2013/09/01 - 2013/09/01
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さっくんさん
東京都民の憩いの場であり、世界で一番多くの人々が登山する高尾山と、今では歴史ファンより心霊ファンの間で有名?な八王子城へ行きました。
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八王子城と高尾山散策に出かけました。
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八王子城は歴史的に重要な城であると共に心霊スポットとしても地元では有名な場所となっています。特に若い世代では後者としての方が有名かもしれません。
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何故関東最恐とも言える心霊スポットとなっているのでしょう?それはこの城の辿った運命に依るものです。
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八王子城は当時関東を制していた北条氏の北条氏照の居城として北条氏の本拠地小田原を支える重要な城の一つでした。
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しかし豊臣秀吉による北条討伐軍によりじわじわと北条氏は追い詰められ、八王子城も攻撃の対象となりました。
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豊臣方は様々な手法で北条勢力の城を落としていきましたが、最終段階である八王子城は、小田原方を屈服させる為、敢て残忍な方法で陥落させ、小田原方を恐怖に陥らせる手法を取ったと言われています。
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豊臣方が攻め込んだ時、城主の北条氏照は小田原城に出向いており、城には婦女子や非戦闘員が殆どだったと言われています。
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一方豊臣方は前田利家や上杉景勝等筆頭クラスが集結し八王子城攻略に関わりました。とてもこれに抗える訳も無く、八王子城は一日で落城してしまいました。
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これなら只の落城ですが、この城の攻略が先に述べた「小田原方を恐怖に陥れる」為だった事から、城主不在でこの城に残っていた婦女子、非戦闘員含めて全員が降伏も許されず虐殺されたのです。殺されてしまうのなら、せめて自ら…と、多くの人が白の近くの御主殿の滝から身を投げたと言われます。
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御主殿の滝から続く川の下流では三日三晩血に染まり、それ以降も川の水で米を研げば、ご飯がまるで赤飯の様に赤く染まったと言われます。
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地元では落城の日の前後には、現在でも赤飯を焚いて八王子城で亡くなった人々を弔う習慣があると言います。そして落城の日には間違っても心霊スポット巡りはしてはならないとオカルトマニアでも訪問を差し控えられていると言います。
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八王子城は、御殿があった平野部とその背後に聳える山間部の二つのパートから成り立っています。山間部の旧坂を登ればはるか遠くに新宿の高層ビル群を薄っすらと眺める事が出来ます。空気の澄む冬場なら、もっと鮮明に眺められると思います。
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八王子城と言う名前ですが、最寄り駅は八王子では無く、高尾駅からバスになります。
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八王子には同じ北条氏の城、瀧山城があります。高尾は現在でも山梨県と東京都の県境となりますが、戦国時代も北条氏と武田氏の国境となっており、八王子城は瀧山城と共に対武田氏の防衛の為の要衝として建てられました。
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八王子城の登山ルートは、城以降も登山ルートとして繋がっている様で、どう考えても城散策とは思えない装備の登山家さん達が城に残る神社を参拝し、更に登山道を進んでいきました。
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八王子城本丸付近に神社があります。八王子神社です。
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延喜16年(916年)妙行と言う僧が庵を建て牛頭天王と8人の王子を祀り「八王子権現」と称した事が八王子神社の由緒です。
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その後北条氏照がこの城を築いた時、守護神として八王子権現を祀った事から、この城が八王子城になったと言われます。この一連の歴史が現在の八王子市の名前の由来となっています。
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現在、八王子と言えば、此処よりJRで二駅東の八王子駅付近しか思い浮かびませんが、名前の由来は此処にあり、此処から八王子が産まれたのです。
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現在では東京の中心は遥か東に移りましたが、戦国時代に至っては、此処八王子近辺の方が賑やかだったのかもしれません。
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再び新宿副都心方面をズームアップして眺めました。
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そろそろ山間部を降りて、平野部の屋敷跡に向かいましょう。
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復元された曳橋です。
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復元されたものなので綺麗すぎますが、当時も此処に橋が渡され、その向こうに御主殿があったと容易にイメージする事が出来ます。
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では、渡ろうと思います。
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この曲がり方、この部分が織田信長が築いた安土桃山城を模倣したと言われています。
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冠木門の先に、当時は御主殿がありました。
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此処が城の人々が多く命を失った御主殿の滝付近の写真の筈です。その事から撮影を遠慮したのか?写したのは良いが何某かの力で写真が封印されてしまったのか?滝の写真が残念ながら残されていません。
額((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
