さいたまさんのクチコミ(11ページ)全2,813件

三井本館は、関東大震災で被災した旧本館を建て直す構想で再建され、重厚かつ華麗な構造の建物です。
江戸時代からの越後屋呉服店や三井両替店の歴史を受け継いでいる建物です。
鉄骨鉄筋コンクリート造りの構造で、三井系列の企業本社が入っています。
いわば、三井系のオフィスビルの拠点的な機能を有しているとも言えます。
建物としては、花崗岩で仕上げた重厚な外部が特徴で、壮麗なコリント式の円柱が目を引いています。
床・柱各部等、至る所に、に大理石が用いられていて巨大な円柱とともに、天井・梁などの華麗な装飾が印象的です。
今回訪れ、目にすることができたのは、三井系の三井住友信託銀行の部分が主でした。
また、夕刻であったため、白亜の建物の一部しか見られなかったため、全体の美しさの一部のみになったことが悔やまれます。
再度の訪問に期待しています。

三井記念美術館は、江戸時代、越後屋の創始者の後継者が収集した美術品を、三井本館に集め展示しています。
三井記念美術館の収蔵美術品は、後継者からの寄贈された多数の美術品からなり、国宝６点、重要文化財７５点が含まれています。
その半数が茶道具だそうです。その他、丸山応挙の作品の国宝を初めとして、拓本、刀剣類、能面等、多分野にわたっています。
世界的な切手類１３万点も集蔵しているそうです。
三井記念美術館は、三井本館にありますが、入口は、三井タワーの１階、アトリウムにあります。
アトリウムは、ガラス張りの天井の高い構造となっていて、明るい感じです。
アトリウムの中央には、抽象的なモニュメントが置かれていて、訪れる人々に、独特の雰囲気を醸し出しています。
美術館らしい落ち着いた感覚になり、訪問者を入口にいざなっています。

日本橋三井タワーは、三井本館に連接し、ホテル、オフィス、ショッピング等の機能を持つ複合商業施設です。
三井本館は、重要文化財に指定されていて、歴史的に重要な建築物であり、重厚な雰囲気を持っています。
歴史的な建築物と近代的な三井タワーが融合し、新たな機能的な建物のようです。
多くの人々が訪れる日本橋の新しい名所になっている感じです。
商業活動ばかりでなく、美術館もあり、文化的な面にも注目すべきかと思います。
千疋屋が三井タワーの北側の地上階に入っていますが、土地の所有者の一員として加わっているようです。再開発の計画に、日本菓子の老舗が協力しているような感じです。
従前からの日本橋の雰囲気に、新たな面が加えられたような思いがあります。
日々変化する日本橋の姿を気に入っています。

新常盤(般の下に皿)橋は、常磐(般の下に石)橋、常盤(般の下に皿)橋の両橋の北側に架かっている橋です。
新常盤橋は、常盤小学校、常盤公園の西側に、大正時代に架けられ橋です。
日本橋川のわずか２００ｍの距離内に、新常盤橋、常磐橋、常盤橋の３つの橋が架けられたのか不思議に思っていました。
もともと、東京市が市電を走らせるため、日本橋川に架けたのが始まりだそうです。
市電の場合は、線路がカーブすることは、脱線等の事故につながりますので、線路を直線にしたいという願望があるのは、当然かもしれません。
橋を架けた方が、簡単だったのかもしれません。
新常盤橋の袂の東には、新常盤橋交差点があり、判りやすい場所にあります。かつ、新常盤橋の北側には、新幹線やＪＲ京浜東北線が走っています。
訪れるには、判りやすい環境にあります。

常盤橋は、関東大震災後の復興事業により、橋が拡幅され、現在は、交通の要衝として活用されています。
常盤橋の拡幅による東西方向の交通が容易になり、経済の活性化に寄与している他、周辺地域では「常盤橋街区」として超高層ビル建設など大規模な再開発計画が進み、千代田区等により「古き良き都心の象徴としての整備」事業が推進されています。
加えて、常磐橋と常盤橋は、ともに千代田区景観まちづくり重要物件に指定されている他、土木学会選奨土木遺産にも選ばれていて、文化財としての価値も、広く評価されています。
特に、石を組み合わせた２連のアーチ式架橋構造の優雅な景況は、見る者に強い印象を与えています。
常盤橋の東側の日本銀行の建築美と相まって、千代田区の景観まちづくりの基幹的な建築物と期待されています。

