2025/06/07 - 2025/06/08
11位(同エリア27件中)
おくさん
6/7(土曜) 今日は久し振りの21.4kmの長丁場なので(今の私にとっては)楽できる区間は楽して歩くことにしました。具体的にはカミーノを真面目に辿らずに幹線道路を歩いてしまえ作戦で得意な奴です。カミーノは地形をそのまま歩くのでアップダウンが頻繁に起こりますが、幹線道路では緩やかなアップダウンになります。でも山や丘が無くなる訳ではないので上りも下りもあります。2km位上りが続いたのはさすがにうんざりしました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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昨日はオランダチームが教会(写真)前で撮った写真をネット経由で見せてくれたので、こちらからも同じ教会前で撮った写真を送りました。
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このすぐ近くには修道院があって、以前はそこに併設されたアルベルゲに泊めて貰いましたが今は閉鎖になっています。それで昨日のでかいアルベルゲが出来たのかな?
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Comillasの町が近づいて来たら見覚えのある海岸が現れました。これが出たら今日の目的地のひとつコミージャスはあと数キロです。
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Comillasにはガウディの作品があるので珍しく寄り道して見物しました。2019年はこの町に泊まったのにガウディがあることを知らなかったので素通りしてしまいました。今回は必ず見るぞっと思っていました。
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El Caprichoと言う奇妙な建築物。大人は7ユーロなので入ってみるかとチケット売場に行くと何やら質問してきて、シニア割引で5ユーロでした。ヨーロッパってシニア割引が多いんですよ。日本も真似してもらいたい。
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有料で入ったからには部屋の隅ずみまで見て回りました。2階に上がる階段が狭くてバックパックを背負っているから上り下りが大変。
観光客は多くも少なくもなくて丁度良い込み具合でした。 -
庭の向こうには教会があって、あれはカプリッチョの一部ではないようなので行きませんでした。庭には岩窟みたいなお休み処があって、こんなとこまでまともじゃないなぁと思いました。でもトイレは近代的だった。
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見終わって外に歩きだすとこちらにやって来る先輩と遭遇。先輩も世界遺産のカプリッチョを見にきたんですね。
カミーノに戻る途中の広場にはベンチがあるのを確認しておいたので、そこに座って持っている食料でお昼ご飯みたいなことをしました。食料を持っていれば、こうして食べられるので困ることはないですが、持っていないとバルを探したりスーパー探したりしなければなりません。不要な時は道端にあって、必要な時はこれが中々見つからないんですよ。だからせめてビスケットや干しブドウなどは切らさないようにしています。 -
その後はカミーノも幹線道路を歩くことが多く、足裏には良くないけど楽に歩けました。でもボーッと歩いてたのか間違って海水浴場方面に入ってしまった。距離的には本線と大差ないけど、間違った道と言うのは精神的に面白くないです。
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本日の宿があるSan Vicente迄が遠かった。宿は9年前に5ユーロで泊まったのと同じだけど今は私営のホステル(Nómada Hostel)なので値段はそれなりに高いです。23-30ユーロ朝食付。ホステルは1階のみで、帆船のオブジェがあるのは修道院で別の建物です。でも棟続き。
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ホステルは管理者が親切でフレンドリーなので宿賃が多少高くても気持ちよく滞在できるので許せます。ここは事前にメールで予約を入れましたが、往復で3回ずつメールのやり取りをしました。その内容で親切なのは想像できましたが実際に会ってみると本当に明るくて親切なオーナーなのが分かって嬉しかったです。
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公営アルベルゲだった頃に泊まったときは、談話室兼食堂は質実剛健一辺倒でしたが、こんなお洒落な部屋に変身していました。以前は確かここには長机がドンドンドンと並んでいただけだったと思った。部屋の奥に場違いなミニ階段がありますが、あれで外の物干し場に行けるようになってます。掴まる所がないのでちょっと怖いです。
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昨日は連絡が出来なかった明日のPenduelesアルベルゲに電話してとお願いすると気持ちよく引き受けてくれて、その場ですぐ電話してOKを貰ってくれました。これで明日は安心です。他の巡礼の質問にもいちいち「バレ?バレ?」と確認を取りながら説明しています。バレは英語のOKです。感謝の積りで買ってきたオレンジジュースを一杯飲んでもらいました。写真も一緒に撮ったけど、カメラで撮ったのは全てパーです。今では顔が思い出せないので、ダメ元で帰ってからお礼のメールと出来たらあなたの写真を送ってと頼んだら数日後に3メガの大きな写真が届きました。もう泊まることのない私なのに親切にしてくれて本当に気持ちの良い女性でした。
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今日の夕食です。先輩と連れだって坂をぐっと下りた先のスーパーまで買いに行ってきました。方向感覚が狂ってしまい、帰り道が分からなくなったので先輩のスマホ頼りで帰ることができました。スマホの地図アプリは凄かった。久しぶりにカップ麺も買ってみました。不味いのは分かってるけど、たまに食べたくなります。カップ麺って中毒性があるんですかね?
