2025/06/05 - 2025/06/05
162位(同エリア979件中)
j-ryuさん
- j-ryuさんTOP
- 旅行記937冊
- クチコミ0件
- Q&A回答8件
- 1,750,014アクセス
- フォロワー228人
★『あぁぁ、やっちまった!@ 早春の裏磐梯』から
1ヶ月、カメラの水没など無かったかのように
今年も新緑萌ゆる初夏の裏磐梯で
クリンソウ&湖沼巡りをしてきました。
裏磐梯と言えば何と言っても五色沼が一番の人気ですが
五色沼以外にも見所はたくさんあります。
しかし遊歩道が整備されているのはごく一部で
殆どは未整備状態。
未整備ってことは、一般観光客は訪れず
手付かずの大自然が多く残っていると言うことでもあり
自然志向派には嬉しい大自然のサンクチャリです。
マイカーでお越しなら運動靴の他に長靴も持参して
手付かずの自然の中を歩いてみてるのも一考です。
私のお気に入りは渓流に咲き誇る可憐なクリンソウです。
裏磐梯・清水沢のクリンソウは日光中禅寺湖畔のような
大規模な群生ではありませんが
清らかな渓流沿いに点々と咲いていて、
森と水と花のコラボレーションは
まさに裏磐梯らしい癒しの花と水の楽園です。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
★猪苗代湖&裏磐梯ルートMap ※Google Mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.5550393,140.0520404,27857m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDUyMS4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
我が家からは国道294→県道9→国道49→県道323→国道115→
国道459と進み、五色沼辺りまで1時間15分ほど。 -
★裏磐梯ルートMap。(※Google Mapに加筆)
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3
日本語で「裏」という言葉は、衣服の裏地を指す言葉から
派生した表現で、もともとは何ら否定的な意味合いを持つ言葉では無く
本来は単に表と対比する意味ですが、
歴史的背景が絡みながら今日では侮蔑的なイメージを少なからず持たれ
かつては、天気予報などで地域を指す言葉として普通に使われていた。
しかしNHKでは新潟県から苦情が寄せられたため、
1960年代末頃から差別的・侮蔑的であるとして「裏日本」という用語を
使わなくなり、現在のテレビ・ラジオや大手新聞等で
使用されることは基本的にはありません。また民放や地方紙などでも
1970年代後半ごろから徐々に使わなくなりました。
しかし、裏磐梯は今でも自らを卑下することなく
自信ををもって裏磐梯と呼んできたため
メディアもためらうことなく裏磐梯と呼び
一般の人も裏磐梯に対して負のイメージは全くなく
磐梯山と湖沼が織りなす風光明媚な高原リゾートの
認識があると思います。 -
★初夏の猪苗代湖の夜明け~郡山市
中通り南部の我が家からは奥羽山脈の勢至堂トンネルを抜けて
猪苗代湖にやって来ました。
まだ日の出前ですが薄っすら朝焼けになってきました。 -
★初夏の猪苗代湖の夜明け~郡山市
猪苗代湖の別名は天鏡湖。
空を映す鏡のような湖と言う意味ですが
実際は湖が大きい分、波が立ちやすく
あまり鏡のような水面にはなりませんが
今朝も猪苗代湖にしてはベタ凪です。
それもそう、裏磐梯の湖沼群を訪れる時は
水鏡狙いが多いので天気が良く風の弱い日を選んでいるので
表磐梯の猪苗代湖も波静かなことが多くなります。 -
★初夏の猪苗代湖の夜明け~郡山市
いま撮影しているポイントは猪苗代湖の東岸で
磐梯山は北に当たります。
そんな位置関係なので日の出は直接的には
見えませんが、ほんのりローズピンクに染まる
朝焼けも素敵です。 -
★猪苗代湖東岸Map (※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.469305,140.0813545,10838m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDYxNy4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
福島県の中央に位置する猪苗代湖は行政上は西部を会津若松市、
北東部は猪苗代町、東南部は郡山市に属しています。
猪苗代湖は全国で4番目、淡水湖としては3番目の大きさを誇り
標高は514mと全国でも有数の高地に位置する大きな湖で
別名・大空を映す天鏡湖とも呼ばれています。 -
★初夏の猪苗代湖の夜明け~猪苗代湖スノーシェッド
猪苗代湖東岸を走る道路は県道9号猪苗代・湖南線です。
東岸を北上し郡山市から猪苗代町に入ると
猪苗代湖スノーシェッド(ロックシェッド)があります。
ここはカーブする道路に林立するアーチ状のコンクリート柱が美しく
まるでギリシャの神殿建築のようです。
たびたびTVCM撮影などにも使われますが
スノーシェッド内どころかスノーシェッド出入口付近にも
駐車スペースが無く中々写真撮影ができないビューポイントです。 -
★初夏の猪苗代湖の夜明け~猪苗代湖スノーシェッド
スノーシェッド内に駐車スペースが無いのに
どうやって撮影したの?とお思いでしょう。
実は早朝ってこともあり、車の往来がほとんど無いので
車を3秒ほど一時停止しフロントガラス越しに
撮影したんです。
正直褒められた行動ではありませんが
さもなくば、スノーシェッド外の駐車スペースから
300mほど歩いてくる必要があります。
ここは美しいサンセットポイントなので
こんどは一時停止ではなく、歩いて来て
夕焼けを撮影してみたいと思います。
駐車場があれば立派な観光スポットになりえるので
宝の持ち腐れかも(--〆)。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~逆さ磐梯山
県道9号から国道49号を経て県道323号に入ると
磐梯山がより近くに迫ってきます。
磐梯山地域は磐梯山の南、猪苗代町側を表磐梯と呼び
磐梯山の北、北塩原村側を裏磐梯と呼びます。
磐梯山周辺を磐梯高原と呼ぶこともありますが、
この呼び方では北側なのか南側なのか分からないので
裏磐梯、表磐梯は的確で便利な表現だと思います。
先月(5/1)ほぼ同じ場所で撮影した時は
まだ磐梯山に残雪があり、田んぼはまだ田起こしさえ
されていない冬枯れのような景色でした。 -
★早春 黎明の磐梯山~猪苗代町 (※2025/5/1撮影)
