◆錦秋の裏磐梯Part２～曲沢沼、神楽沼、裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

2022/10/28 - 2022/10/28

☆2022年４度目の紅葉狩りは定番中の定番、裏磐梯の湖沼群へ。

Part１では夜明けの秋元湖や水鏡が美しい曽原湖＆大沢沼北入江を
ご覧いただきましたが、Part2ではこれまた水鏡が美しい曲沢沼と
今回初登場で穴場中の穴場である神楽沼や
お気に入りの裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）をご紹介します。
紅葉の曲沢沼はフォトグラファーには絶大な人気を誇りますが、
その近くの神楽沼や裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）は
一般観光客にはまだほとんど知らていません。
穴場を公開してしまうと私の写真の希少性が薄れてしまい残念ですが、
そこは福島県民の一人として大局に立ち私利私欲は捨てて（大袈裟）
オープンすることによって一人でも多くの県外客に福島県の魅力を
知って頂ければと思います。

エリア 裏磐梯・猫魔(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

☆錦秋の裏磐梯ルートマップ。

※Google Mapに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3

☆錦秋の裏磐梯～大沢沼＆曲沢沼エリア・ルートマップ。

※Google Earthに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6856383,140.0696607,1197m/data=!3m1!1e3

曲沢沼は前回紹介した大沢沼のすぐ北隣りです。
大沢沼北入江入口分岐から坂道を登りきると右手に
曲沢沼駐車場があります。
駐車場は紅葉時の日祝祭日などは
すぐ満杯になってしまうので路駐する車も多くなります。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

08:05AM
坂上の駐車場からも林越しに曲沢沼が見えてきます。
紅葉も水鏡もとても良さそうです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

ほぼ毎年のように訪れている曲沢沼ですが、
これまでにない完璧な水鏡状態に心が逸ります。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

まだ朝８時過ぎたばかりなので沼の東側はまだ陽が当たっていないので
森が暗く翳っています。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

駐車場の坂道から西岸まで下りてきました。
西岸は木々は少なく前方が大きく開けているので
ワイドな曲沢沼が撮影できます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

沼にポツポツ見えている小島のようなものは
磐梯山の噴火の際に曲沢が堰き止められて
立ち枯れ水没した木々の株です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

裏磐梯は明治時代までは小さな村が点在し、湖は存在していませんでした。
1888年（明治21年）に裏磐梯南方にある磐梯山が突如噴火し、
大規模な水蒸気爆発に伴って中央部の山腹が崩壊（山体崩壊）を起こし
桧原村方面に大量の土砂が流下、
さらに泥流も発生して集落は全滅する被害を受けました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

噴火の際に長瀬川や小野川、大沢、曲沢など裏磐梯地域を流れる
大小たくさんの河川が山体崩壊や泥流によって方々で堰き止められ、
桧原湖や小野川湖、五色沼といった様々な堰止湖や堰止沼が
誕生しました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

曲沢沼には周回する遊歩道はなく撮影ポイントは沼の西岸だけです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

曲沢沼随一のビューポイントが西岸から望む
北岸の紅葉と水鏡です。
この日はほぼ無風で滞在中はずっと完璧な水鏡が見られました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

曲沢沼は以前から人気の紅葉スポットでしたが
浮上性水草が多く沼全体が美しい水鏡にならなったのですが
近年は地元有志の方が目障りな水草を除去してくれるので
沼全体の水鏡が見られるようになりました。

☆2016/10/25　撮影の曲沢沼

以前はご覧のように水草がけっこう繁茂していて
水鏡の障害になっていました。
本来ならこの姿が自然なのでしょうが、
観光的見地から水草の除去は止むを得ないかな。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

浮上性水草は完全に除去したわけではなく
ようく見ると所々に見られます。
自然との共生と言う観点ではこのくらいで
良い折り合いを付けているのではないでしょうか。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

西岸の水際にヤナギが沼に迫り出しています。
水に強いシロヤナギかなと思いますが
正確には分かりません(^-^;。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

ヤナギの仲間は水に強い木が多いですが
残念ながら鮮やかな黄葉も紅葉も見られません。
枝ぶりのいい古木なら景色に風情を添えてくれますが
多すぎると目障りになるのが玉に瑕かも。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

曲沢沼の西岸や北岸はスポットライトを浴びたような朝日が美しく
夕方は東岸の西日で赤く染まる紅葉もまた人気です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

