◆錦秋の裏磐梯～猫魔・細野・黄金平・静寂の紅葉

2020/10/27 - 2020/10/27

☆福島県内の紅葉狩り第三弾は裏磐梯へ。

前回、Part４では裏磐梯観光の定番中の定番、五色沼をご覧いただき
今回Part５は最終章で桧原湖西部の静寂の穴場的紅葉をご紹介します。
裏磐梯は福島県を象徴するような人気観光地ですが
観光客が多く訪れるのは五色沼周辺だけ。
裏磐梯の面積からしたら１０％にも満たないでしょう。
裏磐梯の紅葉をそつなく堪能しようとしたら最低でも3日は必要だと思います。

私も早朝から秋元湖→曽原湖→大沢沼→曲沢沼→フォレストスプリングス
→五色沼探勝路と駆け足で巡ってきましたが、
これでも裏磐梯で私が行きたい場所の１/５くらい。
しかし、この日裏磐梯で私に残された時間はあと２時間あまり。
ってなことで、この後、短時間で効率的に巡るため
桧原湖西部(猫魔や細野周辺)の紅葉を楽しむことにしました。
五色沼のような目玉が無いせいか余り人気のある地区ではありませんが
観光客が少なく静かに紅葉を愛でるには打って付けです。

エリア 裏磐梯・猫魔(福島)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

☆錦秋の裏磐梯地図

※Google Earthに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.6779242,140.0652916,6307m/data=!3m1!1e3?hl=ja

☆錦秋の裏磐梯　桧原湖南西部(猫魔・京が森周辺)地図

※Google Earthに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.6779242,140.0652916,6307m/data=!3m1!1e3?hl=ja

☆錦秋の裏磐梯～猫魔・静寂の紅葉

五色沼を堪能した後はは桧原湖南西部の紅葉狩りに向かいました。
まずは猫魔スキー場にほど近い猫魔沢へ。
癒し系の渓流ですが森の中は日当たりが良くないので
紅葉そのものは期待できません。
それでも道沿いは日当たりが良いので見頃でした。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

猫魔スキー場は積雪期以外は閉鎖されているので
ゲート前に車を止めて猫魔沢まで５分ほど歩きます。
猫魔沢は森の中を流れる渓流ですが
落葉が進んでいて渓流に陽が当たっていました。
強い陽射しはスローシャッター撮影には不向きですが
目いっぱい絞ってなんとか撮影しました。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

猫魔沢の水源は猫魔岳の湧水です。
清らかな水が安定して流れていて
この水は北塩原村の水源の一つになっています。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

上流の方の森は紅葉していますが
コナラやクヌギなどナラ科の広葉樹林なので色彩は地味です。

◆初夏の裏磐梯～猫魔沢　(※2020/6/2 撮影)

猫魔沢は昨年の６月頭にも訪れました。
６月は緑こそ新鮮ですが秋とそう代り映えしないですね(^^;)。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

苔むす渓流なら同じく北塩原村の桜峠近くの
白霧沢の方が見応えありますが
今回は時間があまり無いのでお手軽な猫魔沢に来てみました。
やはりいくら半地元人とは言え
裏磐梯の見所を日帰りで網羅するのは絶対無理です。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

この沢は本当はクリンソウを探していて
偶然見つけた沢で一般観光客はまず来ないし
来るとしたら地元の写真好きくらいでしょう。
でも私はまだ他者と出会ったことはありません。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

下流側望んだ構図です。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

この沢を私は通称猫魔沢と呼んでいますが
正式名があるのかどうかは分かりません(^^;)。
磐梯山から猫魔岳にかけてはこのような湧水があちこちにあります。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

いくつか小滝もあります。
紅葉は期待できませんが
落葉した赤いモミジの葉が秋の終盤を告げています。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

この沢は幾つかの沢と合流し清水沢となって
桧原湖に注ぎます。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

感動的な景色ではありませんが
私的にはこういう癒し系の沢や渓流が大好きです。
豪快な滝や渓谷からは元気や活力をもらい
苔むす小渓流からは癒しや心の安らぎをもらいます。

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

◆錦秋の裏磐梯～猫魔沢・静寂の紅葉

心安らぐゆる～い時間が流れていますが
先を急ぐので残念ながら移動します。

◆初夏の裏磐梯～清水沢のクリンソウ　(※2020/6/2 撮影)

猫魔沢にクリンソウは自生していませんでしたが
猫魔沢からほど近い清水沢ではクリンソウが丁度見頃でした。
この自生地を知っているのはかなりの裏磐梯通。
もしくはペンション主催の撮影会などで連れてきてもらうかです。