上記とほぼ同じ場所から撮影した(5/1)残雪の磐梯山です。
今年の春は寒かったこともあり
例年以上に残雪がありました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~逆さ磐梯山
鏡田に映り込む逆さ磐梯山は水田に水が入り
田植え後の苗がまだ小さい頃の前後2,3週間限定の絶景です。
磐梯山は主峰の大磐梯(1816m)、櫛ヶ峰(1636m)、
赤埴山(1430m)からなり3峰全体で磐梯山と呼ばれています。
磐梯山は、約5万年前と西暦1888年の少なくとも二度、
大規模な山体崩壊・岩なだれを起こし、
流れ山地形をつくり周囲に大きな影響を与えました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~裏磐梯Map
(※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.6865739,140.0740226,1485m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDYxNy4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~レンゲ沼&磐梯山
裏磐梯地区に入りまず訪れたのがレンゲ沼です。
裏磐梯には1888年(明治21年)の磐梯山の噴火で
川などが堰き止められ大小300余りの湖沼ができました。
裏磐梯を訪れれば磐梯山はどからでも良く見えますが
湖沼越しの磐梯山が見えるポイントはそう多くありません。
レンゲ沼は沼越しの磐梯山が見えますが
レンゲ沼の向こうにある森がブラインドになり
磐梯山の上部しか見えないのが残念です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~レンゲ沼
レンゲ沼には沼の中にフォトジェニックは小島があるのですが
朝、東側から撮影すると順光になり背景の森と
同化してしまい小島が目立たなくなってしまいます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~レンゲ沼
こちらも東側から見たレンゲ沼ですが
肉眼では分かるものの、写真ではやはり小島は
全くと言っていいほど目立ちません。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~レンゲ沼
上記と同じレンゲ沼ですが、こちらは北側から撮影してみました。
朝は写真左から朝日を浴びるので
小島が朝日で照らされ存在が際立って見えます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
レンゲ沼に立ち寄った後は、先月も訪れた曽原湖に
再びやって来ました。
車窓から見て、波があったら通り過ぎようと思いましたが、
今回も水面は凪いでいるようなので下車して撮影することにしました。 -
◆早春の裏磐梯~曽原湖 (※2025/5/1撮影)
一か月前は5月だと言うのに冬枯れのようなモノトーンの
景色でした。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
上記からわずか一か月で、春を通り越し
既に夏のような景色に様変わりしています。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
曽原湖の通称一つ島を望むこのビューポイントは
『磐梯高原曽原湖キャンプ場』の一部で
素朴なバンガローが建っている場所です。
『磐梯高原曽原湖キャンプ場』HP
http://soharako.qee.jp/ -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
1ヶ月前はまだ寒かったこともあり
釣り船は一隻も出ていませんでしたが
この日は初夏の陽気に誘われ4隻くらい出ていました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
1ヶ月前ほどキレイな水鏡ではありませんが
まずまずの水鏡です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
右手の島は曽原湖南岸近くにある
通称、『一つ島』正式名は無いようで見たまんま『一つ島』です。
一つ島の北東側に通称『三つ島』があるので
それに合わせた呼称かなと思われます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
『三つ島』はリズムよく大中小の小島が
ポン、ポン、ポンと並んでいます。
水面ギリギリの小島ですが水没したことは見たことが
ありません。
おそらく曽原湖はこれくらいが満水なんだと思います。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
裏磐梯は明治20年までは小さな村が点在し、
現在ある湖や沼は存在していませんでした。
1888年(明治21年)、南方にある磐梯山が突如噴火し、
大規模な水蒸気爆発に伴って中央部の山腹崩壊(山体崩壊)を起こし
桧原村方面に大量の土砂が流下、
さらに泥流も発生して集落は全滅する被害を受けました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
長瀬川や小野川など裏磐梯地域を流れる河川が
山体崩壊や泥流によって方々で堰き止められ、
桧原湖や小野川湖、五色沼といった大小様々な堰止湖が
形成されました。
曽原湖もその中の一つです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
裏磐梯には『湖』が4つあり、
大きい方から桧原湖、秋元湖、小野川湖、
そして一番小さいのが曽原湖です。
裏磐梯フォレストスプリングの沼は
以前は柳沢湖と呼んでいたようですが
現在は大きい方の4つだけが『湖』で
他はほとんどが沼で、わずかに池があります。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曽原湖
一般的に沼は水草が生えるような深さ(浅い)で
湖は水草が生えないような深さ(深い)と言われ
裏磐梯は水草が生える浅い沼が多いのが特徴です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
曽原湖の水鏡を堪能し次にやって来たのは
曽原湖のすぐそば、車で5分ほどの大沢沼です。
ただ大沢沼は水草が多い沼なので水鏡的にはイマイチかも。
しかし同じ大沢沼でも北側に盲腸のような北入江があり、
こちらは浮遊性水草(抽水植物)は殆ど無く
