Sahraさんのクチコミ(116ページ)全3,677件

本丸の正門である桜門を入ると桝形になっていて、正面には巨石「蛸石」があります。そちらの方に注目してしまいますが、すぐ左手にある井戸が銀明水井戸の井筒です。1931年に第四司令部庁舎（現ミライザ大阪城）が建設された時に移設されたもので、今でも井戸水が引かれています。もう一つ「金明水井戸」が大阪城天守閣の手前にあります。こちらは江戸時代に創建当時のもので、重要文化財に指定されています。

大阪城天守閣へと階段を登って行く途中、大砲の近くにあります。小さな屋根の中に井戸があります。天守と同じ1626年に創建され、重要文化財に指定されています。天守閣に一番近い井戸とのことで、金明水と名がついたそうです。井戸なので中を覗き込んでみましたが、格子状の蓋で覆われ暗くてよく見えませんでした。もう一つ、桜門のそばに「銀明水の井戸の井筒」がありますが、こちらは移設されたため文化財指定になっていません。

大阪城公園からの帰り、天満橋駅へのアクセスで通りました。大手門など立派な門と比べると、何も特徴がなく通り過ぎてしまう門です。かつては門や櫓があったそうですが、空襲で焼失したそうです。京橋口を入ると、枡形には大阪城で2番目に大きい巨石「肥後石」があります。さらに進むと堀沿いには桜が咲いていて、大阪城の石垣と柳、桜と風情ある光景でした。

大坂城の本丸東側面には、日本の城郭で最も高い石垣があります。実際に見て見ると、徳川幕府による大坂城再築工事での、高い石垣に深い堀という特徴が良くわかります。大阪城の内壕を巡る船に乗って石垣を眺めました。石垣の刻印など、船を止めて船頭さんが説明してくれました。水面からそびえ立つ石垣が目前に迫ってとても迫力がある光景でした。

ビジネスパークと大阪城公園とを結ぶ橋で、京橋駅や大阪城北詰駅から大阪城へ向かうときに渡ります。最初に橋が架けられた時期は不明ですが、1620年の徳川政権による大坂城築城以降と考えられているそうです。鴫野橋と呼ばれた公儀橋のひとつで、一般の人々は通行できませんでした。明治時代になって新鴫野橋と改称されました。橋の上から見る大阪城天守閣がとても美しく、皆さん写真を撮っていました。通行量もさほど多くないので、ゆったりと眺めることができます。

大阪城内で最も大きい巨石は桜門を入ったところにある「蛸石」です。こちらは2番目に大きい巨石で、京橋口を過ぎた正面にあります。加藤清正（肥後守）によって小豆島から運ばれたと伝えられることから、肥後石と名付けられたそうです。1977～78年には修復工事が行われました。重量も100トンを超えるとのことで、どのように運ばれたのか不思議です。京橋口は利用する人が少ないのでゆっくりと見学することができます。

大阪城の正門である大手門をくぐり、枡形と呼ばれる四角形の区画にある巨石のことです。3つ並んでいて、向かって左から大手二番石（5位）、大手見付石（4位）、大手三番石（8位）となっています。門の正面にあるため、立ち止まって巨石を眺める人も多くいます。大阪城にはこの他にも蛸石（1位）、肥後石（2位）と名前の付いた巨石がいくつかあり、巨石巡りも大阪城の見所のひとつです。

玉造口の坂の左手の南外堀にあり、梅林から玉造口に向かう途中の坂からでも見えます。二の丸南側の石垣上には、2層2階でほぼ同規模の隅櫓が、東から西へ7基建てられていました。最も東に位置することから一番櫓といいます。創建は徳川幕府による大坂城再築工事にあたる1628年と考えられ、現存するのはこの一番櫓と六番櫓のみで、重要文化財に指定されています。

玉造口土橋の南側にあります。曲輪とは、城の内外を土塁、石垣、堀などで区画した区域の名称のことです。豊臣時代に年貢や金銀を計算する所があったことや、大坂城築城時に賃金などの計算（算用）が行われた場所といわれることが名前の由来になっています。江戸時代は大きな杉の大木がそびえる小山となったため、杉山とも呼ばれるようになったそうです。豊臣時代の面影がないので、名称がしっくり来ず想像しがたいです。

大阪城の南側、大阪市立修道館のそばに石碑があります。豊臣秀吉が大坂城を建造する以前は、元々石山本願寺がこの地にあったと考えられています。石山本願寺跡の正確な位置や伽藍跡についてはいまだ確認されていませんが、現在の大阪城公園内にあたることは確実とのことで石碑が建てられています。

