
2020/10/27 - 2020/10/27
46位(同エリア942件中)
j-ryuさん
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☆福島県内の紅葉狩り第三弾は裏磐梯へ。
前回Part3では紅葉の隠れ名所・裏磐梯フォレストスプリングスが
我が旅行記に初登場。
期待以上の美しさに大満足でした(^^♪。
今回、Part4では前回とは真逆で裏磐梯観光の定番中の定番、
裏磐梯観光の主役とでも言うべき五色沼探勝路の紹介です。
確かに五色沼はキレイだけれど誰もが知っているだけに
誤魔化しが効きません。
ふだん誤魔化している訳ではないけど、
五色沼は素晴らしい写真がNet上にあふれているので
並の旅行記や写真じゃ太刀打ちできないってことです。
さあ、どうする?
う~ん、どうにもならないかも。
なら、のっけら降参してしまいましょう。
並の旅行記ですが良かったらご覧下さい(^^;)。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆錦秋の裏磐梯・湖沼めぐり ルートマップ。
※Google Earthに加筆
https://www.google.com/maps/@37.6678848,140.0941957,8327m/data=!3m1!1e3ントを全角3,000文字程度まで入力できます -
☆錦秋の裏磐梯湖沼めぐり・五色沼周辺Map.
裏磐梯サイトステーションより。
http://www.urabandai-ss.com/
五色沼探勝路は通常、毘沙門沼方面から回遊することが多いのですが、
紅葉シーズンは毘沙門沼側駐車場より
桧原湖側(柳沼側)駐車場が空いているので柳沼側から入る方が
お薦めです。 -
☆錦秋の裏磐梯・五色沼探勝路拡大Map
※Google Earthに加筆
https://www.google.co.jp/maps/@37.6513607,140.074582,2917m/data=!3m1!1e3?hl=ja
桧原湖そばに裏磐梯物産館があり、その周囲が五色沼探勝路の柳沼無料駐車場で、物産館の裏手の方に探勝路の入り口があります。
探勝路は道中にトイレや売店は一切無いので
必ずスタート前に片づけておきましょう。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~母沼
物産館の裏手の方の探勝路の入り口階段を降りるとすぐ見えてくるのが
左手が柳沼で右手が母沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~母沼
-
☆初夏、青葉若葉の五色沼~母沼 (※2016/7/1撮影)
柳沼も母沼も磐梯噴火口由来の水源ではないので
水は普通の水です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~小柳沼
五色沼は毘沙門沼~桧原湖辺りに散在する大小40あまりの沼の総称ですが、その沼の水源は大きく分けて3つあるそうで、猫魔山方面の川を水源とする『もうせん沼・弥六沼・父沼・母沼・柳沼』グループと、磐梯山の噴火口近くの銅沼(アカヌマ)を水源とする『るり沼、青沼、弁天沼、毘沙門沼』グループと、『赤沼』のように流入口を持たない独立水系の沼だそうです。
また、毘沙門沼や深泥沼では湖底からの湧水もあるので場所により水質が異なるそうです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~柳沼
探勝路左手が柳沼です。
ここの水もふつうの水なので
紅葉どき以外は地味な沼ですが
紅葉が見頃になると沼も水鏡で色付くので
青葉の頃よりは華やかになります。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~柳沼
探勝路は東西に長い柳沼にそってありますが、
岸がやや真っすぐなので写真的に単調になりがちです。
そこでお薦めなのが裏磐梯物産館の真裏に分岐する道があり
その分岐した道からの方が絵になると思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~柳沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~柳沼
裏磐梯物産館真裏の分岐道から柳沼を眺めた方が
奥行が出ます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~柳沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~柳沼
裏磐梯物産館真裏の分岐道はここで行き止まり。
再び本道に戻ります。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
柳沼から徒歩7,8分で左手に木々の間から五色沼らしい青い沼が見えてきます。
見たまんまの青沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
青沼も本道から左への短い分岐道があり
分岐道からの方が青沼が良く見渡せます。 -
☆初夏、青葉若葉の五色沼~青沼 (※2016/7/1撮影)
五色沼の独特の色は水質、水量、天気、植物、季節、時間帯など
様々な要因が複雑に絡み合っているので
同じ日でも午前と午後では微妙に違うのはざらで
季節が違えは同じ沼とは思えないほど激変して見えることもあります。
青沼など沼色が青色系の沼は青葉の頃の方が色彩的に調和していると思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
紅葉どきは赤や黄色が水面に反映し
青葉の頃より複雑な色を帯びてきます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
水中に見える苔のような植物はウカミカマゴケと言うそうで、