風が無ければ美しい水鏡が見られます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
水生植物のうち、水底に根を張り、茎の下部は水中にあるが、
茎か葉の少なくとも一部が水上に突き出ているものを
抽水植物と言います。また挺水植物とも呼ばれます。
ヨシ、ガマ、マコモ、コウホネのように伸びた茎が水面に浮んで匍匐する
「半抽水植物」も抽水植物の一つとされます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
大沢沼北入江は一般観光客はまず訪れませんが
写真愛好家には人気の穴場紅葉スポットです。
でもそれ以外の季節はいつ行っても貸し切り状態。
さらに紅葉時期でも撮影しているのは
北入江の西岸辺りだけで
逆さ磐梯が望める北岸へ行く人はごくわずかです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
裏磐梯では前方さえ開けていれば磐梯山はどからでも
良く見えますが、湖沼が多い割には
逆さ磐梯がキレイに見えるスポットはそう多くありません。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
裏磐梯で随一人気の五色沼群の中でも沼と磐梯山のコラボが
撮れるのは毘沙門沼と瑠璃沼だけ。
毘沙門沼も瑠璃沼も磐梯山と沼のコラボ写真を撮ろうとすると
逆光になるのでけっこう難しい撮影になります。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
桧原湖西岸の細野周辺からも磐梯山は美しく望めますが
水鏡に映り込む『逆さ磐梯』となると
桧原湖は大きいので風が吹き抜け水鏡になりにくく
よほど運が良くないと逆さ磐梯は撮れないかも。
その点、大沢沼北入江は三方を森に囲まれているので
風の影響を受けにくく水鏡になる確率が高い貴重な沼です。 -
◆錦秋の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江(※2023/10/31)
一昨年、秋の大沢沼北入江の眺めです。
磐梯山の麓には朝霧が漂い幻想的で美しい景色でした。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
沼の中にある切り株のようなものは
磐梯山の噴火で堰き止められてできた大沢沼に水没した
水没樹の一部です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
大沢沼北入江は大沢沼に付属している湾処(わんど)のような
地形で南以外は森に囲まれているので風が吹き抜けにくく
浮遊性水草もほとんど生えていないので水鏡になる
確立がけっこう高いスポットです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
さらに運良く南側(大沢沼本体)が開けているので
双耳峰の秀麗な磐梯山が良く見えます。
300もの湖沼があると言わる裏磐梯で
これだけ好条件の沼は無いと思います。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
見る場所によっては双耳峰に見える磐梯山は
高さは右手の大磐梯(1816m )が左手の櫛ヶ峰(1636m)より
180mほど高いのですが大沢沼周辺からは
ほぼ同じ高さの双耳峰に見えるので
より均整が取れて美しく見えます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
出かける前に天気予報は必ず確認しますが
いくら天気予報で微風だとしても
こればかりは現地に着いてみないと分かりません。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
実は、この日はレンゲ沼の前に秋元湖にも立ち寄ったのですが
残念ながらさざ波がありキレイな水鏡ではありませんでした。
しかし、車で7,8分移動したレンゲ沼も曽原湖も
ここ大沢沼北入江もほぼ無風でキレイな水鏡が見られました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
とうぜん、それらの湖沼の中では秋元湖が一番大きいので
風の影響を受けやすく中々キレイな水鏡には出会えません。
カメラマンの中には秋元湖で風が治まるのを
根気よく待つ人もいますが、5,6分滞在して
風が治まらないようだったら、さっさと諦めて
他の湖沼に移動してみるのもアリだと思います。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
裏磐梯は明治時代までは小さな村が点在し、
湖沼群は存在していませんでした。
1888年(明治21年)、南方にある磐梯山が突如噴火し、
大規模な水蒸気爆発に伴って中央部の山腹が崩壊(山体崩壊)を起こし
桧原村方面に大量の土砂が流下、
さらに泥流も発生して集落は全滅する被害を受け
多くの川が堰き止められ桧原湖や五色沼を始め
大小たくんの湖や沼ができました。
大沢沼もその一つです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
その磐梯山噴火の際に川が堰き止められ
この大沢沼のような湖沼群が生まれ
この写真のような水没樹ができました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
水没当時からしばらくは樹形がある程度残っていたと思いますが
次第に水に接していない上部は腐敗しはじめ
朽ちたり折れたりし現在のような切り株のような状態の
水没樹になりました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
そもそも木材が腐るということは、
木材腐朽菌が木材を朽ちさせるからです。
つまり木材についた菌が木材の中の栄養分を吸収する過程で
分解しいきます。
こうした現象がおこるためには、
木材腐朽菌が繁殖できなければなりません。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
その条件として、菌が生きていくのに必要な栄養分(木材)、
適度な水分、繁殖しやすい湿度、そして酸素の4つがあります。
この4条件のうちの一つでも欠けてしまうと
菌はうまく繁殖することができずに、結果として木は腐りにくくなり
残る可能性が高くなります。
なので水没当時は相当の高さがあった大木でも
空気にふれる水面より上はいち早く朽ち、
