2016年夏、山中湖ロッジで避暑（１）　～夏富士とひまわり＆天の川～

2016/08/07 - 2016/08/10

　2か月ぶりに3泊4日で友人所有の山中湖ロッジへ。
　連日、自宅がある宇都宮ではうだるような暑い日が続いていたが、標高1000mの山中湖ロッジがある森の中は、関東平野よりずっと涼しく避暑には最適。朝晩は肌寒いほどだ。
　いつもの如く、晴れていれば富士山撮影三昧の日々。そして、今回はロッジオーナーの友人Ｏ氏が、Welcomeカードなる別荘オーナー特典カードをゲットしてくれていた。これがあると、滞在中ときどき出かけている日帰り温泉「紅富士の湯」、「石割の湯」が、通常\800のところ　\300で入れるのである。今回はロッジの風呂は使わず、もっぱら温泉に通っていた。
　幸い、滞在中は富士山が顔を出していたので、花の都公園のひまわりと富士山、夜中には天の川と富士山の撮影という、温泉と富士山撮影の日々だった。

エリア 富士五湖(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車

森の中を駆け抜けるそよ風にあたり、小鳥の鳴き声を聞きながら、ウッドデッキのベランダでお茶をしたり・・・

手作りランチを食べたりと、遠出はせず、のんびりと過ごす。

チェックイン当日午後は、日帰り温泉「紅富士の湯」へ。
夕食のあと、早めに就寝。体内のアルコールが抜けた夜中の12時過ぎに起きると、星が見えているので、星空の撮影のため、長池親水公園へ。

ちょうど、富士山から天の川が天頂に立ち上っている。だが、徐々に雲が増えてきてしまった。車の中で雲が取れるのを待ちながら仮眠。結局明るくなるまで再びの撮影チャンスは訪れず。

長池親水公園 公園・植物園

夜が明けた。少し靄がかかっているが、雲はなくなったので、花の都公園に行ってみる。
無料の花畑は、今はひまわりと百日草の畑になっている。北東の空は、まだ少し朝日の朱が残っている。

山中湖 花の都公園 公園・植物園

反対側は、朝日に顔を向けたひまわりが並び、その向こうには富士山がでんと構えている。
撮影場所は駐車場から有料エリアに通じるウッドデッキの通路上である。

今年のひまわりの植え付けは、ちょっとカメラマン泣かせだ。通路の両脇に帯状に植えられているのだが、奥行きがなくボリューム感があるひまわり畑と富士山という定番の構図にならない。

なんでこんな植え方をするんだ！とブツブツ文句を言っているカメラマンもいるが、まあ、連作障害を防ぐだとか、公園側の都合もあるのだろう。文句をいったところでしょうがない。

雪が全くない夏の富士山。中腹の緑が、毎年少しずつ上に広がっているような気がする。これも地球温暖化のせいだろうか。将来、頂上まで緑に覆われる日がくるかもしれない。

同じ場所で、レンズの焦点距離と花との距離を変えていろいろ撮ってみた。

ひまわり畑の隣りの百日草の畑に移動。
東の空に、雲がかかってしまい、動かない。雲の端が虹色に色づいた彩雲になっている。

富士山には日が当たっているが、百日草畑は陰っている。こんな条件だと、花の色がきれいに写らない。

雲が、なかなか退いてくれない。4月に忍野の新名庄川の桜の撮影に訪れたときもそうだったが、富士山周辺の雲は、動きは速いのだが同じ場所に次々と雲が湧き、なかなか移動しないのである。

富士山頂上に薄いヴェールのような雲がかかりだした。

いつまでたっても、百日草畑の雲の影が取れないので、ロッジに戻り朝食。
その後、午前中は仮眠したあと、ふたたび、紅富士の湯へ。
夕方4時過ぎになって、忍野村へ。今日（8月8日）は忍野八海祭り花火大会があるので、花火見物だ。（花火大会は別途、後続の旅行記にて）

8月9日深夜
一日おいて、今日も晴れ、富士山が見えたので、またまた富士山と天の川の撮影。今日の撮影ポイントはパノラマ台。
意外に、湖岸の街の明かりや左の山裾の御殿場方面の街の明かりが邪魔になり、天の川撮影には光害になっている。
中途半端に湖岸には夜霧がかかり、空全体も靄っぽい。

パノラマ台 名所・史跡

夏の夜の富士山は、山小屋の灯りやご来光を拝むため暗いうちから登っている登山者のヘッドランプの帯がくっきり見える。

長時間露出で星を流して撮影したり、タイムラプス撮影をしていると、あっと言う間に夜が明けてしまう。

この25秒ほどのタイムラプス動画を作成するのに、3時間以上の撮影時間が必要なのである。

https://youtu.be/OenSWxm8jBQ

そのまま、夜明けを待ち、赤富士の撮影にトライ。

残念ながら、あまり鮮やかな赤富士とはならなかった。なかなか、好条件にはならないものだ。

赤富士。

一昨日の朝は花畑が雲で陰ってしまい、撮影条件が良くなかったので、今日も花の都公園へ。

一昨日と同じような構図だが、飽きもせず、まずひまわりから。
今朝は富士山には全く雲がない。

一株だけ、へそ曲がりのひまわり発見！

百日草畑へ。

最近では、百日草というより、学名である横文字のジニアということが多いらしい。

朝7時半撤収。　ロッジに戻る。
午前中仮眠を摂ってから、午後ロッジをチェックアウト。

「忍野八海祭り花火大会」旅行記に続く。