⑱憧れのルート66を開設99周年の年に走る(オクラホマ州エルクシティから州境編)

2025/09/11 - 2025/09/11

この旅最悪のモーテルでGにも喰われず南京虫にも喰われず無事?夜を明かし、この日はオクラホマ州を出て、テキサス州を横断、ニューメキシコまで行きます。
この旅行記ではテキサス州との州境まで。廃車群、廃風車群やエリックと言うかつては賑わっていたであろう街に立ち寄ります。

エリア アメリカ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

さて、この日の予定を立てておきましょう。
元々はテキサス州のアマリロに宿泊予定でしたが、180キロほど足を延ばしニューメキシコ州のトクムケアリという街で宿泊します。
ここ最近スマホのネットつながり具合がいいのですが、念のためwi-fiが繋がっている今のうちに予約しておきます。

06:35出発
距離計　4101.9マイル　6563.0km

で、この日は6時起床。
普通ならモーテルで朝食を摂るのですが、少しでも早くこのモーテルを出たいのでガススタで食べることにします。

朝食後給油。

約8.5ガロン

1ガロンは約4リットルです。
私たちが沖縄に住んでいたころ、牛乳の1リットルパックに相当するものは沖縄では約950ミリリットル。この中途半端さは何なんだと思っていたら、1/4ガロンだったのです。こんな些細なところにもアメリカの影響が残っていました。今ではどうなのかな?

給油後、朝食を購入
飲み物の買い方はもうバッチリです。
サンドイッチとバナナ、コーヒーを購入

06:55、きれいな朝焼けです。今日も天気がよさそう。

ガススタから最悪のモーテルはすぐ近く。

07:05、エルクシティを出発。

07:20、日の出。

07:45、本日最初の目的地、エリックに到着。

オーキー、トレーディングポスト
「オーキー」とはオクラホマ州の住民をバカにした呼び名だと思っていましたが。たしかスタインベックの小説「怒りの葡萄」にはそう書かれていたと記憶していますが、違うのかな。

その前を走るルート66に朝陽が差し込みます。

ここには壊れた風車が並んでいます。

かつてはクルクル回り、牧場に水を揚げていたであろう風車たち。

イギリスやフランスでも見かけましたが、アメリカがダントツに多いですね。

そして風車の隣には、またまたカーズに出てきそうな古い車。

カーズに出てくるような走る車ではなくて、廃車群です。あっちの方にも並んでいます。

こんな錆さびになったものも。

花に囲まれて

農場で活躍したであろう農機具も。

何の変哲もない廃車置き場ですが、なぜか趣がありますね。

ここは個人のお宅の敷地のようでした。

風車にも朝日が当たり出しました。
次の街へ行きましょう。

08:00、次にやってきたのは・・・

同じエリック市内の"Sandhill Curiosity Shop"

元々は精肉店だったようです。

"OPEN"と書かれていますが、まだ8時過ぎで閉まったまま。
ルート66沿いのお店は一般的に朝は遅く開き、夕方は早く閉まる、です。

しかし、本当に精肉店だったのか。どう見てもガススタのようですが。

その隣はガレージ風の建物。

その向かいはこんな建物。

ここは図書館のようです。全然図書館らしくありません。

エリックに走る南北の道路。この先でルート66と交差します。

電柱がないので空が高い。

隣の建物が精肉店で、この敷地にガススタがあったということでしょうか。

建物には「シティ・ミート・マーケット」その隣のガススタの看板の支柱は建物から離れているのできっとそうなんでしょう。

街路灯の支柱に張られたルート66のステッカー。

壁に貼り付けられた看板たち。

よく集めたもんだ。

その奥にもこんな建物。自動車整備工場?
トリプルAの看板がありますが、現役の工場なのか?
トリプルAとは日本のJAFのようなロードサービスの協会で、JAFの会員だとAAAのサービスも受けられるということです。今回はダラーレンタカーのロードサービスを契約したのでJAFには入っていません。

精肉店の反対側の壁にもたくさんの看板。

ルート66との交差点には横断幕。なにか祭りでもあるのでしょうか。

ルート66の方へ歩いてみます。

カフェもありますがまだ準備中。

というより営業しているのでしょうか。
映画カーズでも言ってましたが、ルート66沿いにI-40ができて街は衰退する一方。カーズたちの街もお客さんが全然来なくなってしまいました。

このエリックもそんな感じ。

さっきからこの街をウロウロしているのは私たちだけ。
この信号機の寂しさ、カーズと同じですね。

ま、まだ朝が早いですからね。

と言っても08:10。

面白い形の給水塔。
日本本土では見かけませんが、沖縄では各家庭に給水塔がありました。夏場の水不足が深刻なのです。最近、沖縄ではホテルが増えてきましたが水不足は大丈夫なのでしょうか?

さて、同じエリック市内に廃ガススタ。

閉店したガススタですが、牧草にルート66のサイン。

ここもルート66のサイン。建物の維持が大変そうですが頑張ってほしいものです。

頑張ってほしいと言いながら、結局この街には一銭も落とさずに次の街へ。
https://youtu.be/aM2iJaek9tw
テクソラというオクラホマ州最西端の街を通過。

08:25、やってきたのはこんな広々としたところ。

草原のど真ん中。

西に進むにしたかって、周囲の景色が変わってきました。

遠くに見えるのは牛? バッファロー?

この辺りのルート66は片側二車線。車が走っていません。

そんな草原の中を走るルート66沿いにこんな石碑。

このお方はウィル・ロジャース。
ウィキペディアによると、チェロキー族の血を受けたアメリカ合衆国のカウボーイ、コメディアン、ユーモア作家、社会評論家、ボードビル芸人および俳優なんだそう。
若いころルート66を旅してこの道の整備の推進者となって、今では各地にこのような碑が建てられ、彼のことをたたえているのだそう。

路面に描かれたルート66のサインがやや薄くなってきています。

かなり年代を感じます。

石碑の向こうには北海道でよく見る牧草ロール。

恐らくテクソラの給水塔

ウィル・ロジャースの記念碑からすぐのところに州境があります。
オクラホマ州はここまで。この先はテキサス。ルート66は砂漠の中を走ります。

続く・・・