2025/06/01 - 2025/06/02
130位(同エリア315件中)
おくさん
6月1日(日) Islares アルベルゲを7:10に出発。前を数人の巡礼が出発したがみるみる離されるが追わないて言うか足が鈍いので追えない。キレイな所では写真を撮るので尚更距離が開く。怪我人の自覚があるので一緒に歩けるとは思えないから一人歩きになっても残念ではないです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
6年前に覚えがある橋の上に出た。カナダ系アメリカ女子が、こっちはイージーウェイと教えてくれた場所だ。しかしその先を覚えてないしカミーノを外れるので案内板等はまったくない。mapsmeで確認して、ラレドは左方向なのでこを曲るんだろうと思って×印方向へ進む。
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20分歩いた所に地元のお婆さんがいたのでラレドの方向を聞くと反対を指す。カミーノは?と聞くとまた反対を指す。おかしいなと思い次の角でGPSを確認するとお婆さんが正解だった!往復で50分のムダ。腐っても戻るしかないが、こう言うのが一番モチベーションが下がる。
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次からは角があるたんびにタブレットで方向を確認して歩く。カミーノを外れるとこう言うのが面倒だが、やらないともっと面倒なことになる。こっちの道は本ルートから外れているので巡礼はやって来ないが珍しくフランス三人組がやって来た。イージーウェイを知っているのか。次は親父チャリと男女ペア。どうやらIslares 向こうのカストロウルディアレス出発組が近づいてきたようだ。
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歩き疲れて腹も減ってきたのでバルを期待しながら歩いてると、おあつらえ向きのバルが出現したので、コラカオとトルティージャで小腹を満たす。久し振りに現れたバルなので数人の巡礼も休んでいる。休んでいると雨足が強くなってきたのでザックカバーとレインウェアを装着して出発。ずっと雨が降らなかったので、まともな雨は初めてかも。
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同じタイミングでソロの兄ちゃんが出発したが、ラレドが近づいた所でカミーノを外れて行った。矢印が確認できるのに別方向に行くと言うのは何か目的があるのだろう。声をかけずに自分は矢印に従う。
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13:20 ラレドのアルベルゲ到着。自分は10番目で殆どが昨日のアルベルゲで一緒だったIslares組。カストロウルディアレス組はまだ殆ど到着してないらしい。Islaresとカストロウルディアレスとの差は9キロなので、簡単には追い付かれなかったってことか。
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アルベルゲへの扉はご覧のように歴史を感じさせるものです。その前で雨に濡れた巡礼が何人も待っている光景はちょっとシュールだ。チェックインは2時からなので私は40分待つだけだったけど、先頭は何時に到着したのだろう?
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やがて時間になったので人数を区切って中に入ることができる。左側が受付のテーブルで、一人一人順番に椅子に座って丁寧にチェックインして、他の人たちは大人しく右側で待ってます。
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ひととおり最初のグループが受付を済ませると、グループごとに部屋に案内されました。前回泊まった時は普通のベッドルームだったが、今回はいかにも修道院の中と言う感じの歴史ある廊下を歩いた先にある部屋で、廊下はいちいち施錠してるし迷路みたいだし、これ明日出発の時に迷いそうだなと心配になる。
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自分たちのグループは同じベッドルームになるので婆ちゃんは真剣だった。部屋には二段と平ベッドが一台あったが唯一の平ベッドを自分のにしていいかと聞いてくるから常識ある大人だ。自分は無事に下段を取れて上段にはオランダとインドネシアとのハーフ美人が入る。隣の部屋には残りのチームが全員入ったようだ。この頃になってようやく全員が同じグループなのが分かった。つまり7人グループの中に私一人が異分子として混ざっているという訳だ。すいませんね。