曲沢沼の西岸の一部は浜辺のような景色になっています。
ここも放っておけば葦が茂る草薮になると思いますが
写真映えするように草刈りをしているのでしょう。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

水面には彼落ち葉もたくさん浮き始めていて
紅葉もそろそろ終盤を迎えようとしています。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

落葉し始めているのナラの仲間だと思います。
ナラは紅葉と言うよりは黄葉から茶色になり落葉します。
華やかな色付きとは言い難いですが
枯れ木も山の賑わいで、無ければ無いで寂しいものです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

ぱっと見は誰もいない静かな沼の畔っぽいですが
実際は構図外にたくさんのカメラマンがいます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

対岸の森の中に既に落葉したシルバーグレーの樹木が目立ちました。
ほんの少し残っているは葉は朴の木っぽいですが
確証は持てません。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

朝は西岸から見た北岸の紅葉の水鏡が一番人気の撮影ポイントです。
朝日が右手から射し、背後の森はまだ陽が当たらず
黒バック効果で西岸の紅葉＆水鏡が一段と鮮やかに見えます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

東岸でも陽が射し込んでいる場所は紅葉がキレイです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

北岸の森に赤いモミジがやたら多いわけではありませんが
所々にある赤いモミジが効果的に鮮やかさを醸し出しています。

◆錦秋の裏磐梯Part２～水鏡の曲沢沼

夜明けの秋元湖から曽原湖、大沢沼北入江、曲沢沼と撮影中はずっと無風で
ほぼ完ぺきな水鏡が見られ気分は↑↑(^^♪。
この後に向かう神楽沼や柳沢湖などもこのまま美しい水鏡が見られるよう
期待したいです。
でも一日中無風の日ってそうそう無いので果たしてどうなるでしょう？

☆錦秋の裏磐梯～曽原鯉＆大沢沼＆曲沢沼＆柳沢湖、エリア・ルートマップ。

※Google Earthに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6856383,140.0696607,1197m/data=!3m1!1e3

曲沢沼から村道・剣ケ峯：狐鷹森線に戻り小野川湖方面に左折し
神楽沼と裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）に向かいます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～静寂の神楽沼

レイクウッドペンション通り分岐から
村道・剣ケ峯：狐鷹森線に戻り小野川湖方面に左折し
３５０ｍほど進むと左手に神楽沼（かぐらぬま）が見えてきます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～静寂の神楽沼

神楽沼は村道・剣ケ峯：狐鷹森線からも見えますが
駐車場も無いし紅葉もさほど美しい感じはしなかったので
いつもスルーしていましたが
今回、初めて車を歩道脇に止めちらっと様子を見ることにしました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～静寂の神楽沼

神楽沼の奥（北）にはポツンと一軒だけ別荘のような建物が見えますが
神楽沼が民有地なのかどうかも不明です。
でも昨年はガサ薮だった村道・剣ケ峯：狐鷹森線沿いが
下刈りされ沼の見通しが俄然良くなっていました。
村道・剣ケ峯：狐鷹森線沿いだけが下刈りされた理由はわかりませんが
撮影には好都合です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～静寂の神楽沼

沼には浮上性水草が多く繁茂し、沼周囲に赤系の紅葉樹も少ないので
感動するような景色ではありませんが、シックな秋景色です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～静寂の神楽沼

北側にある建物は一般民家か別荘かは分かりませんが
今のところこの神楽沼沿いにある家はこの１軒だけなので
１軒がこの大自然を独り占めしています。
日中はいいけど夜は明かりも無いし
熊がドアをノックしてきうそうで怖そう(^-^;。

◆錦秋の裏磐梯Part２～～曽原湖＆大沢沼＆曲沢沼＆柳沢湖、
エリア・ルートマップ。

※Google Earthに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6856383,140.0696607,1197m/data=!3m1!1e3

神楽沼から村道・剣ケ峯：狐鷹森線に戻り小野川湖方面に３００ｍほど
進むと左手に裏磐梯フォレストスプリングスの
案内板が見えてくるので路地を左折し１５０ｍほど進むと
右手に裏磐梯フォレストスプリングスのゲートが見えてきます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス・ゲート