常磐(般の下に石)橋は、都内で最初の石橋でしたが、東日本大震災で損壊しましたが、修復が完了し、通れるようになりました。
般の下に皿と般の下に石との使用区分が解りにくいですが、大震災で損壊したこともあり、皿は壊れやすいので、石という漢字を使っているとの説があります。
橋の管理者である東京都は、使い分けています。
常磐(般の下に石)橋は、７０ｍ下流の常盤(般の下に皿)橋と混同されやすいですが、江戸時代から常盤橋門と日本銀行本店の間にあり、交通上の重要な橋で、明治になり最初に石橋に架け替えられました。
関東大震災で、７０ｍ下流の常盤(般の下に皿)橋が、復興事業として拡幅され、常磐橋に替わり、交通の大動脈としての役割を担いました。
東日本大震災で損壊した常磐橋は、修復されましたが、現在は、人員のみの通行が可能です。

夜半亭(与謝野蕪村旧居跡)は、日本橋の時の鐘通りにあります。時の鐘鐘撞堂跡の解説板に並んでいます。
夜半亭は、俳諧師の道場であり、若き与謝野蕪村は、内弟子として夜半亭に居住し、修行に励んでいたそうです。
与謝野蕪村は、やがて、俳諧師としての名声を高め、画業においても池大雅と並び称されるほどになり、明和年間に夜半亭の後継者として活躍していったそうです。
日本橋室町の夜半亭の跡地には、与謝野蕪村が居住したとのことで解説板が立てられています。
解説板には、与謝野蕪村の手による日本画が描かれています。
因みに、夜半亭とは、漢詩に由来しているそうです。
夜半亭は、多くの俳諧を志す門弟が、多数出入りしていたそうですが、内弟子として居住を許されていたのは、与謝野蕪村のみだったのでしょう。

長崎屋は、江戸時代のオランダ商館長が将軍への謁見の際、定宿にしていた薬種屋でした。
江戸時代、西洋で唯一通商を許可されたオランダは、商館長と随員を含む一行が、毎年、貿易許可に感謝するため将軍への拝謁することとなっていました。
江戸では、本石町にあった薬種屋・長崎屋源右衛門方を定宿としていました。
江戸町民は、オランダ人を珍しく見ていましたが、多くの日本の蘭学者・医師などは直接交流や交換教授の場として、長崎屋を訪問したそうです。
商館長に随行したオランダ人の医者の中には、ツンベルクやシーボルトなどの一流の医学者がいたので、蘭学に興味を持つ日本人の医者、蘭学者は、外国文化吸収の場となりました。
外国との接触が制限されていた時代にあって、西洋の文化に触れる大切な機会だったのでしょう。
歴史の重さを感じます。

洲本市は、淡路島の東側にある都市です。日本橋室町すもと館は、淡路島洲本市アンテナショップです。
国道１７号線に面していて、賑やかな場所にあります。地下鉄の新日本橋の駅から５分もかからない場所ですので、訪れるのも便利な場所です。
自治体のアンテナショップは、一般的に、人通り多い賑やかな場所に置かれているのが通常です。洲本市のアンテナショップ開設時の検討では、東京駅とか日本橋の近くが望ましいとの案もあったでしょうが、地価が高いので難しかったのかもしれないと想像しています。　
現在の日本橋室町すもと館には、洲本市の業者が多数入っているようです。
多くの山海の商品が並んでいます。
内部で、洲本市の味を楽しむことができるようです。
繁盛することを祈っています。

石町の時の鐘　鐘撞堂跡は、常盤小学校の東北側にあります。江戸の街に時刻を知らせていました。
江戸町民は、時の鐘の音により、時刻を知り、生活のよりどころとしていました。
鐘撞堂は、火災により焼失しましたが、時を告げた鐘は、十思公園に移され、現存しています。
江戸時代の鐘撞堂の場所は、現在の日本橋室町４丁目であり、その場所に解説板が立てられています。
鐘撞堂の在った場所は、国道１７号線に面しているさくら室町ビルの南側の路地付近にあたります。(その路地に、解説板が立てられています。)
解説板には、時の鐘が移設されている十思公園の時の鐘の写真が記載されています。
時の鐘は、江戸時代の鐘でしょうが、吊り下げている塔は、コンクリート製になっていますので、後の時代の塔なのでしょう。
戦時中の金属供出の世情の中にも、残されていたことに驚きの念を持ちます。

