鹿野健太郎さんのクチコミ全64件

伝統的なネワール建築様式を取り入れたこのホテルは庭もきれいに整備されており、埃っぽいタメルの街中にありながら一歩敷地内に入ると別世界でした。スタッフも笑顔で色々と相談に乗ってくれて心地良く滞在できました。計画停電の影響で限られた照明以外の電気が切れてしまう時間帯があったり、早朝出発前にお湯が出なかったり(部屋によるらしいが)は仕方のない事情と考えてて、一泊１万円に値するかどうかが評価の分かれ目かもしれません。ネパール初日やトレッキング後の最終日には寝心地の良いベッドでゆったり過ごすのもありかと思いました。

パン、デザートともに文句なしで美味しかったです。若いベトナム人スタッフも笑顔で丁寧にメニューを説明してくれて、好印象でした。残念なのは、店内に居座っているフランス人マネージャー（彼がオーナーなのか？彼がパティシエだとは思いたくないが。）の感じ悪い態度。お客に何かというのではないのですが、彼の店員に対する態度はまるで植民地時代の召使いへの態度と変わりなく、同じアジア人のお客として決して気持ちの良いものではありませんでした。フランスパンの味は間違いなしですので、持ち帰りで自分で美味しいコーヒーを入れていただくのが良いかもしれません。
マンゴータルトは、フォークを入れるのがもったいない芸術的な仕上がりです！

平日のお昼休みに行ったので、周辺のオフィスで働くちょっとアッパーな人たちの日常生活を垣間見るようで楽しかったです。濃厚な牛乳は美味しかったですが、よく紹介されるプリンはとても小ぶりで、味もいたって普通・・・でした。プリンを目指してわざわざ足を運ぶとちょっとがっかりしてしまうかもしれませんね。

暑い日中、さっぱりしたフォーを食べたいが欲を言えば冷房の効いた場所で・・・という時に重宝しました。フォーは評判通りに美味しかったです。セットの生春巻きはおそらく作り置きでしょう。皮が乾燥してしまって残念な味でした。しかし、デザートのプリンはなかなか濃厚であなどれません。下手なカフェで食べるよりも美味しかったです。

入店したのが正午とアイスクリーム屋さんにしては早めだったおかげか、カウンターのアイスクリームはまだディスプレイがとてもきれいな状態で、思わず目移りしてしまいました。店員さんにオリジナルのメニューもありますよと席に案内されて、見た目が楽しそうなものを頼みました。メニューの写真に負けない美しい盛り付けで、二層になったアイスクリームなど、なかなか手が込んでいる感じで面白いなと思いました。欲を言えば、ホーチミンは今どこでもフリーWi-fiが当たり前の中、このお店のネットはとても遅くて、残念ながらここのアイス画像を友人に送ることはできませんでした。

バインミーなどの有名店だと帰国して口コミを見てから知りました。食事をせずに残念です。このお店では店頭のフルーツシェークを買いました。日本ではあまり知られていないけれど、サワーソップという大きな緑色の果物の生絞りジュースがお勧めです。添加物一切なしなのに、「マミー」のような乳酸飲料の味で美味しいです。しかも、この果物は強力な抗癌作用があることでも知られているようです。

統一会堂と大聖堂を結ぶ並木道に面しているので、散策の途中で一休みをするのに最高のロケーションです。店頭のテラス席も良いですが、２階席も落ち着いた雰囲気です。ここで頼んだパッションフルーツ・カスタードがとても美味しかったです。Wi-fiのスピードも速く便利です。

ホーチミンのような大都会では、伝統的なベトナム風の木造家屋で食事のできる場所は少ないでしょうが、このお店は一歩店内に入るとあたかも民家の中に招かれたかのような雰囲気があります。ベトナムの楽器による生演奏もありました。きっと店員さんがお客さんの国籍をミュージシャンに口伝えしているのでしょう・・・僕はタイの友人とタイ語で話していたのですが、タイや日本の曲も演奏してくれたりしました。そんな細やかなサービスは店員さんみんなにも行き届いていて、ベトナムのお店で初めて「お料理はお口に合いましたか？どれが一番お気に召しましたか？」なんて聞かれました。
お料理の味、盛り付けともに文句なしでした。特にチャーハンは素晴らしく美味しいですので、お勧めですよ。写真つきのメニューがあれば、もっと色々チャレンジできたかな？と、それだけが心残りです。