特に,るり沼や青沼の湖底に発達する半球状のウカミカマゴケ・マットは
国の天然記念物「阿寒湖のマリモ」にも匹敵する
貴重な苔地衣類のマットだそうです。
でもこのマットが発達すると葦などの水生植物も生育しやすくなり、
やがてるり沼の岸辺のように葦に覆われ、やがては沼が湿地化し、
さらに陸化する可能性もあるそうです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
青沼は名前の通り五色沼の中で一番青く見える沼です。
ただ水の流れとしては青沼の水は瑠璃沼から流れ込んでいますが
なぜか青沼の方が青いので単に水質だけで沼色が決まるのではないことが
分かります。 -
☆初夏、青葉若葉の五色沼~青沼 (※2016/7/1撮影)
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
青沼が鮮やかなライトブルーに見えるのは水中にアロフェンが多く含まれ
浮遊&堆積しているからで、
水深や光、水中の植物が複雑に関連して他の沼よりより鮮やかなんだそうな。
アロフェンとは火山灰土壌中に広く存在する特有の粘土鉱物で,
ケイ素とアルミニウムが不完全ながら一定の結合をした準晶質ともいうべきものだそうです(^_^;)。
青沼の岸辺の樹木や水草が白く見えている部分は
アロフェンの結晶が沈着し水面上に現れたものです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆初夏、青葉若葉の五色沼~青沼 (※2016/7/1撮影)
好みはそれぞれですが
私的には青葉の頃の沼色の方がお気に入りです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
分岐道から本道に戻り
左に青沼を見ながら進みます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
中央の色が少し違う場所がウカミカマゴケが発達したマットです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
早朝の秋元湖でこそ雲が多かったですが
その後は概ね青空のいい天気。
風は微風程度なのでまずます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
探勝路本道からは樹木で青沼が見え辛くなってきます。
それでも秋は落葉も進んでいるので
青葉の頃よりは見通しが良くなりなす。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
探勝路本道側から見る青沼はかなり複雑な色合いです。
おそらく水質は変わらないと思いますが
沼底の水中植物、水面の水生植物、周囲の森の緑や紅葉などが
お互い影響し合いながら複雑な色に見えるのだと思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
右下の白っぽい木はヤナギの仲間ではないかと思いますが
夏場も葉っぱはあまり見られないので殆どが枯れ木だと思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
この位置から見る沼色は周囲の紅葉がかなり影響しています。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
五色沼探勝路で見られる五色沼の中で青系の一番上流にあるのが
瑠璃沼(るりぬま)でその瑠璃沼の水がご覧写真下の細い沢を流れ下り
青沼に注いでいます。
青系の沼は瑠璃沼→青沼→弁天沼→竜沼→毘沙門沼の順番に小川でつながっています。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
探勝路を挟んで青沼の右手にあるのが瑠璃沼です。
私が子供の頃は本道からも沼が見えましたが
岸辺の葦が繁茂し
今は短い分岐路に右折しないと瑠璃沼は見えません。
その分岐路側にも葦が繁茂しかなり見えにくくなってしましたが
2017年に観賞台が新設されようやく再び見えるようになりました。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
観賞台隣りのモミジはとても色鮮やかなので
瑠璃沼とのコラボがよく映えます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
-
☆初夏、青葉若葉の五色沼~瑠璃沼 (※2016/7/1撮影)
上記と同じモミジですが青葉の頃と紅葉どきでは
とても同じ沼に見えません。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
瑠璃沼は毘沙門沼と並んで磐梯山を撮り込める数少ない沼です。
ただいつも逆光になるので沼と磐梯山の
どちらも美しいコラボが難しい。
磐梯山を立てれば沼が引き立たず、
沼を立てれば磐梯山が引き立たず難しい撮影です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
-
☆初夏の五色沼~青葉若葉の瑠璃沼 (2015/07/01 撮影)
五色沼は紅葉時が一番人気がありますが
私は新緑や若葉の頃が好きです。
青い沼と周囲の緑が色彩的同調するからです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
秋は秋で素敵なんですがせっかくの美しい青がくすんでしまうのが残念。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
瑠璃沼から徒歩10分ほどで木々の間から見えてきた
鮮やかなターコイズブルーの沼は弁天沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
五色沼の中で最も美しいと言われるのが弁天沼です。