でも清水沢の名前を出しても大丈夫？
清水沢はたくさんの沢の集まりで
地図に載っている清水沢本沢に行っても見られません。

☆錦秋の裏磐梯　桧原湖西部地図

※Google Earthに加筆

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

通な写真愛好家には人気のある桧原湖細野地区に来ました。
ここは桧原湖や小島や磐梯山のコラボ写真が人気です。
ベタ凪の時は特に美しいのですが
桧原湖は大きいので中々水鏡にはなりにくい場所なので
出逢えたらかなりラッキーです。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

細野には『野鳥の森探勝路』の細野口駐車場と公衆トイレがあるので便利です。
ただ『野鳥の森探勝路』自体は木道の一部が壊れているので通行止めです。

この写真は細野口駐車場に一番近くにある小島です。
桧原湖の中ではけっこう大きな島で紅葉がキレイな島です。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

上記の島のズームアップです。
島が小さすぎると水分に強いハンノキやヤナギばかりですが
島が小高かったり、ある程度の大きさがあると
一般的な落葉広葉樹も自生するので紅葉もキレイになります。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

細野から見た桧原湖対岸(東側)の紅葉です。
桧原湖は元々細長い湖ですが細野辺りはより細いので
対岸は案外近くに見えます。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

桧原湖から見た『野鳥の森探勝路』方面の紅葉。
『野鳥の森探勝路』の細野口から５，６分歩くと
樹林帯の湿地があり春は水芭蕉がたくさん咲き誇り人気があります。
また最高所地点には桧原湖と磐梯山を望むビューポインがあり
裏磐梯全体の雄大な景色を楽しめます。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

磐梯山は『野鳥の森探勝路』のビューポイントに行かずとも
桧原湖畔からも望めます。
五色沼周辺からも場所によっては見えますが
磐梯山の雄大な裾野まで見るなら細野周辺が最高です。

磐梯山は1888（明治２２年）の噴火の前は平安時代（806年）にも
噴火したそうでその平安時代の噴火以前は標高が
２０００ｍ以上あったと言われてます。
現在は1816mだから2度の噴火でかなり山体がぶっ飛んだことが分かります。

※806年　平安時代（大同１年）桓武天皇崩御。空海帰国。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖細野・静寂の紅葉

桧原湖から見た細野口駐車場方面。
この日は桧原湖の水位はかなり低めなので
かなり岩が露出していますが雪解けから初夏の頃は水位があがり
岩場の辺りは水没します。
でも浅瀬は浅瀬なので緑の小島や水没樹と親かな湖面が
とても美しい時期です。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

裏磐梯には明治２１年の噴火でできた湖沼が３００もあると言われますが
観光客が見られる(行ける)湖沼はおそらく半分も無いでしょう。
この沼もその行けない沼の一つでしたが
ペンションなど地元有志の方が沼への道(藪道)や
沼の西岸を整備し行けるようになった沼です。
でも大っぴらには公開していないので
私も沼名や場所は伏せさせていただきます。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

この沼はまさに手付かずのままで
おそらく夏場は葦が沼の周囲に繁茂し
この撮影ポイントには立てないと思います。
たぶん紅葉前に有志の方が下刈りして
ようやく見通しが良くなるのだと思います。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

この写真の真中の黄葉樹辺りまでは行けますが
その先はかなりの藪と言うかジャングル状態。
探求心旺盛な私でもとても無理です(－－〆)。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

沼の周囲には他の沼ではあまり見られない大木が沼に迫り出し
迫力ある紅葉風景を見せてくれます。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

ただ残念なのはこの沼も水深が浅いので
オヒルギやメヒルギなど水生植物が水面に繁茂し
美しい水鏡を邪魔しています。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

水草がなければ素晴らしい紅葉と水鏡のコラボが見られるはずですが
あるがままの自然なので仕方ないですね。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

北西岸の黄葉樹の大木と背高の真っ赤なモミジが印象的です。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

沼には周回道路は元より周回する藪道も獣道も無いので
撮影ポイントは葦を下刈りした東岸だけです。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

沼の南岸にはモミジの大木が数本重なり
見応えのあるポイントです。
磐梯山噴火から１３０年ですが
噴火後に芽生えたとしても１３０年弱じゃ
これほどの大木にはならないような気がします。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

この沼で紅葉が一番映えるポイントです。
なんといっても黄葉樹の大木の存在感がデカイです。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

黄色と赤と緑と白い樹の調和が素晴らしいと思います。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

おそらくこれらの大木は磐梯山噴火前から
ある程度の大きさで存在し目の前ギリギリに
突然堰き止め沼が出現し、日当たりが俄然良くなり
水分も十分なのでより成長が早まったのではないかと想像します。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

中央右で既に落葉している白い樹な何でしょうかね？
元画像を拡大してみたら立ち枯れの木のように見えます。
夏場に来れば一目瞭然でしょうが夏場は来たことが無いし
葦が繁茂し来たくても来れないかも。
新緑の頃に一度訪れてみたいものです。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　〇〇〇沼・静寂の紅葉