フランスパンは美味しいとガイドブックで紹介されています。ホテルに近かったこともあり、フランスのパティシエの味が売りのように言われていたので、お土産にマドレーヌなどのお菓子を数種類買いました。知人にあげる前に一つ食べてみたのですが、風味に欠け、飲み物がないと食べられないほどに乾ききっていました。とても美味しいとは言えず、当然友人にあげるのもあきらめました。
お店の雰囲気もそこそこ良いし、店頭のスタッフの笑顔も素敵なだけに何とももったいないです。

女将さんがとっても気さくな方で、日本のしきたりをあまり知らない外国人のグループを連れて行ったのですが、とてもおおらかに気持ち良くおもてなししていただきました。
真夏の日中35度の猛暑の日でも、夜は扇風機と網戸で眠れるほど快適、しかも夜空の満点の星空を軒先から眺められて素晴らしかったです。築200年は超えるという立派な合掌造りですが、中はむしろ懐かしい民家といった風情です。簾越しに朝日が入り、かすかに聞こえるラジオ体操の音楽で目が覚めると30年前の子供の頃の夏休みにタイムスリップして目覚めたような気持ちになりました。女将さんの手料理も旅館の懐石のような豪華絢爛というものではないのですが、一つ一つ手間をかけて作って下さったんだろうなぁという優しいお味でした。今度は冬にこのお宿を訪れたいです。

熊本駅前に宿泊し、熊本城へ行く途中市電の窓から見えて気になっていました。夜１１時まで営業ということと、ハヤシライスが美味しいというブログ記事があったので、行ってみました。お店の雰囲気はほっとする懐かしい木のぬくもり。ご主人お一人で切盛りしていらっしゃったようだけど、お客に余計な干渉することなく硬派で寡黙な感じで閉店時間まで気持ちよく食事を楽しみました。そして噂のハヤシライス、大盛りでも足りないくらいに絶品でした。銀座でも勝ち抜けるレベルです。

周辺にもそれなりの雰囲気があり、うろこの家自体にもかつての優雅な生活を垣間見ることができるのですが、入館料が1050円というのはあまりにも法外な設定かと。維持費がかかるのは理解しますが、日本でもっとも入場料の高いお城、姫路城のように半日見学できる場所でさえ1000円(600円から修復後一気に値上げ？)、京都の金閣400円、清水寺にいたっては300円ですから、ちょっと考えもの。この程度の洋館ならいくらでも残っている諸外国からのお客には特に魅力が薄れてしまうでしょう。維持費を捻出したいならば、閉館後神戸の夜景を見ながらの貸切りディナーや閉館日を設けて結婚式場などのサービスを提供してはいかがか？と思いました。

お部屋の作りが面白く、どのお部屋にも屋上がついています。エグゼクティブルームには屋上にジャグジーバスもあり、目の前には世界自然遺産カオヤイの雄大な眺めが広がります。雲がない日は満天の星空も楽しめます。シャワールームは半屋外になっているので、冬場はちょっと寒いかもしれませんが、開放的で気持ちよかったです。
オーナーさんやスタッフの方はみな、気さくで日本のお客さんが大好きだそうです。これからも日本のお客さんからの要望に応じて、ますます快適なステイを実現できるようにしてゆきたいとのお話をされていました。
そして、こちらのリゾートには宿泊施設のエリアよりも広いと思われるほどの農園があり、レストランでのお食事には有機栽培の野菜や果物をふんだんに使っています。そよ風にふかれて、車などの騒音の全く聞こえない大自然に囲まれ、健康的な食事。メニューへの細かい希望にも応じてくださいます。
今度カオヤイに来る時にも、また帰って来たいと思うリゾートでした。

もともとバンコクの北郊外の国鉄用地に「鉄道市場」と呼ばれていた骨董市がありましたが、バンコク首都圏の鉄道網の開発で閉鎖、東の郊外、シーナカリン通り(ソーイ51)に移転しました。古い操車場･倉庫を生かした独特の雰囲気は移転後も上手く再現され、かつての雰囲気も健在です。骨董品や骨董趣味の家具、小物、衣類の他、食べ物の屋台や生演奏のあるバーなどが並び、バンコクの若者文化の一大発信拠点となっています。ここは、都心部のデパートでブランド品で身を固めているハイソなバンコクっ子たちとは違い、個性的お洒落へのこだわりがあって、リラックスした感じの若者で賑わうので、散策していると元気をもらえるような気がします。移転後まだ時間があまり経っていないので、特に骨董家具など大きな物を売るお店はこれから充実してくるのでしょうが、週末の夜、Ｔシャツ･短パンで気楽に散歩して、思わぬ掘り出し物を見つける楽しみのあるスポットです。
なお、周囲の道路は金曜の夕方など特に渋滞がひどいエリアなので、少し早めに付近のデパート（Seacon Squareはすぐ隣、よりお洒落なParadise Parkも比較的近い）などへ行って時間を潰し、暗くなったらマーケットに足を向けると良いかもしれません。

