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能登演劇堂にて「まつとおね」を観劇し、感激して以来二週間<br /><br />吉岡里帆さんは罪な女性だ。16年も凍結させてた私の日本の歴史への情熱に火を灯してしまった…。<br /><br />以来、日々悶々としながらスマホと格闘する私。いや、吉岡里帆さんにうつつを抜かしている訳では無く(半分は認める。)一度火が付いた日本歴史紀行の火が消せないのです。未だ足りない…。<br /><br /> 私が日本で旅したいのは、現存天守閣と都道府県を全て訪れる事。先の旅で訪れた金沢の隣の富山と新潟は未だ未訪問。きっと私を呼んでいるのはこの地方に違いない。でも、富山と新潟ってあんまりイメージ沸かないなぁ…と、もう独りの出不精な私が顔を出します。<br /><br /> そんな中、先に訪れた能登の付け根にある雨晴海岸から眺める立山連峰の姿に、出不精な私は完全にノックアウトされました。未だ間に合うかもしれない。しかも次の土曜日は偶然にも私の誕生日。しかも北陸地方は午前中は晴!もう旅を止める要素はありません。<br /><br /> しかも、雨晴海岸の後に訪れた二つの城。そのどちらもが、先の金沢の旅とリンクする、今回の北陸地方歴史紀行に重要な城でもありました。<br /><br /> こうして、未だ足りない…と、心に開いた穴を埋める為、深夜バスに乗り込む私でした。<br /><br /><br />

雨晴海岸にて自分への誕生祝と今年の運試し 北陸の旅 完結編

39いいね!

2025/04/05 - 2025/04/05

76位(同エリア387件中)

旅行記グループ 日本の旅

2

100

さっくん

さっくんさん

能登演劇堂にて「まつとおね」を観劇し、感激して以来二週間

吉岡里帆さんは罪な女性だ。16年も凍結させてた私の日本の歴史への情熱に火を灯してしまった…。

以来、日々悶々としながらスマホと格闘する私。いや、吉岡里帆さんにうつつを抜かしている訳では無く(半分は認める。)一度火が付いた日本歴史紀行の火が消せないのです。未だ足りない…。

 私が日本で旅したいのは、現存天守閣と都道府県を全て訪れる事。先の旅で訪れた金沢の隣の富山と新潟は未だ未訪問。きっと私を呼んでいるのはこの地方に違いない。でも、富山と新潟ってあんまりイメージ沸かないなぁ…と、もう独りの出不精な私が顔を出します。

 そんな中、先に訪れた能登の付け根にある雨晴海岸から眺める立山連峰の姿に、出不精な私は完全にノックアウトされました。未だ間に合うかもしれない。しかも次の土曜日は偶然にも私の誕生日。しかも北陸地方は午前中は晴!もう旅を止める要素はありません。

 しかも、雨晴海岸の後に訪れた二つの城。そのどちらもが、先の金沢の旅とリンクする、今回の北陸地方歴史紀行に重要な城でもありました。

 こうして、未だ足りない…と、心に開いた穴を埋める為、深夜バスに乗り込む私でした。


旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  • 4月第一週は天気予報を上回って毎日良く雨降りました。雨に濡れながら仕事しながら、スマホの天気予報を睨みました。日本で何処か晴れてるところないのか?今年の私の誕生日は土曜に当っています。もう晴れているところに逃避したい。それが私へのプレゼント!

    4月第一週は天気予報を上回って毎日良く雨降りました。雨に濡れながら仕事しながら、スマホの天気予報を睨みました。日本で何処か晴れてるところないのか?今年の私の誕生日は土曜に当っています。もう晴れているところに逃避したい。それが私へのプレゼント!

  • 北陸がヒットしました。北陸方面には富山と新潟と言う未訪問の県もあります。私の事だから城巡りとなるのですが、プラスアルファが欲しいなぁと検索したら、ありました!ありました!それは雨晴海岸。今の気分にピッタリじゃあ~りませんか!<br /><br /> 写真を見て更にボルテージがあがりました。富山湾越しに眺められる立山連峰の美し過ぎる景色。しかしこれを眺められるのは結構レアだと言います。基本私はこうした気象条件を求められる絶景はパスする方なのですが、今回ばっかりは試してみようと思いました。誕生日に今年の運試しも兼ねて、早速深夜バスを手配。行き当たりばったりの誕生日の旅は始まりました。

    北陸がヒットしました。北陸方面には富山と新潟と言う未訪問の県もあります。私の事だから城巡りとなるのですが、プラスアルファが欲しいなぁと検索したら、ありました!ありました!それは雨晴海岸。今の気分にピッタリじゃあ~りませんか!

     写真を見て更にボルテージがあがりました。富山湾越しに眺められる立山連峰の美し過ぎる景色。しかしこれを眺められるのは結構レアだと言います。基本私はこうした気象条件を求められる絶景はパスする方なのですが、今回ばっかりは試してみようと思いました。誕生日に今年の運試しも兼ねて、早速深夜バスを手配。行き当たりばったりの誕生日の旅は始まりました。

  • 二回目のバスストップは長野もほんのその先、松代のパーキングです。寒~い!<br /><br /> 先に早速バスを手配とか、格好良い事書いていますが、実はウジウジな私。朝の時点で1席空いていたバスタ新宿出発便は、昼飯時に確認したら満席。チ~ン(涙)結局それに煽られて、本日唯一の売れ残りの1席を焦ってポチっとな。結局東京八重洲からの出発になりました。って言うか毎度毎度の当日予約のギリギリな男から卒業しなければいけません!

    二回目のバスストップは長野もほんのその先、松代のパーキングです。寒~い!

     先に早速バスを手配とか、格好良い事書いていますが、実はウジウジな私。朝の時点で1席空いていたバスタ新宿出発便は、昼飯時に確認したら満席。チ~ン(涙)結局それに煽られて、本日唯一の売れ残りの1席を焦ってポチっとな。結局東京八重洲からの出発になりました。って言うか毎度毎度の当日予約のギリギリな男から卒業しなければいけません!

  • 興奮しているのか熟睡出来ず、久し振りに全てのパーキングで下車して背伸びします。歳を取ると深夜バスがきつくなりますが、現地でいち早く行動したい場合は深夜バス一択です。有磯海に停まる頃には薄っすら夜が明けていました。久しぶりに見るピーカンの夜明けです。興奮してきました。

    興奮しているのか熟睡出来ず、久し振りに全てのパーキングで下車して背伸びします。歳を取ると深夜バスがきつくなりますが、現地でいち早く行動したい場合は深夜バス一択です。有磯海に停まる頃には薄っすら夜が明けていました。久しぶりに見るピーカンの夜明けです。興奮してきました。

  • 富山、高岡駅に到着しました。思った以上に最新式の駅舎。あ!こんな写真撮っていたからギリギリのところで氷見線の列車が行ってしまいました。まぁバスが早く到着したから、予定の1本前の列車に乗り遅れてしまったのですが、ローカル線なので此処で1時間待つのは勿体無い。検索すればバスもある様なのでバスで向かう事にしました。

    富山、高岡駅に到着しました。思った以上に最新式の駅舎。あ!こんな写真撮っていたからギリギリのところで氷見線の列車が行ってしまいました。まぁバスが早く到着したから、予定の1本前の列車に乗り遅れてしまったのですが、ローカル線なので此処で1時間待つのは勿体無い。検索すればバスもある様なのでバスで向かう事にしました。

  • 高岡駅にはドラえもんのポストがありました。藤子不二雄Aさんの故郷が氷見の様です。氷見にはもっとドラえもん関係のオブジェがあったり、氷見線にはドラえもんのラッピング電車が走っているそうです。私の現住所の近くには藤子不二雄先生の仕事場だった場所が近くにあります。

    高岡駅にはドラえもんのポストがありました。藤子不二雄Aさんの故郷が氷見の様です。氷見にはもっとドラえもん関係のオブジェがあったり、氷見線にはドラえもんのラッピング電車が走っているそうです。私の現住所の近くには藤子不二雄先生の仕事場だった場所が近くにあります。

  • 雨晴海岸に到着しました。う~ん、立山連峰は全く見えません。午前中はド逆光になるのは知っていました。しかし午後になると空気は澱んできてしまいます。<br />。更に変わりやすい春先の天気は午後過ぎに崩れる予報ですどっちを優先するか悩みに悩みましたが、この時間では城は何処も開業していないので取り敢えずは海岸を目指しました。

    雨晴海岸に到着しました。う~ん、立山連峰は全く見えません。午前中はド逆光になるのは知っていました。しかし午後になると空気は澱んできてしまいます。
    。更に変わりやすい春先の天気は午後過ぎに崩れる予報ですどっちを優先するか悩みに悩みましたが、この時間では城は何処も開業していないので取り敢えずは海岸を目指しました。

  • 雨晴海岸の名前の由来は、義経と弁慶が此処で雨宿りをしたからと言います。

    雨晴海岸の名前の由来は、義経と弁慶が此処で雨宿りをしたからと言います。

  • 此処で義経と弁慶が雨宿りをしたのだそうです。

    此処で義経と弁慶が雨宿りをしたのだそうです。

  • 立山連峰は背後にずっしりと、その存在は解るものの、姿を現してくれません。女岩も逆光でシルエットのみ、やはり朝は日の出以外は宜しくありません。雪の白と逆光の白が合わさってしまうので、思った以上に逆光の影響を受けてしまいます。更には気温が上がったからでしょうか、ガスも出てきてしまっている様です。空はピーカンだと言うのに…。恨めし気に空を仰ぎます。

