porculsさんのクチコミ(4ページ)全392件

仕事で人生初の大分行きとなり、土地勘がないので駅に隣接したこちらを予約し、チェックイン時に「20階のCITY SPAてんくう」が無料で何度でも入れると聞きました。地元の人も利用するらしく、ビジター利用すると1回にお風呂だけで1600円、スパやラウンジ利用を足すと2000円するのが、滞在中何度でもOKとあって、温泉好きではない私でも2泊の間に朝晩朝晩と堪能しました。室内の温泉、サウナと、展望の露天風呂があり、露天風呂からは由布岳？みたいな山と、別府温泉と思われる湯けむりもくもく出ている景色や、海や、朝に入ったときは西の方の山に雲海みたいな霧が出ていて、夕陽を見ながらの夕方、夜景を見ながらの夜と、どの時間帯も楽しくて最高でした。
それだけで元が取れた気がしましたが、スタンダードダブルという部屋も、広くはないけど狭くて荷物も広げられないとかではなく、きちんと清掃されていて、あらさがし大王の私でも「あら」を発見できず、窓のところが和風テイストな障子になっているのも良い感じでした。朝食付きプランでしたが、朝食はメインがお弁当箱みたいに出てきて、和か洋か選べるうえ、それ以外のおかずやパン・ご飯・汁物・ドリンク・デザートはバイキングになっていて、気持ちもお腹もいっぱいになりました。地元の食材が豊富に揃っているのも楽しく、「琉球」や揚げたてのとり天、鶏飯、地元産のしらす・とびっこ・野菜、だご汁など、色々と楽しめました。今回の滞在については満点つけてもいいくらい、何も不満がなかったです。人気のホテルみたいなので、早めの予約が安心かもしれません。

神戸といえば神戸牛！と思っても、ちゃんとした店でステーキを食べると卒倒するような値段の店が多いなか、「和黒（わっこく）」はランチだとかろうじて手の届くお値段で、目の前の鉄板で野菜からお肉から最後のガーリックライスまで、一人の焼き手の方が付きっ切りで焼いてくれて、トークもしてくれて、ステーキは大変美味しくて、お値打ちとまではいわないまでも、「みやす」などみたいに一生行けそうにない値段の店が多い中、貴重な神戸ステーキハウスです。本店は北野坂にあり、重厚で入りにくそうなので、我が家はいつも新神戸駅隣接のホテル（昔はオリエンタル、今はインターコンチ？）のアーケードにある新神戸店の方に行きます。ホテルのダイニングなので高級感もありつつ、アーケードの周りの店はわりとカジュアルで（コロナ禍中にかなりの店が閉まって、心配になるほど店が減ってましたが）、子供連れとか家族でも行きやすい雰囲気です。ガーリックライスはオプションだったかと思います。

金沢の主な観光地：兼六園に隣接しているような場所で、21世紀美術館から道を隔てて向かい側で、成巽閣に隣接しているような場所で、金沢神社の敷地内だと（行ったときは）思っていたけど「隣接」らしく、金沢の主な観光地の中心的な場所にある、見た目はとても地味な、しかし「金沢」という地名の由来となった重要な場所で、金運アップのパワースポットだそうです。すぐ近くまでは必ず行くので、少し時間に余裕があれば是非足を延ばして金運アップしましょう。金沢神社の赤い鳥居が連なる坂道を下っていったところにあり、神社風の屋根がつけられた湧き水というか泉です。トレビの泉みたいに硬貨がたくさん水底に沈んでいます。泉の上の屋根の裏には龍の絵が描いてあって、由緒あるっぽい雰囲気です。すぐ隣には「鳳凰山」と書かれた遺跡風の洞穴もあります。5月に訪れたときは蚊が多かったです。…で、なぜ金沢の地名の由来かというと、昔（江戸時代？）にある男がここの水で芋を洗ったら金がたくさん出てきて、「金洗いの沢」→「金沢」となったそうです。

