2025/06/15 - 2025/06/16
4位(同エリア30件中)
おくさん
6/15(日)
3:00 Vega de Sariegoのアルベルゲ。
いっぱい寝たけどさすがに3時起きはないので5時に起きだすことにする。
私の他にこのアルベルゲで泊まったのはフランス爺ちゃんだけだけど、きっと私と同じでオビエドまで行くんだろな。
キッチンで昨日買っておいたエンパナダをチンして食べる。チンしても端っこが凄く硬いのでナイフで細かく切り分けて前の差し歯を守ります。歯医者さんからは前歯でリンゴを齧らないでと厳命されてます。もう一つのエンパナダは柔らかいので少し食べて残りは行動食として持ち歩きます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
-
5:50になったが一向に明るくならないので日の出待ちしている間にこれを書いてます。
暗いと矢印を見落としたりするので出発は6時半にしました。
出発後はずっと田舎道を歩き、村の中には矢印が少なくてタブレットを出して考え込むことが多い。歩く巡礼が少ない弊害か。
山道を延々と独り歩き。 -
9時半に大きな町Pola de Sieroを通過する。
この町で何か食べたいとずっと思っていたので道筋にバルがないかなぁと目を配りながら歩いたが、大きな町なのにバルがなかった。
町の外側を歩いたからなかな? -
もしかすると泊まるかも知れないと思っていたアルベルゲはカミーノ添いにあって、庭が大きくて新しくてキレイな建物だった(白い建物)。見たらここに泊まりたかったなぁと思うが、距離的には昨日のアルベルゲが最適だったんだから仕方ない。
何か食べたいなーとバルを探しながら結局街を出てしまう。 -
バルにありつけなかったので町外れのベンチで一昨日買っておいたエンパナダを食べてその場しのぎをする。飲み物は水しかない。バルならコラカオが飲めるのだが、そのバルがない。
前の道路を頻繁にスポーツ自転車が行きかっている。チャリなら店がある所まで数十分で行けるのになぁと思うが好きで歩いているんだから仕方ない。
ヨーロッパはツール・ド・フランスがある影響か、とてもスポーツ自転車が多いです。みんな派手なウェアを着て老若男女がソロやグループで走っている姿を頻繁に見ます。
ときどき走りながらブエンカミーノと声を掛けてくれます。 -
暫く歩いたヒナビタ村の中で珍しい逆歩きの女子と遭遇。小柄な台湾女子で、前にこのルートを歩いた時にバスでスキップした区間を歩き直してるそうだ。片言ながらずっと日本語を喋ってくれるのでストレスがない。
女子によると台湾人は日本語を良く喋るそうだ。台湾人と会うと必ず両国はフレンドリーと言ってるがこの子にもそれは通じて、地震の時に沢山助けてくれたと言えば、コロナワクチンを沢山貰えて沢山の命が救われたと返してくれたので胸がジーンとなった。
1日15kmしか歩けないそうだが、イギリス人の道を歩きたいと言うので、彼女のスマホを使って自分のサイトに接続してイギリス人の道の良い点を色々説明できました。最後に互いにツーショットして握手してバイバイ。良い出会いで疲れを忘れました。
残念ながらカメラの写真は全てパーなので、今ではこの子の顔も思い出せません。 -
オビエドが近づいたが腹ペコで限界が近いので通りにあったレストランで昼飯を食べることにする。バルなら安く食べられるのが分かってるが、ここんちはレストランなので高級だったらどうしよう。でもこれを逃すと何キロも歩かないと次の食堂がないかも知れないので、背に腹は代えられないから迷わず入店。こう言う時にいつも思いだすのは「チャンスに後ろ髪はない」て言葉。
-
メニュー見ても分からないので値段が安いのを選んだらこれがポテトフライの大盛り【だけ】だった。ポテトの皿が小さく見えますが遠近感のせいと思います。おまけにビールのコップがどでかいので尚更。
とても大きな皿でイモがたんまり。味はマヨネーズとケチャップともう一種類ピンクのソースが掛かってるが食べきれる物ではありません。それでも半分以上を頑張って食べるがこれ以上食べると身体に不調を来たしそうなので勿体無いけど残しました。
後から入って来た5,6人の家族連れが同じものを頼んだけど、やっぱりあの位の人数で食べる物だよなー。後で考えたら残ったイモは持ち帰れば良かった。