    立山連峰は背後にずっしりと、その存在は解るものの、姿を現してくれません。女岩も逆光でシルエットのみ、やはり朝は日の出以外は宜しくありません。雪の白と逆光の白が合わさってしまうので、思った以上に逆光の影響を受けてしまいます。更には気温が上がったからでしょうか、ガスも出てきてしまっている様です。空はピーカンだと言うのに…。恨めし気に空を仰ぎます。

  • 一旦海岸を離れて、氷見線の線路と道路を渡り、雨晴海岸の道の駅へと向かいます。二階が喫茶とお土産屋で、三階は展望台になっています。

    一旦海岸を離れて、氷見線の線路と道路を渡り、雨晴海岸の道の駅へと向かいます。二階が喫茶とお土産屋で、三階は展望台になっています。

  • 松尾芭蕉も此処を訪れており、一句詠んでいます。

    松尾芭蕉も此処を訪れており、一句詠んでいます。

  • 本来、これに乗って来る筈だった氷見線が到着しました。富山湾と立山連峰をバックに走る氷見線を撮影する鉄チャン達も大勢集まります。

    イチオシ

    本来、これに乗って来る筈だった氷見線が到着しました。富山湾と立山連峰をバックに走る氷見線を撮影する鉄チャン達も大勢集まります。

  • 立山連峰の反対側を眺めます。雨晴海岸は能登半島の付け根に当る部分、此処から弧を描く海岸線の切れる箇所、そこは七尾。そのちょっと先で二週間前、吉岡里帆さん演じる「まつとおね」を感激しました。凄かったなぁ。

    立山連峰の反対側を眺めます。雨晴海岸は能登半島の付け根に当る部分、此処から弧を描く海岸線の切れる箇所、そこは七尾。そのちょっと先で二週間前、吉岡里帆さん演じる「まつとおね」を感激しました。凄かったなぁ。

  • 帰りの為にも鉄道駅をチェックします。それにしても「雨晴」(あまはらし)旅人にとって、旅は勿論の事日々にだって、これだけ素晴らしい縁起の良い駅名、地名は他に無いと思います。

    帰りの為にも鉄道駅をチェックします。それにしても「雨晴」(あまはらし)旅人にとって、旅は勿論の事日々にだって、これだけ素晴らしい縁起の良い駅名、地名は他に無いと思います。

  • 踏切を海側に渡ります。雨晴駅では上下線の待ち合わせが出来るので、駅周辺だけは二つ線路がありますが、氷見線自体は単線です。

    踏切を海側に渡ります。雨晴駅では上下線の待ち合わせが出来るので、駅周辺だけは二つ線路がありますが、氷見線自体は単線です。

  • 此方にも句碑がありました。

    此方にも句碑がありました。

  • 再び氷見線が走り抜けていきます。氷見線はローカル線なので、朝の時間を過ぎるとめっきり本数が減ってしまいます。昼になれば太陽光線は良好に向かいます。それまでに天候は保ってくれるのか?ガスは晴れてくれるのか?本日中に二つの城を見学するには、何時の列車に乗らねばならぬのか?悩ましいところです。

    再び氷見線が走り抜けていきます。氷見線はローカル線なので、朝の時間を過ぎるとめっきり本数が減ってしまいます。昼になれば太陽光線は良好に向かいます。それまでに天候は保ってくれるのか?ガスは晴れてくれるのか?本日中に二つの城を見学するには、何時の列車に乗らねばならぬのか?悩ましいところです。

  • 人の悩みを他所に、立山連峰はガスと逆光に遮られて、その姿を見せてくれません。ショボ~ン。

    人の悩みを他所に、立山連峰はガスと逆光に遮られて、その姿を見せてくれません。ショボ~ン。

  • 印象的な女岩をアイキャッチに、富山湾越しに立山連峰を捉えるポイントは大きく二つに分かれます。一番有名で一番人が集まるのは義経岩があり、道の駅がある手前の海岸です。もう一つは鉄道駅の海岸側。私のお気に入りは駅側です。先ず観光客が少ない事。座れるベンチもあり、過ごすのに快適な事。そして何より此処からだと剣岳と女岩を合わせられるのです。

    印象的な女岩をアイキャッチに、富山湾越しに立山連峰を捉えるポイントは大きく二つに分かれます。一番有名で一番人が集まるのは義経岩があり、道の駅がある手前の海岸です。もう一つは鉄道駅の海岸側。私のお気に入りは駅側です。先ず観光客が少ない事。座れるベンチもあり、過ごすのに快適な事。そして何より此処からだと剣岳と女岩を合わせられるのです。

  • 上手く写真に残せたのなら、若しくは諦めの付く様な天気なら、10時半の列車で戻ろうと思っていたのです。それをやり過ごし、続くバスも、バス停迄行ったにも関わらず、見送りました。(それ以降は昼迄列車もバスも無い。)道の駅に戻り、ブランチを頂きます。今時なのでしょうか?メニューは洋式のものばかり(涙)鱒バーガーを頂きました。此処は日本なのだから和風にしましょうよ!<br /><br />今思えば、この時点で引き返していたら、ガッカリな誕生日を過ごした、ガッカリな男になるところでした。

    上手く写真に残せたのなら、若しくは諦めの付く様な天気なら、10時半の列車で戻ろうと思っていたのです。それをやり過ごし、続くバスも、バス停迄行ったにも関わらず、見送りました。(それ以降は昼迄列車もバスも無い。)道の駅に戻り、ブランチを頂きます。今時なのでしょうか?メニューは洋式のものばかり(涙)鱒バーガーを頂きました。此処は日本なのだから和風にしましょうよ!

    今思えば、この時点で引き返していたら、ガッカリな誕生日を過ごした、ガッカリな男になるところでした。

  • 食べ終わっても状況は変わらず、実は道の駅ではライブカメラを放映しており、いつでも雨晴海岸の現在の展望を知る事が出来ます。近県の方なら、それを見て訪問を決める事も出来ます。昨日私はずっと見ていましたが、曇っているにも関わらず、午後にはカメラからでも立山連峰を確認する事が出来ました。だから、もう少し待てば…と、次の目的地を心配し折れそうな心を必死に説得しました。

    食べ終わっても状況は変わらず、実は道の駅ではライブカメラを放映しており、いつでも雨晴海岸の現在の展望を知る事が出来ます。近県の方なら、それを見て訪問を決める事も出来ます。昨日私はずっと見ていましたが、曇っているにも関わらず、午後にはカメラからでも立山連峰を確認する事が出来ました。だから、もう少し待てば…と、次の目的地を心配し折れそうな心を必死に説得しました。

  • 浜辺にいた観光協会のおばちゃんや釣りをしていた現地の人々に聞いてみましたが、やはり確定的な事は地元の人でも解らないとの事です。商売人や観光協会の人々なら兎も角、釣り人も解らないのなら、本当に解らないのでしょう。曇っていても見える時は見えるし、晴れていてもこんな時もある…。待つべきか?去るべきか?二つの見所を右往左往したり、海岸に寝そべったり…。<br /><br /> 取り分け釣り人のオジサンとは長話をさせて戴き、北陸の魚自慢をたっぷりと聞かせて頂きました。地元の人がこれだけ自慢するのだから美味しいのだろうなぁ…腹減ってしまったではないかぁ!正月を迎えると値段がドーンと上がるので、それまでに訪れると良いそうです。<br /><br /> 面白かったのは、地元の人でも魚は金沢に食べに行くとの事。魚が揚げられるのは氷見ですが、やはり料理屋と言うと圧倒的に金沢だそうです。氷見を含め、雨晴も、能登半島にありながら富山県に属します。でも立地的には富山も金沢も同じくらいの距離です。成程なぁと思いました。

    浜辺にいた観光協会のおばちゃんや釣りをしていた現地の人々に聞いてみましたが、やはり確定的な事は地元の人でも解らないとの事です。商売人や観光協会の人々なら兎も角、釣り人も解らないのなら、本当に解らないのでしょう。曇っていても見える時は見えるし、晴れていてもこんな時もある…。待つべきか?去るべきか?二つの見所を右往左往したり、海岸に寝そべったり…。

     取り分け釣り人のオジサンとは長話をさせて戴き、北陸の魚自慢をたっぷりと聞かせて頂きました。地元の人がこれだけ自慢するのだから美味しいのだろうなぁ…腹減ってしまったではないかぁ!正月を迎えると値段がドーンと上がるので、それまでに訪れると良いそうです。

     面白かったのは、地元の人でも魚は金沢に食べに行くとの事。魚が揚げられるのは氷見ですが、やはり料理屋と言うと圧倒的に金沢だそうです。氷見を含め、雨晴も、能登半島にありながら富山県に属します。でも立地的には富山も金沢も同じくらいの距離です。成程なぁと思いました。