神戸の閑静な住宅地にある、小さな、おしゃれでモダンな店構えと内装の、美味しい江戸前寿司がリーズナブルに楽しめる、気さくな大将の人柄に一見さんでも緊張せずお鮨を楽しめるお店でした。神戸に拠点のあるヴィッセル神戸のイニエスタ選手も来たことがあって、サイン色紙が置いてありました（飾ってなくて、「イニエスタ来たってほんとですか」と聞いたら見せてくれた。飾ってあったのは競艇の選手の色紙）。
神戸市東灘区辺りで美味しいお鮨を食べに行こう…と家族と話していて、摂津本山にある一番有名な（ミシュランで星が付いたという）店は2度訪れたことがあったのですが、2度目の訪問時に大将の高圧的で女性蔑視な接客に美味しいお鮨が台無しになった記憶が拭い去れず（そこは客単価が3万円くらいする高級店ですが）、他に寿司屋は…とネットで調べて出てきたこちら「とびこめ」に行ってみたところ、美味しくて本格的な江戸前寿司のわりにはリーズナブルで、おしゃれでモダンな店内の一瞬緊張する雰囲気を気さくな大将がやわらげてくれて、楽しく美味しくお鮨とつまみを楽しめました。
場所は阪神電車の石屋川駅が最寄で、駅から徒歩5分かからないくらい、阪神御影駅からでも10分強歩けば着きます。…が、阪神以外の電車の最寄り駅はないです。
「とびこめ」という変わった店名の由来を大将に聞いたら、「わからないんですよ」と。亡くなった先代のオーナーが付けた店名なのに、現オーナー（息子さん？）含め、誰も由来を聞いたことがなかったそうです。Jump!かなと勝手に思っていますが。

仕事で土地勘のない松江に1泊するのに、地図上で駅前で便利そうなこと、エクセルホテル東急で安心なこと、料金がリーズナブルなことなどから選びましたが、良い滞在でした。JR松江駅前というか、駅からすぐ目の前に見えるのですが、ホテルと駅を隔てる大通りの信号が少々遠回りしないと渡れなくて、地下道を通る方が楽でしたが、真夏の酷暑の時期だったので、見た目より遠くて疲弊しました（大げさ）。まあ、駅前です。目の前には駅前の一畑百貨店があり、駅も近く、食事・買い物・移動ともに便利なロケーションです。フロントのスタッフはチェックイン・アウト時ともに女性スタッフが対応してくれましたが、大変接客態度が素晴らしく、丁寧だけど慇懃ではなくあたたかくて、長時間の列車での移動後の疲れが少し癒されました。タクシーを呼んでもらったり、帰りも大きな荷物を２つも宅急便で送るのに、丁寧に対応してもらいました。部屋はレディースフロアで、エレベーターを降りたところでルームキーをかざさないと開かなくなっていて、セキュリティは万全でした。部屋は普通のビジネスホテルですが、清掃はきれいだし、置いてあるペットボトルの水が伊藤園だったり、レディースルームなのでクレンジングや化粧水など基礎化粧品がバスルームに装備してあったり、細かい心遣いも完璧でした。（ホテルのサービスは細部に出ると思います。神は細部に宿る！）朝食バイキングは、地元の食材が色々揃っていて、旅の楽しみが最後までつづいて、これまた良かったです。

昔、このホテルが出来たばかりの頃に仕事で3泊ほどしたことがあり、音の静かさに感動した記憶があったので、20年以上ぶりに仕事で岡山に行くときに迷わずこちらを選んだのですが…　当たり前ですが、経年劣化で部屋など施設が古びたことは別に仕方ないのです。ただ、初めて泊まったとき、全く部屋の外の音が聞こえてくることがなく、その理由を思いがけず知ったのが、何かの書類を部屋のドアの下から封筒で入れておいてとホテルの人に頼んだら、当ホテルは音の静かさにこだわっていて、ドアと床に一切隙間がなく、封筒1枚も通りません、と説明されたこと。その通り、外の音が全く聞こえてこず、音に過敏な私も安心して熟睡できたのですが、今回、ドアも普通に下に隙間があり、実際、廊下で大声でしゃべるおばさんたちの声が部屋まで漏れ聞こえてきて、あれ？？？自分の記憶違い？？？と考え込みました。
音はさておき、部屋も、ごく普通のビジネスホテルという印象でした（安いプランで泊まったからかもしれませんが）。１Fエントランスの辺りには高級さがあって、カフェレストランで旅行客だけでなく地元の人っぽい人たちが上品な社交を繰り広げている感もいい感じで、フロントのスタッフの方の対応もとてもきちんとして品格があり、期待が高まるのですが、部屋は普通。…までは別に（安いプランなので）全然かまわないのですが、バスルームの床のタイルと、バスタブと壁の間のカビが相当目立っていて、それは少し悲しかったです。うらぶれ感を覚えてしまい…
場所はJR岡山駅を出て目の前で、徒歩3分と言った感じの至便なロケーションなので、仕事で翌朝早い新幹線、などという場合には安心です。駅のところに飲食店、お土産や食料を買う売店、スーパーやドラッグストアがあり、あと、岡山の人気の中華そば「富士屋」の支店がここのホテルの並びにできて、本店は岡山駅から少し歩くので、中華そば好きな方には嬉しいとのことです。

