はちのすけさんのクチコミ(165ページ)全3,564件

　天守閣に上がるときに通過する門だ。本丸の正門の一つであり、櫓とあわせて敵が攻めてきたときの第二の防衛線に位置付けられていたという。築城と同時期の建造で国宝に指定されていたが、第二次世界大戦の戦災で焼失した。現在の門は1972年に再建されたものという。

　ロープウエー店舗もそうだが、愛媛特産のミカンをおしゃれにアレンジしたショップだ。道後温泉駅からはいから通りに向かったすぐの右側にある。商品が整然と並べられ、インスタ映えしそうな店内にはみかんジュースをはじめ、ジャムやゼリー、そしてミカンそのものがずらりとある。お土産としても好適だ。

　道後温泉本館の太鼓楼を振鷺閣と呼ぶ。その窓には明治時代に建てられた時から赤いギヤマンが採用されていたという。なぜ採用したのかは知らないが、当時ハイカラの最先端だったギヤマンを使うことで温泉客を集めようとしたのだろうか。で、あれば、道後温泉の精神的な象徴と言えるかもしれない。振鷺閣の中にある「刻太鼓」は1日に3回鳴らされる。

　JR松山駅構内にあるセブイレブンの中にある。正確にははみ出ているかもしれないが、中にあるといった方が分かりやすい。松山という都市の規模に比してJR駅にある観光案内所としては小規模だが、乗降客が少ないこともあるのだろうか。松山市の観光案内所としては、道後温泉の入り口にある道後観光案内所の方が規模が大きい。

地方都市の地下街はJR駅前と相場が決まっているが、松山はそうではないようだ。近距離交通を担っている伊予鉄道の市松山駅の地下商店街が、この「まつちかタウン」だ。食事、ファッション、土産品と地域のオリジナル性はないが一通りそろっている。このエリアはいよてつ高島屋、路面電車と郊外電車の松山市駅、バスターミナルなど交通の要衝が集中しているだけに、地上の横断歩道を行き来するよりも、地下街を縦横に歩いた方が便利そうだ。

　正岡子規の肖像といえば病に倒れた最晩年の横顔しか思い浮かばない。が、野球好きだった若き日の子規もいたのだと今さらながらこの像を見て思った。からくり時計のそば、放生園の一角のような場所にある。喀血し、病と闘いながら句を詠んだ横顔の子規とは別な健康的な姿は、故郷に飾られる像としてふさわしいものだと思う。

　松山市郊外にある四国八十八カ所第52番札所。本堂は大きく、境内は巨大だ。二王門を過ぎたあたりに駐車場があり、そこから納経所は近いが、本堂は急坂を経た奥にある。森厳とした場所で、参道には眼病平癒の一畑薬師など人気の神仏が勧請してあるところを見ると、古来から参拝客が多いのだろう。階段を上り切ったところにある本堂は甍の波が印象的なお堂で、国宝だ。

　四国八十八カ所第五十三番札所のお寺で、五十二番札所の太山寺の近くにある。駅が近くにある街中に立地しており、駐車場は門前だ。仁王門、大師堂、本堂などがまとまった形であり、どちらかといえば小ぶりなお寺。納経所に新聞記事が張ってあったが、米国人巡礼者が発見した四国霊場最古の銅板納札が保存されているという。キリシタン灯篭は門を入って左側の一角だ。江戸期のキリシタン禁教時代のものだが、寺が隠れ信者の礼拝を黙認していたともいわれる。

　松山城ロープウエー近くにあり、愛媛県内の特産品、土産品、食が一堂に会している。今治市のバリィさんと松山市のみきゃんが売り場で競演しているほか、水道の蛇口からミカンジュースが出てくるという都市伝説をもじった施設がここにもある。蛇口のそばには「手を洗わないように」という張り紙があり、苦笑を誘った。品ぞろえは薄く広くかもしれないが、土産物店としては使いやすいショップだ。

　放生園は、伊佐爾波神社の放生池があった場所を埋め立てて造成した広場であり、道後温泉のエントランスにあたる場所だ。温泉街にいざなう、あるいは温泉街を歩き疲れた身を癒すような足湯だ。道後温泉本館と同じ湯釜を使っており、演出もなかなか。温泉気分満点だ。