大阪城の二の丸、内堀のそばにあります。「南無阿弥陀仏」と書かれた石碑が立っていて、横にある小さな小屋の中を見下ろすとある巨大な松の根を指します。周囲の松が立派にそびえていて、わかりづらい場所にあります。蓮如上人とは本願寺蓮如のことで、大阪城を築城前の1496年、石山御坊（のちの石山本願寺）を建立しました。大阪城公園内に石山本願寺があったと考えられていますが、それを示す遺構は発見されていません。大阪城の南側、大阪市立修道館のそばに石山本願寺推定地の石碑があります。

大坂城の天守のすぐ近く、ミライザ大阪城との間にあります。天守閣入口の裏手にあたるので、少し気づきにくい場所になります。1751年、徳川幕府時代に築造され幕府の金庫として使われ、重要文化財に指定されています。明治維新以後は陸軍が倉庫として使用するため改造され、第2次世界大戦の空襲で被害を受けた後は放置された状態だったそうです。その後修復され現在に至ります。

大阪城公園の北端、新鴫野橋を渡ったところにあります。1999年に開園し、現在は約13種165本の桃の木が植えられています。3月半ばは早咲きの桃が少し咲いているだけで寂しく雪柳の方が満開でした。4月初めに再度訪れると、色々な品種が咲いていて、桜も合わさって華やかでした。観光客も多くなくベンチもあるのでゆっくりできます。

桜の名所としても知られる広い芝生の庭園内にあります。豊臣秀吉の正室・北政所の屋敷があったとされている西の丸庭園は、1965年に開園しました。和風建築の迎賓館は、外観も落ち着いた雰囲気で、周囲の景観とも調和しています。結婚式やレストランとしても利用されていて、ちょうど庭園を訪れた時、結婚式用の写真撮影をされていました。

大坂城の内堀、東側にあたる長い坂道です。南から北にかけて下り坂となっていてます。江戸時代ここは長い石段（雁木）だったことが名前の由来ですが、明治維新以降の陸軍管轄時代にはダラダラ坂とも呼ばれたそうです。江戸時代は階段がある急坂でしたが、現在は盛土によって勾配はゆるやかになっています。坂の途中に梅林への入口があります。

新型コロナウイルスの影響で運休していましたが、再開されたとのことで記念に乗船しました。1500円かかりますが、大阪周遊パスがを利用したので無料でした。大阪城の内壕を約20分間で巡ります。詳細を知らずに乗り、堀に咲く桜が綺麗に見えると思っていたのですが、主に石垣の刻印などを中心に船頭さんが説明してくれました。水面から石垣が目の前見えて迫力があり、天守閣や大阪城も間近に見えてとても貴重なクルーズ体験でした。乗船していたのは私達含めて3組だけだったので、ゆったりとできて良かったです。

大阪城公園の大手門の南側、六番櫓が見える付近にある大きな塔です。1934年室戸台風で犠牲となった教育関係者の慰霊を目的として建設されました。1995年の阪神淡路大震災で犠牲となった教育関係者が、特別合葬されています。毎年10月30日に教育祭が行われ、殉職者が合葬されているとのことです。周囲には何もないのでとても目立つ塔です。

大阪城本丸、桜門の正面にある建物です。近くに豊國神社があります。主に柔道、剣道、なぎなたを中心にした武道が行われています。元々は近畿管区警察学校でしたが、移転に伴い新しく建設され、1963年に1月に開館しました。新型コロナの影響で利用時間なども変更されているようです。

豊國神社は1879年、明治天皇の勅令により京都の豊國神社の別社として建立され、1961年に現在の場所へ移されました。秀吉・秀頼・秀長を祀り、出世開運祈願の神として知られていて、鳥居前には太閤秀吉の大きくて立派な像が建っています。本殿の右横に1972年に重森三玲により作庭された石庭があります。徳島・阿波産の緑泥片岩の巨石が組まれているとのことです。非公開だったので、塀から少し覗き込んで見ました。

大阪城公園の桜門を出ると正面にある、豊國神社の鳥居前に建っています。太閤秀吉の大きくて立派な像が目の前に見えます。豊國神社は1879年、明治天皇の勅令により京都の豊國神社の別社として建立され、1961年に現在の場所へ移されました。秀吉・秀頼・秀長を祀り、出世開運祈願の神として知られています。新型コロナの影響か訪れる人も少なく静かでした。