特に青のグラデーションが神秘的で素晴らしいと思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
ただ弁天沼は毘沙門沼に次いで大きく風の影響を受けやすく
さざ波が立ちやすいのが残念です。
この日はそれでも良いほうです。 -
☆錦秋の五色沼~弁天沼 (2013/10/29撮影)
晴天、無風、紅葉+自分の休日がドンピシャ重なるなんてめったにありません。
2013/10/29はまさにその4条件が全部重なった日でした。
毎年のように訪れていても
このようなベストコンデションはそうそうありません。 -
☆初夏、青葉若葉の五色沼~弁天沼 (※2016/7/1撮影)
紅葉ではありませんが青葉若葉の頃も素敵です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
弁天沼は広いので幾つか撮影ポイントがありますが
一番人気はこの孤高のコリヤナギが水中に生えている場所です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
この日は沼の中央部はさざ波がたっていましたが
良く見るとさざ波が立っていない場所もあるので
なるべく波の無い場所を選んで撮影した。
全景を撮りたくなりますが条件のいい場所を選択した方が
キレイに撮れると思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
-
☆錦秋の五色沼~弁天沼 (2013/10/29撮影)
条件がいいと何処を切り取っても美しいです。
もちろん腕や機材が良ければ越したことがありませんが
気象条件の差が大きく影響します。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~五色沼探勝路
五色沼探勝路では黄葉がひと際鮮やかな
ヒトツバカエデ(一葉楓/ムクロジ科カエデ属)が多く見られます。
近畿東部以東の秋田岩手以南に自生する日本固有種。
以前はカエデ科でしたが今はムクロジ科に分類されるようになりました。
葉は大きなハート形で、カエデ(モミジ)らしくない切
れ込みのない一枚葉であるため、ヒトツバカエデと命名された。
別名ではマルバカエデとも呼ばれています。
(マルバカエデ) -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
弁天沼の次に見えてくるのが竜沼(たつぬま)ですが
実際は樹木に隠れて殆ど見えません(--〆)。
素人めには少し枝を整理すればいいのにと思いますが
五色沼は国立公園の「特別保護地区(特に厳重に景観を保護する地域)」に
指定されているので人間の都合で安易に自然に手を入れることは
出来ないようです。
生態系に影響が出るような安易な伐採はいけないと思いますが、
せめて遊歩道側の枝くらいは剪定してもいいのではないかと思います。
あまりにもお役所的な杓子定規にあてはめるとせっかくの景観が台無しです。
そもそも遊歩道を設置した段階で何がしかの影響はあるわけで
大上段に特別保護地区をのたまうのも考え物です。
人間の影響を一切排除したいなら完全な立ち入り禁止の保護区にするしかないでしょう。
観光と共存するならある程度臨機応変な対処も必要だと思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
五色沼探勝路でが植生保護のために観光客が立ち入れないよう
あちこちにロープが張ってありますが
竜沼の周りはジャングル状態だからか保護ロープがありません。
あまり誉めたことではありませんが
そのジャングルを少し藪漕ぎすれば竜沼が見られないこともないです。
藪漕ぎして撮った竜沼がこれらの写真です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
竜沼の沼色はおそらくモスグリーンだと思いますが
条件によってかなり違って見えます。
今回はモスグリーンよりもっと暗い黒緑でした。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
竜沼の最深部は樹木に覆われ陽当たりが悪いせか
倒木が多く見られます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
不気味と言うか神秘的と言うか
明るい印象の五色沼にあってまるでダークサイトのよう。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
この辺りから竜沼の水が小川になって毘沙門沼方面に流れていきます。
まさに手付かず自然のままの竜沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
竜沼で唯一この辺りだけ前が開けているので
比較的広角に撮影ができます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
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☆初夏、青葉若葉の五色沼~竜沼 (※2016/7/1撮影)
2016/7/1に訪れた時は若葉が反映して青味がかった萌黄色に見えました。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
撮影時は青空だったのに沼色は黒緑に見えます。
どうしてなんでしょう? -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
静寂と言う言葉ピッタリの竜沼。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
紅葉樹が少ないのが少し残念だけど
竜沼は竜沼らしくていいのかも。 -
☆錦秋の五色沼~竜沼 (2013/10/29撮影)
今年の撮影は10/27,この写真は10/29.