４年半ぶりに、常盤小学校を訪れました。近代化産業遺産の指定があるだけに、伝統の息吹を感じます。
常盤小学校は、日本における学制が整えられると同時(明治６年)に、幼童学所として、旧本町一丁目に創設されました。
現在、日本銀行がある場所です。
その後、新校舎が、日本橋本石町四丁目に新築された関係で、移転しました。
現在の常盤小学校の建物の歴史は、それから始まりました。
伝統の重厚さをそのまま、現在に伝えています。
現在は、常盤幼稚園も同じ敷地内にあります。
明治以来の建物ですので、とても重々しい感じがする反面、廊下等がやや暗い雰囲気がします。(古民家の囲炉裏のある区画が暗い雰囲気であることと同じかもしれません。)
いずれにしましても、永い歴史に育まれた生徒は、幸せだと思われます。

常盤橋門跡は、長い間の修復工事が終わり、きれいに整備され。中に入れるようになりました。
常盤橋門は、江戸城の大手門の東側に当たり、重要な門であったこともあり、国の指定の文化遺産になっていました。
常盤橋門跡周辺は、長い間、改修工事が続いていて、中に入れませんでした。
今回、改修工事の後の常盤橋門跡を訪れることができ、嬉しく感じています。
常盤橋門跡は、江戸城の門の跡の中でも、石垣がしっかり残ってい門であり、修復後も石垣がきれいに整備されています。
向かいの日本銀行との間の日本橋川に架かっている常磐橋も修理が完成していて、常盤橋門跡とともに渡ることができます。
先回、訪れた折は、工事中でしたので、中まで入れなかったのですが、現存している資料に基づき、修理されているため、貴重な史跡になっています。

渋沢栄一の銅像が常盤橋公園にある意義が判りました。関東大震災からの復興に貢献したのです。
渋沢栄一は、日本銀行の設立や財界での活躍で有名ですが、彼の貢献の中で、特筆すべきは、関東大震災からの復興だと思います。
関東大震災の発生時、渋沢栄一は、兜町にいたそうです。難を逃れた彼は、すぐに東京の復興に着手しました。まずは、炊き出しや病人のための医療態勢を整えたそうです。
その後、民間資金の募金や復興のための交通路の整備に力を注ぎました。
代表的な施策は、常盤橋の復旧でしょう。復興のためには資材が不可欠で、それらを運ぶ交通路を確保する必要があり、常盤橋を架けることでした。
この功績に応じて、常盤橋公園に彼の銅像が建てられたのでしょう。
東京の復興に際しての尽力に対して、今日の渋沢栄一の銅像があるのです。

一石橋迷子しらせ石標を４年ぶりに訪れました。迷子になった子供を探し求める親の気持ちは、変わりません。親の気持ちを考えると、涙なくして、見れません。
東日本大震災等の災害の際、別れ離れになった家族を探して、避難所を廻り、伝言板に伝言を残した事例を耳にしています。
江戸時代の大火や地震の折にも、同じ悲しみに遭遇した人たちが、一縷の望みを託して、迷子しらせ石標にすがったのでしょう。
心が締め付けられる気持ちになります。
ウクライナでは、親も子供も悲しい境地に陥っているものと想像します。
他国を侵略することを正当化する発言を聞きますが、彼らにも子供がいます。
一石橋迷子しらせ石標に望みをかける親の思いが届くことを望んでいます。

４年ぶりに、一石橋を訪れました。一石橋の親柱は、相変わらず威風堂々としています。
排気ガスの影響かもしれませんが、やや汚れが目立っているような感じがしますが、相も変わらず、立派な親柱です。
日本橋のように派手さはありませんが、周囲を圧倒するような迫力を感じます。
高速道路が上にあるため、天空に聳えるような壮大さが、浮かび上がってきませんが、一石橋の威容が映えるのかもしれません。
日本橋とともに高速道路の移設が話題になっていますが、一石橋もすっきりした姿になってほしいと願っています。
高速道路に係る再開発は、観光分野での地域振興を図るためには、有効な計画かもしれません。実現を期待したいと考えている次第です。
なかなか難しい課題かもしれません。