日本で唯一（らしい）、車やバイクで波打ち際の浜辺を疾走できる、能登半島西側にあるビーチです。8キロメートルにわたり延々と波打ち際を車やバイクで走れるので、日本じゃないみたいです。2日連続で行ったところ、初日は快晴で青空の下でとてつもない解放感に浸り、翌日は曇天で、映画「炎のランナー」のタイトルバックで主人公たちが走るビーチみたいな風情がありました。私は運転できないのですが、運転した友人は子供のようにはしゃいでいました。ビーチ沿いに網で焼いた貝が食べられるお店や、海を見ながらコーヒー飲めるカフェっぽい店もありました。車やバイクの運転が好きな人には、ちょっと夢のような場所ではないかと（運転できないながらに）思います。

能登半島の先端に近い珠洲市にある奇岩というか奇観というか、別名「軍艦島」とも言われているらしく、かなり印象的な自然の造形です。イギリスのドーバー海峡沿いの真っ白な崖（white cliffs of Dover）を思い起こす真っ白な岩が海からにょきっと切り立った、てっぺんに木が密生していて髪の毛みたいで、その形を模したゆるキャラの看板も立っていました。弘法大師が能登に布教に来たときに発見されたという由緒ある岩で、眺めとしても劇的なのに、なぜかその辺りのビーチは「えんむすびーち」というお茶目な名前で、鳴らすと恋が訪れる？という縁結びの鐘まで海岸に設置されていて、つながりがよくわかりませんでした。夜になるとライトアップされるらしいのですが、白い岩肌にプロジェクションマッピングをしたこともあるという、ポテンシャルの高そうな観光地ですが、5月のゴールデンウィーク明けの日曜に訪れたときは誰もいなくて寂しい海岸でした（その方が雰囲気が合っているように思いました）。一見の価値ありの奇岩です。

金沢在住の友人が泊まったことがあって、予約してくれた輪島の小さな素敵な民宿です。自分では民宿という選択肢を思いつきもしなかったので、感謝です。能登の輪島の街の中心地にある、杉やヒバなどの木でできた、館内の木も漆塗りで谷崎潤一郎の陰影礼賛みたいな美しい空間で、部屋は畳敷きの素朴な和室ですが何ともいえず落ち着きます。お風呂は小さいながらも温泉で、壁は漆塗りの木材で、窓ガラスを通して（明るいうちは）外の光が入ってきて、くつろげます。家族（友人）ごとに「女性入浴中」「家族入浴中」みたいな札を出しておきます。24時間入れるのも良かったです。そして食事が素晴らしい！アンティーク？の輪島塗の漆器で供される、地元の海の幸の数々。よくある温泉旅館の「船盛り！」「どどーんとイセエビ！」みたいな派手さはないけれど、聞いたことのないような魚も出て来たり、手の込んだ心のこもったお料理が並んで、しみじみ幸せを感じました。我々が宿泊時の晩ごはんは、ヤナギバチメ（メバル）、カワハギ、くろも、真鯛、ガンド（ブリの幼魚）、甘えび、アカエイのエイひれ煮つけ（！）、茶碗蒸し、能登フグの唐揚げ、他にも小鉢がいろいろ。朝ごはんが、ハチメのみりん干し、つるも（海藻）入りの味噌汁、水菜と糸コンの炊いたもの、がんもの煮たもの、野菜の小鉢いろいろ、と、白ご飯が美味しい！至福です。これだけ食べて温泉つかって1泊9000円弱でした。驚きのコスパ。
全部で4部屋しかなく（確か）、防音はないので隣の部屋の音が結構聞こえるのと、バス（温泉）・トイレ・洗面所は共有ですが、この雰囲気と、ご家族で接客されているその接客のあたたかさ、この素晴らしい食事、温泉入って、繰り返しになりますが、コスパ最高です。高級旅館で散財しなくても、最高の体験ができました。

