ミロヒさんのクチコミ(62ページ)全2,910件

湯島聖堂に仰高門から参道を進んでいくと右手に大きな銅像が現れます。この銅像が孔子銅像です。孔子像は他の地でもみたことがありますが、ここまで大きいものは見たことがないなと思っていたら、なんと世界一の大きさだそうです。中国に行けばもっと大きな孔子像がありそうなものですが、台北ライオンズクラブから贈られたもので、さほど古いものではありません。世界一と聞くとついつい記念写真を撮ってしまうのが癖で、パチリと撮ってしまいました。

地下鉄御茶ノ水駅から昌平坂を下った湯島聖堂の入口にある門が仰高門です。お寺にある門と代り映えしない門ですが、元新撰組の隊士 斎藤一が明治時代になってこの門の門衛を務めたそうです。そう言われると特別な門に見えてきます。
湯島聖堂の南側正門と言って良い門です。

JR御茶ノ水駅の北側、湯島聖堂と神田川の間の坂が昌平坂（相生坂）です。坂自体よりも昌平坂学問所の方が名が知れていると思います。坂に沿って湯島聖堂の壁が綺麗に並んでいるのが印象的な緩やかな坂で、神田川の眺めも良い坂です。
江戸時代の昌平坂はここ以外にも複数あったようですが、神田川沿いの坂が一番趣きがあります。

井之頭恩賜公園の中にある井之頭池に端を発し、両国近くの隅田川に流れ込む一級河川です。かぐや姫の唄にも謡われた神田川は見る場所によってその姿は大きく異なります。都心の大半ではコンクリートの護岸で囲われた味気ない川ですが、御茶ノ水付近では両岸の谷の下を神田川が流れ、聖橋が掛かる景観は東京を代表する景観だと思います。神田川を見るならここですね。

御茶ノ水を流れる神田川に架かる橋です。ニコライ堂のある神田駿河台四丁目と湯島聖堂がある文京区湯島一丁目を結ぶ橋は、コンクリート製で円弧を描くアーチがとても見事で、御茶ノ水を象徴する景観になっています。
湯島側は外堀通りに降りられないので注意してください。

JR四ツ谷駅の西側にある神田川に掛けられた橋がお茶の水橋です。明大通りが上を通るのもあり交通量は多く、また、JRから営団地下鉄に乗り換える人がこの橋をよく使います。橋の上からは谷を流れる神田川、聖橋の美しいアーチを正面に望むことができます。お茶の水橋をみるならばJR駅ホームが良く見えます。

杏雲堂病院の横を通る明大通りの歩道に法政大学発祥の地碑があります。法政大学の前身、東京法学舎が明治13年に設立されたのがこの地（正確には明大通りから東に入った日大病院のある場所）だそうです。自分の母校である法政大学は市ヶ谷に元々あったと思っていたので、驚きました。さらに明治大学の正面とは更に驚きました。

明治大学アカデミーコモンの正面にある杏雲堂病院入口の植え込みの中に大久保彦左衛門屋敷跡碑があります。関ヶ原の戦いで徳川家康の本陣で槍奉行として活躍し、天下の御意見番としても名が知られる人物。江戸時代としては駿河台に高台に屋敷を構えて居たんですね。現在遺構はなく石碑しかないので、見応えはありません。

明治大学駿河台キャンパスにあるカデミーコモンの地下1階に阿久悠記念館があります。「ペッパー警部」「宇宙戦艦ヤマト」「また逢う日まで」などの名曲の作詞をしたのが阿久悠。記念館の中には直筆の原稿、書斎、学生時代等の資料が沢山展示されています。この曲も阿久悠だったんだと初めて知る曲も多く、阿久悠の詩に感心するばかりです。卒業した大学に記念館が作られる人は滅多にいません。中は撮影禁止です。

駿河台にある明治大学博物館の一番奥にあるのが考古学部門です。このには縄文時代の土器、から古墳時代の埴輪、矢じり、銅鐸、銅鏡、銅剣等の多くの考古学資料が展示されています。大学博物館には考古学系の展示が多いので、明治大学ならと言う展示はあまりないと思います。