村道・剣ケ峯：狐鷹森線を左折し間もなく右手に牧場などの入り口で見られる
鳥居のようなゲートをくぐります。
駐車場はゲート手前左手にあります。

☆裏磐梯フォレストスプリングス Map

https://urabandai.forest-springs.com/

※営業時間

毎週水曜日は定休日

4月～9月15 　08~18:00
9月16~11月　 08~17:00
12月1~3月31 冬期休業

https://youtu.be/uM-JA4NyFIk

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス・FSカフェ

釣りの人も写真撮影だけの人もFSカフェ内のカウンターで受付をします。

裏磐梯フォレストスプリングスは基本的にはルアー＆フライフィッシング用の
ランチですが、一般観光客もカフェやカヌーボートは利用できます。
ただ写真撮影で無断入場するのは厳禁です。
でも、コーヒー(￥５００)やカヌーボート(30分￥５００)を利用すれば
写真撮影も可能です。
以前はFSカフェで食事もできましたが
コロナ禍後はドリンクのみになっていました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス

裏磐梯フォレストスプリングスは養殖＆釣り堀で昔から有名な
福島県西郷村の林養魚場グループの一つで
フォレストスプリングスは裏磐梯の他にも那須白河、蔵王、
神奈川開成などにもあります。

この湖は元々は自然にできた堰止湖ですが
南西岸（写真左下）だけ一部釣りがしやすいように整備され、
この湖とは別に釣り専用の池があります。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスの湖は曽原湖や秋元湖、檜原湖などと同じく
磐梯山噴火による自然の堰止湖です。
裏磐梯で現在、湖と呼ばれているのは
大きい順に檜原湖、秋元湖、小野川湖、曽原湖の４湖ですが
この裏磐梯フォレストスプリングスも沼にしては大きいし、
水草も生えていないので湖でも良いのでないかと気になっていました。

裏磐梯フォレストスプリングスの前管理人にこの沼は元々は何と言う
名前だったのですか？と尋ねたら
『柳沢湖』と呼ばれていたそうです。
いつの頃まで『柳沢湖』と呼ばれていたかは不明ですが
過去の資料を調べた結果『柳沢湖』の表記を見つけたそうです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスの特徴の一つは曽原湖と同じように
湖に小さな島があることですが、
その島があまりに小さくて島と言うより
まるで湖からいきなり大木が生えているかのようです。
大きな木は紅葉しないことや、
水辺に強いことからハンノではないかと思われます。
水辺に強いシロヤナギなども大木になりますが
樹形が違うように見えます。

この場所からは１本の大木に見えますが
別の角度からは３本くらい生えていることが分かります。
よくこんなほとんど土のないような小島で
こんなに木が大きく育つものです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

FSカフェとボート乗り場の間に小さな半島のような築山があり
登ることができます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

築山から西岸を見下ろした構図です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

柳沢湖は先に訪れた曲沢沼より倍ほど大きい湖ですが
西岸は曲沢沼と良く似た印象がします。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

築山から見下ろした小島です。
この場所からだと木が３本生えているように見えます。
曽原湖の一つ島と同じりハンノキだと思いますが
葉が紅葉も黄葉もしないのが残念です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

ハンノキ（榛の木/ カバノキ科ハンノキ属）は
シラカバやダケカンバと同じカバノキ属なのに
それらのように黄葉しないのは何故なんだろう？
水分の多さも関係しているのかな？

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

FSカフェから見て築山の裏側にあるボート乗り場にやってきました。
ボートの舳先が前後ともカーブした形状的にはカナディアンタイプなので
一般的な手漕ぎローボートよりは断然お洒落。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスではカヌーと表現していますが
実際はカヌーっぽいローボートって感じ。
カヌーは広範囲的な意味では手漕ぎボートですが
元々はカナダ生まれの片パドルの手漕ぎボートで
基本的には前進しますが、
このボートは両パドルで前進でも後進でも可能です。
一昨年初めて
乗った私は前進漕ぎは慣れていないので進行方向に後ろ向きで座り
後進しながら漕いでいました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

このビュースポットの良い点は水際の木が沼に大きく迫り出しているので
水鏡のシンメトリーがより映えることです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

こちらには水際の２本の木がU字型に生えています。
この形状を写真に生かせそうです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

ってことで、U字型の木で額縁効果を狙ってみました。
これも完璧な水鏡だからこその効果であって
水鏡じゃなかったら何が狙いなのか分からないかも(^-^;。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

文句の付けようの無い見事な紅葉の水鏡ですが
私的には一昨年（2020/10/27 ・写真下）の紅葉水鏡の方が
わずかに良かったと思います。

◆錦秋の裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）（※2020/10/27 撮影）

紅葉じたいは遜色ない記がしますが一昨年の方が
黒バック効果が顕著で写真が引き締まって見えます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