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夕食後にオランダ夫婦と翻訳を活用して楽しい時間を過ごせました。この私たち四人は全員が70代でした。長期間を歩く巡礼はリタイア組が多く、サンチャゴ100キロ手前になると若者グループが湧いてきます。
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25 San VicenteからPendueles 9年前のカードがあった!
6/8(日) 6時に起きてベッドルームから食堂に全ての荷物を運んでからゆっくりとパッキング。みんなが寝ているベッドルームではガサゴソ出来ません。独りで食堂を自由に使えるので何となく気分が良い朝です。他の人も6時半を回るとパラパラとやって来てパッキングを始めたので一気に食堂が活気づいてきました。 -
7時からは朝食タイム。沢山の巡礼が朝食券片手に並びました。係のお兄ちゃんがキッチンの奥にある食糧倉庫の前で朝食券と引き換えにお盆に乗った朝食セットを配っていました。朝食券を忘れた巡礼がそれを見て、アッと気づいてベッドルームに朝食券を取りに行く光景は見ていて楽しいものがありました。笑
メニューはどこでも似たようなもので、お盆の上には一人2枚のバゲットパンにヨーグルト。コーヒーやコーンフレークは最初から食堂に有りますが野菜やたんぱく質は有りません。日本の旅館で頂く朝食メニューは豪華だと思いだしました。
(朝食風景の写真は無いのでアルベルゲのシャワールーム) -
7:50 出発。長距離なのでショートカットできる所は少しでも楽できるようにします。9年前にスペイン人から教わった川の反対側を歩くルート。これひとつで相当な省エネが出来ます。橋の上からは泊まったホステルが見えます。ホステルは1階の一部だけで棟続きの他の建物は修道院だったかな。安価で泊まれるホステルだけど、立地としたらサンビセンテでピカ壱と思います。
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省エネルートはカミーノではないので矢印や案内板などは一切出てきません。前にこのルートを歩いた時は、それでも数人の巡礼が歩いていたけど今回は誰も見なかった。
途中にあった大きなドライブインでコーラ休憩をしました。 -
途中の町Colombresで公園の並木道に手頃なベンチがあったので靴に靴下まで脱いでお昼の真似事。3日持ち歩いている塗るチーズをバゲットパンにたっぷり挟んで飲み物はやはり昨日から持ち歩いているリンゴジュース1リットルパック。これ持ってるとバルに入らなくても休憩と食事(の真似事)が出来るので経済的。
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見覚えのある橋までやってくると、町はこれからフィエスタが始まる所で民族楽器のガイタを持った一団が出番を待ってました。
6年前は橋を渡った隣町のブスチオに泊まりましたが今年は閉鎖したようです。お婆ちゃん二人で運営していたアルベルゲなので続けるのは無理だったのかな? -
ブスチオ町のここから急坂が始まります。1キロ2キロくらいはあると思う急坂が続き、後ろからやって来た婦人巡礼も私と同じように狭い道幅をいっぱいに使ってジグザグ歩行で上っています。
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次の町で先輩が追い付いてきました。健脚の先輩と一緒には歩けないので先に歩いてもらい、後を追いかける形で付いて行きます。山の中で先輩と他の数人が固まっているので、どうしたんだろうと近づくとチャリ巡礼が悪路にタイヤを取られて転んだようです。まぁ擦り傷程度で済んだようなので一声掛けて先に進みました。
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目的のPenduelesには3時過ぎに到着。ここはドナティーボで二食食べさせてくれた上に洗濯乾燥までしてくれる天使のようなアルベルゲです。2016年に泊まった時の写真を見せると受けました。北の道はこれで3度目なので、泊まったアルベルゲに再度泊まることがあるだろうと昔の写真を沢山タブレットに入れてきました。それが時々こうして話の種になってくれます。
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夕食はシンプルながらも心のこもったもので9年前と同じです。グリーンピース入りのリゾットと野菜サラダの大盛。それに赤ワインとデザートにはアイスクリーム。美味しゅうございました。
オーナーも私が北の道を2回目に歩いたのと同じ2019年に北の道を歩いたのでその年の写真を見せて、知ってる人いる?と言うといました!二度泊めて貰ったアルベルゲ・アマンディのオーナーです。やっぱりアマンディも二食食べさせて洗濯もしてくれるアルベルゲで、自分はこう言うありがたいアルベルゲに何回も泊まったことがありますが、そのオーナー達は横の繋がりがあるようです。アマンディのオーナーは病気になったのでアルベルゲは閉鎖にしたこと、その息子のダビッドのことも知っていました。 -
そしてビックリすることがありました!柱に9年前に私が上げた和風マリアカードが張ってあったのです。このカードは女子修道会から取り寄せて貰った本物印刷のカードなので、色あせもせずに奇麗なままでした(今年持ち歩いているのは自宅のプリンタでつるつるペーパーにカラー印刷したものなので何年持つかは不明です)。まぁ良く9年も持ってくれました。二人のオーナーに柱のカードは私が上げた物だよと説明して、今年持参している2種類のマリアカードを上げました。きっとまた貼ってくれると思います。
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