条件が違うと言ってしまえばそれまでだけど
どうしてこんなに沼色が違うのだろう? -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~竜沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~深泥沼(みどろぬま)
竜沼の次に見えてきたのは深泥沼(みどろぬま)。
弁天沼や瑠璃沼とは水源の違う独立系の沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~深泥沼(みどろぬま)
この沼は同じ沼でありながら場所によってかなり沼色が違うのが特徴です。
手前は青緑なのに奥は紺色、真ん中は赤茶色。
水面近くは繋がっていりので土壌の違いなのかも。
赤茶色は明らかに鉄分が多いからですが
なぜ真ん中だけが鉄分が多いのか
なぜ他と混じることはないのか
不思議がいっぱいの沼です。
正に秋彩のラビリンス。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~深泥沼(みどろぬま)
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~赤沼
深泥沼の隣りは赤沼。
沼色が赤いからではなく
沼の周囲が赤茶色なので赤沼です。
どうやら鉄分は葦の根元に沈着しやすいようです。
でもそのメカニズムは私には分かりません(^^;)。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~赤沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~赤沼
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☆初夏、青葉若葉の五色沼~赤沼 (※2016/7/1撮影)
赤沼は季節が変わっても青緑の沼色や
葦の根元の赤茶けた部分はあまり変化しません。
五色沼探勝路はこの先、毘沙門沼まで続きますが
終点で折り返すと合計3時間はかかってしまい
次の目的に行けなくなるので
ここで折り返します。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~深泥沼(みどろぬま)
赤沼で折り返したので
再びの深泥沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~深泥沼(みどろぬま)
-
☆初夏、青葉若葉の五色沼~深泥沼 (※2016/7/1撮影)
青葉の頃の方が奥と手前の沼色の違いが良く分かります。 -
☆初夏、青葉若葉の五色沼~深泥沼 (※2016/7/1撮影)
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~五色沼探勝路
竜沼から流れ出た小川は竜沼と深泥沼の中間辺りで小滝になって
流れ下ります。
五色沼探勝路はそれほど起伏はないので
小滝になっているのは璃沼から青沼に流れる場所と
ここだけです。
この小川は毘沙門沼に注ぎその先は
小野川湖からの小川と合流し、さらに秋元湖からの川と合流して
長瀬川となります。
長瀬川は猪苗代町で安達太良山から流れてくる酸川(すかわ)と合流し
やがて猪苗代湖に注ぎます。
裏磐梯の多く湖沼は独立系を除けば
多くが長瀬川に合流し猪苗代湖に注ぎます。
猪苗代湖の水は会津盆地を通り、
阿賀野川となり新潟県で日本海に注ぎます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
再びの弁天沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~弁天沼
この黄葉樹はテツカエデ(ムクロジ科 カエデ属)だと思います。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
再び青沼に戻ってきました。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
青沼の南隣りは瑠璃沼です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
鮮やかな紅葉は透過光をうまく利用すると
透明感ある鮮やかな紅葉を表現できます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~瑠璃沼
今でこそ五色沼周辺は自然豊かですが
これは磐梯山噴火後は荒野化した裏磐梯に資材を投じ
赤松などを植林し緑を復活させた会津若松出身の
遠藤現夢あってのことです。
もし遠藤現夢が植林をしなかったら裏磐梯の復活は遅れ
観光地にもならなかったかも知れません。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
Wikiより
遠藤 現夢(えんどう げんむ 1864年2月17日(文久4年1月10日)~1934年(昭和9年)12月6日)は、明治から昭和時代の地域開発者。本名を遠藤 十次郎(えんどう じゅうじろう)といい、福島県北部にある磐梯高原(裏磐梯)緑化の父と呼ばれます。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
Wikiより
1888年(明治21年)の磐梯山噴火に伴う膨大な岩屑なだれに覆われて数十年間荒地のままだった裏磐梯を、もう一度野鳥のさえずる森に変えたいと願い、約2年をかけて気の遠くなるような1340haに及ぶ植林をなしとげ、ついにはこの地の払い下げを受けた。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
Wikiより
20世紀初めといえば日本各地でようやく幹線鉄道が開通しだしたばかりである。遠藤現夢も1914年(大正3年)に全通したばかりの磐越西線(開通当時「岩越線」)で、アカマツ5万本・ウルシ2万本・スギ3万本、苗木合計10万本を新潟方面から運び、さらに猪苗代からは馬車で裏磐梯方面に運んだのであるが、当然岩屑なだれ地帯はかつての道路などは埋没したままであり至るところに大きな岩がごろごろしており、あるいは泥濘と化した荒地に新たに道路を造りながらの前進は非常な困難を極めた。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
Wikiより
また、植林に関する知識は中村弥六の協力を得て、豪雪に覆われる冬も柳沼近くに番小屋を立てて齋藤丹之丞が中心となって、その苗木の生長を見守っていた。そんな出費が重なりやがては本業も傾きだしたという。
さらに遠藤は森林組合を結成し、さらなる緑化活動に従事するが、その中で磐梯山の旧噴火口に注水して温泉にするいわゆる造成温泉の事業をはじめ、成功するもこれが組合の法規に触れて不評を買ってしまう。そうして苦悶の末に病に倒れ、1934年(昭和9年)、この世を去った。享年73。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
もし、遠藤現夢が緑化を推進しなかったら
裏磐梯の復興は100年遅れたかもかも知れないと言われています。
現在、福島県は2011年の東日本大震災による福島第一原発事故で
原発周辺は未だ帰還も許されず荒廃していますが、
遠藤現夢のような偉人がいた福島県なので
そう遠くない将来きっと復活することでしょう。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
柳沼と青沼の間から森に入った脇道には
遠藤現夢ご夫妻のお墓があり
今も裏磐梯の発展を見守っています。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
今でこそ裏磐梯は福島県観光の顔でもありますが
わずか磐梯山が噴火する133年前は
うら寂しい寒村だったなんて信じられません。
噴火では多くの犠牲者も出ましたが