  • でもね、立山連峰見れずとも、美しい海岸には違いありません。そこでこう、時間を気にせずのんびり出来ているのだから、それだけで幸せな誕生日だよと、ポジティブなのか言い訳なのか、解らない気持ちで雨晴海岸を睨みます。さっきまで近くにいた観光客のオバチャン達が<br /><br />「目を細めて見ると…。見える…かもしれない。」<br /><br />なぁんて台詞を思い出して苦笑しました。<br /><br />のんびり過ごせる…これ本当に重要なポイントです。有名になった撮影ポイントは、インバウンドの需要の高騰も加わり、時や場所によっては規制がかけられたり、制限時間があったり、そんなのなくても人がごった返して、のんびりするどころか撮影すらままならない場所も多いです。私は人混みが大嫌いなので、一抹の不安はありましたが、そんな心配は杞憂に終わり、地元の人との触れ合いもあり、そう言う意味でも確かに、素敵な時間を過ごせました。

    でもね、立山連峰見れずとも、美しい海岸には違いありません。そこでこう、時間を気にせずのんびり出来ているのだから、それだけで幸せな誕生日だよと、ポジティブなのか言い訳なのか、解らない気持ちで雨晴海岸を睨みます。さっきまで近くにいた観光客のオバチャン達が

    「目を細めて見ると…。見える…かもしれない。」

    なぁんて台詞を思い出して苦笑しました。

    のんびり過ごせる…これ本当に重要なポイントです。有名になった撮影ポイントは、インバウンドの需要の高騰も加わり、時や場所によっては規制がかけられたり、制限時間があったり、そんなのなくても人がごった返して、のんびりするどころか撮影すらままならない場所も多いです。私は人混みが大嫌いなので、一抹の不安はありましたが、そんな心配は杞憂に終わり、地元の人との触れ合いもあり、そう言う意味でも確かに、素敵な時間を過ごせました。

  • 観光客が溜息をついて去っていきます。<br /><br />「こんな写真の様にはいかないよなぁ。」<br /><br />でも、私は諦めません。敬愛する戦国武将、石田三成公の言葉を思い出します。<br /><br />「大義ある者は、首を撥ねられるその瞬間迄、決して諦め無いものだ!」<br /><br />ほら、なぁんと無くガスが引いてきた様に感じます。

    観光客が溜息をついて去っていきます。

    「こんな写真の様にはいかないよなぁ。」

    でも、私は諦めません。敬愛する戦国武将、石田三成公の言葉を思い出します。

    「大義ある者は、首を撥ねられるその瞬間迄、決して諦め無いものだ!」

    ほら、なぁんと無くガスが引いてきた様に感じます。

  • それでも尚、残念そうな表情の観光客もいます。多分、海岸や駅に展示されている写真。それが余りにも完璧すぎて、そう感じてしまうのだと思います。そう鑑みると、こうした気象条件に左右され易い観光物件で、完璧な例を紹介するのは罪な事だと思います。<br /><br /> 嘗て幸福度世界一と言われたブータンですが、SNSの普及と共に、世界と自分達の生活水準を比べてしまった結果、幸福度がダダ下がりしたと言います。<br /><br /> 余りハードルを上げ過ぎれば、旅人は目の前の光景と、写真の違いに残念な想いしか抱けなくなります。ちょっと盛り過ぎな写真だったのが気になりました。でも私は諦めていませんよ!

    それでも尚、残念そうな表情の観光客もいます。多分、海岸や駅に展示されている写真。それが余りにも完璧すぎて、そう感じてしまうのだと思います。そう鑑みると、こうした気象条件に左右され易い観光物件で、完璧な例を紹介するのは罪な事だと思います。

     嘗て幸福度世界一と言われたブータンですが、SNSの普及と共に、世界と自分達の生活水準を比べてしまった結果、幸福度がダダ下がりしたと言います。

     余りハードルを上げ過ぎれば、旅人は目の前の光景と、写真の違いに残念な想いしか抱けなくなります。ちょっと盛り過ぎな写真だったのが気になりました。でも私は諦めていませんよ!

  • 此方は逆側、木々が纏まっている場所が義経と弁慶が雨宿りした岩と神社がある場所です。

    此方は逆側、木々が纏まっている場所が義経と弁慶が雨宿りした岩と神社がある場所です。

  • 最初は、かなり気持ちがネガティブになっていた事もあり、ガスが強くなって本格的な雲が被ってしまったと思いました。立山連峰迄距離がある事、冠雪した白と、雲の白の判別が付きづらいです。<br /><br />「あれは雲か?それとも見えて来たのか?」<br /><br />一旦撮った写真をズームアップして判断した位あやふやな見え方でした。

    最初は、かなり気持ちがネガティブになっていた事もあり、ガスが強くなって本格的な雲が被ってしまったと思いました。立山連峰迄距離がある事、冠雪した白と、雲の白の判別が付きづらいです。

    「あれは雲か?それとも見えて来たのか?」

    一旦撮った写真をズームアップして判断した位あやふやな見え方でした。

  • でも、肉眼で明確に冠雪した連峰の稜線を確認出来る程クリアな状態になりました。この時を、この瞬間を、今か?今か?それとも永遠このままか?と首を長くして待っていたのですよ。ジワジワ来てるよ!

    でも、肉眼で明確に冠雪した連峰の稜線を確認出来る程クリアな状態になりました。この時を、この瞬間を、今か?今か?それとも永遠このままか?と首を長くして待っていたのですよ。ジワジワ来てるよ!

  • もう此処まで見えて来れば確定です。後は堪能するだけです。

    もう此処まで見えて来れば確定です。後は堪能するだけです。

  • 写真では何度も眺めてきましたが、改めて、やっぱり美しい。本当に眺める事が出来た事を実感します。

    写真では何度も眺めてきましたが、改めて、やっぱり美しい。本当に眺める事が出来た事を実感します。

  • 昼も近づいてギャラリーも増えてきました。皆思い思いの時を過ごしています。皆の表情も、声色も、明らかに明るくなりました。

    昼も近づいてギャラリーも増えてきました。皆思い思いの時を過ごしています。皆の表情も、声色も、明らかに明るくなりました。

  • 太陽やガスのコンディションが改善したので、喧騒から逃げる様に、私のお気に入りのスポットに戻ります。つまり駅の傍の海岸線です。

    イチオシ

    太陽やガスのコンディションが改善したので、喧騒から逃げる様に、私のお気に入りのスポットに戻ります。つまり駅の傍の海岸線です。

  • どうやら誕生日に今年の運試しを賭けた、その答が出たと思います。その答は<br /><br />「曇のち晴!諦めなければ結果は出る!」<br /><br />雨晴海岸のこの光景を眺め、私は、答をそう読み解きました。

    どうやら誕生日に今年の運試しを賭けた、その答が出たと思います。その答は

    「曇のち晴!諦めなければ結果は出る!」

    雨晴海岸のこの光景を眺め、私は、答をそう読み解きました。

  • 日本は海に囲まれた島なので、美しい海岸線の絶景は松島や瀬戸内を始め、至る所に存在します。雨晴海岸の女岩は、単体ではそんな絶景の中に埋もれてしまう存在だと思います。然しその背後に冠雪した立山連峰が現れれば、その光景は激変します。女岩は「それ、やらせだろ!」と、その存在を疑いたくなる程存在感を発揮させ、背後に立山連峰を従えて、その姿を誇示します。

    日本は海に囲まれた島なので、美しい海岸線の絶景は松島や瀬戸内を始め、至る所に存在します。雨晴海岸の女岩は、単体ではそんな絶景の中に埋もれてしまう存在だと思います。然しその背後に冠雪した立山連峰が現れれば、その光景は激変します。女岩は「それ、やらせだろ!」と、その存在を疑いたくなる程存在感を発揮させ、背後に立山連峰を従えて、その姿を誇示します。

  • 波を入れて、写真に動きを入れたいなぁ…。

    波を入れて、写真に動きを入れたいなぁ…。

  • バッシャーン!…やり過ぎましたぁ!

    バッシャーン!…やり過ぎましたぁ!