今回は仕方なかったけど、やっぱり巡礼定食とか本日の定食と出てる店以外に入ってはいけないと思いました。パンを勝手にテーブルに置いてくので、つい食べてしまったけどレシートを見たら別料金だった。これ日本の突き出しと同じか? -
オビエドの町に入ってからが異様に長く感じられた。
道路の反対側をチャリ巡礼と間違えたオランダの女の子が手を振りながら元気に歩いて行ったけど、私はこのときへロヘロ状態だったので追うことはできなかった。 -
やっとの事でオビエドのカテドラルに到着。廻りじゅう鉄格子で覆われていてスタンプを貰うどころではなかった。警官がいたのでスタンプはどこ?と聞いてみたが何か訳の分からないことを言って行ってしまった。不親切なやっちゃな。
カテドラルはどこも重要なのは分かるが、せめて巡礼のためにスタンプが貰える所を開けといてもらえまいか。 -
写真を一枚撮って本日のアルベルゲを目指す。
途中でお店から出てきたさっきも見かけたオランダ女子とばったり。出会い頭ですっごい偶然だった。当然ながら一緒にアルベルゲを目指しました。私もMaps.meのGPSを見ながら目指してるけど、女子はアプリを見ながら自信を持って歩いているので大人しく付いてきました。暫く歩いて行くと懐かしいオビエドのアルベルゲが現れる。 -
この入口が一種独特なAlbergue de peregrinos de El Salvadorは受付開始が午後4:30と遅いのだが3:50に到着すると既に7,8人が待っていた。バックパックで順番を確保してからオランダ女子とカルフールにお買い物。ノンアルコール買って道端でごくごく。
アルベルゲ前に戻ると今日は4時受け付けにしてくれたので巡礼の移動が始まっていた。ここは7.50ユーロと言う半端なベッド代。下段ベッドが良いと言うと新しいベッドルームを空けてくれてそこには二段ベッド2台に平ベッドが1台。勿論平ベッドを頂きました。受付ボランティアは一人しかいないのに、巡礼一人一人をベッドまで案内してるので受付には凄く時間がかかります。 -
またカルフールに行って今日の夕飯と明日の食料を買い直して来ました。今度は本物のビールです。野菜の袋詰めとトマトにシーチキンと昨日と同じメニューなので写真は省きました。
下の写真がキッチン兼食堂ですが、流しが右側の戸棚を開けると中にありました。変なのー。 -
明日からは8年振りのプリミティボの道。今回は身体に自信がないので前回の倍の日数を掛ける積もりです。ただ、アルベルゲの有る無しで長距離に成らざるを得ない区間が幾つかありますが、そこは今日のように早立ちで乗り越えようと思っています。
身体が本調子じゃないので今まで短い距離で抑えていたけど、今日は今回の巡礼で初めて4万歩を越えました。
本日の歩数 46,981歩 -
プリミティボの道 Camino Primitivo 06/16-07/03
01 オビエドからEscamplero プリミティボの道スタート
6/16(月) 今日からはプリミティボの道を歩きます。
プリミティボの道は知る人ぞ知る山岳の道。身体が本調子でない私には無謀な気もするけど、だいたい始めれば何とかなってるので今回もそうなってくれるんじゃないかなーと安易な気持ちでやってきました。(あとで手痛い目に遭います) -
昨日は28kmと長距離だったけど痛み止め無しで歩いても大丈夫だった。それまでも痛み止なしで出発したはいいが歩きだすと気になって途中で飲んだので、暫くはお守りの積もりで毎朝飲んで出発したが、これで本当に飲まなくて大丈夫かも知れない。でも先のことは分からないので糠喜びしないようにしよう。
-
オビエドのアルベルゲを出発。
8年前はオビエドからの巡礼路が分からず、プリミティボ方面へ歩いていけば矢印が現れるだろうと大雑把に歩いたが、今回は正しいカミーノを辿って行くとちゃんとカテドラル前に巡礼路は続いていた。でも無駄に遠回りした気になったのは気のせいだろうか?せっかくカテドラルまで来たのだから貴婦人のブロンズ像をパチリ。 -
カテドラルからも黄色い矢印が絶え間なく続いているので都会のオビエドでも迷うことはなかった。
本当にありがたい。 -
懐かしい線路を超える陸橋を渡るといよいよオビエドを脱出できました。
ここまでオビエドの町をあっちへ行ったりこっちへ行ったり、結構な時間を歩きました。 -