友人と能登の輪島に1泊2日で旅したとき、観光スポットを事前にネットで調べて、こちらの記念館を見つけ、朝市に合わせて朝8時半からオープンしているので、朝市を見るついでに入場してきました。朝市の通り沿いにあり、場所は大変便利で、小さな規模ながら館内にぎっしりと永井先生の作品のイラストがあふれ、直筆のイラストも壁などあちこちに描かれていて、好きな方は是非訪れるべき聖地かと思います。入口（入場前の場所）にマジンガーＺが立っていて、入場すると中にはロケットパンチを繰り出した後のマジンガーＺの大き目の像がいて、そこは写真撮影可なので、一緒に写真が撮れます。永井先生の人生振り返りコーナー、グッズショップの品ぞろえはなかなか充実していて、奥の方には自分で漫画を一部描いてプリントアウトして持ち帰れるコーナーもあり、時間に余裕をもって訪れるといいと思います。真ん中あたりに小さな中庭があり、永井先生のかわいい像が立っていたり、時代漫画のイラストが飾られています。奥のダークヒーローラビリンスは狭いながらも雰囲気満点でした。（中庭より奥は写真撮影禁止）
小さなミュージアムで、展示の量も質もそれほど「すごい！」というものではないので、すごく好きな方か、子供時代のヒーローを見ずにはいられない！という（私のような）人にはお勧めです。あと、フランスで大人気のグレンダイザーの像も立っていたので、海外の観光客にもお勧めかも。入場料は500円で、毎月５のつく日は割引があるとのことでした（割り引いてくれました！）。

10数年ぶりに松山に出張するのに、土地勘がなく、前回泊まったこちらのホテルに久々の再訪でしたが、おおむね満足の滞在でした。場所はたぶん最高に便利で、空港からだと空港バスも市バスも、ホテルのすぐ隣の三越前に止まるので、これ以上ないほどアクセスがいいし、松山一大きい（推測）商店街「大街道」もすぐ近くなので、買い物には困らないし、目の前が松山城で、萬翠荘や漱石の下宿跡のカフェ、道後温泉に行く路面電車の乗り場など、全て目の前です。それでいて料金はリーズナブル（東京や大阪に比べて）で、少し古いホテルですが、古い高級ホテルなので、古さが汚さや不快さにつながらず、造りがしっかりしていて安心でした。部屋は、音に人一倍過敏な私でも音が気にならず、静かで快眠できました。洗面所とバスルームの掃除が若干雑で、髪の毛が落ちていましたが、普通は気づかないレベル（私が過敏すぎ）だと思います。フロントや朝食会場のスタッフは全てとてもプロフェッショナルで対応がちゃんとしていて、そこも老舗の高級ホテルならではの良さでしたが、唯一、コンシェルジュの若い女性が、とある小さなお寺への行き方を聞いたら、聞いたことなかったらしく、おたおたとネットで調べ始めるから、時間もないし、自分でホテル前に止まっていたタクシーの運転手に聞きました。それ以外のスタッフの対応は素晴らしかったです。
また、朝食のバイキング会場の眺めが素晴らしく、目の前の松山城が、道路を歩いていると見えなかった山の上の方の建物（天守閣？違うかも）がちら見えて、その手前の大正時代の名建築「萬翠荘」が良い角度で非常にきれいに見えて、窓に向いて座る席がきわめて快適でした。メニューは愛媛ならではの鯛飯や、シェフが焼いてくれるオムレツほか、和洋いろいろ揃っていて、コロナ対策として、客が食事を取るときは両手に使い捨て手袋をするシステムなので、感染対策も安心でした。