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後で考えるとこの人たちは昨日のIslaresで一緒だった人たちだ。Islaresに泊まった人たちは一枚も撮ってなかったので確認はできないが大勢のグループが一部屋になったのでこの人たち以外には考えられない。と言うか間違いなくこの人たちだ。このグループとは明日のグエメスに行く時にバスに誘ってくれたり、残りの区間を楽しく歩くことになる縁が深い人達になるのだったが今は部屋が一緒になったと言うだけだ。でもハーフ美人はベッドの上下と言うこともあり話しかけてくれるので少し親しくなれた。チームは全員がオランダからやって来た友達同士らしいのも分かる。こう言うのは仲良くなった後になって分かると本当に不思議な出会いだったなと思いだせる。
シャワーも無事すんだがここにはキッチンが無いようなので仕方ないから定食を食べるかと賑やかな町中に行くとレストランはどこも定食30ユーロと出ている。バーガーキングでもあれば大金は使わなくても済むが無さそう。困ったなとさ迷っていると韓国婦人が登場して、アルベルゲにキッチンがあることを教えてくれた。
婦人もこれから買い物なので一緒にミニスーパーへ。でかいトマト2と生ハムにバゲット。1リットルビールも忘れないで買っておく。見たことのない名前の瓶だったのでバイトらしい黒人の青年に、これセルベッサかと尋ねると瓶に付いている名前を言うが、店主がセルベッサだと教えてくれた。とても小さな店だが欲しかった物が取りあえず買えて良かった。 -
婦人はアルベルゲに戻る前に洗濯するそうだが、私はアルベルゲのキッチンがどこにあるのか知らないので付き合う。街のランドリーなので大層な時間がかかる。待ってる間にビールが温まってしまうでしょうと言う婦人の言葉に甘えてビールのラッパ飲み。婦人もビールは少し飲むそうなので最初に2口勧めると口を付けずに上手に飲んだ。あー美味しいと言ってる(らしい)。
民族服に身を包んだでかいアフリカ人が二人やって来たが洗濯機に入れるコインの両替が上手くいかないでいると婦人が手伝っているので世話好きのようだ。私は馴染みのないアフリカの人なので関わりたくなかったが夫人は親切に面倒みているので凄い人だなと尊敬した。お陰で私も世話を焼いてもらえたって訳か。
写真は今日の行程で格別美しかった景色です。 -
やっと乾燥まで終わったのでアルベルゲのキッチンへ。既に韓国青年が大々的にニンニクを刻んでいた。自分はトマトを切るだけなので簡単。アルベルゲの食堂で二人揃って慎ましい晩ごはん。Wi-Fiが通っていたので翻訳を駆使して色々話せました。今回は公営アルベルゲにWi-Fiが通っていることが多い。電話持たない身としては非常にありがたい。
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19 ラレドからグエメス オランダチームに混ざって
6月2日(火) ここで朝飯が食べられるのかどうかハッキリしないまま出発準備だけは完了。雨が音を立てて降っている!えっ、今日は雨だったの?昨日の情報では今日は降らないで明日は雨だった筈だが1日前倒しになったらしい。 -
同室のメンバーが雨支度をしているので自分も準備しておく。迷路のような階段を下って修道院から外に出る扉前まで行くと雨がバシャバシャと音を立てて降っていた。このメンバーが扉を外に出て左に行けばカミーノなのでアルベルゲの朝飯は食べない。右に行けばアルベルゲの玄関に向かうので朝飯を食べに行くだろう。何故かと言うと、自分達のベッドルームは一旦外に出ないと修道院の玄関に行けないしキッチンにも行けないから。
半信半疑で外に出るとバシャバシャの雨音は側溝を流れる水音だった。そんなに酷い降りではないのが分かって一安心。右に廻って玄関に向かうと沢山の巡礼が出発準備をしていた。果たして上の階に行ってみると朝食を済ませた人達が寛いでいた。朝食タイムは終わったのか? -
昨日お世話になったコリア婦人がやって来たので尋ねると、キッチンの隣の部屋でシスターが朝食を配っているとのこと。何でも知ってる婦人で助かる。私はここ2回目の宿泊なのにすっかり忘れていたよ。隣の部屋に入ると、チケット売り場みたいな小さな窓からコーヒーとカステラ2枚を乗せたお盆を渡してくれた。それと一昨日の食べ残しパンを一緒に粗末な朝飯を有難く頂く。
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サントーニャへの渡し船に乗るべく出発したが、カミーノを確認してなかったので住宅街で迷った。前回ほどではないが、タブレットの地図を3回開いてやっと本来の道に出られた。何度やっても懲りない。前を大柄の巡礼が歩いていて、砂浜に出ると変な方向に歩いて行く。あれ?そっちは草むらで渡し船が到着するのは砂浜の筈だがな。一声掛けたけど行ってしまったので自分は砂浜を目指す。タイミング良く舟がやって来ると草むらを目指した男も気が付いてやって来たので無事に全員が乗り込める。渡し賃2.5ユーロだったかな?