水中や水分の多い水面付近は酸素不足で朽ちずに残っているわけです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
大沢沼北入江は紅葉も素晴らしいですが
青モミジも清々しく良いもんです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
切り株のような水没樹には様々な植物が生えていて
新緑の頃が一番美しいと思います。
特に早朝は朝日が低い位置から射し込むので
新緑に透明感が出てより美しいです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
背後の暗い森が手前の水没樹をより
印象的に浮かび上がらせてくれます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
切り株のような水没樹は一つ一つの植生が違い
まるで一つの盆栽のようでもあり
アート作品のようでもあります。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~大沢沼北入江
しかし、これらの美しい水没樹も未来永劫に存在するわけでは無く
やがて朽ちてなくなってしまいます。
ある意味、今の時代だけ見られる期間限定の
貴重なオブジェです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曲沢沼
大沢沼北入江の逆さ磐梯山や水鏡を堪能したあとは
車でわずか1分とかからない、大沢沼北入江のすぐ北側にある
曲沢沼にも立ち寄ってみました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曲沢沼
曲沢沼は美しい紅葉が人気ですが
この時期は訪れる人も少なく静まり返っています。
それでも大沢沼北入江は私の独り占めでしたが
曲沢沼は他に3人のカメラマンがいました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曲沢沼
新緑の曲沢沼もそれなりに美しいと思いますが
曲沢沼じゃないと見られないほどの特徴は無いかな(^-^;。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~曲沢沼
位置的に磐梯山とのコラボレーションも見られないし
やはり紅葉時と比べると物足りなさは否めないかな(^-^;。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~名無し沼
曲沢沼の後は今回も曽原集落にほど近い名無し沼にも
立ち寄ってみました。
こちらも新緑と水鏡がとてもキレイでした。 -
◆早春の裏磐梯~名無し沼 (※2025/5/1撮影)
1か月前はまだ残雪もあり
早春と言うよりまだ冬景色のようでした。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~名無し沼
わずか1ヶ月で早春から一気に初夏の装いです。
この沼名を地元の人にたずねようと思ったのですが
誰一人出会えませんでした(^-^;。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~名無し沼
この沼もそうですが、夏本番になってくると
沼の水面を浮上性の水草が繁茂し
残念ながら水鏡はくっきり見えなくなってきます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~名無し沼
上記で紹介した大沢沼北入江以外の沼は
大なり小なり水草が繁茂します。
曲沢沼だけは地元有志の方が写真映えするように
水草を除去しているようですが
国有地の沼の場合は勝手に除去できないので
夏以降の水鏡は期待できなくなります。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
上記の名無し沼の後は本日のメインである
清水沢にクリンソウを見に行きます。
沢の入口には赤みを帯びたヤグルマソウが
たくさん生えていて蕾は上がってきていますが
見頃は1週間後くらいになるでしょう。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
清水沢は川と言ってもいいくらいの大きな沢で
細かい枝葉のような支流がたくさんあり
それらが合流して桧原湖に注ぎます。
このクリソウ咲く沢も清水沢の支流の一つですが
地図には載っていないし、遊歩道どころか獣道もありません。
地図を頼りに清水沢までは行けますが
おそらくビギナーがこの支流に辿りつくのは難しいと思います。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
今年の春は寒かったので裏磐梯も1ヶ月前は
残雪がたくさんあり、水芭蕉の開花も遅れ気味でした。
クリンソウの開花も遅れるかも知れませんが
GW以降は急激に暖かくなったので
水芭蕉ほどは開花は遅れないだろうと予想しました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
ここに到着するまで、どんな状況か不安でしたが
運良くちょうど見頃の大当たり(^^♪。
先月はカメラごと桧原湖にはまり
やっちまいましたが、これで少し溜飲が下がる思いです(^^ゞ。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
裏磐梯清水沢のクリンソウは中禅寺湖の千手ヶ浜のような
絢爛な群生ではありませんが、
苔むす清らかな渓流沿いに点々と咲き
その控えめにに咲く様子は気品さえ感じます。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
◎クリンソウ(九輪草/サクラソウ科クリンソウ属)は
北海道~本州、四国の山間部に分布し、
湿り気のある渓流沿いや渓谷の湿地に自生します。
花色はピンクが主ですが、白花や混じりなど様々、
花が下の方から順に上に向って咲き出す様を
五重塔の法輪に準えた名前です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
クリンソウは美しい花なので盗掘される恐れもあるし
大勢の人が訪れ周辺の環境が荒らされるのも困るので
ここの具体的な場所は暗黙のうちに秘密にされています。
ヒントがたくさんあるので裏磐梯に詳しい人なら
はは~んと思うかも。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
★清水沢のミズバショウ
今(6/5)はクリンソウが咲いていますが
1ヶ月前は、ここには写真のようにミズバショウが咲いていました。