那覇で「やちむん」を買いたいなー、というとき、中心地の国際通りや市場から徒歩すぐの場所にある「壺屋やちむん通り」は店数などは小規模ですが、もろ観光客向けのおしゃれ系から人間国宝の作品を扱い本格的な店まで色々あって、各人のニーズに合わせてお店を探すことができます。やちむんは好きだけど、嗜好も価格も本格的なものには手の出ない典型的な観光客の私が迷いながら歩いていて、ふらりと入った小さなこちらのお店は、店主と思われる若い情熱的な陶芸作家の男性が、熱心に、やちむんへの情熱やこだわりを語ってくれて、観光客向けのあからさまなお土産としての手抜き作品への批判なども語りまくってくれて、挙句、那覇で観光客向けではない本当に美味しい沖縄そば屋まで情熱的に勧めてくれて、その情熱に打たれます。…なのに、典型的な観光客の私は、お兄さん渾身の「龍シリーズ」や「青シリーズ」ではなく、お兄さんが監修して観光客向けに作っている「ドット（水玉）シリーズ」を3点購入してしまいました。3点ともめちゃめちゃかわいくて、食器としても秀逸で、帰宅後ずっと大活躍です。やちむん通りの「観光客向けオンリー」的な店から「人間国宝の作品を扱う本格的オンリー」な店などある中、こちらは小さいながら本格的な作品を扱う一方、私のようなミーハーを締め出すことなく、まずはやちむん愛好への入り口としての役割も果たしてくれる、貴重なお店だと思いました。

アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトの建築は、アメリカにはたくさん残っていますが、日本で現存するのは３つか４つ（東京の自由学園、明治村の帝国ホテルの移築と、兵庫県芦屋市の旧山邑邸ことヨドコウ迎賓館と…？）で、中でもここ芦屋のヨドコウ迎賓館は建築まるごと、保存状態も良く残っていて、芦屋山手の立地も素晴らしく、建築史の超一級の史跡であり、最近まで現役で働いていた建築物。なのに入場料は安くて（大人500円、小中高生200円、シニア割引や団体割引などあり）、申し訳ないくらいです。阪神間でも有数の高級住宅地・芦屋の山手の豪邸の中でも群を抜いて優雅で美しく、春には満開の桜を見下ろす芦屋川沿いの高台の立地も最高で、ため息しか出ません。唯一、館内のトイレが使えないので、門を入ったところに見学者向けのトイレがあるのですが、公園の公衆トイレみたいで、それだけがっかりでしたが、あとはひたすら感動です。屋上にも出られて、屋上の美しい造作を間近で見られる感動とともに、山手から見下ろす雄大な眺めも最高なので、天気の良い日がお勧めです。館内の小さな売店では、建築のイラストが描かれたトートバッグやクリアファイル、ライト関連本などが売られていて、おもしろかったのはライトモチーフが描かれた瓶に詰めた、キビ砂糖で煮たトマトのジャム。ほっこりしました。館内撮影可（フラッシュ撮影や三脚立てるとかはＮＧかも）ですが、雛人形展開催中は、お雛様は撮影禁止です。（着物の布から全て別注で仕立てたという豪勢なお雛様も、とんでもなく素晴らしかったです。外国の観光客にも良いのではと思いました。）

兵庫県西宮市の甲子園球場…のレフトスタンドの裏手辺りに隣接する小さな神社です。名前からわかるようにスサノオノミコトを祀っていると思いますが、ここが有名なのは阪神タイガースファンの聖地としてです。阪神タイガースのマークが付いた大きな絵馬が飾られ、その前には岡田彰布氏の文字「野球塚」が刻まれた石碑があり、星野仙一氏の文字「夢」が刻まれた野球のボール型の石碑もあります。星野さんの「夢」が印刷されたボール型のおみくじも売っています。小さな神社で、甲子園球場と阪神甲子園駅の間ではなく、裏手に歩いた場所にあるので、ファンなら誰でも知っていても、一般的には少々「知る人ぞ知る」的なわくわく感のある聖地です。阪神甲子園駅から甲子園球場へとたどり着いたら、そのまま球場の外壁沿いにライト～センター方面へ歩いていくと、ちょうどレフトスタンドの外側あたりに神社があります。阪神ファンの方も、野球ファンの方も、是非、甲子園球場に行ったら、足を延ばしてみると、ワクワクすると思います。