上記でご覧いただいたU字型の木の片方は立ち枯れしています。
次第に朽ちてU字型の額縁効果はあと数年しか見られないでしょう。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスはフライフィッシング用に整備された湖ですが
整地されたのはFSカフェ側のほんの一部で湖の殆どは自然のままです。
この湖に迫り出した木なども植栽して出せる景観ではありません。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

湖のどこを切り取っても見事な水鏡です。
普通はどこかは少し波立つものですが
まったく無風状態なんだと思います。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスにはこの柳沢湖の他に
西側にポンドエリア釣り場があります。
この日は柳沢湖には一隻の釣り人しかしませんでした。

◆錦秋の裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）（※2020/10/27 撮影）

湖に釣り用ボートがあると自然景観に似合わない場合もありますが
裏磐梯フォレストスプリングスはカナディアンボートなので
ボートじたいがフォトジェニック。
自然に溶け込み違和感どころかとても絵になります。
しかし、それも２，３隻がいいところ
５隻も６隻も浮かんでいたら目障りかもね(^-^;。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

左手が小さな半島のような築山で
上から湖を見下ろせます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

キレイだとつい同じ構図の写真が多くなります(^-^;。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

柳沢湖にはほとん浮上性水草は生えていません。
裏磐梯フォレストスプリングス側が釣りの邪魔にならないよう
除去しているのかも知れませんが
以前は柳沢湖と呼ばれていたように元々水深が深く
水草はあまり生えていなかったのでは思われます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスではカヌーと表現していますが
実際はカヌーっぽいローボートって感じ。
カヌーは広範囲的な意味では手漕ぎボートですが
元々はカナダ生まれの片パドルの手漕ぎボートで
基本的には前進しますが、
このボートは両パドルで前進でも後進でも可能です。
一昨年初めて乗った私は前進漕ぎは慣れていないので
進行方向に後ろ向きで座り後進しながら漕いでいました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

カヌー（ボート）を利用するに当たっては安全のために
ライフジャケットを着用して下さい。
ライフジャケットは利用料金(３０分￥５００)に含んでいます。
後は、他のゲスト（釣り人）の邪魔にならないようするのがマナーです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

裏磐梯フォレストスプリングスで撮影しやすい場所はFSカフェ周辺だけで
他は遊歩道はおろか整地されていない自然のままのガサ薮です。
でも東岸にフォトジェニックな水没樹があるので
藪漕ぎしながら行ってみます。

◆錦秋の裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）　（※2021/10/25 撮影）

西岸から望んだ東岸の水没樹です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

手前に笹が写っているように藪漕ぎしながら撮影しています。
足元はぬかるんでいるので最低限長靴を履く必要があります。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

東岸から西岸を望んだ構図です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

いかにも藪漕ぎ途中で撮影している感じです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

水際を藪漕ぎしながら進んでいるので
私の一歩が波紋になってしまいました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

少し雲はあるものの素晴らしい青空と無風なので
水鏡がとてもキレイです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

一昨年はボートに乗っても撮影したので
北岸の方まで行きました。
向こうの黄葉が一段と鮮やかなのはタカノツメです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

北岸近くの小島のようなもがあります。
一昨年ボートで近くまで寄ってみたら立ち枯れ水没樹から
別の木が芽生えて生えていました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

鮮やかな黄葉のタカノツメ(鷹の爪/ウコギ科タカノツメ属)は
北海道南部から九州の山中や林縁に自生します。
成長すれば１５ｍにもなり、秋に黒い実がなります。
落葉後の冬芽や新芽が鷹の爪に似るところによる命名です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

一昨年はボートに乗って湖上からも紅葉の景色を撮影しました。
柳沢湖に遊歩道はないので陸上から湖を１周することはできません。
ボートなら行きたいポイントに行けるし、
水面に近い目線で紅葉が見られるのも良いなと思ったからです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

でも、大きな失敗もありました。
確かに好きなポイントに行けるメリットはありますが
ボートを漕ぐとせっかくの美しい水鏡が壊れてしまうのを
考慮していませんでした。
水鏡の写真を撮るにか完全にボートを停止させなければならず
１ショットの為ににやたら時間がかかり、
せっかちな私には向いていないと強く実感。
なので昨年も今年もボートは利用しませんでした。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

水際を藪漕ぎしながら水没樹ポイントにやってきました。
ここの水没樹は完全に水に漬かっていますが
どの水没樹も立ち枯れではなく生木です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