ただミズバショウが咲いている頃は雪解け水で沢があふれ
どこが元々の沢なのか分からないほどです。
でもその頃からわずかながらクリンソウも芽生え始めています。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
季節の移り変わりはあっと言う間で
雪解け水は少なくなり、これでだいたい通常の水量です。
どちらにしても、ここを訪れるなら最低でも
長靴は必須です。
私は長靴以上に水没の心配が無い胴長を着用しています。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
クリンソウだけ撮影なら通常の撮影でOKですが
ここは渓流とのコラボが特徴なので
渓流らしさを表現するには
スローシャッター撮影して
渓流の流れをシルキーにするのがベストです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
ただスローシャッター撮影にすると
クリンソウが風による少しの揺れでも
結果、写真がブレブレになってしまうので
シャッタースピードと絞り(F値)の兼ね合いを
いかに調整するのが大切なポイントです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
渓流やクリンソウに陽射しが当たっていなければ
シャッターシピードと絞り(F値)の設定は
ほぼ同じですみますが、
この写真のように陽射しが当たる場合は
絞り(F値)を大きくする必要があります。
しかし絞りを大きくすると画像全体が暗くなるので
バランスをとるのがけっこう難しいです。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
ただ今の時間は朝の7:40、
まだ陽射しは弱いのであまりハレーションは起きませんが
陽が高くなり陽射しが強くなるほど
シャッターシピードと絞り(F値)の調整が難しくなるので
晴天の日はできるなら撮影は朝の方が良いと思います。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
クリンソウは一度開花すると
雨だろうが曇天だろうが、
寒かろうが暑かろうが、花は咲きっぱなしなので
早朝だろうが夕方だろうが大丈夫ですが
夕方近くになると周囲の緑が暗く写るので
狙うならやはり朝の方が良いと思います。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
クリンソウは五重塔の法輪(塔の先端の装飾)のような輪が
段々に下から上に咲いてきます。
この写真のクリンソウは2段しかなく
下の段は既に花が散ってしまった状態です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
次第に陽が高くなってくると陽射しが頭上の方から
射し込むので渓流や花にも陽が当たり始めました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
直射日光が当たってくると
渓流の白い飛沫部分がハレーション(白飛び)を
起こすので理想的にはF値を絞りたいのですが
これ以上絞ると花が暗くなってしまうので
あまり強くは絞れません。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
中禅寺湖畔千手ヶ浜のクリンソウの花色は
この清水沢と同じ濃いピンクから薄いピンクや白まで様々ですが、
ここ清水沢の株は全てこの濃いピンク色です。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
かなり昔のクリンソウの花色は殆どどこの自生地も
濃いピンク色だったと思いますが
近年は何故か薄いピンクや混じりなどが増えてきました。 -
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行~清水沢
裏磐梯では他にもクリンソウの自生地はありますが
今の所は野生種の花色はこの濃いピンク色だけのようです。 -
★裏磐梯・五色沼探勝路 Map (※Google mapに加筆)
https://www.google.co.jp/maps/@37.6526757,140.0714463,1145m/data=!3m1!1e3?hl=ja&entry=ttu&g_ep=EgoyMDI1MDYyMi4wIKXMDSoASAFQAw%3D%3D
裏磐梯へは毎年何度も足を運んでいますが
裏磐梯観光の目玉である五色沼へ2年半ぶりに立ち寄ってみました。
2年半前は紅葉時だったので、新緑の時までさかのぼると
丸3年ぶりの訪問です。
五色沼探勝路は通常、毘沙門沼方面から回遊することが多いのですが、
混雑時は毘沙門沼側駐車場より
桧原湖側(柳沼側)駐車場がやや空いているので柳沼側から入る方が
お薦めです。
桧原湖そばに裏磐梯物産館があり、その周囲が五色沼探勝路の
柳沼無料駐車場で、物産館の裏手の方に探勝路の入り口があります。
探勝路は道中にトイレや売店は一切無いので
必ずスタート前に済ませておきましょう。 -
★新緑の五色沼探訪~母沼
裏磐梯物産館の裏手に五色沼探勝路の柳沼入口があり
石段を下ってスタートします。
すぐ右手の沼が母沼で左手が柳沼です。
柳沼も母沼も磐梯噴火口由来の水源ではないので
沼の水は普通の水です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~母沼
五色沼は毘沙門沼~桧原湖辺りに散在する大小40あまりの
沼の総称ですが、その沼の水源は大きく分けて3つあるそうで、
猫魔山方面の川を水源とする
『もうせん沼・弥六沼・父沼・母沼・柳沼』グループと、
磐梯山の噴火口近くの銅沼(アカヌマ)を水源とする
『るり沼、青沼、弁天沼、毘沙門沼』グループと、
『赤沼』のように流入口を持たない独立水系の沼だそうです。
また、毘沙門沼や深泥沼では湖底からの湧水もあるので
場所により水質が異なるそうです。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~柳沼
探勝路の母沼の左手が柳沼です。
ここの水もふつうの水なので
紅葉どき以外は地味な沼ですが
紅葉が見頃になると沼も水鏡で色付くので
青葉の頃よりは華やかになります。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
次に見えてきたのが数ある五色沼の中でも一番青いと言われる
『青沼』です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
-
