富士吉田旅行記(ブログ) 一覧に戻る
 新道峠での夜明けの富士山と河口湖町の夜景、早朝の大石公園でコキアと富士山撮影の後、一旦ロッジに戻り朝食を摂ってから、富士スバルラインで富士山五合目終点の少し手前の奥庭へ。昨年の今頃も訪れているが、富士山の厳しい気候にもめげず、たくましく生育しているカラマツの黄葉撮影である。奥庭のカラマツは、普通のカラマツのようにまっすぐ伸びた幹ではなく、冬の暴風雪で捻じ曲げられ、あたかも現代アートのオブジェのような形になっている木が見られるのである。今回は星空撮影に使っている超広角レンズを持ち出し、遠近感を誇張した撮影をしてみた。

2018年山中湖ロッジ滞在記(5)10月編その2 富士山5合目のオブジェのようなカラマツ

25いいね!

2018/10/25 - 2018/10/26

188位(同エリア950件中)

旅行記グループ 山中湖ロッジ滞在記

0

54

玄白

玄白さん

 新道峠での夜明けの富士山と河口湖町の夜景、早朝の大石公園でコキアと富士山撮影の後、一旦ロッジに戻り朝食を摂ってから、富士スバルラインで富士山五合目終点の少し手前の奥庭へ。昨年の今頃も訪れているが、富士山の厳しい気候にもめげず、たくましく生育しているカラマツの黄葉撮影である。奥庭のカラマツは、普通のカラマツのようにまっすぐ伸びた幹ではなく、冬の暴風雪で捻じ曲げられ、あたかも現代アートのオブジェのような形になっている木が見られるのである。今回は星空撮影に使っている超広角レンズを持ち出し、遠近感を誇張した撮影をしてみた。

旅行の満足度
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 富士スバルライン一合目付近の黄葉の様子。

    富士スバルライン一合目付近の黄葉の様子。

  • 20分ほどのドライブで、奥庭駐車場に到着。

    20分ほどのドライブで、奥庭駐車場に到着。

  • 駐車場から5分ほど下ると奥庭自然公園である。奥庭展望台への入り口の奥庭荘という山荘兼食堂兼土産物屋がある。昨年は、富士山麓で採れたというマツタケを使ったマツタケ蕎麦を食べたが、今回は、連れ合いはロッジで待機なので、立ち寄らない。

    駐車場から5分ほど下ると奥庭自然公園である。奥庭展望台への入り口の奥庭荘という山荘兼食堂兼土産物屋がある。昨年は、富士山麓で採れたというマツタケを使ったマツタケ蕎麦を食べたが、今回は、連れ合いはロッジで待機なので、立ち寄らない。

  • 奥庭荘の向かいに、天狗岩という大きな溶岩の塊が祭られている。古来から、この付近で天狗が遊んでいたという言い伝えがあり、その天狗が、富士山頂上から持ち運んできたという巨岩だという。昨年は、岩に大きな天狗の面が掛けられていたが、今年はない。

    奥庭荘の向かいに、天狗岩という大きな溶岩の塊が祭られている。古来から、この付近で天狗が遊んでいたという言い伝えがあり、その天狗が、富士山頂上から持ち運んできたという巨岩だという。昨年は、岩に大きな天狗の面が掛けられていたが、今年はない。