噴火のお陰で現在の繁栄があるのも事実。
言葉は悪いかも知れませんが『禍を転じて福と為す』の良い見本です。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
落葉寸前のノウルシ。
これらも遠藤現夢らが植樹した木なのかも知れません。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
五色沼の青い色の秘密の一つ
アロフェンの結晶が沈着した真っ白な枝先。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
たった133年前はこの美しい五色沼は姿かたちどころか
殆どが原野や畑だったなんて想像できませんね。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
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☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
ヒトツバカエデ(一葉楓/ムクロジ科カエデ属)の鮮やかな黄葉と
青沼のターコイズブルーの対比がとても美しいです。 -
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
-
☆秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた~青沼
これで◆錦秋の裏磐梯~秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた、はお仕舞です。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
ではまた。 j-ryu
次回は裏磐梯シリーズの最終回です。
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旅行記グループ
裏磐梯
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前の旅行記
◆錦秋の裏磐梯~Canadian Autumn Colors 裏磐梯フォレストスプリングス
2020/10/27~
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◆錦秋の裏磐梯~猫魔・細野・黄金平・静寂の紅葉
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯~有り明けの曽原湖百景
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯~大沢沼・曲沢沼は秋色の万華鏡
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯~Canadian Autumn Colors 裏磐梯フォレストスプリングス
2020/10/27~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯~秋彩のラビリンス・五色沼にハマってみた
2020/10/27~現在の旅行記
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯~猫魔・細野・黄金平・静寂の紅葉
2020/10/27~
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◆裏磐梯~桜峠の絶景オオヤマザクラ
2021/04/27~
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2021/04/27~
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2021/06/01~
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◆日本一のニッコウキスゲ大群落~裏磐梯・雄国沼 Part 1
2021/06/22~
裏磐梯・猫魔
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◆日本一のニッコウキスゲ大群落~裏磐梯・雄国沼 Part 2
2021/06/22~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯Part1~朝霧の秋元湖、水鏡の曽原湖、大沢沼北入江
2021/10/25~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯 Part2~水鏡の曲沢沼、柳沢湖、二ツ目沼、小野川不動滝
2021/10/25~
裏磐梯・猫魔
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◆初冬の裏磐梯・絶景スノートレッキング Part 1(秋元湖・曽原湖・大沢沼編)
2021/11/30~
裏磐梯・猫魔
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◆初冬の裏磐梯・絶景スノートレッキング Part2(五色沼・レンゲ沼編)
2021/11/30~
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◆裏磐梯・静寂の湿原林~白無垢の美しき水芭蕉
2022/05/03~
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◆初夏の裏磐梯~深緑の白霧沢&白霧の滝&五色沼探勝
2022/06/28~
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◆エゾリンドウ咲き誇る初秋の裏磐梯銅沼
2022/09/13~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯Part1~夜明けの秋元湖、水鏡の曽原湖、大沢沼北入江
2022/10/28~
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◆錦秋の裏磐梯Part2~曲沢沼、神楽沼、裏磐梯フォレストスプリングス(柳沢湖)
2022/10/28~
裏磐梯・猫魔
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◆錦秋の裏磐梯Part3~レンゲ沼、一ッ目沼、三ッ目沼、桧原湖細野、五色沼編
2022/10/28~
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◆裏磐梯・静寂の湿原林~白無垢の気高き水芭蕉
2023/04/20~
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◆錦秋の裏磐梯2023,Part1~朝霧の秋元湖&錦水鏡の曽原湖
2023/10/31~
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◆錦秋の裏磐梯2023,Part2~逆さ磐梯山の大沢沼北入江&燃ゆる水鏡の曲沢沼
2023/10/31~
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◆錦秋の裏磐梯2023,Part3~裏磐梯フォレストスプリングス、三ッ目沼、桧原湖、五色沼巡り
2023/10/31~
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◆初夏の裏磐梯・花咲く湖水巡り~秋元湖・曽原湖・大沢沼編
2024/05/30~
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