Ｔ．バイソンさんのクチコミ(21ページ)全818件

　大滝から東へ，チェス山の前に広がる広場に二つセットで設置された噴水。設置当時，バチカンのサンピエトロ広場の噴水をモデルに作成されたもので，18世紀の終わりにはモデルチェンジされたが，名前は残ったという。高さ10ｍ以上ある，なかなかエレガントな噴水です。

　ツアーで下の庭園を中心に観光。緑豊かな庭園の中に様々な噴水が競演する，正に「噴水の都」。南方22kmの地下湖から水を供給し，ポンプなどを用いず水位差を利用して水を噴き上げているのは驚き。一番の見どころは，ピョートル大帝自らが考案したという，大宮殿の前に階段状に流れる「大滝」。また，大滝からフィンランド湾に向かって流れる「海の運河」は，この離宮のモデルとなったヴェルサイユ宮殿のグランカナルを思い起こさせます。モンプレジール宮殿近くから見渡すフィンランド湾の眺めもなかなか

　ヴェルサイユ宮殿をモデルに，ピョートル大帝によって建設。女帝エリザヴェータ時代に，ラストレッリにより３階建てに改築されたバロック様式の宮殿。第２次世界大戦時にドイツ軍によって壊滅的に破壊されたが，戦後に全面的に修復され，壮麗な黄色と白のファザードなど，美しい姿が蘇った。庭園内に記録パネルも展示されていた。大宮殿をバックにした大滝，大宮殿のテラスからのフィンランド湾まで続く運河など，是非とも写真に残したい景色です。

　ツアーで，サンクトペテルブルク中心部からペテルゴフに向かう途中，バスの車窓から見かけた，奇抜な緑色の凱旋門。1812年のナポレオン軍との祖国戦争に勝利したことを記念して，アレクサンドル１世の命により，ワシリー･スターソフの設計で1827～34年に建設。門上の６頭立てのカドリガは，アニチコフ橋の馬使いの彫像やイサク広場のニコライ１世の騎馬像を制作したピョートル・クロットの作。1905年１月22日に起きた「血の日曜日」事件の現場としても知られている。

　グリボエードフ運河に架る橋です。８月下旬に，マリインスキー劇場から東へ足を伸ばして行ってみたのですが，修復工事中のようで，残念ながら，両サイドともライオン像部分が養生されて見ることができませんでした。

　イサク広場の中央に立つ，1859年に，聖イサク大聖堂の設計者であるモンフェランの設計，クロットの彫刻で建てられた騎馬像。馬首を北に向けており，その方向には，青銅の騎士像すなわちピョートル大帝の騎馬像があり，ニコライはいつまでもピョートルには追いつけないという冗談が語られているとか。

　フランス人建築家オーギュスト・モンフェランの設計により，1818から40年の歳月を費やして建設された，高さ101.5ｍ，総重量30万tという重厚で荘厳な大聖堂。パリのパンテオンを参考にしているともいわれており，更に，この聖堂は，アメリカ合衆国議会議事堂のドームの設計にも影響を与えているとか。ツアーの朝のホテル発がゆっくりだったので，足を伸ばして行ってきました。大聖堂の円柱には，第二次世界大戦中の弾痕が残っています。

　海軍省と元老院広場の南側に広がる緑陰の公園。聖イサク大聖堂から青銅の騎士像に向かって公園を散策しましたが，緑の中に，ネヴァ川の跳ね橋やロストラの灯台柱などをデザインした，フラワーアートが展示されていました。

　ツアーでフォンタンカ川からネヴァ川の受胎告知橋までクルーズ。ペトロパブロフスク要塞やロストラの灯台柱，クンストカメラ，エルミタージュ美術館，旧海軍省などの歴史的な建物の景観を楽しみました。
　また，サンクトペテルブルク郊外のボゴスロフカにあるポクロフスカヤ教会まで，ネヴァ川右岸をバスで往復しましたが，リバークルーズの大型船が停泊していたり，高速艇が行き交っていました。クジラの形を施設（レストランか何か）も見かけました。

　プーシキンの叙事詩で名高いピョートル大帝の騎馬像。1782年に，ピョートル大帝即位100年を記念して，エカチェリーナ２世によって建造された。断崖をイメージした岩の上の立ち馬に跨る勇壮な姿は，まさに英雄。馬が踏みつけている蛇は，宿敵スウェーデンへの勝利を意味しているものらしい。ツアーでは，バスの車窓から見ただけだったので，翌朝ホテルから足を伸ばして行ってきました。