水草の無い部分は水鏡がキレイに見えるだけに
やはりこの大量の水草は邪魔っけ(>_<)。
あるがままの自然は国立公園だから仕方ないですね。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

次にやって来たのは二ツ目沼。
裏磐梯道の駅のちょうど裏側(北)にある沼で
福島県道64号会津若松裏磐梯線からも見え隠れしているので
分かりやすい沼です。
県道を挟んで沼と反対側に4，5台分の駐車場があります。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

二ツ目沼も沼だからしょうがないけど
水草が多すぎ(－－〆)。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

秋らしさを演出するためノイバラ(野茨/バラ科バラ属)の
赤い実を撮り込んでみました。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

ノイバラ(野茨/バラ科バラ属)は琉球列島以外の
日本全土に広く分布する野生バラの代表種。
赤い実は秋に枝ごと収穫し水に射しておくと
１月いっぱいくらいまで長持ちするので生け花に重宝します。
ただ棘には要注意です。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

沼と葦は切っても切り離せません。
ちなみに葦(あし)も葦(よし)も同じ植物ですが
『あし』が悪しに通じるので『よし』と呼ぶようになったとか。

葦、芦、蘆、葭、（イネ科ヨシ属の多年草）漢字表記は色々ありますが
みな同じ植物です。
どうやら平安時代まではアシだったようですが
その後縁起を担いで全国的にはヨシと呼ぶのが主流になったようです。
ただ関西ではアシは足に通じ、足はお金を意味するので
芦屋（あしや）などアシの呼び方が根づいているそうです。

☆錦秋の裏磐梯～桧原湖西部　二ツ目沼・静寂の紅葉

沼の中央には半島のような出っ張りがあります。

☆磐梯山ゴールドラインMap

※Google Earthに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.6779242,140.0652916,6307m/data=!3m1!1e3?hl=ja

磐梯ゴールドラインは以前は山岳観光有料道路でしたが
料金徴収期間の満了に伴い、東日本大震災以降、福島県復興の一環として
2013年（平成25年）7月25日から恒久的に無料開放されました。

☆磐梯ゴールドライン　ルートMap

※福島県HPより
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/41350a/goldline.html

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドラインばや池　　(※2018/10/23撮影)

二ツ目沼を撮影した後は磐梯ゴールドライン周辺の紅葉を巡ります。
ただ残り時間が少なくなったので『ばや池』と『蛇追いが滝』は
今回はスルーします。

『ばや池』は穴場紅葉の一つ。
沼が多い裏磐梯にあって珍しく池です。
自然湖の堰止湖ですが深さはあって水草は少な目ですが
裏磐梯４湖にくらべ小さいからかも。
他所なら湖でも通じる大きさです。

☆錦秋の裏磐梯　磐梯ゴールドライン　（※2018/10/23 撮影）

ゴールドラインは目玉は少ない観光道路ですが
紅葉なら磐梯吾妻５ラインの中で一番キレイかも。
でも今回は残念ながら紅葉の見頃は過ぎていたので
2018/10/23の写真をご覧ください。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

で、今年の途中の写真は無いのでいきなり黄金平(こがねだいら)です。
裏磐梯から磐梯町に向かう場合、磐梯山爆裂火口を眺められる最後のポイントです。標高は1100mほど。
何十台も止められる大きな駐車場があります。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

磐梯山の西山麓にある丸山(1359m)の紅葉はほぼ終わりを迎えていました。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

丸山山腹のほぼ落葉している白い木肌は
標高からするとたぶんシラカバだと思いますが
遠くからは判別は難しいです。
良く似たダケカンバは標高1500m辺りから上に多く自生しますが
1300m辺りだとシラカバもダケカンバも自生可能です。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

盛んに黄葉しているのはシラカバやカラマツ。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

ゴールドラインのカーブがキレイなので
わざわざ撮り込んで撮影しました。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

丸山の稜線の向こうに見えているのが磐梯山(大磐梯)。
磐梯は裏磐梯から見ると左側に櫛ヶ峰(1636m)
右側に大磐梯(1816m)が聳えます。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　櫛ヶ峰

こちらは櫛ヶ峰(1636m)
爆裂火口壁が荒々しく樹木は殆ど見られません。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　天狗岩

台磐梯の稜線の向こうに見えている先鋒は
おそらく天狗岩だと思います。

☆初秋の磐梯山 銅沼（あかぬま）　(※2018/9/18撮影)

裏磐梯スキー場から山腹を登って行くと
磐梯山爆裂火口や銅沼が見られます。
現在、磐梯山は活火山のイメージは薄いと思いますが
銅沼南の山腹からは噴気が上がり
活火山だと言うことが分かります。

爆裂火口の左手には尖峰・天狗岩が見えます。

☆初秋の磐梯山 天狗岩　(※2018/9/18撮影)

