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4月中旬から友人所有の山中湖ロッジがオープン。さっそく4月17日夕方にチェックインして3泊4日で使わせてもらった。<br />今回は、主に富士五湖周辺で満開を迎えた桜と富士山のコラボを撮り歩くことがテーマ。幸い天候にも恵まれ、意外に姿を見せることが少ない富士山も今回はバッチリ!<br />18日は、富士山と桜と五重の塔が一度に見えるというので、日本人より海外からの旅行客に知名度抜群の富士山ビュースポット、新倉山浅間公園へ。出遅れると大混雑に巻き込まれそうなので、星の撮影を兼ねて夜中2時半に現地到着。<br />いったんロッジに引き返し、朝食後は忍野村を流れる新名庄川沿いの桜並木へ。午後は天候悪化のため、日帰り温泉「紅富士の湯」でのんびり過ごす、初日は、こんな行動パターンだった。

桜と富士山を撮り歩く (1)海外観光客に人気抜群の富士山ビュースポット

39いいね!

2016/04/18 - 2016/04/18

114位(同エリア950件中)

旅行記グループ 山中湖ロッジ滞在記

4

48

玄白

玄白さん

4月中旬から友人所有の山中湖ロッジがオープン。さっそく4月17日夕方にチェックインして3泊4日で使わせてもらった。
今回は、主に富士五湖周辺で満開を迎えた桜と富士山のコラボを撮り歩くことがテーマ。幸い天候にも恵まれ、意外に姿を見せることが少ない富士山も今回はバッチリ!
18日は、富士山と桜と五重の塔が一度に見えるというので、日本人より海外からの旅行客に知名度抜群の富士山ビュースポット、新倉山浅間公園へ。出遅れると大混雑に巻き込まれそうなので、星の撮影を兼ねて夜中2時半に現地到着。
いったんロッジに引き返し、朝食後は忍野村を流れる新名庄川沿いの桜並木へ。午後は天候悪化のため、日帰り温泉「紅富士の湯」でのんびり過ごす、初日は、こんな行動パターンだった。

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車

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  • 新倉山(あらくらやま)浅間神社<br />富士急下富士吉田駅近くの新倉山中腹の神社周辺は650本の桜(ソメイヨシノ)が植えられた公園として整備されている。<br />神社本殿から400段ほどの階段を登ったところに戦没者を祭る忠霊塔という五重塔がある。そこの展望台が富士吉田市街、公園の桜、富士山、五重塔が一度に見える絶景ポイントになっている。<br />なお、麓には駐車場が整備されていて70〜80台くらいは停められる。

    新倉山(あらくらやま)浅間神社
    富士急下富士吉田駅近くの新倉山中腹の神社周辺は650本の桜(ソメイヨシノ)が植えられた公園として整備されている。
    神社本殿から400段ほどの階段を登ったところに戦没者を祭る忠霊塔という五重塔がある。そこの展望台が富士吉田市街、公園の桜、富士山、五重塔が一度に見える絶景ポイントになっている。
    なお、麓には駐車場が整備されていて70〜80台くらいは停められる。

    新倉浅間神社 寺・神社・教会

  • 忠霊塔裏の展望台には、すでに3人のカメラマンが撮影にきていたが、まだ場所取りには余裕がありそうなので、ハイキングコースを少し上ったところにある四阿まで来た。<br />ここで富士吉田市街の夜景と富士山と星空の撮影。富士山上空には、夏の星座、さそり座が輝いている。肉眼ではわからなかったが、春らしく少し霞がかかったようで、くっきりとした富士山にはなっていない。

    忠霊塔裏の展望台には、すでに3人のカメラマンが撮影にきていたが、まだ場所取りには余裕がありそうなので、ハイキングコースを少し上ったところにある四阿まで来た。
    ここで富士吉田市街の夜景と富士山と星空の撮影。富士山上空には、夏の星座、さそり座が輝いている。肉眼ではわからなかったが、春らしく少し霞がかかったようで、くっきりとした富士山にはなっていない。