  •  海越しに眺める高山と言えば、何と言っても富士山が有名です。私は取り分け江の島稚児ヶ淵から眺める富士山は大好きですが、家からも近く、そしてその姿は季節と時間帯、天気さえ合わせれば左程レア感は感じません。<br /><br /> それに、今時有名な富士山の展望スポットは有名になり過ぎて、何処もインバウンドの人達でごった返し、とても風情を感じられません。それに海から眺める単独峰と括りを広げれば、世界で幾らでもヒットします。<br /><br /> 一方ブータンやネパールから眺めるヒマラヤ山脈はそれはそれは美しかったですが、冠雪した山脈なら、アルプス、アンデス…世界中に幾つも存在します。しかし、それを海越しに眺められる場所と言えば…世界で三か所しかないと言われています。<br /><br /> 冠雪は当然冬季が一番ですが、豪雪地帯でもあるから冬季の快晴の日は限られます。暖かくなれば空気が澄む午前中を狙いたいところですが、生憎午前中は逆光で先の通りです。そして私の家からの距離も加わり、本当に貴重過ぎる体験だったと思います。そして、そのタイミングを待つ為に、長い時間をリラックス出来る環境も素晴らしかったと思います。

     海越しに眺める高山と言えば、何と言っても富士山が有名です。私は取り分け江の島稚児ヶ淵から眺める富士山は大好きですが、家からも近く、そしてその姿は季節と時間帯、天気さえ合わせれば左程レア感は感じません。

     それに、今時有名な富士山の展望スポットは有名になり過ぎて、何処もインバウンドの人達でごった返し、とても風情を感じられません。それに海から眺める単独峰と括りを広げれば、世界で幾らでもヒットします。

     一方ブータンやネパールから眺めるヒマラヤ山脈はそれはそれは美しかったですが、冠雪した山脈なら、アルプス、アンデス…世界中に幾つも存在します。しかし、それを海越しに眺められる場所と言えば…世界で三か所しかないと言われています。

     冠雪は当然冬季が一番ですが、豪雪地帯でもあるから冬季の快晴の日は限られます。暖かくなれば空気が澄む午前中を狙いたいところですが、生憎午前中は逆光で先の通りです。そして私の家からの距離も加わり、本当に貴重過ぎる体験だったと思います。そして、そのタイミングを待つ為に、長い時間をリラックス出来る環境も素晴らしかったと思います。

  • 義経と弁慶がこの光景を眺め、大伴家持や松尾芭蕉が歌を詠むのも頷けます。

    義経と弁慶がこの光景を眺め、大伴家持や松尾芭蕉が歌を詠むのも頷けます。

  • 奥に聳える立山連峰の一際突き出た峰は剣岳。標高2999m。立山連峰では二番目に高い山で、登頂の困難さでも有名な山で、数多くの登山家の命を喰らった山でもあります。伝説は多々聞いていたけれど、生まれて初めて眺める剣岳。連峰の中にありながら、孤高にさえ感じる、その存在感に魅了されました。<br /><br />剣岳の雄々しい姿と女岩を合わせたい!

    奥に聳える立山連峰の一際突き出た峰は剣岳。標高2999m。立山連峰では二番目に高い山で、登頂の困難さでも有名な山で、数多くの登山家の命を喰らった山でもあります。伝説は多々聞いていたけれど、生まれて初めて眺める剣岳。連峰の中にありながら、孤高にさえ感じる、その存在感に魅了されました。

    剣岳の雄々しい姿と女岩を合わせたい!

  • 後ちょっと、後ちょっと左にズレましょう。女岩と剣岳を合わせたい!

    後ちょっと、後ちょっと左にズレましょう。女岩と剣岳を合わせたい!

  • ピッタリ合いました!う~ん、あと一押し。波が岩に砕ける瞬間を狙いたいです。サーフィンやってた時を思い出しましょう。テイクオフするタイミングでシャッターを押しましょう。

    ピッタリ合いました!う~ん、あと一押し。波が岩に砕ける瞬間を狙いたいです。サーフィンやってた時を思い出しましょう。テイクオフするタイミングでシャッターを押しましょう。

  • 女岩の一つ前に浮かぶ岩礁に良い具合で波がぶつかってくれました。

    女岩の一つ前に浮かぶ岩礁に良い具合で波がぶつかってくれました。

  • 訪れたのが今日で良かった。雲が被っていたら、幾らフォトショップでも、消しゴムマジックでも修正出来ません。晴れたからこそ叶える事が出来ました。

    訪れたのが今日で良かった。雲が被っていたら、幾らフォトショップでも、消しゴムマジックでも修正出来ません。晴れたからこそ叶える事が出来ました。

  • 引いて眺めれば、剣岳を頭として、翼を左右におおきく広げた鳳凰が、まるで女岩に聳える松に舞い降りたかの様に見えました。

    イチオシ

    引いて眺めれば、剣岳を頭として、翼を左右におおきく広げた鳳凰が、まるで女岩に聳える松に舞い降りたかの様に見えました。

  • 波に乗っている時を思い出します。波が引いて行くのを体で感じます。パドリングし波にシンクロさせながら、テイクオフを見極めます。この場合はシャッター・チャンス。<br /><br />嗚呼、本当に久しぶりな能動的な誕生日です。

    イチオシ

    波に乗っている時を思い出します。波が引いて行くのを体で感じます。パドリングし波にシンクロさせながら、テイクオフを見極めます。この場合はシャッター・チャンス。

    嗚呼、本当に久しぶりな能動的な誕生日です。

  • 独りきりの誕生日ですが、それで良い。<br /><br />「彼女も友人も皆違う世界へ行ってしまった。孤独だ。でもそれで良い。」<br /><br />山下達郎さんも確か「ビッグ・ウェーブのテーマ」でそう歌ってました。懐かしいなぁ。旅は忘れていた記憶すら甦らせてくれます。レコード版が擦りきれる迄聴いて、それで飽き足らず会社辞めてオーストリアに波追いかけてワーホリ行ったっけ…。<br /><br />https://youtu.be/le0fy9G-U-w?si=YAUFEEG-G1cPePTx

    独りきりの誕生日ですが、それで良い。

    「彼女も友人も皆違う世界へ行ってしまった。孤独だ。でもそれで良い。」

    山下達郎さんも確か「ビッグ・ウェーブのテーマ」でそう歌ってました。懐かしいなぁ。旅は忘れていた記憶すら甦らせてくれます。レコード版が擦りきれる迄聴いて、それで飽き足らず会社辞めてオーストリアに波追いかけてワーホリ行ったっけ…。

    https://youtu.be/le0fy9G-U-w?si=YAUFEEG-G1cPePTx

  • また、沢木耕太郎氏も「深夜特急」で<br /><br />「感動し、それを伝える友人がいた場合、感動を伝えた時点で、その感動は完結し昇華されてしまうけれど、独り旅の場合、感動を伝えるべく相手がいないので、感動が頭の中で堂々巡りを繰り返し、感動が長く続く。」<br /><br /> と述べています。正に今の私です。<br /><br /> そして、もう一つ。待って、待って、さんざん焦らされ、制限時間ギリギリにやっと見れたのも良かったのかもしれません。此処に訪れて、一発で絶景に巡り会えたなら、ガッツポーズで終わっていたかもしれません。<br /><br /> この衝撃は未だ私の脳裏に焼き付いています。

    また、沢木耕太郎氏も「深夜特急」で

    「感動し、それを伝える友人がいた場合、感動を伝えた時点で、その感動は完結し昇華されてしまうけれど、独り旅の場合、感動を伝えるべく相手がいないので、感動が頭の中で堂々巡りを繰り返し、感動が長く続く。」

     と述べています。正に今の私です。

     そして、もう一つ。待って、待って、さんざん焦らされ、制限時間ギリギリにやっと見れたのも良かったのかもしれません。此処に訪れて、一発で絶景に巡り会えたなら、ガッツポーズで終わっていたかもしれません。

     この衝撃は未だ私の脳裏に焼き付いています。

  •  私は是迄こうした絶好の機会に悉く空振りする人間でした。しかし今回ばかりは、気分は9回裏フルカウントからの逆転満塁ホームラン!晴れているのに姿が見れない立山連峰を目に涙を溜めながら、歯ぎしりしていた負け組気分から一発逆転かっ飛ばした気分です。<br /><br /> 念願の光景を眺める事が出来ました。納得のいく写真を撮る事が出来ました。後ろ髪は曳かれますが、此処で切り上げねばなりません。ありがとう立山連峰。ありがとう雨晴海岸。願わくば次回もその美しい姿を見せて欲しい。

     私は是迄こうした絶好の機会に悉く空振りする人間でした。しかし今回ばかりは、気分は9回裏フルカウントからの逆転満塁ホームラン!晴れているのに姿が見れない立山連峰を目に涙を溜めながら、歯ぎしりしていた負け組気分から一発逆転かっ飛ばした気分です。

     念願の光景を眺める事が出来ました。納得のいく写真を撮る事が出来ました。後ろ髪は曳かれますが、此処で切り上げねばなりません。ありがとう立山連峰。ありがとう雨晴海岸。願わくば次回もその美しい姿を見せて欲しい。

  • 名残惜しくて振り返りました。一瞬鳳凰が空を舞い、羽ばたいた気がしました。

    名残惜しくて振り返りました。一瞬鳳凰が空を舞い、羽ばたいた気がしました。

  • その姿を脳裏に焼き付けて…。平知盛の言葉を借りてこの地を去ります。<br /><br />「見るべきものは見た!」<br /><br />ありがとう!

    その姿を脳裏に焼き付けて…。平知盛の言葉を借りてこの地を去ります。

    「見るべきものは見た!」

    ありがとう!