  • 横から、天狗岩と富士山のツーショット

    横から、天狗岩と富士山のツーショット

  • 昨年と違って、6合目付近まで積雪がある。

    昨年と違って、6合目付近まで積雪がある。

  • カラマツの黄葉は、昨年より鮮やかさが足りないような気がする。時期が遅いのかもしれない。

    カラマツの黄葉は、昨年より鮮やかさが足りないような気がする。時期が遅いのかもしれない。

  • 富士山左側の山腹方面のカラマツ林をアップで。

    富士山左側の山腹方面のカラマツ林をアップで。

  • 樹皮がはがれ、幹がねじ曲がったカラマツの古木。遠近感を誇張しているが、先端の枝は生きていて、黄葉をつけている。

    イチオシ

    樹皮がはがれ、幹がねじ曲がったカラマツの古木。遠近感を誇張しているが、先端の枝は生きていて、黄葉をつけている。

  • 蛇のように幹が地を這っているカラマツ

    蛇のように幹が地を這っているカラマツ

  • 富士山頂上も入れて。

    富士山頂上も入れて。

  • 曲がっているだけでなく、ねじれた幹を持つカラマツの古木。

    曲がっているだけでなく、ねじれた幹を持つカラマツの古木。

  • この木はカラマツの古木の中では若いほうなのだろうか。樹皮が残っている。

    この木はカラマツの古木の中では若いほうなのだろうか。樹皮が残っている。

  • 複雑にねじ曲がったカラマツの古木

    イチオシ

    複雑にねじ曲がったカラマツの古木

  • 8合目から頂上付近をアップで。遠くから見る富士山は優美な姿をしているが、間近でみる富士は荒ぶる男性的な山に見える。

    8合目から頂上付近をアップで。遠くから見る富士山は優美な姿をしているが、間近でみる富士は荒ぶる男性的な山に見える。

  • 3つに裂けた幹のカラマツ。幹の先端には黄葉を付けた枝が残っている。枯れてはいないのである。たくましい生命力である。

    イチオシ

    3つに裂けた幹のカラマツ。幹の先端には黄葉を付けた枝が残っている。枯れてはいないのである。たくましい生命力である。

  • 自然にできた巨大な盆栽のようでもある。

    自然にできた巨大な盆栽のようでもある。

  • 鮮やかに黄葉したカラマツの枝を手前に入れて、富士山頂上にレンズを向ける。

    鮮やかに黄葉したカラマツの枝を手前に入れて、富士山頂上にレンズを向ける。

  • 木漏れ日を入れて。

    木漏れ日を入れて。

  • カラマツのマツカサ

    カラマツのマツカサ

  • 標高2000mを超すと、ハイマツが生えている山が多いが、不思議なことに富士山はハイマツではなく、カラマツなのである。

    標高2000mを超すと、ハイマツが生えている山が多いが、不思議なことに富士山はハイマツではなく、カラマツなのである。

  • 奥庭には、いたるところ、現代アート風のオブジェのようなカラマツの古木が散在している。

    奥庭には、いたるところ、現代アート風のオブジェのようなカラマツの古木が散在している。

  • どんなメカニズムで、こんなに複雑に絡み合った幹になるんだろう。

    どんなメカニズムで、こんなに複雑に絡み合った幹になるんだろう。

  • 奥庭展望台から南アルプス方面を望む。ほぼ同じ高さに雲がたなびいている。

    奥庭展望台から南アルプス方面を望む。ほぼ同じ高さに雲がたなびいている。

  • まさしく自然の盆栽。

    イチオシ

    まさしく自然の盆栽。

  • カラマツの枝を額縁に見立てて富士山頂上をパチリ。

    カラマツの枝を額縁に見立てて富士山頂上をパチリ。

  • 駐車場に戻り、スバルラインをはさんで反対側の御庭の方へ。

    駐車場に戻り、スバルラインをはさんで反対側の御庭の方へ。

  • しばらく樹林帯の中を歩き森林限界付近へ。こちらには、ところどころ雪が残っている。奥庭とはわずかな標高差だが、残雪があるか、ないか差が出る。

    しばらく樹林帯の中を歩き森林限界付近へ。こちらには、ところどころ雪が残っている。奥庭とはわずかな標高差だが、残雪があるか、ないか差が出る。

  • 昨年は、大沢崩れまでの御中道ハイキングルートは崖崩れのため、通行止めだったが、今年は通れるようだ。だが、今日は連れ合いがロッジで待っているので、昼までにロッジに戻らなければならない。御中道ハイキングは来年までお預けだ。

    昨年は、大沢崩れまでの御中道ハイキングルートは崖崩れのため、通行止めだったが、今年は通れるようだ。だが、今日は連れ合いがロッジで待っているので、昼までにロッジに戻らなければならない。御中道ハイキングは来年までお預けだ。

  • 厳しい気候で、栄養分が少ないスコリアの土壌だが、カラマツの幼木が芽生えている。

    厳しい気候で、栄養分が少ないスコリアの土壌だが、カラマツの幼木が芽生えている。

  • 苔や地衣類は、かなり過酷な環境でも生育できる。

    苔や地衣類は、かなり過酷な環境でも生育できる。

  • 本栖湖遠望。手前には青木ヶ原樹海が広がっている。右端には貞観大噴火でできた寄生火山が列をなしている。

    本栖湖遠望。手前には青木ヶ原樹海が広がっている。右端には貞観大噴火でできた寄生火山が列をなしている。

  • 残雪の斜面のカラマツ。

    残雪の斜面のカラマツ。

  • 奥庭は観光客が多いが、御庭の方までくる観光客は少ない。数えるほどのハイカーが居るのみ。そろそろ引き返す時間だが、カップルのハイカーが昇っている小高い丘までは行ってみよう。

    奥庭は観光客が多いが、御庭の方までくる観光客は少ない。数えるほどのハイカーが居るのみ。そろそろ引き返す時間だが、カップルのハイカーが昇っている小高い丘までは行ってみよう。

  • スコリアの丘の上からの眺め。

    スコリアの丘の上からの眺め。

  • ガスが沸いてきた。

    イチオシ

    ガスが沸いてきた。

  • 河口湖遠望。

    河口湖遠望。

  • 南アルプス方面にも雲が沸いてきた。

    南アルプス方面にも雲が沸いてきた。

  • 8,9合目付近のガスは瞬く間に消えた。

    8,9合目付近のガスは瞬く間に消えた。

  • シャクナゲの幼木が根付いている。シャクナゲもこんな環境で生育できるんだ!<br />撮影に夢中になって、予定より一時間ほど長居をしてしまったが、連れ合いが待つロッジに戻り、ランチ。<br />広角レンズを使って迫力あるカラマツの撮影をしようと勇んできたのだが、こうして並べてみると、大した写真にはならなかった。玄白の撮影技量では、星空以外には超広角レンズは使いこなせない。昨年の旅行記の写真の方が出来栄えはよかった。<br />(参考: https://4travel.jp/travelogue/11298513)<br /><br />午後はいつもの通り、日帰り温泉「紅富士の湯」へ行ったり、ロッジでゆったりと過ごす。