  • 長時間露光で、星の日周運動撮影

    長時間露光で、星の日周運動撮影

  • 30分ほどして、撮影ポイントの展望台へ。すでにカメラマンは6人に増えている。<br />富士山と忠霊塔(五重塔)、富士吉田の夜景が一望の絶景。

    30分ほどして、撮影ポイントの展望台へ。すでにカメラマンは6人に増えている。
    富士山と忠霊塔(五重塔)、富士吉田の夜景が一望の絶景。

  • ここでも、長時間露光で星の軌跡を撮影。露光終了のころになると、すでに空は明るくなり始めている。

    ここでも、長時間露光で星の軌跡を撮影。露光終了のころになると、すでに空は明るくなり始めている。

  • すでにカメラマンは10名以上になっている。数名のカメラマンが桜をライトアップしてくれるので、同じタイミングでシャッターを押す。

    すでにカメラマンは10名以上になっている。数名のカメラマンが桜をライトアップしてくれるので、同じタイミングでシャッターを押す。

  • 冒頭に書いたように、ここは日本人より海外旅行客に絶大な人気がある場所である。外国人にすれば、代表的な日本らしいもの、富士山、桜、五重塔が一度に見られるのである。<br />SNSで情報が飛び交い、日本を訪れる外国人観光客は、ほとんどの人がここを知っているらしい。ミシュラン観光ガイド第4版では表紙を飾り、タイでは小学校の教科書にも載っているという。日本人より知名度が高いのである。<br />夜明け前からきているカメラマンのうち、二人は外国人だった。

    イチオシ

    冒頭に書いたように、ここは日本人より海外旅行客に絶大な人気がある場所である。外国人にすれば、代表的な日本らしいもの、富士山、桜、五重塔が一度に見られるのである。
    SNSで情報が飛び交い、日本を訪れる外国人観光客は、ほとんどの人がここを知っているらしい。ミシュラン観光ガイド第4版では表紙を飾り、タイでは小学校の教科書にも載っているという。日本人より知名度が高いのである。
    夜明け前からきているカメラマンのうち、二人は外国人だった。

  • 日の出直前。空に薄雲がかかってきた。

    日の出直前。空に薄雲がかかってきた。

  • すばらくすると、またすっきりした青空になった。

    すばらくすると、またすっきりした青空になった。

  • 夜が明け、日が射してきた。

    夜が明け、日が射してきた。

  • 手前の桜にも徐々に日が射し始めた。だが、一番手前まで日が当たるようになるにはあと2時間くらいはかかりそうだ。連れ合いがロッジで朝食の準備をして待っているので、それまで待つわけにも行かない。展望台はだいぶ混雑してきたことだし、そろそろ撤収するかな。

    イチオシ

    手前の桜にも徐々に日が射し始めた。だが、一番手前まで日が当たるようになるにはあと2時間くらいはかかりそうだ。連れ合いがロッジで朝食の準備をして待っているので、それまで待つわけにも行かない。展望台はだいぶ混雑してきたことだし、そろそろ撤収するかな。

  • 展望台の良い場所をゆずり、横に移動して、忠霊塔と富士山の位置関係を変えてみた。

    展望台の良い場所をゆずり、横に移動して、忠霊塔と富士山の位置関係を変えてみた。

  • 忠霊塔が建っている広場まで降りてきた。1962年に戦没者慰霊のために建てられた鉄筋コンクリート製の五重塔。高さ19.5m。<br />外壁は最近塗りなおされたらしく、鮮やかな色になっている。

    忠霊塔が建っている広場まで降りてきた。1962年に戦没者慰霊のために建てられた鉄筋コンクリート製の五重塔。高さ19.5m。
    外壁は最近塗りなおされたらしく、鮮やかな色になっている。

  • ここから397段の階段を下っていく。階段の途中にも桜が咲いていて、富士山とのコラボが楽しめる。

    イチオシ

    ここから397段の階段を下っていく。階段の途中にも桜が咲いていて、富士山とのコラボが楽しめる。

  • 途中から本殿経由で駐車場に行くショートカットの道を行く。普段は、この道を車で上って忠霊塔前まで行けるのだが、桜や紅葉の混雑時は通行禁止になっている。

    途中から本殿経由で駐車場に行くショートカットの道を行く。普段は、この道を車で上って忠霊塔前まで行けるのだが、桜や紅葉の混雑時は通行禁止になっている。

  • 桜と一緒にツツジも咲いている。

    桜と一緒にツツジも咲いている。

  • 一旦ロッジに戻り朝食後、今度は連れ合いとともに忍野村忍草地区の新名庄川沿いの桜並木を撮影に行く。<br />忍野八海近くのますの家という茅葺古民家の民宿の隣にある無料駐車場に車を停め、忍野八海エリアに歩いていくと新名庄川に出る。この川沿いに見事な桜並木があり、ちょうど満開を迎えている。忍野八海は観光客でごった返していると思うので立ち寄らないことにした。

    一旦ロッジに戻り朝食後、今度は連れ合いとともに忍野村忍草地区の新名庄川沿いの桜並木を撮影に行く。
    忍野八海近くのますの家という茅葺古民家の民宿の隣にある無料駐車場に車を停め、忍野八海エリアに歩いていくと新名庄川に出る。この川沿いに見事な桜並木があり、ちょうど満開を迎えている。忍野八海は観光客でごった返していると思うので立ち寄らないことにした。

    忍野八海 自然・景勝地

  • 富士山には全く雲がかかっておらず、くっきりと山容がみえているのだが、上空太陽の方角だけ雲がかかっている。雲の動きは速いのだが、端から次々と雲が湧き出て全体としてはまったく動いていないように見える。雲の端が虹色の彩雲になっているのだが・・・

    富士山には全く雲がかかっておらず、くっきりと山容がみえているのだが、上空太陽の方角だけ雲がかかっている。雲の動きは速いのだが、端から次々と雲が湧き出て全体としてはまったく動いていないように見える。雲の端が虹色の彩雲になっているのだが・・・

  • 忍野村だけが雲の下になってしまい、桜の色が鮮やかさを欠いてしまったのが惜しい。2時間待ったが、上空の雲が退かなかった。<br />遠くからみると、この上空の雲は富士山にかかるつるし雲だったかもしれない。

    忍野村だけが雲の下になってしまい、桜の色が鮮やかさを欠いてしまったのが惜しい。2時間待ったが、上空の雲が退かなかった。
    遠くからみると、この上空の雲は富士山にかかるつるし雲だったかもしれない。

  • イチオシ

  • 川に沿って上流に向かって歩いてみる。

    川に沿って上流に向かって歩いてみる。

  • 800mほど歩くと、2つの木製の歩道橋を通り過ぎて、お宮橋という車道の橋まで行きつく。ここまで川の両岸に桜並木が続き、お宮橋からの眺めは川の流れの先に富士山がそびえているという、絶景ポイントになっている。

    イチオシ

    800mほど歩くと、2つの木製の歩道橋を通り過ぎて、お宮橋という車道の橋まで行きつく。ここまで川の両岸に桜並木が続き、お宮橋からの眺めは川の流れの先に富士山がそびえているという、絶景ポイントになっている。

  • お宮橋から、来た道を撮影しながら駐車場に戻る。

    お宮橋から、来た道を撮影しながら駐車場に戻る。

  • 忍野八海ほどではないが、新名庄川沿いも観光客が大勢歩いていて、あちこちで記念写真を撮っている。

    忍野八海ほどではないが、新名庄川沿いも観光客が大勢歩いていて、あちこちで記念写真を撮っている。

  • 山中湖ロッジに戻る途中、富士吉田市歴史民俗博物館がある公園に立ち寄ってみた。ここの一角に古民家が保存されている。その前の歩道は紅葉がとても美しいところだが、桜が咲いているのが見えたので、寄ってみた。

    山中湖ロッジに戻る途中、富士吉田市歴史民俗博物館がある公園に立ち寄ってみた。ここの一角に古民家が保存されている。その前の歩道は紅葉がとても美しいところだが、桜が咲いているのが見えたので、寄ってみた。

    ふじさんミュージアム 美術館・博物館

  • 昨年11月に紅葉の撮影に訪れたときと同じ場所、同じアングルで一枚パチリ。<br />秋には、桜のあたりにはオレンジ色の実をつけた柿の木が写っていた。<br />

    昨年11月に紅葉の撮影に訪れたときと同じ場所、同じアングルで一枚パチリ。
    秋には、桜のあたりにはオレンジ色の実をつけた柿の木が写っていた。

  • 古民家から富士山ミュージアムの方へぶらぶら散策。園内は富士桜という小ぶりの花をつける桜とミツバツツジが咲き誇っている。

    古民家から富士山ミュージアムの方へぶらぶら散策。園内は富士桜という小ぶりの花をつける桜とミツバツツジが咲き誇っている。

  • ミツバツツジ

    ミツバツツジ

  • さらに鐘山通りという道を挟んだ雑木林の中に、鐘山の滝という落差10mほどの滝がある。忍野八海と、先ほど川畔を歩いた新名庄川の水が流れ込んでいる。この川は桂川となって大月経由で相模湾に注いでいる。湧水が源流なので、水はとても澄んでいる。<br />それほど有名な観光スポットではないので、誰もいない。

    さらに鐘山通りという道を挟んだ雑木林の中に、鐘山の滝という落差10mほどの滝がある。忍野八海と、先ほど川畔を歩いた新名庄川の水が流れ込んでいる。この川は桂川となって大月経由で相模湾に注いでいる。湧水が源流なので、水はとても澄んでいる。
    それほど有名な観光スポットではないので、誰もいない。

  • 水の流れがキラキラと輝いてとてもきれいだ。一番輝きが増す位置で、極端に露出アンダーで撮影し、コントラストを強めて水の流れだけが浮かび上がるように写真を仕上げてみた。<br /><br />天気予報どおり、昼過ぎから雲が厚くなり、富士山は姿を隠してしまった。午後は、山中湖西側にある「紅富士の湯」という日帰り温泉でのんびり過ごした。ここは、源泉かけ流しではないが、熱め、ぬるめの2つの露天風呂、サウナ、ミストサウナ、ジャグジーなど設備が充実していて、何より富士山が正面に見えるという、お気に入りの温泉である。ロッジに来たときは毎回のように立ち寄っている。<br />温泉に浸かりながら、明日の行動予定を考えることにしよう。

    水の流れがキラキラと輝いてとてもきれいだ。一番輝きが増す位置で、極端に露出アンダーで撮影し、コントラストを強めて水の流れだけが浮かび上がるように写真を仕上げてみた。

    天気予報どおり、昼過ぎから雲が厚くなり、富士山は姿を隠してしまった。午後は、山中湖西側にある「紅富士の湯」という日帰り温泉でのんびり過ごした。ここは、源泉かけ流しではないが、熱め、ぬるめの2つの露天風呂、サウナ、ミストサウナ、ジャグジーなど設備が充実していて、何より富士山が正面に見えるという、お気に入りの温泉である。ロッジに来たときは毎回のように立ち寄っている。
    温泉に浸かりながら、明日の行動予定を考えることにしよう。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • hiro3さん 2016/05/05 03:28:24
    来年のポスターに・・・!
    これはお見事ですね!玄白さん(^_^)v

    「観光協会ですが、来年のポスターに・・・!」そんなオファーが聞こえてきそうな見事な絶景!色んなところでサクラとのコラボが、話題になっていたこの場所!国内よりも外国での評判が凄いことに・・・、楽しませていただきました。関西からは時期を合わすのが困難で、ましてや休日が限られる自分ですので、なかなか・・・。

    楽しませていただきました。「いいね!」を連打したいくらいです。

                           hiro3

    玄白

    玄白さん からの返信 2016/05/05 10:26:20
    RE: 来年のポスターに・・・!
    hiro3さん、こんにちは

    いつも玄白旅行記訪問、いいね投票ありがとうございます。

    富士山と桜の組み合わせ撮影では、超々定番のポイントです。去年は天気の条件と旅行スケジュールがあわず、ここでの撮影ができませんでしたが、今年は絶好の条件に恵まれました。
    70〜80台くらい停められる駐車場は朝7時過ぎには満車になっていました。関西方面からの車もチラホラ見かけました。

    関西方面には、なかなか出かけるチャンスはないのですが、もし行けるとなったら、hiro3さんの旅行記、参考にさせていただこうと思っています。

    玄白

  • 琉球熱さん 2016/05/01 23:35:25
    またまた
    玄白さん、結構なお手前で!

    何と言っても富士山の山肌までくっきりと。これは凄いですね。
    何か特殊なテクニックでも?

    富士、五重塔、桜・・・鉄壁の構図です。いや、お見事!

    玄白

    玄白さん からの返信 2016/05/04 10:02:31
    RE: またまた
    琉球熱さん、毎度どうもです。


    > 何と言っても富士山の山肌までくっきりと。これは凄いですね。
    > 何か特殊なテクニックでも?
     
    特に変わったテクニックを使っているわけではありません。夜明け前は十三夜の月が西に残っていて、また夜明け後は東から日が射しているので、山肌の陰影が出やすくなっているだけです。昼間、日の光が真上から射すと、ベタッと真っ白になっちゃいますね。
    風景写真は、光の条件を見極めることがポイントでしょうか。どうしても、朝晩がシャッターチャンスになることが多いですね。
    しいてテクニックといえば、カメラの撮影モードを’風景’もしくは’Vivid'にして、コントラストと彩度が強調されるようにセッティングすることぐらいです。

    玄白

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