  • 後ろ髪は曳かれますが、この電車で次の目的地を目指しましょう。コンディションはもう少し続きましょうが、撮れる写真は最早それ程変わらないでしょう。それにこの電車を逃したら、二つ見る筈だった、どちらかの城を断念せざる得なくなってしまいます。

    後ろ髪は曳かれますが、この電車で次の目的地を目指しましょう。コンディションはもう少し続きましょうが、撮れる写真は最早それ程変わらないでしょう。それにこの電車を逃したら、二つ見る筈だった、どちらかの城を断念せざる得なくなってしまいます。

  • 列車が女岩を通り過ぎていきます。でも窓が汚れ過ぎていてハッキリ臨めません。

    列車が女岩を通り過ぎていきます。でも窓が汚れ過ぎていてハッキリ臨めません。

  • 高岡迄戻って来ました。高岡にも氷見にも見所はありますが、今回は本来の城巡りを行う為、富山に直接向かいます。

    高岡迄戻って来ました。高岡にも氷見にも見所はありますが、今回は本来の城巡りを行う為、富山に直接向かいます。

  • あいの風とやま鉄道に乗り富山に向かいます。想像以上に混雑しており驚きました。石川県のIRいしかわ、これから乗る事になる妙高はねうまライン等、新幹線開業後JRが見放した在来線を各県が受け継いで運営されています。私はJR時代から脳がアップデートされていないので頭が混乱してしまいます。

    あいの風とやま鉄道に乗り富山に向かいます。想像以上に混雑しており驚きました。石川県のIRいしかわ、これから乗る事になる妙高はねうまライン等、新幹線開業後JRが見放した在来線を各県が受け継いで運営されています。私はJR時代から脳がアップデートされていないので頭が混乱してしまいます。

  • 富山に到着しました。富山と言えばコンパクトシティで有名です。旅の前にYouTubeで「富山のコンパクトシティの構想が、どうして隣の金沢には適用されなかったか?」と言う番組を興味深く見ました。富山は空襲の被害があった事に比べ、金沢は空襲の被害が少なく、昔ながらの住宅街が残された事、富山は鉄道中心に街が拡がった歴史があるのに対し、金沢は鉄道駅は中心からずれていた等の要素が挙げられていました。<br /><br /> 隣同士の都市とは言え、その成り立ちや歴史から、大きく性格が異なる発展を遂げる事があります。そうした観点から街を見れば、また違ったものが見えてくるかもしれません。

    富山に到着しました。富山と言えばコンパクトシティで有名です。旅の前にYouTubeで「富山のコンパクトシティの構想が、どうして隣の金沢には適用されなかったか?」と言う番組を興味深く見ました。富山は空襲の被害があった事に比べ、金沢は空襲の被害が少なく、昔ながらの住宅街が残された事、富山は鉄道中心に街が拡がった歴史があるのに対し、金沢は鉄道駅は中心からずれていた等の要素が挙げられていました。

     隣同士の都市とは言え、その成り立ちや歴史から、大きく性格が異なる発展を遂げる事があります。そうした観点から街を見れば、また違ったものが見えてくるかもしれません。

  • 富山のコンパクトシティ構想の肝となるのがこの路面電車、バスと連動してくまなく、そして引っ切り無しに街を走ります。ヨーロッパでも路面電車の見直しが進みます。残念ながら今回はコンパクトシティがどの様なものか?体感出来る程の時間がありませんが、是非頑張って欲しい取り組みだと感じました。

    富山のコンパクトシティ構想の肝となるのがこの路面電車、バスと連動してくまなく、そして引っ切り無しに街を走ります。ヨーロッパでも路面電車の見直しが進みます。残念ながら今回はコンパクトシティがどの様なものか?体感出来る程の時間がありませんが、是非頑張って欲しい取り組みだと感じました。

  • 富山城は梯郭式に縄張りが張られた平城です。梯郭式とは川や崖等の自然の要害を利用して本丸を作り、その周囲に二の丸、三の丸で囲う様なスタイルの縄張りです。富山城の場合は、当時此処を流れていた神通川を要害としています。<br /><br />天守閣は複合型連結式望楼型三重四階の模擬天守閣です。

    イチオシ

    富山城は梯郭式に縄張りが張られた平城です。梯郭式とは川や崖等の自然の要害を利用して本丸を作り、その周囲に二の丸、三の丸で囲う様なスタイルの縄張りです。富山城の場合は、当時此処を流れていた神通川を要害としています。

    天守閣は複合型連結式望楼型三重四階の模擬天守閣です。

  • 丁度桜の見頃と重なり、土曜でもあったので物凄い人出です。じっくり城を見たい私にとって、花見重視で、取り敢えず入城する花見客も多いので、余り良いコンディションとは言えないのですが、取り敢えずでも、それがきっかけに城や歴史に興味を抱いてくれたのなら、それは意味がある事だと思います。

    丁度桜の見頃と重なり、土曜でもあったので物凄い人出です。じっくり城を見たい私にとって、花見重視で、取り敢えず入城する花見客も多いので、余り良いコンディションとは言えないのですが、取り敢えずでも、それがきっかけに城や歴史に興味を抱いてくれたのなら、それは意味がある事だと思います。

  • 富山城を最初に築いたのは神保長職でした。しかし神保長職の勢力拡大は、越後を守る上杉謙信の介入を促し、上杉謙信の越中侵攻により神保長職は西に追われました。

    富山城を最初に築いたのは神保長職でした。しかし神保長職の勢力拡大は、越後を守る上杉謙信の介入を促し、上杉謙信の越中侵攻により神保長職は西に追われました。

  • しかし、上杉謙信も亡くなると、越中は織田信長の勢力下に入り、織田の配下佐々成政が富山城の城主となります。しかし織田信長が本能寺に倒れ、豊臣政権になり、徳川家康との間に小牧・長久手の戦いが起こると、佐々成政は徳川方に加担。その後も秀吉に反発した事により討伐されてしまい、此処で一旦富山城の歴史は止まります。

    しかし、上杉謙信も亡くなると、越中は織田信長の勢力下に入り、織田の配下佐々成政が富山城の城主となります。しかし織田信長が本能寺に倒れ、豊臣政権になり、徳川家康との間に小牧・長久手の戦いが起こると、佐々成政は徳川方に加担。その後も秀吉に反発した事により討伐されてしまい、此処で一旦富山城の歴史は止まります。

  • 富山城が復活するのは、前田家が戦国時代を生き延び、加賀百万石を開いてから。利家の跡を継いだ前田利長が隠居した後を過ごす為、金沢城を離れ整備した事で、再び富山城の歴史が動き出しました。

    富山城が復活するのは、前田家が戦国時代を生き延び、加賀百万石を開いてから。利家の跡を継いだ前田利長が隠居した後を過ごす為、金沢城を離れ整備した事で、再び富山城の歴史が動き出しました。

  • しかし、火事により富山城は焼失、前田利長は高岡に高岡城を築き、そちらに移動してしまい、更には幕府による一国一城令により、富山城は廃城となり、再び富山城の歴史は止まってしまいました。

    しかし、火事により富山城は焼失、前田利長は高岡に高岡城を築き、そちらに移動してしまい、更には幕府による一国一城令により、富山城は廃城となり、再び富山城の歴史は止まってしまいました。

  • しかし富山城の歴史は、三度動き出す事になりました。余りにも巨大化した前田、加賀藩は、当初から幕府から目をつけられている存在でした。加賀藩はそんな幕府の嫌疑を避ける為、富山と大聖寺と言う二つの分家を作り独立させました。富山城はそんな富山前田家の居城として復活したのです。

    しかし富山城の歴史は、三度動き出す事になりました。余りにも巨大化した前田、加賀藩は、当初から幕府から目をつけられている存在でした。加賀藩はそんな幕府の嫌疑を避ける為、富山と大聖寺と言う二つの分家を作り独立させました。富山城はそんな富山前田家の居城として復活したのです。

  • 本丸には、金沢城と同じく、巨大な鏡石が石垣に埋め込まれていました。

    本丸には、金沢城と同じく、巨大な鏡石が石垣に埋め込まれていました。

  • 富山城は模擬天守であり、城の規模も天守閣もこじんまりとした城跡ですが、三度復活した城は珍しく、誕生日の縁起として訪れるには格好の城郭の様な気がしました。

    富山城は模擬天守であり、城の規模も天守閣もこじんまりとした城跡ですが、三度復活した城は珍しく、誕生日の縁起として訪れるには格好の城郭の様な気がしました。

  • 城内は、他の城同様郷土博物館になっています。小さな城ですが、非常に纏まっていて解り易く、木造の内装が施され、コンクリートによる再建の嘘っぽさを極力見せない様な造りになっているのが好感が持てました。

    城内は、他の城同様郷土博物館になっています。小さな城ですが、非常に纏まっていて解り易く、木造の内装が施され、コンクリートによる再建の嘘っぽさを極力見せない様な造りになっているのが好感が持てました。

  • 天守閣は都会の中心に建つ三重四階なので、展望は期待出来ません。更に金網が張られているのが残念です。ビルの隙間から立山連峰が覗けました。私は時間が無かったのでパスしましたが、すぐ近くの市庁舎の展望台からは、立山連峰が一望出来る様なので、天守閣の眺めにガッカリした旅人さんは、市庁舎向かいましょう。

    天守閣は都会の中心に建つ三重四階なので、展望は期待出来ません。更に金網が張られているのが残念です。ビルの隙間から立山連峰が覗けました。私は時間が無かったのでパスしましたが、すぐ近くの市庁舎の展望台からは、立山連峰が一望出来る様なので、天守閣の眺めにガッカリした旅人さんは、市庁舎向かいましょう。