    シャクナゲの幼木が根付いている。シャクナゲもこんな環境で生育できるんだ!
    撮影に夢中になって、予定より一時間ほど長居をしてしまったが、連れ合いが待つロッジに戻り、ランチ。
    広角レンズを使って迫力あるカラマツの撮影をしようと勇んできたのだが、こうして並べてみると、大した写真にはならなかった。玄白の撮影技量では、星空以外には超広角レンズは使いこなせない。昨年の旅行記の写真の方が出来栄えはよかった。
    (参考: https://4travel.jp/travelogue/11298513

    午後はいつもの通り、日帰り温泉「紅富士の湯」へ行ったり、ロッジでゆったりと過ごす。

  • 10月26日<br />ロッジの清掃を終え、チェックアウト。<br />途中、紅葉にはまだ早いが、富士吉田歴史民俗博物館の古民家の前のモミジ並木に立ち寄ってみた。予想通り、まだ紅葉には少し早い。

    10月26日
    ロッジの清掃を終え、チェックアウト。
    途中、紅葉にはまだ早いが、富士吉田歴史民俗博物館の古民家の前のモミジ並木に立ち寄ってみた。予想通り、まだ紅葉には少し早い。

  • 江戸時代の建てられた武藤家の古民家。軒先に置かれた大八車が印象的。

    江戸時代の建てられた武藤家の古民家。軒先に置かれた大八車が印象的。

  • 別のアングルで。

    別のアングルで。

  • 生垣はもう紅葉している。

    生垣はもう紅葉している。

  • 軒先に吊るされた干しトウモロコシ。

    軒先に吊るされた干しトウモロコシ。

  • 昨年は2階の窓に干し柿が吊るされていたのだが、今年はなくなっている。

    昨年は2階の窓に干し柿が吊るされていたのだが、今年はなくなっている。

  • 柿の木の葉は、まだ青々としている。

    柿の木の葉は、まだ青々としている。

  • 武藤家の隣の宮下家の古民家に入ってみた。無料で自由に中を見学できる。囲炉裏に火は入り、おばあさんが座っていると絵になるのだが、無人なのでそんなわけにはいかない。

    武藤家の隣の宮下家の古民家に入ってみた。無料で自由に中を見学できる。囲炉裏に火は入り、おばあさんが座っていると絵になるのだが、無人なのでそんなわけにはいかない。

  • 格子窓から色づき始めた紅葉を撮る。昨年までは古い機織り機が置かれていたが、今年はなくなっていた。

    格子窓から色づき始めた紅葉を撮る。昨年までは古い機織り機が置かれていたが、今年はなくなっていた。

  • 博物館のスタッフの女性が掃除のためにやって来たので、しばし雑談。<br />彼女の話では、ここの紅葉祭りは今年が最後だという。すぐそばを通っている国道138号の拡幅工事が計画されていて、この古民家を解体してしまうという。どこかに移築したいがまだ決まっていないのだという。

    博物館のスタッフの女性が掃除のためにやって来たので、しばし雑談。
    彼女の話では、ここの紅葉祭りは今年が最後だという。すぐそばを通っている国道138号の拡幅工事が計画されていて、この古民家を解体してしまうという。どこかに移築したいがまだ決まっていないのだという。

  • 「古民家と紅葉並木は今年が見納めですよ。モミジ祭りにはぜひお出で下さい」との言。<br />ここは、秋の山中湖ロッジ滞在のお気に入りの場所だったので、来年から見られなくなるのは寂しい限りだ。来月中旬に、またこちらに来る予定なので、ここには、是が非でももう一度来ることにしよう。

    「古民家と紅葉並木は今年が見納めですよ。モミジ祭りにはぜひお出で下さい」との言。
    ここは、秋の山中湖ロッジ滞在のお気に入りの場所だったので、来年から見られなくなるのは寂しい限りだ。来月中旬に、またこちらに来る予定なので、ここには、是が非でももう一度来ることにしよう。

  • 来月来た時には、並木道は落ちモミジで埋め尽くされているはずだ。

    来月来た時には、並木道は落ちモミジで埋め尽くされているはずだ。

  • 最後に、色づいたモミジをアップで・・・

    最後に、色づいたモミジをアップで・・・

  • 数枚撮影して、帰宅の途についた。<br />

    イチオシ

    数枚撮影して、帰宅の途についた。

25いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

旅行記グループ

山中湖ロッジ滞在記

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP