2025/06/29 - 2025/06/30
15位(同エリア43件中)
おくさん
14 San Román da RetortaからAs Sixas この旅2番目の悲劇
今晩の宿はArbergue de peregrinos de As Sixas 公営です
6/29(日) 今日は(も)とんでもないことが起こりました(予告)。
今日の巡礼路は高低差50mから150mの丘が連続する道で、今までのカミーノからみたらずっとマシです。でもやっぱり腰は痛いし下りは股関節に来ます。それでも歩けることに感謝です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7時ちょっとに出発。少し行くと向こうからタクシーがやって来た。車の窓越しに野球帽の少年が私を凝視してるので気付いた事があった。
昨日、家族でアルベルゲにやって来たが気に入らなかったようで泊まることなくどこかに行ってしまった家族だ。そのとき野球帽の少年に「疲れた?」と聞くと首を二回振りました。きっと昨日はそこからタクシーでホテルまで行って、今日はホテルから昨日歩き終えたアルベルゲまで戻ったんじゃないかなと想像した。律儀なもんだね。 -
次の村にはバルがあったのでコラカオとサンチャゴケーキで朝飯みたいなことをする。トルティージャやエンパナだとか、もっと実力のある物を食べたいけど、このバルにはこれしか無かった。ケーキでも食べられないよりずっとマシだったけど。
ガラスのコップの前に金属の小さいバケツみたいのがありますが、ゴミ入れです。スペインのバルには付き物です。 -
次の村Fereiraにもバルがあったので寄ってきました。いままでこんなに頻繁にバルが出てこなかったと思うけど、これは大きな町のメリダが近くなったからだと思う。今まで滅多になかったバルなので、稀少価値の気になってつい寄ってしまいます。
-
格好の日陰があったので、これ幸いと休んで行くことにしました。そうしたらここは良く覚えている場所だった。日陰の中に入って行くと、特徴ある石仏(?)があったので、あぁここだったのかと思いだした!石仏みたいのはサンチャゴの石像です。像の前には整備された小川も流れていて休むには最適なところでした。
ただのお休み処としては懲りすぎてるので何かイワレがある場所なんだろうけど分からない。こう言うところって以前に巡礼が亡くなってるので、その可能性があるかな?想像だけど。 -
またお墓を撮ってます。スペインのお墓はこのように団地になっている所が多いです。金持ちのお墓は一戸建てで凄い豪華ですが、庶民はこれが平均と思います。やっぱり団地の上の方が値段が高いのかな?
-
今日のアルベルゲAs Sixasはカミーノから100m外れています。ここには12時半の到着と、ここまではいつもと同じです。少し待っているとオスピタレラがやって来たので、チェックインして2階のベッドルームに落ち着きました。
「この旅2番目の残念」とは、雨で濡れたために壊れたカメラを乾かそうとバッテリーケースを開けたところ、SDカードがピョンと飛び出して床の隙間にするすると入ってしまいました。えっまじで!!!YouTubeではスマホが側溝にスルッと落ちるのを見たことあるが、それが自分にも起こるなんて!ライトで隙間を照らして見ると大分下にカードが見えてます。50cmほどの深さなので持参の割り箸じゃ届かない。外から長い茎を取ってきて、それに使い捨てシーツを小さく巻き付けて先端に接着剤を付けて引き寄せようとしましたが無理でした。見えてるんだがなぁ。
普段ならバッテリーとSDカードが飛び出す仕組みは便利だったけど、こんな落とし穴があったとは!文字通り、その先には本当の落とし穴があったと言うおまけつき。 -
写真に同じことが書いてありますが、忘れないように帰ってきてから写真に直接コメントを記入しています。
床が剥がせないかと試みたが流石に無理らしい。どうせ駄目だろうけどオスピタレラに言うと見に来てはくれたが手だてはなさそう。どっかから先端に挟む物が付いた長い棒を持ってきてくれたが、穴の幅が狭すぎて入らなかった。もうどうしようもない。ついでにこの人もガリシアWi-Fiについては知らない人でした。
ずっと床に張り付いて無茶な体勢で格闘してたら腰が本格的に痛くなってきたし、これ以上の手立てがないので諦めました。カメラは駄目になったけど、今までの写真だけでも持ち帰ろうと思ってたのにこんな事になるとは夢にも思わなかった。腰の事と言い今回のカミーノは私史上最悪になりました。せめてタブレットの写真だけは守ろうと思います。 -
階段のガラスの手すりにすがり付きながら1階のある受付まで挟む道具を返しにいきました。お姉さんも残念そうにしてくれたけど、こっちは残念どころじゃないでがんす。
-
腰痛が最悪レベルになったので、シルビーの必殺クリームを塗ったのに今回ばかりは効きません。更に2度塗ったのに効かないとは困りました、クリームは最後の頼みの綱だったのに。仕方なしに初めて痛み止めを2個飲んでみました。これで効かないと困るんですが。
この旅で最大の痛さに襲われて気持はどよどよになりました。 -
8年前、巡礼中に酷い腰痛を発症したことがあって、立ち上がったら激痛で一歩も歩けなかった。今回はそれと同レベルです。前回は歩幅を15cmにしてソロリソロリと暫く歩くことで痛みは改善したので、今回もそれだと良いんですが。明日やってみないと分かりません。
問題の隙間はベッドルームなので、他の巡礼も「どうだ取れそうか?」と声を掛けてくれたけどなす術がありませんや。 -
1歩踏み出すだけでも激痛が走るので、出来れば大人しくベッドに寝ていたいけど、夕飯は隣の私営アルベルゲに申し込んであるし、頑張って食べないことには明日歩けないので2本のスティックにすがるようにして移動します。
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公営アルベルゲのWi-Fiはあるのに使えないので夕飯を食べに行った隣の私営アルベルゲ兼バル(Albergue A Toqueira)のWi-Fiを使って送信します。今日の公営は新し目で綺麗だけど床がなー。床に隙間なんか作るなよ!日本の宿なら建物の不具合でSDカードが落ちてしまったのなら宿の責任で何とかしてくれると思うけど、ここはスペインだしおまけにアルベルゲなので「困ったわね」で終わってしまいました。
良かったことはメッセンジャーで二人の方とビデオ通話が出来ました(隣のバルから)。憂さ晴らしで高いビールとカーニャを飲みました。夕飯は7時半から隣で食べさせて貰えます。隣に行くだけなのに杖を二本突いて必死の形相。 -
ここはアルベルゲ二軒だけの村で買い物はできませんが私営アルベルゲにはバル兼レストランもあるので、飲み食いには困らないから心強いです。公営に泊まった人も私営に泊まった人も全員が一堂に会しての夕飯です。メニューは20日ぶり。
はす向かいのオジサンが凄い恰好で歩いていた長身の人とすぐ気付かなかった。夕食の時はとても明るかったし座ってたので故障してた人だと分からなかった。歩く姿は気の毒過ぎたけど、いまは明るく振る舞っているので安心した。同病相哀れむ。
歩数計のリセットボタンがバカになったのでルーゴからの累積計算になりましたがこれも数字の上部が消えているので歩数は想像になりました。想像で書いてもしょうがないので記すのは止めました。 -
15 As Sixasからメリデ メリデと言えばプルポ
今日の宿はAlbergue de peregurinos de Meride公営です
公営アルベルゲがあるならいつでも公営の一択です。安いから
6/30(月) 6月も今日で終わり、明日からは7月です。って小泉の若様みたいなこと言ってますね。帰るのが8/7なので、まもなく私の巡礼も残り1ヶ月を切ります。ホッとしそうですがいつもと違ってあれこれ困ったことだらけなので気が重いです。何とか良い材料を見つけたいと思ってます。
下馬評どおり、巡礼路がなだらかな丘程度になってきています。もうこの先、急な上り下りはないでしょう。8年前にプリミティボを歩いた時は若かったので、何だ坂こんな坂でしたが、今年はなだらかな道がありがたいです。 -
今日はいよいよメリデに到達してフランス人の道と合流します。カミーノ銀座なので巡礼が山盛りいることでしょう、良いんだか悪いんだか。
ベッドから這い出すと昨日ほどの痛みはありません。きっとシルビーがくれたクリームの二重掛けと、痛み止めを倍飲んだ複合技でしょうか。
床下のデジカメデータに別れを告げて痛み止めを1錠飲んでモタモタと7時半に出発。
カミーノはいつもと同じです。登ったり降りたりの繰り返し。10時を過ぎると気温がぐんぐん上昇してくるので、森の中のカミーノを歩けるのは日陰があって有難いです。 -
遠くに今日の目的地メリデが小さく見えてきました。こっから3時間と言う所でしょうか。
朝飯には小さなカステラパンとコーヒーだけなので腹ペコになってますが、メリデでは名物のプルポ(タコ)を食べるので、それだけを楽しみに歩いてます。 -
プリミティボの道は教会の横からメリデに侵入します。とうとうその侵入路が見えたときはサンチャゴ到達のような高揚感がありました。何のこっちゃ。
ここまで来れば公営アルベルゲもプルポの名店エセキエルもカミーノも何も見ないでも行けます。メリデ4回目ですから。 -
この教会を訪れるのも4回目。また来ることができましたと挨拶して、プルポの名店エセキエルを目指しました。やっぱりメリデに来たらタコを食べなきゃ。
-
幸い12時と、スペインでは昼前の時間なので、店内は混む前だからプルポをゆったりと楽しめました。パンは?と聞かれたけどいらない。案の定パンは別料金でした。
プルポは以前は10ユーロだったけど、12.5ユーロに値上がりしてました。プルポとビール小瓶で合計15ユーロ。前に食べた時は両方食べても10で済んだのに。もう庶民の店ではないですね。次にメリデに来ることがあっても、エセキエルはもう来なくてもいいかな?
15ユーロ出すなら3食分を余裕で買えますから。しかもビールは小瓶じゃなくて1リットル瓶が飲めます。 -
奥では中学生の団体がかしましい。これからサンチャゴに至る数日間は、こういう賑やかな団体と前後して歩くことになります。前後と言うか、波にもまれて?
プリミティボの道で最初の頃に会った男が、メリデから小さい袋だけ持った巡礼者が増えてうざいのでメリデから先は歩かないと言ってたけど、私は聖地まで行くのが巡礼と思っているので、それはあり得ないです。 -
アルベルゲにチェックイン。ガリシアのアルベルゲはどこも同一料金で10ユーロ。ガリシアの良いところはシニアには必ず下段ベッドをあてがってくれます。
受付でプリミティボで一緒だった若者の顔が見えたので嬉しい。彼も勿論私を覚えていて喜んでくれました。ここは9割以上の巡礼はフランス人の道を歩いて来た人達だから、同じプリミティボ巡礼は貴重です。写真はそのメリデのアルベルゲ風景。老若男女ごちゃ混ぜで戦場のようです。 -
数年前に泊まったときは、私の周りには暴風雨みたいなイビキ大王が二人もいました。さすがにこれは寝てらんないのでキッチンに移動して大きな木のテーブルの上に寝袋を敷いて寝ましたが、あとから同じように避難してきた人がいました。いま考えたら硬いテーブルじゃなくてベッドのマットレスを持ち出して廊下で寝れば良かった。マットは外せるんだから。今度はそうしよ。
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こちらは昨年(2024)歩いた銀の道にあった別のアルベルゲですが、これ見てウゲェと思う人はアルベルゲには泊まれません。すぐ慣れますけどね、イビキ以外は。
私のベッドは前に(2017)泊めて貰った時と同じで、手前の下段です。バナナが載ってます。 -
プルポでお昼を食べたけど栄養補給にスーパー Froiz へ。私に取っての高級バケツ野菜、チーズにビールと炭酸飲料2本にプロティンとトマト。明日の行動食はアップルパイもどき(写真手前)。これ途中で食べるには適度に水分もあって食べやすいんですよ。
アルベルゲの何もないキッチンでゆったりと頂きました。私にはキッチンに何も器具がないと逆に利用者がいないと言うメリットがあります。w
昨日の野球帽一家がやって来がチェックイン出来ずにまた引き上げてった。何なんだろな?
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この旅行記へのコメント (4)
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- 万歩計さん 2025/12/22 21:17:35
- 災難でしたね
- おくさん、こんばんわ。
災難でしたね。特に後で旅行記を書くつもりでいたら、SDカードはパスポートの次に大事です。私もポルトガル旅行でカメラを失くした経験があります。同行の友人がスペアのカメラを貸してくれましたが、失くしたカメラよりその中の写真データが残念でした。
コインロッカー式の共同墓地、カミーノで何度も見ました。小生の菩提寺の納骨堂には先祖代々の遺骨を入れる場所があるけど、あのロッカーの中には何を入ってるのでしょうか。歳をとるとこんなことも考えます(笑)
万歩計
- おくさん からの返信 2025/12/22 23:10:59
- Re: 災難でしたね
- 万歩計さん、こんばんは。
今年のカミーノは初日からCタイプのアダプターは失くすし靴は壊れるし踏んだり蹴ったりでした。
それでも大怪我しなかったし無事に帰れたので良かったです。
寒さと共に腰痛が最高潮になっていて、今日は室内で歩くのもままならない状態です。
痛み止めを飲めば違うのですが、夜はなるべく飲まないようにしています。
こんなじゃ来年は難しいかな~。
-
- Mugieさん 2025/12/22 13:42:14
- こんにちは。
- 文章を読んでる時はついてない話だと思いましたが、写真を見てびっくり。
よくあんな狭い隙間にカードが飛んで入りましたね(°▽°)
運の悪さに悲しくなりますね。
おまけに腰痛も大変そうです。
この後は無事に歩けましたか?
ムギー
- おくさん からの返信 2025/12/22 14:12:06
- Re: こんにちは。
- ムギーさんありがとうございます。
もうね、カメラについては運に見放されたと思いました。
帰ってきてから綾が付いたカメラは買わずにスマホを買って、それで写真は撮ることにしました。
でも相変わらず電話もWi-FiもSIMを入れないと使えません。
無職なので電話必要ないかなと。
腰痛は絶賛アイタタタ中が続いております。
寒さで春に痛めた怪我まで再登場してくれちゃってます。
これから寒さが一層厳しくなりますが、ムギーさんもお身体大切に。
え、そんな歳じゃないって !?
失礼しました。m(_ _)m
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