  • 兼六園には到底及びませんが、城内には庭園もありました。その向こうの建築は、美術館として利用されている様です。

    兼六園には到底及びませんが、城内には庭園もありました。その向こうの建築は、美術館として利用されている様です。

  • 千歳御門を潜って退城します。

    千歳御門を潜って退城します。

  • お城と市庁舎の間を流れる小川にも桜が満開でした。

    お城と市庁舎の間を流れる小川にも桜が満開でした。

  • 此方は富山名物ブラック・ラーメン。残念ながら富山では時間が無かったので、仕事がてらに訪れた海老名、ビナウォークに出店している「いろは」さんのブラック・ラーメンです。そのお味は<br /><br />「う~ん、しょっぱぁ!」<br /><br /> そのしょっぱさには理由があります。富山は第二次世界大戦時、アメリカ軍の一般市民に対する無差別爆撃で焼け野原にされました。復興に励む肉体労働に勤しむ労働者達。彼等が少しでもご飯が進む様、熱中症にかからぬ様、考案されたのがブラック・ラーメンなのです。決して奇を衒った訳でも、映えを狙った訳でもありません。そのしょっぱさには訳があるのです。心して、そのしょっぱさを味わいましょう。<br /><br /> 私は以前広島の友人を怒らせてしまった事があります。広島風お好み焼きと言ってしまったのです。彼曰く「風」では無く、お好み焼きと言って良いのは広島だけなのだそうです。その時は、何も食べ物の事に、そんな熱くならんでも…と思いました。しかし広島のお好み焼きのルーツを知った時、思わず呻ってしまいました。<br /><br /> アメリカ軍が広島に落とした人類史上最も卑劣な爆弾、原爆により完膚なきまで破壊された広島。何も無くなった広島の人々を支えたのがお好み焼きだったのです。<br /><br /> 自分が辛かった時期に胃袋を満たしてくれた食べ物は、多分一生忘れないと思います。お好み焼きやブラック・ラーメンは彼等の誇りに違いありません。今回は富山の誇りを頂きました。ご馳走様でした。<br /><br />

    此方は富山名物ブラック・ラーメン。残念ながら富山では時間が無かったので、仕事がてらに訪れた海老名、ビナウォークに出店している「いろは」さんのブラック・ラーメンです。そのお味は

    「う~ん、しょっぱぁ!」

     そのしょっぱさには理由があります。富山は第二次世界大戦時、アメリカ軍の一般市民に対する無差別爆撃で焼け野原にされました。復興に励む肉体労働に勤しむ労働者達。彼等が少しでもご飯が進む様、熱中症にかからぬ様、考案されたのがブラック・ラーメンなのです。決して奇を衒った訳でも、映えを狙った訳でもありません。そのしょっぱさには訳があるのです。心して、そのしょっぱさを味わいましょう。

     私は以前広島の友人を怒らせてしまった事があります。広島風お好み焼きと言ってしまったのです。彼曰く「風」では無く、お好み焼きと言って良いのは広島だけなのだそうです。その時は、何も食べ物の事に、そんな熱くならんでも…と思いました。しかし広島のお好み焼きのルーツを知った時、思わず呻ってしまいました。

     アメリカ軍が広島に落とした人類史上最も卑劣な爆弾、原爆により完膚なきまで破壊された広島。何も無くなった広島の人々を支えたのがお好み焼きだったのです。

     自分が辛かった時期に胃袋を満たしてくれた食べ物は、多分一生忘れないと思います。お好み焼きやブラック・ラーメンは彼等の誇りに違いありません。今回は富山の誇りを頂きました。ご馳走様でした。

  • 時刻は3時。新幹線を使い最後の目的地へ向かいます。午前はのんびり、午後は弾丸です。

    時刻は3時。新幹線を使い最後の目的地へ向かいます。午前はのんびり、午後は弾丸です。

  • なんと新幹線のホームにもますのすしの売店がありました。ただ、品揃えはやっぱり駅を降りた場所にある店舗の方が揃っています。私はますのすしが大好物で幼い頃から良く食べましたが、今回富山初訪問と言う事で、念願の地元でますのすしを買う事が出来ました。

    なんと新幹線のホームにもますのすしの売店がありました。ただ、品揃えはやっぱり駅を降りた場所にある店舗の方が揃っています。私はますのすしが大好物で幼い頃から良く食べましたが、今回富山初訪問と言う事で、念願の地元でますのすしを買う事が出来ました。

  • 中には二重のますのすしや、滅多に他県には出ないと言う、肉厚のプレミアムますのすしもありました。私は普通のますのすしと今回初のぶりのすしを購入しました。どちらもと~っても美味しかったです!

    中には二重のますのすしや、滅多に他県には出ないと言う、肉厚のプレミアムますのすしもありました。私は普通のますのすしと今回初のぶりのすしを購入しました。どちらもと~っても美味しかったです!

  • 富山駅からちらりと立山連峰が見えました。立山連峰も見納めです。新幹線で上越妙高へ移動します。実は当初は新発田への移動も考えましたが、想像以上に時間がかかってしまう事が解り断念しました。新発田には新発田城があり、コンクリートを使わない、木造による復元天守閣であるから訪問したかったのですが、なんと自衛隊駐屯地である為、入城出来ない事を知り、それも断念した理由の一つです。<br />

    富山駅からちらりと立山連峰が見えました。立山連峰も見納めです。新幹線で上越妙高へ移動します。実は当初は新発田への移動も考えましたが、想像以上に時間がかかってしまう事が解り断念しました。新発田には新発田城があり、コンクリートを使わない、木造による復元天守閣であるから訪問したかったのですが、なんと自衛隊駐屯地である為、入城出来ない事を知り、それも断念した理由の一つです。

  • 新幹線で上越妙高にやってきました。北陸新幹線が出来た事により、新幹線が走る区間の利便性は上がりました。一方それまで上越線経由で北陸へ向かった特急等は全て廃止されてしまい、更に在来線も各県で分断され運営される事になった事により、新幹線が走らない新潟~富山間の移動は鈍行が殆どになってしまった為、とても時間がかかってしまうのです。<br /><br /> 下手をすれば富山から新潟に移動するには、新幹線で高崎に向かい、高崎から上越新幹線で新潟に向かう方が早いと言う、なんか馬鹿馬鹿しい現象が起きています。

    新幹線で上越妙高にやってきました。北陸新幹線が出来た事により、新幹線が走る区間の利便性は上がりました。一方それまで上越線経由で北陸へ向かった特急等は全て廃止されてしまい、更に在来線も各県で分断され運営される事になった事により、新幹線が走らない新潟~富山間の移動は鈍行が殆どになってしまった為、とても時間がかかってしまうのです。

     下手をすれば富山から新潟に移動するには、新幹線で高崎に向かい、高崎から上越新幹線で新潟に向かう方が早いと言う、なんか馬鹿馬鹿しい現象が起きています。

  • そんな訳で急遽行先を変更し、降り立ったのは上越妙高。新幹線の為に出来た新しい駅で、聞きなれない駅名です。スキー場で有名な妙高と上越市の中間にあたり、駅前には何もありません。バス及び妙高はねうまラインで上越市の中心となる高田に向かいます。直江津のちょっと下と言うと解り易いかもしれません。

    そんな訳で急遽行先を変更し、降り立ったのは上越妙高。新幹線の為に出来た新しい駅で、聞きなれない駅名です。スキー場で有名な妙高と上越市の中間にあたり、駅前には何もありません。バス及び妙高はねうまラインで上越市の中心となる高田に向かいます。直江津のちょっと下と言うと解り易いかもしれません。

  • 往きは目的地により近い場所へ行けるバスを利用しました。おっと目指すお城を紹介するのを忘れていました。高田城と言う城です。城好きとして恥ずかしい事にこの旅で目的地変更するにあたって、初めて知る城でした。

    往きは目的地により近い場所へ行けるバスを利用しました。おっと目指すお城を紹介するのを忘れていました。高田城と言う城です。城好きとして恥ずかしい事にこの旅で目的地変更するにあたって、初めて知る城でした。

  • なんと弘前城、上野公園と並んで、日本三大夜桜の一つが此処高田城の夜桜なのだそうです。残念ながら今年は遅れている様で、祭りは開催され、土曜の暮れと言う事もあり、訪問客は大満開なのですが、肝心な桜は未だ蕾だったので、夜桜を待たず帰宅しました。

    なんと弘前城、上野公園と並んで、日本三大夜桜の一つが此処高田城の夜桜なのだそうです。残念ながら今年は遅れている様で、祭りは開催され、土曜の暮れと言う事もあり、訪問客は大満開なのですが、肝心な桜は未だ蕾だったので、夜桜を待たず帰宅しました。

  • 高田城は輪郭式の縄張りを持つ平城です。輪郭式とは本丸を中心に同心円状に広がる縄張りを指します。<br /><br /> 戦国時代は山や崖、川、湖等の自然の要害で防御を施し、本丸を築き、その他の部分に二の丸、三の丸等を築きましたが、城が戦争よりも政治の場となる戦国後期から江戸時代になると、城は街の中心、即ち平野に築かれる事が多くなりました。<br /><br /> 平野には崖や川等要害にあたる部分が少なく、寄って全方位に縄張りを施し防御する必要があります。寄って高田城は輪郭式の縄張りとなります。(先に訪れた富山城は神通川を要害としているので梯郭式)

    高田城は輪郭式の縄張りを持つ平城です。輪郭式とは本丸を中心に同心円状に広がる縄張りを指します。

     戦国時代は山や崖、川、湖等の自然の要害で防御を施し、本丸を築き、その他の部分に二の丸、三の丸等を築きましたが、城が戦争よりも政治の場となる戦国後期から江戸時代になると、城は街の中心、即ち平野に築かれる事が多くなりました。

     平野には崖や川等要害にあたる部分が少なく、寄って全方位に縄張りを施し防御する必要があります。寄って高田城は輪郭式の縄張りとなります。(先に訪れた富山城は神通川を要害としているので梯郭式)

  • 独立式望楼型三重三階の天守閣が見えて来ました。と思いきや、実は天守閣は予定はあったものの建てられる事は無く、実際に建てられていた三重櫓を再建した模擬天守閣ならぬ、模擬櫓なのです。

    独立式望楼型三重三階の天守閣が見えて来ました。と思いきや、実は天守閣は予定はあったものの建てられる事は無く、実際に建てられていた三重櫓を再建した模擬天守閣ならぬ、模擬櫓なのです。

  • しかし、華麗な装飾を施された三重の櫓の出で立ちは豪華なもので、この規模の天守閣の城は幾らでもあります。と言う事は、逆に言えば、この規模の建築が櫓に過ぎない、即ち相当な大物が城主だったのではないでしょうか?

