inuさんのクチコミ(27ページ)全2,110件

美観地区から、アイビースクエア方面への道が分岐しているところにあります。倉敷川沿いに設けられたこの原綿積み下ろし場所跡は、かつて倉紡の原綿がここでおろされたそうです。美観地区の中では、あまり目立たない存在ですが、倉紡発展の重要な役割を果たした遺構だと思います。

倉敷物語館から美観地区に入ると、最も奥、美観地区の終わる場所にかかる石橋です。この橋は、もともと大原美術館前にあった今橋で、新しい今橋がかけられたことによって移されてきたものだそうです。この橋までくると交通量の多い道路が視界に入り、それまでの美観地区の風情は失われてしまいます。

倉敷美観地区を入ってすぐのところにあります。長屋門をくぐって中に入ると、江戸時代の風情を残す土蔵などもあり、倉敷らしさを感じることができます。中には、多目的ホールや和室、会議室などもあり、観光客と地元の人との交流の場としても利用されているようです。

もと倉敷町役場として使われていた木造の洋風建築の建物です。倉敷川にかかる中橋のたもとにあり、美観地区のほぼ中央に位置しています。現在は、１階に観光案内所があり、２階には、休憩スペースが設けられ、窓からは、倉敷川と中橋を眺めることができます。

倉敷美観地区のほぼ中央、倉敷川にかけられた石橋です。倉敷川を行き交う船の荷物が橋に当たらないよう、太鼓橋のかたちになっているそうです。橋のたもとに観光案内所の入っている倉敷館があり、多くの観光客がこの橋のあたりを行きかっています。

倉敷美観地区を流れる川で、かつては物流の大動脈として利用されていたそうです。現在は、川の両岸が整備され、この地区の美しい景観と独特の雰囲気を作り出しています。倉敷美観地区はこの倉敷川をぬきにしては、成り立たないと思うほどです。

倉敷美観地区今橋の近くにあります。旧大原家住宅と道を挟んだとなりにたっています。倉敷の実業家大原孫三郎が病弱な妻のために建てた邸宅で、緑色の屋根瓦が印象的です。通常は非公開ですが、年に２度特別に公開されているようです。

倉敷美観地区今橋のたもとにたっています。倉敷の実業家大原家の旧邸宅で現在は国の重要文化財に指定されています。とても落ち着いた優雅な和風建築で、現在は一般にも公開されています。今回は時間があまりなく、中へ入ることはできませんでした。次回は、ゆっくりと見学したいと思います。

倉敷美観地区大原美術館前の倉敷川に架けられた橋です。この橋は実業家大原孫三郎の資金提供によって架け替えられ、欄干には、画家で彼の友人である児島虎次郎のデザインした龍が彫られています。倉敷美観地区の中でも、人気の写真スポットで多くの観光客がここで写真を撮っています。

美観地区から少し南にはいった新渓園の向かい側にあります。建物前にはロダンやムーア、イサム・ノグチの彫刻などがおかれていました。館内には、日本の洋画やオリエント美術などが展示されているそうですが、訪れた３月は休館中で中へ入ることはできませんでした。

倉敷の実業家大原孫三郎が画家で友人の児島虎次郎の死去の翌年に建てた私設美術館です。虎次郎は大原孫三郎の支援を受け、制作活動に打ち込むとともに、多くの西洋の名画を収集したそうです。エル・グレコ、ゴーギャン、モネなどの作品は現在も大原美術館の主要なコレクションとなっています。建物は、美観地区のいっかくにあり、本館、東洋館・工芸館、分館からなります。私設美術館としては、かなりの規模で、すべてを見てまわるには、そこそこ時間がかかります。

大原美術館の裏手にある庭園と和風の建物です。倉敷紡績の初代社長大原孝四郎の別荘として建てられたものだそうで、現在では、一般にひろく公開されています。庭園は、よく手入れされ、敬倹堂(ケイケンドウ)の畳敷きの大広間からも眺めることができます。

宇和島樺崎砲台跡近くにたっています。元宇和島警察署の建物として利用されていた擬洋館で、人目をひく美しい建物です。入館は無料で、この時は、宇和島出身の画家高畠華宵の作品が展示されていました。また、一部天井板をはずし、建物の梁の様子なども見えるようにくふうされていました。　

かつて大和朝廷が、吉備の国を平定するために遣わした吉備津彦命を祀っています。吉備津神社も吉備津彦命を祀る神社ですが、この吉備津彦神社は備前の国の一宮で、吉備津神社は備中の国の一宮だそうです。この神社は、境内案内図によると随神門、拝殿、祭文殿、渡殿、本殿が直線的に配置されています。ここを訪れたときは、夕暮れ時だったので、拝殿前で引き返しました。

日本の前方後円墳としては、４番目の規模だそうですが、墳丘にのぼることのできる前方後円墳としては、最大のものといわれています。階段をのぼって、前方部と後円部の両方の墳丘にのぼることができます。埴輪などの出土品も確認されているようですが、誰が埋葬されていたのかは、わかっていません。おそらく、この吉備地方を統治する有力豪族だったのでしょう。

こうもり塚古墳まで歩く途中、偶然みつけました。奈良時代、聖武天皇が鎮護国家を祈願し、諸国に国分寺、国分尼寺を建立しました。備中にたてられた国分寺と国分尼寺がこの場所にあったそうです。松林の中に、礎石が残るだけで往時の姿を想像するしかできません。

備中国分寺近くにある前方後円墳です。車を停めて、のどかな道をかなり歩き、たどり着きました。こうもり塚古墳は全長１００メートルある前方後円墳なのですが、案内板のあるところから横穴入り口を少し入っただけでは、大きさを実感できませんでした。

備中国分寺を訪れた際、ここの駐車場に車をとめ、国分寺まで歩きました。ここでは、地元特産の野菜や、お土産物などを販売しているほか、喫茶や軽食などを楽しめるコーナーもあります。店の前からは、のどかな風景とともに、国分寺の五重の塔を眺めることができます。

聖武天皇が鎮護国家を祈願して、全国に建立したのが国分寺です。そのとき、この地域に建立された備中国分寺は焼失し、現在の寺は江戸時代に再建されたものです。田園風景の中に溶け込むようにたつ、この国分寺には、岡山県で唯一といわれる五重塔がたち、この寺のシンボルとなっています。

この一帯は、吉備文化発祥の地とされ、国分寺、国分尼寺跡、こうもり塚古墳などが点在しています。なだらかな丘陵と田園風景が広がっており、遠くからでもながめることのできる国分寺五重塔は、とくに印象的です。ゆっくり時間をかけて散策しながら、まわってみるのがおすすめです。