Naumburg Nr.1/大聖堂

2006/10/19 - 2006/10/30

ナウムブルクはなんといっても大聖堂にある。、ザーレ（Saale）河畔の落ち着いた美しい街であり、ワインの産地でもある。中世を通じて重要な商業の地、1028年には司教座教会が置かれている。

エリア ナウムブルク(ドイツ)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空

Dom St. Petero und Paul：大聖堂　ペテロとパウル教会
ここでの必見は　西側の内陣の半円形の壁に並ぶ１２体の木彫りの像は1250年に造られた　Naumburger Stifterfiguren（ ナウムブルクの寄進者達）の像、中世美術の傑作。中でも辺境伯エッケハルド１世（Markgrafen Ekkehard)の子息、Hermann夫妻とこの街の創建者　Ekkehard ２世夫妻の像。中でもエッケハルド２世の后ウタ（Uta）の美貌ぶりはこの街の自慢である。この人妻の唇に触れなんとすれば、長い梯子でよじ登り、命がけである。

ドームの近く小さなのワイン屋に　ウタの顔の入ったラベルが貼られたワインが売られていた。これを欲しいが１打　日本に発送してくれないかと聞いたら、店主のバーさん　目を丸くして　そんなことは出来ないとこちらの顔をつくづく眺め　驚いていた。

Hermann 夫妻

中世の　Utamiumiu ご夫妻　

（Ekkehard ２世　und Uta）

それにしても大聖堂の有力なパトロンとは、
往時の　Frau Utamiumiu　は大金持ちだったんだ！！
（おそらく今も何不自由の無い大金持ちであろうと推察するが）

是が美貌の后”ウタ”　なんでも Frau Utamiumiu の800年前のお姿とか？
（これは絵葉書で）

内陣にある Lettner（内陣の仕切り）これも寄進者達の像と同じ作者　Naumburger Meister（ナウムブルクの巨匠）の作

キリストの物語　左端　最後の晩餐

イエス　十字架を背負わされ　ゴルゴダの丘へ　受難の場

ドームの内陣、ここに12人の寄進者の像が

ドームの回廊
このドームにはオーデオガイド（独語・英語）がある。ところが是に日本語の解説書があり、これが実に見事な日本文　良く外国語の直訳で何となく正しいけど一寸おかしな日本語の書かれたパンフレットがあるが、これはおそらく歴史　美術　建築等にかなり蘊蓄のある日本人が書いたものと想像。ここをかって既に訪れられた Frau Utamiumiu　も同意見であった。この解説書をひととおり読み込んでから拝観。

ドームの建物には色々な古い像がある。由緒来歴は不明

この旅行記へのコメント （2）

• utamiumiuさん 2007/03/23 16:03:32

  ナウムブルクの街並み

  どの写真をみてもみな、絵画をみているようなアングルで惚れ惚れしてしまいます。
  
  ヴェンツェル教会のオルガンを聴きにもう一度訪れたくなりました。
  ナウムブルクといえば私のニックネームの由来で特別な思い入れがあるのですが、もう一つは
  トイレを探して見つからず「あわや！」というときにマルクトのドンつまりの路地に公衆トイレがあり、トイレ銭が高かったけど（その割りに綺麗とは言いがたかった）背に腹は変えられず飛び込んだ思い出があります。
  英語が本当に通じないところでした。
  
  なのに、大聖堂の日本語の説明書のみごとだったこと！
  ユーロが１２０円くらいまでの時にもっと周っておくのだったと後悔してます。

  Berg Heilさん からの返信 2007/03/24 09:57:27

  RE: ナウムブルクの街並み

  お便り有り難うございます。ナウムブルグの様なこじんまりした、それでちょっとした城や教会などがある町が、ライプチッヒの近くにあります。
  メルゼブルクやアルテンブルクなど印象に残ります。特にザーレ川の畔、川をとうして見る城は絶好のカメラスポット、絵にになります。
  まだまだ知らない小さな街を歩きたいものです。特に昨年10月、訪問しそこなったゴータ、アイスレーベン、またフランケンの要塞のあるクローナッハ、そしてなんといってもベルニゲネローデとクヴェトリンブルクは是非。旅への憧れはつきません。３月に読みたかったハイネの「ハルツ紀行」岩波文庫・Ｓ13年第6刷をネットで入手。読了。
  
  最近岩波文庫が戦前の絶版ものの古典を復活させています。シラーの「三十年戦争史１／２」フィヒテの「ドイツ国民に告ぐ」など、早速購入。これで後はフェルスターの「アルト・ハイデルベルク」（戯曲）の復刊を待っています。この本は角川文庫の小説「アルト・ハイデルベル」（これも絶版か？：この方が戯曲より良いと思う）
  戦前と戦後の岩波文庫は古本で持っているのですが（訳者が違う）再版が出たら購入の予定です。
  
  又訪独の時にはハルツ地方の情報　アドヴァイスを御願いします。