この木々もおそらくハンノキだと思います。
ハンノキは確かに水には強いですが
さすがに３６５日水に漬かっているのは良い条件ではなく
浸かりっぱなしでは枯れてしまうかも知れません。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

ハンノキは成長が早く樹高は２０ｍにも成長します。
成長は早いですが寿命は短いようで３０年くらいと言われています。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

ハンノキがいくら水辺に強いとは言え
水中植物では無いので水中で種が芽生えて
成木になる可能性は低いとみられています。
つまり、この木々も芽生えたときは恐らく
水没しておらずせいぜい湿地状態だったと思われます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

せっかくのフォトジエニックな水没樹ですが
このそばまで来られる道が無いのが残念です。
ま、ここはあくまで釣り人用の湖なので
フォトグラファーを意識した整備はしていません。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

水際でこの構図の写真を撮る場合、
通常の長靴では水没ギリギリかも知れません。
私は胴長を持参しましたが履き替えるのが面倒で
長靴でここまで来ましたが胴長にすれば
もっと違った構図で撮れたと後悔。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

ボートでもここまで来られないわけじゃないけれど
陸側から撮影するにはボートを岸に乗り上げなければ難しいっかも。
乗り上げたら乗り上げたで脱出するのが大変そう。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

早朝に比べると少し雲が増えてきた感じ。
この日の天気予報は晴れなので心配はないけれど
この先、まだまだ行きたい紅葉スポットがあるので
快晴であって欲しいです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

お気に入りの水没樹ポイントでも完璧な水鏡が撮れたし
そろそろ予約していたコーヒーの時間が近づいたので
FSカフェに向かいます。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

再びボート置き場まで戻ってきました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

これまたお気に入りの水鏡ポイントを見納めし

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

再び築山から小島を見下ろし

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

ここは西岸の入江のようなポイントで
すぐ隣りがポンドエリアです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

こちらがポンドエリアです。
そんじゅそこらの釣り堀とは比べようもないくらい美しさです。
ここなら都会派の女性でも十分楽しめる環境だと思います。
池じたいは人工的に整備された釣り堀りですが
周囲の美しい山々を借景にしているので
まるで高級リゾートの一角のよう。
ここにいるだけで癒される至福の釣り掘りです。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）

こんな大きな池に釣り人は数人。
都市近郊型の釣り堀りでは考えられない
究極のソーシャルディスタンス釣り堀りです(^^ゞ。
これでやっていけるの？と思いますが
親会社の林養魚場は1935年（昭和10年）福島県西郷村で創業した
国内で最古参、最大規模の養殖面積を誇る
内水面サケマス養魚場だからなせる余裕なんでしょう。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）FSカフェ

コーヒーを煎れるタイミングがあるので
３０分くらい撮影したら戻りますと伝えておきました。
そろそろ準備ができている頃です。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）FSカフェ

30分ほど撮影した後、予約しておいたコーヒーをいただきました。
コーヒーを注文すれば撮影代は要りません。

昨年までいたオジサンの管理人から今回は
若いイケメンの管理人に代わって
少し会話をしました。
私の住まいを尋ねられたので〇〇町ですと応えたら
林養魚場グルーの副社長も私と同じ〇〇町の住民だそうでびっくり、
いくら福島でも世の中狭いものだと実感しました。

◆錦秋の裏磐梯Part２～裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）FSカフェ

今回も先に訪れた曲沢沼の人出とは比べようもないくらい静寂な
裏磐梯フォレストスプリングスに大満足。
人気の裏磐梯で紅葉の見頃に美しい穴場があるのは嬉しいことです。
美味しいコーヒーもいただいたし丁度いい休憩タイムになりました。
時間はまだ朝の9:15,
裏磐梯は紅葉のビュースポットがたくさんあるので
午後14時くらいまで、できるだけたくさん周りれたらと思います。


これで◆錦秋の裏磐梯Part２～曲沢沼、神楽沼、裏磐梯フォレストスプリングス（柳沢湖）はお仕舞です。
いつも最後までご覧いただきありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。


アメリカで急速に感染が広がっているオミクロン株の1つ「XBB.1.5」は、
12月1日に初めて都内で確認されて以降、
これまでに15例確認されているということです。
「XBB.1.5」は「BA.5」よりも感染力が強いと想定され、
ワクチン接種による免疫を逃れる能力が高い可能性があるそうで
また新たな心配が種が増えてしまいました。
いったいいつになったら終息が見えてくるのでしょう？


ではまた。　　j-ryu