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
青沼が鮮やかなターコイズブルーに見えるのは水中に
アロフェンが多く含まれ浮遊&堆積しているからで、水深や光、
水中の植物が複雑に関連して
他の沼よりより鮮やかなんだそうな。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
-
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
アロフェンとは火山灰土壌中に広く存在する特有の粘土鉱物で,
ケイ素とアルミニウムが不完全ながら一定の結合をした
準晶質ともいうべきものだそうです(^_^;)。
青沼の岸辺の樹木や水草が白く見えている部分は
アロフェンの結晶が沈着し水面上に現れたものです。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
-
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
水中がやや褐色に見えているのはウカミカマゴケで、
特に瑠璃沼や青沼の湖底に発達する半球状のウカミカマゴケ・マットは
国の天然記念物「阿寒湖のマリモ」にも匹敵する
貴重な苔地衣類のマットだそうです。
でもこのマットが発達すると葦などの水生植物も生育しやすくなり、
やがてるり沼の岸辺のように葦に覆われ、やがては沼が湿地化し、
さらに陸化する可能性もあるそうです。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
沼の畔のピンクの花はこの時期の定番でもある
タニウツギです。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
◎タニウツギ(谷空木/スイカズラ科タニウツギ属)は
北海道と本州の主に日本海側に分布すると多くの資料に
書かれていますが、福島県では奥羽山地の分水嶺の
東側太平洋水系の山にも多く自生します。
山の中でも沢や谷など湿気のある場所に多く生えるので
タニウツギと呼ばれます。
ピンク色が基本ですが白っぽい花や紅花もあります -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
ヤグルマソウは蕾が上がってきたばかりでした。
あと2週間もすれば花(下記)を咲かせるでしょう。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼(※2022/6/28 撮影)
◎ヤグルマソウ(矢車草/ユキノシタ科ヤグルマソウ属)は
北海道南西部~本州の山あいの渓流沿いや湿った谷筋に自生します。
5枚の小葉が鯉幟の矢車に似たた形なので付いた名前です。
1つの小葉はさ30~40cmにもなり素朴な花より
葉の方がインパクトがあるかも。
地下茎で増えるので群落をつくりますが、
株数の割にはあまり花付きは良くない印象です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
こちらも青沼ですが探勝路の瑠璃沼近くから見た構図です。
五色沼を見るのが初めてだと、
それぞれの沼の位置関係が把握できていないので
何沼なのか分からなくなってくるかも。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~瑠璃沼
青沼の右手に見えてくるのが瑠璃(るり)沼ですが
現在は探勝路からは繁茂した葦が邪魔で
直接的に瑠璃沼はほとんど見えません。
それで高台側に分岐路を造りましたが、そこも葦が繁茂し
沼があまり見えなくなりました。
それで2017年に展望デッキが新設されました。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~瑠璃沼
展望デッキに登りようやく瑠璃沼が見えてきました。
瑠璃沼は毘沙門沼とともに沼と磐梯山のコラボが見所です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~瑠璃沼
磐梯山の噴火口近くの銅沼(アカヌマ)を水源とする
『るり沼、青沼、弁天沼、竜沼、毘沙門沼』グループで
五色沼では瑠璃沼が一番高い所にあり、
瑠璃沼から順に青沼→弁天沼→竜沼→毘沙門沼と
小川でつながっています。
最上流にある瑠璃沼の火山性成分が一番濃いような気がしますが、
なぜか一番青く見えるのは青沼で瑠璃沼は
青沼ほどの青さはありません。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~瑠璃沼
瑠璃沼も波のあるなしや太陽の高さで
沼色の見え方が全然違ってきます。
常時風が吹いているときは無理ですが、風が止むときがあれば
少し待ってでもベタ凪の状態で撮影した方が
断然キレイに撮影できます。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~瑠璃沼
沼周辺の樹木や草の色も沼色に反映するので
季節により沼色も変化していきますし、
同じ日でも午前と午後では違ってみえたりします。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
瑠璃沼の水はこの急流を下って
向こうに見えている青沼に流れ込んでいます。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
瑠璃沼の次に木々の梢から見えてきたのが弁天沼です。
五色沼の中では毘沙門沼に次いで大きな沼です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
-
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
この日は曲沢沼までは殆ど風が無く
美しい水鏡を堪能できましたが
五色沼に到着したころから弱風が吹き始め
やや大きな弁天沼は風の影響を受けやすいので
理想的な沼色を見せてくれませんでした。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
弱風&さざ波だったので、そこそこライトブルーの沼色は
見られましたが、水面にさざ波があるためか
透明感あるライトブルーではありません。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
さざ波くらいなら青はなんとか表現できますが
全く水鏡にはならないので対岸の森が
水面に映り込まず、沼色がのっぺりした感じに見えます。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