４年ぶりに、竹久夢二の港屋ゆかりの地記念碑を訪れました。工事中の関係で、近寄れませんでした。
竹久夢二の記念碑は、永代通りの呉服橋交差点の東側にあります。
記念碑は、新呉服橋ビルの入口の横に置かれていますが、工事中の規制のため、近寄れないようになっています。
そのため、竹久夢二の港屋ゆかりの地記念碑の存在は、間違いなく、判らないでしょう。
記念碑の存在について、あらかじめ承知している人でも、遠くから発見するのは、難しいでしょう。写真を撮るにしても、工事の規制を避けて撮影することはできません。
工事について知っている人でしたら、あらかじめ望遠レンズ付きのカメラを準備して出かけるでしょうが、通常の場合でしたら無理でしょう。
早く、工事が終わることを期待しています。

アーティゾンのARTIZONは、ARTとHORIZONを合わせた造語です。美術と地平線を意味しています。
西洋美術、日本近代絵画、古美術品や現代美術なども幅広く収蔵しているのが特徴です。
ブリヂストンの創業者である実業家石橋正二郎が収集した美術品が主となっています。
石橋正二郎は、昭和初期から日本の近代絵画の収集を始め、第二次大戦後、西洋美術の収集に乗り出したそうです。
戦前及び戦後から日本に所蔵されていた西洋美術のコレクションを、石橋財団の美術館として、開館したそうです。
このため、日本有数の西洋美術コレクションとして評価されているそうです。
アーティゾン美術館を訪れて、ビックリしたことは、日本有数の美術館にもかかわらず、入場料が、大人５００円という破格な安さです。
石橋正二郎の美術鑑賞を広めることへの心意気を感じます。

ヤン・ヨーステン記念碑は、その名前に由来している八重洲通りの中央分離帯に置かれています。
ヤン・ヨーステンの記念像は、八重洲通りの地下街に置かれていますが、ヤン・ヨーステン記念碑は、八重洲通りの地上の交差点の東京駅寄りにあります。
交差点の中にあるので、やや落ち着かない場所ですが、中央区の設置した平和の鐘とともに、名所となっています。
ヤン・ヨーステンの記念碑の左側は、ヤン・ヨーステンの顔が彫られています。
八重洲地下街の記念像と同じ顔つきです。
目鼻だちがはっきりと彫られていて、かつ目玉がとても大きいと感じられます。
右側には、日本にやってきたときに乗っていた船なのでしょう、船が描かれている絵が、置かれています。
長い航海を過ごすには、やや小さい船と思われます。
日本への航海が大変だったのではないかと推察しています。

中央区の平和の鐘は、八重洲通りの中央分離帯に、ヤン・ヨーステンの石碑とともに、立てられています。
中央区が、平和都市宣言の宣言１周年を記念して、平和の鐘として製作させ、設置しました
平和の鐘は、カリヨンと呼ばれ、鐘楼などの塔に設置された楽器ともいえる時報を告げる鐘です。
ヨーロッパ有数のトップメーカーに発注したそうです。
午前９時から午後９時まで、毎時0分にカリヨンが、メロディを奏でます。
日本国内では、製作されないはずはないのでしょうが、ヨーロッパ製だとありがたみが増すのでと考えたのでしょう。舶来品至上の考え方でしょう。
また、平和宣言をすれば、平和が保たれるとの発想なのでしょう。
ウクライナ戦争や第２次世界大戦の勃発経緯を考えると、平和宣言の意味が何なのかと疑問を感じています。
核兵器廃絶を宣言すると、核兵器が使用されないと信じることと同じなのでしょう。

三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店に行ってきましたが、旧川崎銀行本店の場所ではありませんでした。
三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店は、高島屋の中央通を挟んで向かい側にありました。
現在の三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店は、中央通りに面したメルクロスビルという建物にあります。
地図にも、三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店が、メルクロスビルにあることが記載されています。
想像するに、三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店は、旧川崎銀行本店のあった場所から、別の場所に移動したのではないでしょうか。
結論的には、三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店(旧川崎銀行本店)という表題が、間違っているのかもしれません。
現在の三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店と旧川崎銀行本店は、異なっているように思われます。
再度、現地に赴き、確認してきたいと思います。
とりあえず、現在の三菱ＵＦＪ信託銀行日本橋支店について紹介いたします。