　本堂は数年前に国宝の一遍上人像とともに焼失し、地元や全国からの善意もあって再建された。確かに歴史はないが、木材の色が落ち着きのあるいいお堂だと思う。庭も掃き清められ、温泉街から少し離れているため参拝客は少ないが、すがすがしいお寺だ。境内は一遍上人の誕生地として県の指定記念物になっている。

　「春や昔　十五万石の城下哉」。正岡子規の代表句の一つで、松山を詠んだ名句としても知られる。松山市内には句碑があちこちにあり、子規の句も多数ある。が、その中でも巨大な句碑だ。ＪＲ松山駅前広場の西側にある。味わいのある揮ごうだが、子規の直筆を拡大したという。

　江戸期の城下町によくみられる藩祖を祭る神社だ。菅原道真も祭神のひとつだが、これは松山藩藩祖の久松松平家が菅原道真の子孫と称していることが由来という。松山城のロープウエー乗り場を過ぎた辺りに参道入り口があり、急な石段を上り切ると端正な拝殿が見えてくる。奥さんはご朱印をいただくのを楽しみにしていたが、社務所に正月以外はご朱印を配布しない旨の張り紙があった。境内横に道があり、ロープウエー・リフトの下をくぐって松山城天守閣までたどり着ける。最初はロープウエー乗り場に戻るかどうか迷ったが、意外に早く山頂に着く。

　温泉地にある外湯では日本で唯一となる「皇室専用」の浴室だという。言い換えれば、道後温泉の外湯はそれだけ格式が高いということだ。天皇陛下専用の外湯があるとはさすがに道後温泉だ。内容までは知らないが、外観は破風が幾重にも重なり、重厚な雰囲気がある。

　全国で「タルト」といえば別な洋菓子を想像するが、松山で「タルト」といえば郷土菓子を指すという。複数の社が製造しているため、地元の友人に「タルトはどこがおいしい？」と聞いたら、六時屋を勧められ、この店で購入した。各社のタルトを食べ比べたわけではないが、甘さがきつくなく、職場の同僚にお土産で配った。

　道後公園の小高い丘に、昔からそこにあった道祖神のように展示されている。現地の看板によると、湯釜は温泉の湧出口に置くもので、これは奈良時代につくられたものだという。花崗岩製で、現在の道後温泉本館が完成する明治時代まで使われていたというから１１００年以上も稼働していたことになる。直径１・６６メートル、高さ約１・５７メートルの円筒。胴体には歴史上の人物がさまざまなことを掘らせている。

　伊予鉄会館や松山ＡＮＡホテルが近くにある松山市の中心部、大手前商店街の入り口にあるデパートだ。商店街を散策がてら地下の食品売り場に寄ったが、松山の特産品や銘菓、土産物の売り場が充実しており、とても便利だった。

　施設そのものは決して新しくないが、よく補修してあり、不快さはない。結婚式場を併設しているほか、宿泊中だけでも地元のパーティーが多数。地元からの信頼を感じるホテルだ。二泊三日で帰る日、折からの寒波による降雪で松山道が全面通行止めになったが、マイカーのタイヤはノーマルだ。フロントに対策を聞くと、松山から今治までは海沿いの道を抜け、しまなみ海道を渡れば雪は問題はない、ときっぱり。雪が不安で今すぐ帰ろうと思っていたが、地元民が言うのだからとこちらも最終日の愛媛観光をゆっくりと楽しむ決意ができた。実際、何のトラブルもなかった。奥さんは「礼状を書きたいぐらいね」とぽつり。朝食会場のレストランに「例の」ミカンジュースの蛇口があった。

　江戸時代に建築されたいわゆる「現存天守」１２カ所のうち、最も標高が高い位置にある平山城だ。天守、小天守、隅櫓などを渡櫓で互いに結ぶ連立式天守。守りが硬い構えの城郭で、姫路城と同じスタイルだという。以前に訪れた時より改修が進んでおり、見せ方も「インスタ映え」を意識するなど進化していた。

　松山城ロープウエー商店街と道後温泉のハイカラ通りでショップを見つけた。間口は狭く、奥行きが長い店舗で、ミカンジュース、ミカンビールなどのスタンドがある。店内にはミカンの家系図があったが、多種多様な種類のミカン果汁をおしゃれなビン詰めにして、おしゃれに陳列している。