    しかし、華麗な装飾を施された三重の櫓の出で立ちは豪華なもので、この規模の天守閣の城は幾らでもあります。と言う事は、逆に言えば、この規模の建築が櫓に過ぎない、即ち相当な大物が城主だったのではないでしょうか?

  • 調べて見れば、それもその筈、江戸幕府の天下普請で作られ、家康の6男松平忠輝の居城となった城なのです。では彼が、どうしてこの城に入城したのでしょう?

    調べて見れば、それもその筈、江戸幕府の天下普請で作られ、家康の6男松平忠輝の居城となった城なのです。では彼が、どうしてこの城に入城したのでしょう?

  • 先に訪れた富山城は、幕府に睨まれまいと前田家が分家した結果富山前田家が生まれ、富山藩が出来た歴史を学びましたが、前田家が分家する以前から、幕府は前田家を睨んでいたのです。<br /><br /> 越前に家康の次男結城秀康を配置し、此処越後に6男である松平忠輝を配置する事により、二藩合わせて前田120万石と同等の石高となり、前田家が不審な行動を起こせば、挟撃出来る態勢を取ったのです。

    先に訪れた富山城は、幕府に睨まれまいと前田家が分家した結果富山前田家が生まれ、富山藩が出来た歴史を学びましたが、前田家が分家する以前から、幕府は前田家を睨んでいたのです。

     越前に家康の次男結城秀康を配置し、此処越後に6男である松平忠輝を配置する事により、二藩合わせて前田120万石と同等の石高となり、前田家が不審な行動を起こせば、挟撃出来る態勢を取ったのです。

  • また、現在でも上越市は佐渡ヶ島に渡る船の乗船地となっていますが、当時は佐渡金山を取り仕切る為の重要な役割もありました。

    イチオシ

    また、現在でも上越市は佐渡ヶ島に渡る船の乗船地となっていますが、当時は佐渡金山を取り仕切る為の重要な役割もありました。

  • しかしその重要な役割に対して高田藩の認知度は驚く程低いのが現状です。それは、初代藩主である松平忠輝の不遇な後半生が大きく影響しています。

    しかしその重要な役割に対して高田藩の認知度は驚く程低いのが現状です。それは、初代藩主である松平忠輝の不遇な後半生が大きく影響しています。

  • 松平忠輝の義父は伊達政宗です。伊達政宗と言えば、スペインに使節を派遣していた事で知られますが、そんな義父影響を受けたかは定かでは無いですが、忠輝は海外交易に興味を抱いていた様です。<br /><br /> しかしそれが、鎖国やキリスト教弾圧へと向かう幕府の方針とは真逆だった事で、家康の逆鱗に触れる結果となってしまいました。<br /><br /> 忠輝は改易させられ、家康の死に目にも会わせて貰えず、不遇な後半生を送ったと言います。

    松平忠輝の義父は伊達政宗です。伊達政宗と言えば、スペインに使節を派遣していた事で知られますが、そんな義父影響を受けたかは定かでは無いですが、忠輝は海外交易に興味を抱いていた様です。

     しかしそれが、鎖国やキリスト教弾圧へと向かう幕府の方針とは真逆だった事で、家康の逆鱗に触れる結果となってしまいました。

     忠輝は改易させられ、家康の死に目にも会わせて貰えず、不遇な後半生を送ったと言います。

  • 初代藩主が改易された為、城造りはもとより国造りにも多大な影響を与えた様で、この様な経緯から天守閣は築かれる事無く、三重櫓がその代役を務める事となりました。

    初代藩主が改易された為、城造りはもとより国造りにも多大な影響を与えた様で、この様な経緯から天守閣は築かれる事無く、三重櫓がその代役を務める事となりました。

  • その後、前田家が幕府と縁戚を重ね、緊張関係が緩まると、前田家の牽制と言う大義も薄れ、そればかりか、初代藩主の改易、それ以降に起こった騒動、雪深い気候も相まって、親藩、譜代大名にとって、左遷先の様な悪イメージが定着してしまったそうです。忠輝は愚か、高田藩と共に、高田城は不遇な運命を辿った城と言えるかもしれません。

    その後、前田家が幕府と縁戚を重ね、緊張関係が緩まると、前田家の牽制と言う大義も薄れ、そればかりか、初代藩主の改易、それ以降に起こった騒動、雪深い気候も相まって、親藩、譜代大名にとって、左遷先の様な悪イメージが定着してしまったそうです。忠輝は愚か、高田藩と共に、高田城は不遇な運命を辿った城と言えるかもしれません。

  • しかしながら今日では模擬櫓ながら、その姿を復活させ、上越市民の誇りとなるばかりか、日本三大夜桜の地として全国にその名を知られています。あの世の忠輝も喜んでいる事に思います。

    しかしながら今日では模擬櫓ながら、その姿を復活させ、上越市民の誇りとなるばかりか、日本三大夜桜の地として全国にその名を知られています。あの世の忠輝も喜んでいる事に思います。

  • 城巡りを続け、思います。勿論城巡りはその建築美に惹かれて訪れる事となります。今回、訪問した二つの城は、どちらも小柄な小さい城。しかもどちらも模擬天守閣、続100名城と言う事で、侮っていました。<br /><br /> しかし城巡りはそれだけではありません。城があると言う事は、其処に暮らした武将たちの生き様があり、想いがあったと言う事です。彼等が此処で生きた、生き様に耳を傾ければ、退城する頃には大河ドラマ1本丸ごと鑑賞した程の充実感を感じていました。<br /><br />城の建築美だけ眺めて去ってしまったら、劇場だけを見て、劇を観ず帰るのと同じでしょう。何故なら歴史は建物では無く、いつの時代も人が紡いでいくものですから。<br /><br />私にとって、城を観ると言う事は、建築美を堪能すると共に、その城を治めた武将の生き様に触れにゆくと言う事でもあるのです。

    城巡りを続け、思います。勿論城巡りはその建築美に惹かれて訪れる事となります。今回、訪問した二つの城は、どちらも小柄な小さい城。しかもどちらも模擬天守閣、続100名城と言う事で、侮っていました。

     しかし城巡りはそれだけではありません。城があると言う事は、其処に暮らした武将たちの生き様があり、想いがあったと言う事です。彼等が此処で生きた、生き様に耳を傾ければ、退城する頃には大河ドラマ1本丸ごと鑑賞した程の充実感を感じていました。

    城の建築美だけ眺めて去ってしまったら、劇場だけを見て、劇を観ず帰るのと同じでしょう。何故なら歴史は建物では無く、いつの時代も人が紡いでいくものですから。

    私にとって、城を観ると言う事は、建築美を堪能すると共に、その城を治めた武将の生き様に触れにゆくと言う事でもあるのです。

  • 先に訪れた金沢で、自らを犠牲に争いを回避し、前田家を守り抜いた前田まつの生き様を学びました。今回訪れた二つの城で学べた歴史は、まつの次世代の物語でした。<br /><br /> 富山城にて、まつが命懸けで守った前田家を存続させる為、江戸幕府の脅威を反らすよう、敢て分家して生き延びようと生き方を模索した富山前田家の富山城。その前田家を牽制する為にこの地に赴任した徳川家康の6男、松平忠輝と言う、全く逆の立場の二つの城を巡り、其処に秘められた歴史、彼等の生き様を学びました。<br /><br />金沢、富山、高田と巡り、まるで続きものの大河ドラマの様に歴史を感じる事が出来ました。<br /><br />そして彼等の歴史は、今も語り継がれていきます。

    先に訪れた金沢で、自らを犠牲に争いを回避し、前田家を守り抜いた前田まつの生き様を学びました。今回訪れた二つの城で学べた歴史は、まつの次世代の物語でした。

     富山城にて、まつが命懸けで守った前田家を存続させる為、江戸幕府の脅威を反らすよう、敢て分家して生き延びようと生き方を模索した富山前田家の富山城。その前田家を牽制する為にこの地に赴任した徳川家康の6男、松平忠輝と言う、全く逆の立場の二つの城を巡り、其処に秘められた歴史、彼等の生き様を学びました。