町はずれには巡礼の道らしくサンチャゴの像がありました。知ってるからサンチャゴと分かるけど、知らなけりゃどっかの妖精みたいですね。
この公園を過ぎるといきなりの山道が始まり、さすが山岳の道に偽りなしです。 -
今日歩き始める殆どの巡礼は25.2km先のグラドを目指すと思われます。自分も8年前は何の疑いもなくグラドを目指したが身体に不安がある今回は途中のEscampleroアルベルゲを予定しています。
その村に10時までに到達できたらグラドを目指そうと思っていたが、とんでもない。Escamplero村のアルベルゲ到着11:20でした。この鈍足で13km先のグラド迄行こうとすると到着は午後4時過ぎでヘロヘロだろう。安全策でEscampleroで手を打つ。 -
Escampleroのアルベルゲはフェンスで囲われた庭が広く、カミーノからは少し引っ込んでいたので見るのは初めてだった。無人で夕方に集金人が来るタイプらしい。
勝手に入ってのんびりとシャワーと洗濯。そしたら誰か来たのが分かった。意外や二人のセニョーラが掃除しにやって来たのだ。二人でたっぷり1時間掛けて念入りにアルベルゲ中を掃除していてトイレと洗面所は塩酸の臭いが立ち込めている。洗面所に置いていったトイパーの量から想像すると、週1で掃除しに来ているらしいのが分かる。無人のアルベルゲだけにこうして管理しているのだろう。有り難いことです。 -
村唯一のティエンダまで100m歩いてお買い物。途中ですれ違う巡礼からは逆歩きしてるのかとからかわれる。8年前にコーラを買ったティエンダで、その時はおかみさんが隣の部屋で豚の解体中だったのでドキッとした。今日のおかみさんもスペインの肝っ玉母さんのようで、きっと同じ人だろう。
1リットルビールは無かったので缶ビールを3つとチンして食べるパスタみたいのとサクランボ。今回は明日の朝も食べるので少し多め。 -
午後になると年配で巨漢の巡礼がやって来て、4時には年輩カップルもやって来たので宿泊者が4人になったので嬉しい。年輩おじさんにコンセントを譲ったらカモメールティー(?)と言うのを飲ませてくれる。自分は今お茶を飲むと寝られないとジェスチャーで伝えると、このお茶は良く寝られると言うのでご馳走になる。
スペイン語しか喋らない男だが何となく話が出来て、プリミティボの道がフランス人の道と交わるメリデで終わりにするようだ。メリデからは小さい袋だけ持った観光気分の巡礼だらけでうんざりするからその先へは歩かないとのこと。
まぁそう言うのも分かるけど多くは一生一度のサンチャゴ巡礼を歩ける喜びで百キロに挑戦してるんだと思うと無下に批判することは出来ません。
ある年は百キロコースを歩く親子連れに会ったことがあるけど、お父ちゃんと二人の小学生で女の子は膝にサポーターを巻いた足を引きづって歩いていて見ていて痛々しい。追い抜きながら声を掛けると嬉しそうな顔で返してくれたので安心したが、こういう巡礼を見ると心から応援したくなる。逆にハイキング気分で騒がしい団体の中高生にはうんざり。 -
6:20にソロの女性巡礼がやって来たよ。凄い根性してるね、どういう行動パターンするとこんな時間に到着するのか知りたい。
この夫人はシャワーを浴びた後は真っ赤なネグリジェになって部屋を闊歩しているので見てはいけないのだろうと思った。でもその姿のまま外に出てベンチでくつろいでいるので本人はネグリジェじゃなくアウターと思っているようだ。
な、何とそれどころか6:40に到着した幼児連れの若夫婦がやってきた。どうなってるんだろう!3才位に見えるが言葉はまだまったくのようであーとかうーと言うばかり。嬉しそうに走ってきてベッドに倒れこんでいた姿が可愛い。普通の乳母車と違い、明らかに旅行用の乳母車で巡礼しており2階のアルベルゲ玄関まで運び上げていた。 -
とても可愛い男児で親はメロメロだろう。歩いている途中はきっと乳母車に乗ったままでストレスが溜まっているからなのだろう、アルベルゲの広い庭で目いっぱい遊ばせている姿が微笑ましい。幼児は部屋を暗くすると泣くものだが、この子は大してぐずらなくて親孝行だった。
結局、管理人はやって来なかったので無料で泊まれてしまった。お陰でスタンプも使い捨てシーツも無しだった。
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