　中央に「青銅の騎士」の像が立つ芝生の広場。デカブリストの乱の勃発の地で，反乱から100周年の1925年にデカブリスト広場と改名されたが，近年元の名前に戻った。ネヴァ川にも近く，広場から，対岸にクンストカメラ，ロストラの灯台柱，ペトロパヴロフスク要塞などを望むことができる。

　マリインスキー劇場の南，徒歩で10分弱。1753～62年に建設。同じくエリザヴェータ女帝時代に建てられたスモーリヌイ聖堂と同様，バロック様式とロシア伝統様式を調和させた，白とスカイブルーの優美な建物。こちらは，スモーリヌイ聖堂の設計者ラストレッリの弟子チェヴァンスキーの設計。船乗りの守護神である聖ニコライを祀ったことから，「海の聖堂」とも呼ばれている。
　クリュコフ運河に面した西側に同じ様式の鐘楼があり，鐘楼の脇から敷地に入れるのかと思ったのですが，だめでした。東側の門から入ります。今回は，ちょうど閉める時間だったため，残念ながら聖堂内部には入れませんでした。

　ツアーで宿泊したコートヤード･サンクトペテルブルク･センター･ウエストから徒歩で20分弱。1859年にアルベルト・カヴォスの設計により建てられた，パステルグリーンのネオ･ビザンチン様式の建物。現在，劇場南側には，劇場の建物とはミスマッチな青色の建物が近接して建っていますが，地下鉄の駅建設のためのものらしいです。この日は，20時から「白鳥の湖」の公演があるようでした。

　ツアーで利用。フォンタンカ川北側の歴史文化地区の西端に位置し，サンクトペテルブルクの中心部の地図からは外れた場所ですが，マリインスキー劇場やニコライ聖堂，トロイツキー大聖堂などが徒歩圏にあります。レセプションには，日本語が話せるスタッフもいました。部屋はとても広く，清潔。ベットも大きくてゆったりと休めました。レストランスペースも広い。朝食では，オムレツなど卵料理をその場でシェフが焼いてくれます。

　ツアーのフリータイムを利用して，血の上の救世主教会から足を延ばして写真だけ撮影。時間があまりなく，ネフスキー大通りに面しているので，両翼全体を収めた写真は撮れませんでした。パーヴェル１世の命により，アンドレイ・ヴォロニーヒンの設計で，1811年に完成。144本のコリント式の列柱を持つ，バチカンのサンピエトロ広場のような回廊が特徴的。

　サンクトペテルブルクの目抜き通りであるネフスキー大通り沿いにある歴史的建造物の一つ。現在は書店ドム・クニーギとなっている，シンガーミシンのロシア本社屋だった建物。1904年にパベル･スーザールの設計で建てられたモデルン建築（アールヌーボー）の代表作で，地球儀を載せたガラス張りのドームが印象的。

　皇帝アレクサンドル２世暗殺の現場に，1883～1907年に建てられた，ネギ坊主が特徴の純ロシア様式の教会。同じく色彩豊かですが，モスクワの聖ワシリイ大聖堂に比べると，落ち着いた色合いです。現在は，高さ約85ｍの中央の塔が改修のため足場に覆われていて，美しい外観の魅力が半減。しかしながら，教会内部は，キリストの肖像が描かれた丸天井や，ラピスラズリの青が美しいモザイクに埋め尽くされた壁面や柱など，その美しさに感激。堂内は大勢の観光客が訪れていていっぱいでした。また，若年期のキリストの肖像画が描かれている小ドームの丸天井には手前にネットが張られていてやや見にくかったです。南側からの写真は，南側広場から撮影するか，グリボエードフ運河の西側の通りから撮影するのがベストです。

　ツアーでランチに訪店。地球の歩き方にも掲載されている「マーシャと熊」というお店で，店名は，ロシアで昔から語り継がれている同名の民話に由来。地下の店内に入ると赤い服を着たはく製の熊が出迎えてくれます。壺焼き料理をいただきました。

　ツアーで，運河クルーズやバスの遊覧で周囲を巡りました。中でもペトロパヴロフスキー大聖堂の高さ122.5ｍの尖塔が目を引きます。ヴァシリエフスキー島の東端ストリェールカで下車して要塞を眺めていたところ，ちょうど正午になり，大砲の轟音が鳴り響きました。

　「ストリェールカ」と呼ばれるヴァシリエフスキー島の東端にある公園の両サイドに立つ，赤い円柱に船の舳先部分を飾りに付けた，高さ32ｍのモニュメント。台座に座っているのは，ロシアの四大河ヴォルホフ，ネヴァ，ドニエプル，ヴォルガを象徴する擬人像らしい。発想はローマのナヴォーナ広場の四大河の噴水と同じですが，その意味するところは分かりません。