    金沢、富山、高田と巡り、まるで続きものの大河ドラマの様に歴史を感じる事が出来ました。

    そして彼等の歴史は、今も語り継がれていきます。

  • 今日は夜桜祭の土曜日、城内は多くの人で賑わっていました。地元の若い子が若者らしく、燥ぎつつも、解説板を真剣な眼差しで読み耽る姿に感銘しました。<br /><br />地元の若い世代が、祭のついでとは言え、地元の歴史に興味を抱く事は、実に意義がある事に思います。何故なら、彼等がこの街を担い、そして後世に歴史を伝えて行くのですから。<br /><br />いずれ彼等が父母となり、子供を連れて再びこの城を訪れ、そしてその子供達が成長し、友人達と燥ぎつつ、解説板に読み耽る…そして歴史は紡がれてゆくのでしょう。

    今日は夜桜祭の土曜日、城内は多くの人で賑わっていました。地元の若い子が若者らしく、燥ぎつつも、解説板を真剣な眼差しで読み耽る姿に感銘しました。

    地元の若い世代が、祭のついでとは言え、地元の歴史に興味を抱く事は、実に意義がある事に思います。何故なら、彼等がこの街を担い、そして後世に歴史を伝えて行くのですから。

    いずれ彼等が父母となり、子供を連れて再びこの城を訪れ、そしてその子供達が成長し、友人達と燥ぎつつ、解説板に読み耽る…そして歴史は紡がれてゆくのでしょう。

  • この春、福井、石川、富山、そして新潟と北陸地方の城を巡りました。其々の城そのどの城も、現存天守閣であれ、模擬天守閣であれ、地元の人々の誇りとなり、愛されている事を犇々と感じました。それは私にとっても、とても嬉しい事でした。そしてとても羨ましくも感じました。もう私の故郷は原形をとどめる事無く、思い出だけの存在ですから…。

    この春、福井、石川、富山、そして新潟と北陸地方の城を巡りました。其々の城そのどの城も、現存天守閣であれ、模擬天守閣であれ、地元の人々の誇りとなり、愛されている事を犇々と感じました。それは私にとっても、とても嬉しい事でした。そしてとても羨ましくも感じました。もう私の故郷は原形をとどめる事無く、思い出だけの存在ですから…。

  • 帰りは丁度良いバスが無く、最寄りの妙高はねうまラインの高田駅を歩いて向かいます。途中の川沿いのソメイヨシノはもう満開でした。お城の桜はどうやら品種が違う模様です。

    帰りは丁度良いバスが無く、最寄りの妙高はねうまラインの高田駅を歩いて向かいます。途中の川沿いのソメイヨシノはもう満開でした。お城の桜はどうやら品種が違う模様です。

  • 駅前に到着しました。歴史ある城下町をモチーフにした立派な駅舎に驚きました。妙高と上越市の中間に新しく新設された上越妙高駅の駅前の何も無い感とは裏腹に、此処が中心と一目で解る賑わいを見せてくれました。

    駅前に到着しました。歴史ある城下町をモチーフにした立派な駅舎に驚きました。妙高と上越市の中間に新しく新設された上越妙高駅の駅前の何も無い感とは裏腹に、此処が中心と一目で解る賑わいを見せてくれました。

  • 駅前通りも、城下町をモチーフにしたアーケードが続きます。

    駅前通りも、城下町をモチーフにしたアーケードが続きます。

  • 驚いた事に駅員さんが切符の改札をしていました。有人の改札なんて何年ぶりでしょう?挨拶しながら改札を通る。やっぱ良いですね!<br /><br />北陸新幹線開通後、福井にハピラインふくい、石川にIRいしかわ、富山にあいの風とやま鉄道、新潟に妙高はねうまライン。各県毎に分断されてしまった北陸の在来線ですが、各県の地元らしさをうまく生かしながら頑張って欲しいと思います。

    驚いた事に駅員さんが切符の改札をしていました。有人の改札なんて何年ぶりでしょう?挨拶しながら改札を通る。やっぱ良いですね!

    北陸新幹線開通後、福井にハピラインふくい、石川にIRいしかわ、富山にあいの風とやま鉄道、新潟に妙高はねうまライン。各県毎に分断されてしまった北陸の在来線ですが、各県の地元らしさをうまく生かしながら頑張って欲しいと思います。

  • 雨晴海岸で運試しに成功し、二つの城の歴史に触れた、近年最高の誕生日を過ごす事が出来ました。「まつのおね」から始まって、北陸3県+α、まつと前田家の子孫の歴史を中心に歴史を巡る事が出来ました。駆け足でしたが、北陸が、能登が、大好きになりました。<br /><br />色々苦難はあるかもしれませんが、運試しに示唆された「最期迄絶対諦めなければ結果が出る!」を信じて精進しようと思います。<br /><br />最後迄ご覧になって下さり、ありがとうございました。

    雨晴海岸で運試しに成功し、二つの城の歴史に触れた、近年最高の誕生日を過ごす事が出来ました。「まつのおね」から始まって、北陸3県+α、まつと前田家の子孫の歴史を中心に歴史を巡る事が出来ました。駆け足でしたが、北陸が、能登が、大好きになりました。

    色々苦難はあるかもしれませんが、運試しに示唆された「最期迄絶対諦めなければ結果が出る!」を信じて精進しようと思います。

    最後迄ご覧になって下さり、ありがとうございました。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • mei1110さん 2025/04/20 22:19:13
    高田、懐かしい!!
    さっくんさんこんばんは、
    そしてお誕生日おめでとうございます!

    雨晴海岸から眺める立山連峰、これは確かに絶景!!
    素晴らしいお誕生日を過ごされたようで何よりです。
    旅先では天気が悪くてもそれなりに楽しめるものですが、
    やっぱりこういうものを見せられると好天に恵まれるってありがたいものだなとしみじみ…
    やはり日ごろの行いは重要なんですねえ笑

    旅行記を読み進めて高田が出てきてびっくりしました。
    1年と少しだけ、住んだことがある街です。
    初めて高田に来たときはやはり駅で「改札に駅員さんがいる!」と感動したものですが、高田から離れるときはすでに自動改札になっていたような…
    当時はJR信越本線だったから?
    第三セクターになりまた友人改札に戻った??
    それはさておき、個人的には高田の魅力は雪国ゆえの雁木造りにあると思っています。
    高田駅から少し離れただけで木造の昭和感あふれる雁木造りの通りがまだいくつも残っています。
    もしまた高田へ行かれることがありましたら、是非堪能していただきたい。
    高田と言えば夜桜が有名ですが、雪の積もる季節も風情ありますよ~
    多分まだ大勢のインバウンドには見つかってないと思いますので笑


    mei1110

    さっくん

    さっくんさん からの返信 2025/04/21 16:28:00
    RE: 高田、懐かしい!!
    暖かいコメント、誕生祝の言葉、ありがとうございます。
    高田で過ごされていた事があるのですね!高田には直前に急遽向かう事となったので城くらいしか下調べが出来ておらず、いつもの事ながら弾丸の旅だったので、上越妙高からバスで城に直行、帰りこそ徒歩で高田駅に向かいましたが、通り過ぎたに近い状態でした。後にYouTubeで雁木を知り見たかったなぁと思いましたし、駅の向こうにも立派な寺院があって、散策が楽しそうな街に感じました。駅員さんはいましたが、桜祭りで人出が多かったからでしょうか?上越には上杉謙信公の春日山城もありますし、いつかまた訪れようと思います。今回久し振りに旅に出て痛感したのは新幹線の功罪です。敦賀から上越妙高迄は格段に便意になりましたが、取り残された新潟から上越迄は、新幹線が走っていいないにも関わらず、はくたか等それまで長岡経由で走っていた特急が殆ど全滅してしまった為、新潟県内の移動がとても時間がかかる様になってしまいました。でも、それが私を高田に導いてくれたのですから、その縁を大切にしたいです。



    > さっくんさんこんばんは、
    > そしてお誕生日おめでとうございます!
    >
    > 雨晴海岸から眺める立山連峰、これは確かに絶景!!
    > 素晴らしいお誕生日を過ごされたようで何よりです。
    > 旅先では天気が悪くてもそれなりに楽しめるものですが、
    > やっぱりこういうものを見せられると好天に恵まれるってありがたいものだなとしみじみ…
    > やはり日ごろの行いは重要なんですねえ笑
    >
    > 旅行記を読み進めて高田が出てきてびっくりしました。
    > 1年と少しだけ、住んだことがある街です。
    > 初めて高田に来たときはやはり駅で「改札に駅員さんがいる!」と感動したものですが、高田から離れるときはすでに自動改札になっていたような…
    > 当時はJR信越本線だったから?
    > 第三セクターになりまた友人改札に戻った??
    > それはさておき、個人的には高田の魅力は雪国ゆえの雁木造りにあると思っています。
    > 高田駅から少し離れただけで木造の昭和感あふれる雁木造りの通りがまだいくつも残っています。
    > もしまた高田へ行かれることがありましたら、是非堪能していただきたい。
    > 高田と言えば夜桜が有名ですが、雪の積もる季節も風情ありますよ~
    > 多分まだ大勢のインバウンドには見つかってないと思いますので笑
    >
    >
    > mei1110

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