2013/08/01 - 2013/08/01
294位(同エリア800件中)
さっくんさん
今回から昔々の国内旅行記を紹介しようと想います。
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東京の最西端、奥多摩の日原鍾乳洞に向かいます。
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これは…井の頭線に乗車しているところです。懐かしいフロントマスク。今でも現役で走っているのかな?
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かなり途中をすっ飛ばして奥多摩駅に到着しました。風情ある駅舎です。
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バスに乗り、山間の九十九折を登っていきます。此処が東京だとは思えない世界観です。
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鍾乳洞があるところ、大概清水が流れます。石灰岩の多い地形を水が浸食する事で鍾乳洞が生まれます。さぁ下っていきましょう。
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もうすぐ谷底に到達します。
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谷底を流れる小川を遡ります。
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管理棟に到着しました。見上げれば奥多摩の山が聳えています。
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それでは、入洞します。糞暑い夏だと言うのに、洞内からはひんやりとした空気が噴き出し、私を洞内に誘い込みます。本当エアコンガンガン効かしているショッピング・ビルの様な涼しさです。
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総延長1270m、高低差134m、関東隋何時の規模を誇る鍾乳洞です。
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シーンと静まり返る洞内。張り詰めた空気がなんとも言えません。
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日原鍾乳洞は山口の秋芳洞の様に、広大なスペースは持っていませんが、高低差があり、探検気分を十分満たしてくれる鍾乳洞でした。、
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鍾乳洞を探索していると、やっぱりどやつしても金田一シリーズを、特に八つ墓村を思い出してしまいます。
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四面楚歌状態に陥った主人公が鍾乳洞内に逃げ込み、その鍾乳洞内でいつ見つかってしまうかと言う恐怖、主人公を守ろうとするヒロインとの恋模様、真犯人の行方、自分の出生の秘密、そして金銀財宝伝説のありか…様々な要素が絡み合いつつ、まるでジェットコースターに乗った様な急展開で進む八つ墓村原作は本当にスリリングな冒険譚でした・
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松竹の映画版も面白かったです。原作は余りにも要素が多く、とても映画では描き切れなかったので、オカルトに全振りした脚本が良かったと思います。原作とは全く色合いが変わりましたが、映画でしか出来ない表現法だったと思います。
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それに比べ後から映画化された東宝版はあまり感情移入出来ませんでした。金田一耕助に豊川悦司さん監督に市川崑さんと素晴らしいのですが、市川崑さんと言えば金田一シリーズが大人気の名監督でしたが、それ故に金田一耕助にスポットを当ててしまったのが原因だと思います。
八つ墓村原作は横溝作品では珍しく、金田一は脇役で、寺田辰也が主人公の冒険譚です。松竹版は大きく脚色はしましたが、寺田辰也目線で物語が進みました。一方東宝版の方が原作には忠実だったものの、視点が金田一に移ってしまった為、受ける印象が大きく変わってしまったのだと思います。脚本は難しいですね。 -
八つ墓村の寺田辰也も顔負けに、洞内を登ったり、下ったりして散策します。でも辰也と違って美也子もいないし、春代もいないし、典子もいません。独りきりです。
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弘法大師が修行に訪れた事もあると言います。
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洞内の各所に仏教に因んだ名前がつけられています。まるで洞内を地獄に例えた様な名称もありました。
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証明もまだ無い時代、蠟燭の火を頼りに洞内を散策した者にとって、鍾乳洞は正に神秘な世界で、心許なく不安な心理状態は、宗教的な気持ちを煽った事でしょう。そんな彼等が、鍾乳洞を地獄の世界に例えたとしても、なにも不思議ではありません。そんな心理状態は、照明を手に入れた今日も、人の心理状態に様々なまやかしを見せつけてきます。
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以前何処かの鍾乳洞で一人散策していた時の事です。散策出来る限界まで辿り着き、これ以上進入禁止のスポットで、先の方から女性や子供のはしゃぎ声が聞こえてくるのです。女性や子供がはしゃげるくらいなら、もっと進んでも大丈夫なのではないか?と足を進めようとして、ハッと昔の記憶を思い出しました。
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あれは鍾乳洞とは全く関係の無い恐山の宿坊に泊まった夜の事。宿坊の建物には風呂が無く、風呂専用の別棟に行かねばなりません。そんな訳でおっかなびっくり夜の恐山を外に出て風呂に向かいました。脱衣所で服を脱いでいると、なんと湯舟の方から女性や子供のはしゃぎ声が聞こえます。はて、そんな宿泊客いたっけ?まぁ、お寺さんの関係者さんが入っているのかな?とちょっと気まずさを感じながら扉を開き風呂場に入りました。
え?あれ?誰もいません。場所が場所だからまさか?折角の暖かい風呂に浸かりながら震える私。翌々考えて、女性や子供のはしゃぎ声はお湯の流れる反響音だと辿り着きました。 -
あのまま、女性や子供のはしゃぎ声に誘われて、洞内の奥に入り込んだら、私は遭難していたかもしれません。人は願望があると、つい自分に都合良く物事を捉えてしまう習性があります。もっと奥へ進みたい。→自分は一人で心細い→中で楽しそうにしている人々がいる。→其処迄進めばなんとかなるかも? 嗚呼怖い、一歩手前まで足を進めるところでした。
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これが二人以上だったら、どちらかが異変に気付くはずですが、一人となると、この特別な環境にいると、まやかしに気付かない危険性があります。都会にいると馬鹿馬鹿しくも感じる古の人が信じた妖怪の数々。あれはゲゲゲの世界にいるものだよと信じ込んでいましたが、実際こうした環境に身を寄せれば、古の人々がどうして妖怪を信じたかが解る様な気もします。
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私の世代ならゲゲゲですが、ちょっと前なら妖怪ウォッチ、昔も今も妖怪は子供に大人気ですが、科学が発展してない時代では、理解が出来ない自然現象も多々あり、それらが元になって様々な妖怪が生まれました。恐山のお風呂で聞こえたはしゃぎ声も、鍾乳洞の奥から聞こえたはしゃぎ声も、もしかすると、本当に妖怪の仕業だったのかもしれません。
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独り非日常駅な環境に入ると、人間の脆さや、自分個人の弱さが見ええきます。通常は着飾っていて気付かない…。そんな感覚が好きで、私は未訪問の国を好んで旅をしているのかもしれません。…て、それって旅人が時に言う「自分探しの旅」に繋がるのかな?意識した事無かったですが…。
弱いところばっかじゃん…私 -
今回の鍾乳洞探検で私は何か知らない自分を発見できたのでしょうか?そう簡単に解る訳ないよなぁ…。
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そろそろゴールの様です。入洞した時は思った以上に狭かったので、あっという間なのかな?とちょっと心配になりましたが、なんのなんの十分楽しませて頂けました。
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参観した後に地図見てどないすんねんって感じです。いつでも私はオッチョコチョイです。
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素敵な冒険気分を味わえました。
最期迄ご覧になって下さりありがとうございます。
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