(※2016/06/21 撮影)
波が全く無いと対岸の森が水鏡に映り込むので
水面に森の陰影ができ、それが透明感をもたらしてくれます。
繊細で微妙な印象ですが、やはり半地元民としては
ベストの状況で写真を撮りたいので
つい欲張りになってしまいます。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
この倒木はずっとこの樹形を維持しています。
おそらく全部が冷たい水に浸かっているので
木材腐朽菌が繁殖するのに必要な酸素が少なく
腐敗しにくいのでしょう。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~オシダ(雄羊歯)
探勝路沿いの森では草丈1mものオシダが生い茂り
まるで熱帯のジャングルのようです。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~オシダ(雄羊歯)
◎オシダ(雄羊歯/オシダ科オシダ属)は
北海道、本州、四国の落葉樹林に広く分布する夏緑性のシダ。
四国、西日本では、比較的まれ。
主に山地帯や亜高山帯の林床に生育する。
低地では、空中湿度が高いスギ林に好出します。
めちゃ大きいので雄シダではなく大シダと呼ばれることがありますが
オオシダではなくオシダです。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~竜沼
弁天沼の次に見えてくるのは竜沼(たつぬま)ですが、
樹木が鬱蒼として探勝路からはほんの一部しか見えません。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~竜沼
でも私はいつも恥も外聞も無く駐車場から長靴を履いていくので
ガサヤブを掻き分け沼畔から撮影しています。
この沼周辺は立ち入り禁止にはなっていませんが、
場所によっては植生回復のため立ち入り禁止の場所もあるので
ご注意ください。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~竜沼
遊歩道から見えないこともありとても静かで
深いネイビーグリーンの沼色が神秘的です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~深泥沼
竜沼の次に見えてきたのは深泥沼(みどろぬま)です。
一つの沼に様々な色がある不思議な沼です。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~深泥沼
深泥沼の北側はエメラルドグリーン、沼の中央は赤茶色、
探勝路に近い沼の南東は抹茶ラテのような色をしています。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~深泥沼
沼の縁は浅くなっていて、赤茶色をしています。
鉄分が沼底や植物の茎などに沈着しているからだと思われます。
対岸の湿地部分が少し黄色く見えています。
ちょうどサワオグルマが見頃になっています。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~深泥沼のサワオグルマ
北側の湿地を彩るサワオグルマの群生です。
サワオグルマは毘沙門沼の東岸付近でも見られます。
220mズームUPでもあまり花の詳細が分かり辛いので
5/28に撮影した馬入新田のサワオグルマをご覧下さい(下記) -
★郡山市湖南町馬入新田のサワオグルマ(※2025/05/28 撮影)
◎サワオグルマ(沢小車/キク科キオン属)は
本州~九州に分布し
日当たりのよい山野の湿地や休耕田、田の畦などに群生します。
草丈は50~90cmほど、茎頂にキク状の黄色い花を多数咲かせます。
乾燥ぎみの土手や草地に自生し、見た目がそっくりな
オカオグルマ(丘小車)に対し
湿地や沢などのジメ地に咲くのでサワオグルマと呼ばれます。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~赤沼
深泥沼の次に見えてきたのは『赤沼』。
水の色が赤いからではなく、アシやミズゴケなどに酸化鉄の沈殿物が
付着し赤みがかっているので、赤沼と呼ばれます。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~赤沼
五色沼を初めて訪れた人は赤沼と言うので
てっきり沼が赤いものだと思い込み
案内板に赤沼と表示されていても、この沼は何沼??
と思うようです(^-^;。
磐梯山の噴火口にも『あかぬま』がありますが
こちらは『銅沼』と書いて、“あかぬま”と言います。
たしかに銅色ですが成分は銅ではなくやはり酸化鉄で、
まさに沼全体が赤茶色をしています。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~弁天沼
赤沼のずっと先に五色沼で一番大きな毘沙門沼がありますが
毘沙門沼まで行って折り返すとかなり疲れるので
オジサンはあまり無理せず赤沼で折り返しました。
帰路も往路と同じ探勝路を戻ります。
運が良ければ復路は風が凪いでいる事もありますが
この日の五色沼は残念ながらずっと弱風が吹いていました。 -
◆初夏の裏磐梯~深緑の五色沼探勝~青沼
青沼は風の影響を受けにくい沼なので
安定してキレイなコバルトブルーの沼色を見せてくれます。
これで◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
裏磐梯
-
◆錦秋の裏磐梯~有り明けの曽原湖百景
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯~大沢沼・曲沢沼は秋色の万華鏡
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯~Canadian Autumn Colors 裏磐梯フォレストスプリングス
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯~秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯~猫魔・細野・黄金平・静寂の紅葉
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆裏磐梯~桜峠の絶景オオヤマザクラ
2021/04/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆裏磐梯・湖水地方の春告花~水芭蕉
2021/04/27~
裏磐梯・猫魔
-