那覇一人旅日記をSNSに上げていたら、友人たちから「どこどこで何々食べるべき」と色々お勧めされた中に、特に信頼する食べること大好き友人から「空港食堂は絶対行って！」と強くお勧めされて、帰途に訪れたら、沖縄そばと、じゅーしーが、ちゃんと美味しくて、奇をてらったり、偉そうだったり、ぼったくったり、おしゃれすぎたり…みたいな観光地特有の色々がなく、淡々と、ちゃんと美味しくて良かったです。那覇空港の職員さん向けの食堂なのか？空港ターミナルの１Fの端の方にあり、雰囲気とシステムは社食か学食のようなので、おしゃれや小ぎれいが好きな方にはお勧めしませんが、メニューが色々あり、日替わり定食も650円で3種類メニューがあったり（訪れた日は）、お弁当も買えたり、もずく餃子などの創作メニューや、おつまみも色々揃っていたりと、品ぞろえもいい感じでした。沖縄そばは那覇で色々食べましたが、特徴のないオーソドックスなここのがトップクラスに気に入りました。旅の最後にもう1回、沖縄の味を最後に楽しみたい時にお勧めです。

金沢に友人と旅行した際、現地在住の友人の勧めでランチで訪れました。「とり野菜みそ」は関西のスーパーでもよく売っていますが、こちらでは4種類（普通、ピリ辛、ごま、坦々）から選べて（その4種類は買って帰ることもでき、同行した友人は全種類買って帰りました）、お肉が鶏肉か豚肉の二択（「とり野菜みそ」の「とり」は「鶏」ではなく、「野菜をとりましょう」の「とり」なのだと、ここで初めて知りました！）、白菜など野菜をクタクタに煮るか、しゃきっと煮るかの二択と、意外に選択肢が多く、一人鍋は550円という安価なのに、しみじみ美味しく野菜がたくさん取れて、結構な満足感でした。ご飯を100円で付けることもできましたが、我々は昼間から金沢の地ビール「加賀百万石ビール」の生をいただいたので、ご飯はパスでした。ビールも美味しかったです。
場所は金沢の繁華街の香林坊の真ん中にある東急スクエアの2階で、とてもアクセス便利で、東急スクエア自体も綺麗なモールですが、ここの店は新しいのか鍋屋というよりおしゃれなカフェみたいな内装で、女性一人でふらりと入りやすい雰囲気でした。店の入り口のところに、「とり野菜みそ」のパッケージの中に入ったみたいな写真が撮れるコーナーがあり、いい思い出になるので、いそいそと撮ってきました。家の近所にあったら通ってしまうなーと、うらやましいお店です。

宿泊はしていなくて、このホテルで行われたパーティに参加しただけのレビューです。BBCドラマ「シャーロック」の主演俳優ベネディクト・カンバーバッチが友人と作った制作会社が製作費をクラウドファンディングして作った短編映画の完成パーティがここで行われました。当時は「シャーロック」シーズン２の放送が終わってシーズン３がまだ未定の時期で、カンバーバッチ人気が欧米で頂点に達していたころだったので、プロデューサーからメールで会場がＷロンドンホテルで、何月何日21時頃、この情報は一切他言無用、と言われ、当日はホテルの1階入り口で客の出入りを逐一チェックしていて、パーティの参加者は名簿と照合のうえ、映画のタイトルの書かれたリストバンドをはめられ、パーティ会場へと案内されました。会場はクラブみたいな暗い部屋に派手な照明がぴかぴかして、映画の出演者やスタッフが三々五々、好きに散らばって勝手に飲んだり喋ったりしていて、出資者放置でしたが、カンバーバッチのママ（女優）と出資者（欧米の女性たちと私）が輪になって話しているところに、遅れてカンバーバッチが登場し、我々妙齢の出資女性たちに気遣って20分ほど立ち話をして、帰っていき、あとは出資者同士で友情をはぐくみました。うち一人がこのホテルに宿泊していて、すごく高いと言っていました。…というようなセレブがパーティとかしそうな、全館淡いグリーンのガラス張りのセレブっぽい外観のホテルで、世界の他地区のＷホテルの中でもとりわけキラキラ系の、セレブ御用達感を前面に出したホテルです。宿泊は高いから、バーだけ行ってみるとかでも価値ありのキラキラ異空間です。
場所はロンドンの劇場街レスター・スクエアのど真ん中で、ホテル１FにM＆M（チョコ）のショップがあり、地下鉄の駅はレスター・スクエア、ピカデリー・サーカス、チャリングクロス、コヴェントガーデンあたりから徒歩圏内の、観光と買い物の超中心地です。寒い季節にペラペラのドレスでタクシー乗り付けようとしたら、地理的に入り口のところに車をつけにくかったことも報告しておきます。