バンコクの超高層ビルの屋上バー･レストランでよく紹介されるのは「Sirocco」が多いですが、あそこはエレベーターを降りたところでドレスコード(お客の自己責任に任せない)を盾に人の頭からつま先まで服装チェックをされます。それだけ上品なのかと言えば水商売風の女性と西洋人の２人連れやお金はあるが礼儀を知らないアジア系観光客で騒がしく、しかもお茶は大きなポットに露骨にティーバック一つだけ。おまけに絶景が売りのクセに写真撮影禁止など実に不快なのです。
それに比べて、こちらはより大人の雰囲気でゆったりと過ごせます。バーは予約を受け付けないので夜間は混みあいますが、そんな時には52階のテラス部分にも落ち着いたバーがあるので、こちらを利用すると良いでしょう。景色も前述の「Sirocco」よりも都心部に近いため、夜景のきらめきはこちらに軍配が上がります。

あの大きな段差のある立体的な棚田を至近距離で眺められるという意味で、なぜここが名所なのかというのがすぐに理解できました。キンタマーニ方面からウブドへ向かう途中にありますので、そのルートで観光する方には寄り道をおすすめします。晴れでも雨でもそれぞれの趣があると思います。ただ、いかにも旅慣れていない無神経な旅行客が世界中から集まるようで、イライラしないように深呼吸をしました。

ガイドブックなどには色とりどりの小物が雑多に並び楽しそうに見える写真が紹介されているので、期待をして行ってみたのですが、結局何も買わずにほぼ素通りでした。バンコク在住ですので、値段交渉を苦にしない方ですが、それでも購買意欲を喪失する公正さの欠如・・・そしてオリジナルな商品の乏しさ・・・。「別にここで買わないでも、良いものをちゃんとしたショップでじっくり選んで買おう」と感じたのが正直な感想です。普段ネガティブな評価はあまり書きませんが、ちょっとがっかりスポットでした。

ガイドブックやウェブサイト、ブログなどでは村の(この寺院専門の）ガイド以外は境内を案内できない・・・、または観光客は境内に入れない・・・といった情報があるようですが、訪問時、結果として入場料を支払い、正装をしていれば普通に境内に入り参拝させてもらえました。バリ人に間違われるということはないはずです。しかも同行したガイドさんはブサキ寺院のガイドではありませんでした。ガイドさんの地元での顔効きなどで状況が変わるのか、もしくは既に悪名高き制度が改善されているのかもしれません。寺院群は、アグン山の中腹の見晴らしの良い場所にあり、さすがにバリヒンドゥーの総本山だけあって、島内のどの寺院と比べても見応えがあります。旅行会社催行のツアーだど敢えて避ける傾向にあると聞きますが、現地で運転手やガイドさんを手配するのなら、行ってみる価値があると思います。

空港からRendangという村を目指し、タクシーで２時間半、４０万ルピアという距離にあるけれど、苦労して辿り着いただけのことはある素晴らしい場所だった。霊峰アグンは日中雲に隠れて姿をなかなか現さない。日没から徐々に雲が途切れ、深夜から早朝にかけて素晴らしい眺めとなるので、是非一泊することをおすすめしたい。ここにはエアコン、インターネット、電話、テレビなど何もないのだが、そんなものは一切必要なし。大自然の中でこの清潔で広々としたコテージ、水量も申し分ないホットシャワー(夜間かなり寒くエアコンの要らないことに納得)が快適なステイを約束してくれる。しかも、ここのお料理は市街地よりも美味しかった。それもこの絶景の中で食べるからかも知れない。

スタッフの笑顔と挨拶、そして細やかな気配り。そして機能的で清潔な部屋と周囲ののどかな田園風景。３泊しか滞在しなかったのだけど、自分の部屋のようにくつろぐことができた。次回バリに行っても、また泊まりたい、もしくは知人がバリへ行くなら是非おススメしたいと思う素晴らしさだった。