◆青葉若葉の裏磐梯・湖水紀行 (秋元湖・曽原湖・大沢沼・白霧沢・白霧の滝)
2021/06/01~
裏磐梯・猫魔
-
◆日本一のニッコウキスゲ大群落~裏磐梯・雄国沼 Part 1
2021/06/22~
裏磐梯・猫魔
-
◆日本一のニッコウキスゲ大群落~裏磐梯・雄国沼 Part 2
2021/06/22~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯Part1~朝霧の秋元湖、水鏡の曽原湖、大沢沼北入江
2021/10/25~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯 Part2~水鏡の曲沢沼、柳沢湖、二ツ目沼、小野川不動滝
2021/10/25~
裏磐梯・猫魔
-
◆初冬の裏磐梯・絶景スノートレッキング Part 1(秋元湖・曽原湖・大沢沼編)
2021/11/30~
裏磐梯・猫魔
-
◆初冬の裏磐梯・絶景スノートレッキング Part2(五色沼・レンゲ沼編)
2021/11/30~
裏磐梯・猫魔
-
◆裏磐梯・静寂の湿原林~白無垢の美しき水芭蕉
2022/05/03~
裏磐梯・猫魔
-
◆初夏の裏磐梯~深緑の白霧沢&白霧の滝&五色沼探勝
2022/06/28~
裏磐梯・猫魔
-
◆エゾリンドウ咲き誇る初秋の裏磐梯銅沼
2022/09/13~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯Part1~夜明けの秋元湖、水鏡の曽原湖、大沢沼北入江
2022/10/28~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯Part2~曲沢沼、神楽沼、裏磐梯フォレストスプリングス(柳沢湖)
2022/10/28~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯Part3~レンゲ沼、一ッ目沼、三ッ目沼、桧原湖細野、五色沼編
2022/10/28~
裏磐梯・猫魔
-
◆裏磐梯・静寂の湿原林~白無垢の気高き水芭蕉
2023/04/20~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯2023,Part1~朝霧の秋元湖&錦水鏡の曽原湖
2023/10/31~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯2023,Part2~逆さ磐梯山の大沢沼北入江&燃ゆる水鏡の曲沢沼
2023/10/31~
裏磐梯・猫魔
-
◆錦秋の裏磐梯2023,Part3~裏磐梯フォレストスプリングス、三ッ目沼、桧原湖、五色沼巡り
2023/10/31~
裏磐梯・猫魔
-
◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~秋元湖・曽原湖・大沢沼編
2024/05/30~
裏磐梯・猫魔
-
◆あぁぁ、やっちまった!@ 早春の裏磐梯~北塩原村
2025/05/01~
裏磐梯・猫魔
-
◆クリンソウ咲く初夏の裏磐梯・湖水紀行
2025/06/05~
裏磐梯・猫魔
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- yamayuri2001さん 2025/07/04 11:50:32
- 猫魔
- j-ryuさん、こんにちは。
クリンソウの魅力が、たっぷりと伝わってくる旅行記でした。
それだけではなくて、
裏磐梯の美しい風景が、心を癒してくれました。
清涼感たっぷりなので、今日の猛暑を
一時忘れる事が出来ました。
私は猫魔リゾートに泊まった事があったのですが、
その時の一番の思い出が、
広い露天風呂にカエルと一緒に入ったことです。
可愛そうな事に、カエルが迷い込んできて、
ポチャンと露天風呂に入ってしまったんです。
すぐ助けてあげましたけれど、その後、どうなったか分かりません。
とても自然が豊かなんですよね。
また行ってみたいなと思います。
ところで、福島市でクマ出没のニュースがありましたけれど、
この桧原湖のあたりは、大丈夫なのでしょうか?
j-ryuさんが行かれる所は、いつも人里離れた場所なので、
心配になります。
yamayuri2001
- j-ryuさん からの返信 2025/07/04 19:48:59
- Re: 猫魔
- yamayuri2001さん,こんばんは。
いつもご来訪&いいね&コメントありがとうございます。
>クリンソウの魅力が、たっぷりと伝わってくる旅行記でした。
それだけではなくて、
裏磐梯の美しい風景が、心を癒してくれました。
≫華やかさは中禅寺湖千手ヶ浜の群生には到底及ばないのですが、
私的には清らかな渓流と言うロケーションが大のお気に入りです。
>私は猫魔リゾートに泊まった事があったのですが、
その時の一番の思い出が、
広い露天風呂にカエルと一緒に入ったことです。
可愛そうな事に、カエルが迷い込んできて、
ポチャンと露天風呂に入ってしまったんです。
≫猫魔リゾートの露天風呂と言えば桧原湖を望む
赤茶けた鉄分の多い露天風呂のことでしょうかね。
ふつう女性なかカエルがいただけでも悲鳴をあげそうですが
yamayuri2001さんは、肝が据わっていらっしゃいますね。
苦手とか気持ち悪いと言うのは、理屈じゃないから
こればかりはどうしようもないですね。
>ところで、福島市でクマ出没のニュースがありましたけれど、
この桧原湖のあたりは、大丈夫なのでしょうか?
j-ryuさんが行かれる所は、いつも人里離れた場所なので、
心配になります。
≫お気遣い&心配ありがとうございます。
今日は岩手県北上市で老婦人が熊に襲われ亡くなったと言う
痛ましいニューズが飛び込んできましたが、
自宅にいて襲われたとなると、防ぎようがないですよね。
裏磐梯に限らず、私が撮影に行く90%くらいは
熊の生息地域なので、熊鈴や簡易ピストル、呼子笛など
出来るだけの装備はしています。幸運にも生の熊に遭遇したのは
1回だけ。それも30mくらい先だったし、熊の方が
驚いたようで先に逃げていきました。
ただ子連れ熊は防衛本能が強くなるので遭遇したくないです。
住宅街に出没するような熊はなるべく駆除して欲しいです。
可哀そうだという原理主義のような動物愛護者がいますが、
自分の家や庭に熊が出没して被害に遭っても
駆除せず山に返せと言うのでしょうかね。
恐らく熊の怖さを知らない都会人の戯言にしか思えません。
可哀そうと言う前に熊が住宅街に出没しなくても
生きていけるような自然環境保護の方が大事だと思います。
ではまた。 j-ryu
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 裏磐梯
2
138