駿河台にある明治大学博物館の刑事部門です。ここには日本国内外の刑事資料が展示されており、高札、十手に始まり、鞭打ち、吊るし攻め等の刑が紹介されています。そしてアイアンメイデン、ギロチン等の拷問器具が特に目を引きます。ローテンブルグの中世犯罪博物館の様です。明治大学博物館の中でも一番の見物だと思います。

駿河台の明治大学博物館の商品部門は明治大学商品陳列館が再編されたものです。展示されているものは漆器、染織品、陶磁器、金工品、文具などの手工業製品。良く見慣れたものが殆どですが、身近過ぎてその伝統的価値を忘れがちになっています。改めてここの展示を見て日本の文化の奥深さを実感しました。

駿河台にある明治大学アカデミーコモンの地下階にある博物館です。地下1階には明治大学の歴史や資料が展示されており、地下2階では「商品部門」、「刑事部門」、「考古部門」の3つのエリアに分かれて展示されています。常設展は無料で見学できるのもあり、意外と人が多く驚きました。展示内容は個人的には刑事部門＞考古部門＞商品部門の順で興味を持ちました。大学の博物館にしては変わった展示で面白いです。

浅草 仲見世通りから東側に少し入った先の、神輿が展示されている仲見世会館の正面右手に河竹黙阿弥翁住居跡の石碑が建てられています。
浅草界隈の猿若町には江戸歌舞伎三座があり、歌舞伎狂言作家であった河竹黙阿弥の住居がここにあったのは分かりますが、賑やかな場所に住んでいたのは人々の姿を作品のネタにしていたのしょうか。
浅草にはこの様な史跡が多く残っており、案内場が整備されているのはありがたいです。

御茶ノ水駅から明大通りを下る途中に東京六大学の一つに数えられる明治大学の駿河台キャンパスがあります。校歌に「白雲なびく駿河台」と唄われた場所がここです。明治大学記念館の頃の大学らしい建物はなく、２つの高層ビルからなる校舎は大学の様には見えません。昔の建物がが懐かしいと思うのは私だけでしょうか？

御茶ノ水に近い御茶ノ水橋口の交差点から明治大学までの明大通り沿いには沢山の楽器店が並びます。クロサワ楽器、下倉楽器等名前を聞いたことがある店が多数あります。楽器店街とは言いますが、ほとんどの店はギターやベースを扱うお店。ただの観光客にはギターが沢山並んでるなぁと思う程度で前を通るだけで十分です。

御茶ノ水のソラシティの南側を神田方面に下るなだらかな坂が幽霊坂です。江戸時代に薄暗い場所を通る坂が幽霊坂と呼ばれていましたがこちらの坂は薄暗くはありません。元々はニコライ堂の横を通る紅梅坂とクランクでつながっていましたが本郷通りによって分断されたそうです。
駅近くの場所ですが、思った程人通りは多くなく、そういう点では幽霊坂でした。

ニコライ堂下の本郷通りから、淡路公園の南側を外堀通り方面に下る坂です。江戸時代にこの地には阿部主計頭の屋敷があり、この場所には道がなく、明治維新後に新しい道がつけられたことから新坂と呼ばれるそうです。
休みの日には人通りも少なく、上から眺める新坂は意外と眺めが良いです。

御茶ノ水の聖橋の南側にある日本正教会の聖堂が東京復活大聖堂、別名ニコライ堂です。ジョサイア・コンドルの設計で1891年に建てられた日本唯一のネオ・ビザンチン様式の教会です。このため御茶ノ水のシンボルと言って良い建物です。
内部に入ると、よく見るキリストが張り付けになった十字架はなく、キリストや聖人が描かれたイコンが並ぶ祭壇があります。ステンドグラスやイコンが厳かなムードを漂わせます。

御茶ノ水にあるニコライ堂の北側にある坂が紅梅坂です。この場所はその昔、紅梅町と呼ばれていたことからこの名が付いたそうです。現在は本郷通りで切られてしまっていますが、幽霊坂とつながっていて淡路町方面まで下る坂でした。
短い坂ですがニコライ堂のアクセスには欠かせない坂です。