天狗岩のスームアップです。
表磐梯(猪苗代町側)から見る女性的な山容とは
真逆に裏磐梯は荒々しい山容です。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　

紅葉はほぼ終わりですが黄葉が鮮やかです。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　

シラカバやダケカンバは落葉しても木肌が白いので絵になります。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　

このビューポイントは『こがねだいら』と呼ばれます。
おそらく民謡『会津磐梯山』の一節
♪会津磐梯山は宝の山よ、笹に黄金がなりさがる』の黄金から命名したのだと思いますが、この黄金平の紅葉はまさに『黄金がなりさがる』ような黄葉です。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン黄金平・静寂の紅葉　

この黄葉樹は明らかにシラカバです。
ダケカンバと見分け方は幾つかありますが
一番簡単なのは枝先です。
ダケカンバの枝先はほぼ白ですが
シラカバの枝先はかなり黒っぽいです。

☆錦秋の裏磐梯～ゴールドライン丸山・静寂の紅葉　

ますます残り時間が少なくなってきたので
ゴールドラインを先に進みます。

この先、八方台の磐梯山登山口で北塩原村から磐梯町に入ります。
磐梯町方面から見える磐梯山は表磐梯になります。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　　幻の滝　(※2018/10/23撮影)

次は幻の滝に寄るつもりでしたが
なんと駐車場が閉鎖中。
駐車場を挟んだ道路沿い斜面の落石防止工事をしていました。
何も一番の観光シーズンにしなくてもいいような気がしますが
磐梯山山麓は雪深いから積雪前に終わらせたいんでしょうね。

なので写真は2018/10/23撮影したものをご覧下さい。
観光道路「磐梯山ゴールドライン」の見所のひとつ『幻の滝』は、
2007年に遊歩道と駐車場が整備されるまでは、
地元の人にもあまり知られていませんでした。
名前も無く仮称の幻の滝が今では正式名になっています。
落差約13m、滝幅は最大８ｍほど。
そう水量の多い滝ではありませんが早春は雪解け水で
豪快さがまします。
岩壁の一部は鉄分の多い地質で赤く見えるのも独特です。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　大磐梯＆とび滝展望台

幻の滝駐車場からさらに下ってくると
『とび滝展望台』があります。
磐梯山(大磐梯・1816m)は良く見えるけど
肝心の『とび滝』は樹木に覆われ殆ど見えません(>_<)。
看板倒れんなので名称を変更したほうが良いと思います。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　大磐梯と滑滝展望台

とび滝展望台から少し下ると滑滝展望台があります。
こちらも磐梯山の眺望は良いけれど滑滝も樹木に覆われ
ほとんど見えません。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　滑滝

滑滝は木々の間からわずかに見える程度。
こちらも磐梯山展望台と名前を変えた方が良いと思います(－－〆)。
秋でこの程度ですから夏場など全く見えません。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　大磐梯と滑滝展望台

磐梯山は会津盆地（会津若松方面』から見ると
三角の大磐梯しか見えないので
その山容から会津富士とも呼ばれています。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　大磐梯と滑滝展望台

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　『山湖台』から望んだ猪苗代路

ゴールドラインを裏磐梯から磐梯町方面に向かい
最後のビューポイントが『山湖台』です。

☆錦秋の磐梯ゴールドライン　『山湖台』から望んだ磐梯山（大磐梯・1816m）

午後は少し雲が多くなってきましたが
この日は概ねいい天気に恵まれました。

私の旅行記を見る限り、晴天の日を選んで出かけているようですが
私はまだ仕事現役なので休日は自由に選べません。
晴天かどうかはあくまでも運任せです。
ただ出かける前に悪天なら中止することは自由なので
結果的に晴天時の旅行記が多くなる訳です。

錦秋の磐梯ゴールドライン　　蛇追ヶ滝　(※2018/10/23 撮影)

この日、もっと時間があればゴールドラインの磐梯町の終点から
ほど近い『蛇追ヶ滝』にも寄りたかったですが
残念ながらタイムオーバーでした。

『蛇追ヶ滝』は水源の違う二つの滝が寄り添う
珍しい滝です。
標高は650mと標高800mほどの裏磐梯より低いので
紅葉は遅めです。

大きい方の滝は落差１３ｍ、
小さい方は直瀑部分が８ｍほどですが
渓流瀑も含めれば落差じたいは小さい方がありそうです。


これで◆錦秋の裏磐梯～猫魔・細野・黄金平・静寂の紅葉は終わりで
裏磐梯シリーズも完結です。

いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。


もうすぐ2月を迎えようとしているのに
紅葉シリーズはようやく半分くらい。
果たして桜の季節までに間に合うのか？？(^^;)。

頑張ります。


ではまた。　j-ryu