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サントーニャに到着すると一部の巡礼は矢印に従って海沿いを歩きだしたが、サントーニャからは街中を突き抜けると覚えていたので(3回目だし)矢印に従わない。暫く街中を行くと昨日のオランダメンバー数人が相談していた。雨だし途中までバスを利用するそうだ。今日の行程は今の自分にはハードで、グエメスまで決死の覚悟をしていたが言葉が分かる人達と一緒にバスに乗れるのなら渡りに船だろう。
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少し離れたバスターミナルに行くと残りのオランダメンバー全員がいて、一緒にバス移動することを歓迎してくれる。みんな同じ考えだったのが分り嬉しくなって写真をパチリ。
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シャッターを頼んだ婦人がやたらと写してくれたけど、そのうちの2枚だけ載せちゃいます。
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オランダって複数の国に囲まれてるので公用語も幾つもあったんだと思った。なので似た言語である英語はお手の物なのだろう、簡単な英語しか喋れない私にいろいろ話しかけてくれます。右はじの人はふくらはぎにダルマのタトゥーが入っていて他にもいろいろ描れている。ダルマだ!と言ったらダルマはラッキーアイテムだと言っているので意味も分かって入れてるらしい。髪型も服装も他のメンバーとは飛びぬけているが、話してみると極普通の人でした。みなさん明るくて楽しい人達なので、このグループと知り合えて良かった。
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バスに乗って走って行くと、このルートはカミーノと同じだった。ポツポツと歩いている巡礼を車窓から確認するとちょっと後ろめたさを感じるが、こっちは怪我人だいと自分を正当化してみる。
バスを降りて全員でぞろぞろと歩きだす。かなりの距離をバスでスキップしたが、やっぱり疲れてるので全部歩くとしたらとんでもなかった。偶然、バスに乗れて丁度良かった。
グループでも体力差があるので、みんな自分のペースで歩いてるから次第にバラけて先頭と最後では200mほどの差になったが矢印があるので迷子になることはない。途中の分岐では数人が休みだしたので自分も一休みして呼吸を整える。 -
グエメスまでの道中で何処で降りたのかさっぱり分からないが、2時間以上は歩いてグエメス到着。今回の巡礼で初めて他の人たちと歩くことが出来たので楽しい。今まで元気に歩けた時なら他の人と歩調を合わせられたので当たり前のことだけど、今の私にはとても珍しく貴重な時間だ。
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グエメスのアルベルゲでは13:40からお昼を全員に食べさせてくれた。ヒヨコ豆のスープとニンニク味のご飯。ニンニクご飯は旨かったので日本でもやってみたいが方法が分からない。おまけにランチなのにワインまで出てきたので、皆で少しずつ頂きました。
腰痛用の塗り薬をくれたシルビーがやって来た!シルビーは元気なのでもっと先に行ってるかと思ったよ。感謝のつもりで日本から持参のスティックコーヒー2本を上げようとしたがコーヒーは飲まないらしい。じゃぁ睡眠導入剤6錠は?これも不要だそうだ。マリアカードは前に上げてたし残念ながら私から上げられる物が何もなかった。 -
5:20に昨日お世話になったコリア婦人がやって来た。凄いね、この時間に到着ってことはグエメスから全部歩いて来たんだろう(それが当たり前だけど)、見上げたもんだねビックリ!
もっとビックリなのは午後7時過ぎの到着どころか一番遅いのは8:45に到着した3人組がいたこと。既に夕食が始まっており、受付する前に食卓へ案内されていた。うへーっ!
2025サンチャゴ巡礼10 20グエメスからサンタンデール 乞食王子!? へ続く
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