ハワイ島西海岸のリゾート地ワイコロアに泊まると、一番近い「街」がカイルアコナで、その中心地にあるコナ・ファーマーズ・マーケットは、手作り感あふれる素朴なマーケットですが、ハワイ島産の果物が種類豊富に揃っていて、コナコーヒーも豆もその場で飲むのもあり（ハワイ島で買うコナコーヒーは本当～～～に美味しいです）、地元のアーティストがサンゴなどを使って作る手作りアクセサリーや、アロマオイルや手作り石鹸、Tシャツ、インテリア小物、ハワイ島の自然を撮影した美しい写真や絵などのクラフトなど、いろいろなお店が出ていて、どこも売り手の人が一生懸命に自分の商品を説明してくれて、歩いて回るだけでもとても楽しいです。やはり一番魅力なのはハワイ島産の果物で、パイナップル、マンゴー、パパイヤ、ライチ、ドラゴンフルーツ、マンゴスチンなど、豊富な種類の果物がずらりと並んで目移り必至です。ホワイト・パイナップルやストロベリー・パパイヤ、リリコイなどの日本であまり見ない珍しい種類の果物も売っていて、とても美味しかったです。
カイルアコナに行ったら是非、のぞいてみることをお勧めします。

元々はロンドンオリンピックの会場だったりしたそうですが、一言でいうと幕張メッセみたいな巨大コンベンション・センターという感じの場所で、ロンドン中心地から東に外れた辺りにありますが、アクセスは便利です。地下鉄のバンク駅かタワーゲート駅からDLRというロンドン版ゆりかもめみたいな電車に乗り換えて、カスタムハウスという駅が最寄で、降りてそのまま通路がエクセルまで続いていて、徒歩5分あるかないかです。私はドラマ「シャーロック」のファンイベントで行きましたが、それこそ幕張メッセみたいなガラーンと巨大なホールにドラマのセットや小道具が設置され、サイン会やトークや写真セッション会場やドラマグッズの売店があちこちに設置され、同時進行でキャストと写真撮影やサイン会やグッズ買ったりトーク聞いたりで忙しく会場内を駆け巡りました。綺麗な新しい会場で、トイレもたくさんあり、館内に飲食店もあるので、1日中イベントでこもっていても、困ることはなかったです。DLRに乗るついでに、カナリーワーフやグリニッジなどに足を延ばすことも、時間があればお勧めします。

モッズ・ファッション発祥の地、と言われても、おばさんの私でさえピンと来ないですが、ビートルズが出たての頃のファッションの中心地だったカーナビー・ストリートは、今でもお洒落で個性的で、いい感じの店がキュっと集まる小さな素敵な通りです。ロンドンの買い物の超中心地のオックスフォード・サーカスから歩いてすぐの、リージェント・ストリートから1筋入ったところで、チューダー様式の目立つ百貨店リバティの真裏で、ピカデリー・サーカスからも歩いてすぐの、場所としてはこれ以上ないくらい至便な場所ですが、うっかり見逃してしまうかもしれない一見裏通りっぽい通りです。どの入り口から入っても「カーナビー・ストリート」とかわいいネオンサインがあって、夜になると小さな電球かぴかぴかと光って素敵だし、時期によってはメッセージネオンが出たりするみたいです（映画「ボヘミアン・ラプソディー」がヒットしていた時期には、ボヘミアン・ラプソディーの歌詞のネオンがきらめいていたらしい！）。ディーゼルとかドクターマーチン、ビルケン、ラグ＆ボーン、MUJIなど、有名ブランドでもちょっとエッジーだったりお洒落なブランドが、いい感じの店構えで並んでいて、単なるブランド通りではなく、主義主張のあるお洒落ストリートという空気です。飲食店もあります。リバティ百貨店に行ったら、裏手のこの通りに忘れず足を延ばしてください。