注意。
しかしDBで行った方が早いからこちらをお薦めする。
ヒルデスハイムも 10Kmくらいだから、城訪問の帰途に世界文化遺産のドームもあるし、立ち寄っても良いだろう。 -
Nordstemmn/ノルドシュテメン駅を進行方向左側(東方)へ出る。それからほんの少し南へ歩けばDBのガード、それをくぐって5分ほど住宅地を抜ければ、そこには西方の山の上に聳える城が現れるから天気さえ良ければ全く迷うことは無い。見事な並木道を歩いて城山の麓まで1Km。
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ハノーファー王国:1692年 ハノーファー公エルンスト・アウグストが選定侯になって以来1803年仏蘭西に占領される迄、ブラウンシュヴァイク・リューネブルク選定国として、又1814年ウイーン会議で独逸連邦の構成国となってから1866年プロイセン王国に併合される迄、ハノーファー王国として存在。英吉利王室との関係が深い。(一部wikipediaから)
ゲオルク5世(1851/1866)とマリーエ王妃(マリー)
この城のオーナーは現在でも王家の子孫の個人所有で爵位を名乗っている。
オーナー
Prinz Ernst Augst von Hannover,
Herzog zu Braunschweig und Lueneburg。
ハノーファー・エルンスト・アウグスト王子
ブラウンシュヴァイク・リューネブルク公爵 -
ハンブルク=ハノーファー=ゲッティンゲン間を走るDBで出かける。車両には「メトロノーム」と書いてある。
ただ日本と違って「東海道線」とか「山陽線」とかの名前が付いていないのは不便。 -
住宅地を抜ければこの見事な風景が現れる。
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並木道にそって山麓まで1Km。そこから右にゆるやかな自動車道を登って行く。
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この城は夏の宮殿として、ゲオルク5世が王妃マリーエへの誕生日の贈り物。1858/1867年に建築。
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こんな山道を登って行く。峠付近に「城へ」という小さな標識。そこを左へしばらく森の中を歩いていけば城が現れる。並木道から城迄はまったく人家も小屋も無し。わずかに交通標識があるだけ。
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城の案内ではノルドシュテメン駅から徒歩45分としてあるが、若者の足なら35分みれば良いであろう。
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9時半頃到着したが、未だ門は閉じたまま。しばらくして城の従業員の娘さんが来たので尋ねたら10時オープンとのこと。その間 付近の森の小道を散策しながらバードウオッティング。森の中は自分の落ち葉を踏みしめる音と、小鳥の声以外 物音一つしない。
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城の周りは人工的なものいっさい無し。
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山を登り、森の小道を抜け、突然現れるこの城。まさにグリム童話の世界そのもの!!
(城の中庭から正門を見る) -
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城のガイドツアーは6オイロ。10時半からとの事、しばらくしたらドレスアップした人達が三々五々城に登って来た。なかには大きな花束を持った人も。どうも土曜日で結婚式か何かがあるらしい。城併設のレストランでも飾り付けをしている。
時間が来たので宮殿の入り口で待っていたが、他に観光客は全く来る気配なし。ところがこの東洋のエトランゼ1人の為に若い金髪の娘さん(おそらく染めている)が宮殿を案内してくれるという。ただ彼女が直接説明するのではなく、オーディオガイドを貸してくれて自分で操作、英語と独逸語 どっちみち全てがわかるわけが無いので英語版 しかし保証としてクレジットカードを受付のオバサンに預けるルール。撮影不可なのは仕方が無いか? -
この奧にレストランがある。
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城は貴族の末裔の個人所有、よくぞ個人で所有していられるものと 貧乏人のよけいなお世話かもしれないが感心する。従業員もそこそこ雇っているし、採算面はどうなっているのか心配になってくる。独逸の相続税はどうなっているのか? おそらくこの城も財団になっていると思われるが? それにしても維持管理はさぞや大変であると思わざるをえない。
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城門を守る騎士像 独逸人はこんな像が好きなのか、或いは城の装飾に付き物なのか??
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どの城を訪ねても誇らしげなエンブレムが架かっている。
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濠を渡って正面城門に立てば、そこには両側に怖い顔をした「こびと」も城を守っていた。
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この旅行記へのコメント (2)
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- よっしーさん 2008/03/16 19:43:47
- Schloss Marienburg
- はじめまして。
いつも旅行記拝見しています、よっしーと申します。
私は初めて行った外国がドイツでした。以来ドイツの風景にすっかり惹かれてしまい、ここ数年まとまった休みがとれる度に、せっせとドイツへ旅行しています。
Berg Heilさんの旅行記でいつも予習・復習させて頂いているのですが、ガイドブックにもあまり載っていないというSchloss Marienburgが中でもとても気になったので、書き込みさせて頂きました。
今まで南ドイツばかり行っていましたが、次回旅行できたら、ハルツ地方とあわせてぜひこのお城へ行ってみたいと思いました。
- Berg Heilさん からの返信 2008/03/17 10:28:56
- RE: Schloss Marienburg
- 拙い小生の旅行記を覗いて頂き恐縮です。Schloss Marienburg はお奨めです。観光客もぞろぞろと訪れる場所ではなく、森の中の佇まいも静寂そのもの、周りの森の中も小鳥が多く、ぜひ訪問してみてください。
ハノーファー駅のコンコース中央にあるDBの案内所で Nordstemmen へ行きたいのだがと尋ねれば、即座にパソコンで 鉄道の時間表とプラットホームの番号を打ち出してくれます。記憶違いがなければたしか快速電車で2つ目の停車駅。(その間駅は4つ)
ハノーファーを中心にこの付近を歩きなさるなら「Hannover und Umgeburg」という75000分の1 の地図が書店で手に入りますからこれをお求めになれば便利です。Celle Hameln Hildeshaeim もこの範囲で掲載されています。
ハルツ地方も2〜3日かけてのんびり」歩くことをお薦めします。独逸の田舎町を堪能できます。
今年は次女のお産(二人目の孫) 孫娘の7歳のお祝い などなど爺様の懐からの出費が増えそうですので、独逸行きは諦め、計画だけは立てていますが来年に持ち越しです。したがって旅行記の方も種切れで、しばらくはお休みです。 素敵な旅であります様に Gute Reise !!
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