当時とは流れが変わった可能性はありますが、現在の滝の高さからは、到底自決出来る程の高さはありません。川が赤く染まった等の記述から推測するに、多くの方々は滝の上で自刃してから身を投げたと思われます。ご冥福をお祈りします。 -
八王子城は関東の屈指の心霊スポットとして有名ですが、私は何ら霊障はありません。私は世界中の戦跡、城郭等を散策しているので、人一倍心霊スポットに触れていると思います。多分私は歴史に夢中過ぎて、霊も憑りつける余地が無いのでしょう。憑りつく以前に歴史に憑りつかれているのです。
多分歴史的スポットで極上の美人の美人局に狙われても、私は歴史の魅力を淡々と彼女に話し続けると思います。イスラエルの厳しい入管でも淡々と歴史を語って、呆れ顔でハンコを押して貰いましたから(笑) -
バスで高尾まで戻り京王線で高尾山口へ移動、高尾山にやってまいりました。登山と言うより、東京都きっての自然散策路としての特徴が強い山です。
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今回は時間の関係でズルしてリフトに乗ってショートカットしました。
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こういうのって何歳になってもワクワクします。
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ケーブルカーやロープウエイとは全く異なる開放感があります。
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リフトを降りた広場から眺めを楽しみます。さてこれから山頂を目指します。
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高尾山の他の山と明確に違うポイントは手頃な高さの山であるにも関わらず様々なコースが設定されている事でしょう。本格的な登山と言えばコースは難易度で変わる場合が多いでしょう。しかし高尾山ではそれぞれテーマが明確に提示されており、難易度で分けられている訳ではありません。
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だから、手頃な標高に加え、様々なテーマを持ったコースがある事で、「今度は〇号コースで山頂を目指そう!」とリピート率が高くなるのです。
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明確にコースの特徴を掲げ、解説版を置いてくれる事で、私の様に自然に疎く、只登っただけでは、只の森林浴に終わってしまう様な性格でも、山の斜面ほ方角の違いにより、これだけ植生が変わってくるのか!とか着眼点を頂けて、更に登山への興味が深くなる仕掛けが施されています。
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兎角登山も慣れてきて、技術が上がってくると、こんな低山など振り向きもしなくなるかもしれませんが、ベテランさんでも、何か方向性を見失った時など、初心に帰って、解説版等を眺めながら、のんびり登ってみると、また違った視点で山と向き合えるかもしれません。
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因みにコースは全部で7つ。麓から頂上に至るのは3つのルートがあります。薬王院の表参道ともなっているメインの1号コース。6号コースは水をテーマにしており、途中には滝修行も行われている琵琶滝があります。稲荷山コースは高尾山の中で一番本格的な登山を体験出来るコースと呼ばれています。途中稲荷山の展望台からの展望が素晴らしいです。
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メインの1号コースの中腹から左右に分岐して山頂を目指すのが3号コースと4号コースです。高尾山では南斜面と北斜面で植生が違うと言う特徴があります。3号コースは南斜面を登り、太陽の照射が多い為、温帯で育つ常緑樹が植生の中心となり、カツラ林コースと言う別名があります。反対の4号コースがつり橋がある事から子供に人気がある為、比較的登山者が少なく、静かに登山したい方にお勧めのコースです。
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対して1号コースから分岐して北斜面から頂上を目指すのが4号コースです。北側で日照が少ない為冷温帯に育つ落葉樹が中心になります。つり橋がある事から比較的登山者が多いコースとなります。
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2号コースと5号コースはループする登山路となっており、2号コースはリフトやケーブルカーが到着する箇所に程近い中腹、5号コースは頂上付近をループします。先述した通り、高尾山は南嶺と北嶺では植生が違います。ループコースを辿る事で短時間で双方の違いを理解する事が出来ます。また、頂上の周囲をループする5号コースは2号コース以外の全コースと連結しているので、それぞれのコースの連結路と言う意味合いもあります。
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高尾山薬王院は真言宗智山派の関東三大本山のひとつです。高尾山は現在でこそピクニックの場ですが、本来山岳信仰の場でした。6号コースには滝修行が現在でも行われる琵琶滝もあり、修行の場でもありました。山岳信仰と言えば天狗様です。
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薬王院の本殿に到達しました。ご本尊は飯縄大権現。不動明王の化身であり5つの相を併せ持ったお姿が特徴だと言います。
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見事な彫刻です。
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これだけ観光客がいては、天狗様もタジタジです。
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タコ杉を写したのでしょうか?注連縄も無いし、細過ぎるので類似品を写してしまった様です。
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山頂に到着しました。連なる山々の峰が良いですねぇ。標高599mの低い山とは言え、感動です。
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でも、紅葉のシーズンの動画を見て頭が痛くなりました。山道はまるで数珠繋ぎの行列。山頂は花火の会場の様にごった返していました。私には絶対無理です。
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私が訪れた時は、暑過ぎたのか予想していた程の人混みでは無く安心しました。
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中央に薄っすら写っているのはもしかして富士山?それとも気のせい?冬場ならきっちり見えたと思います。あ、フォトショップで弄れば判明しますね!
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今でこそ多くの人の癒しのスポットとなっている高尾山ですが、昔は平時は山岳信仰の霊場として、そして戦時は武蔵と甲斐の国との国境として、常にピリリと張り詰めた空気が漂っていたのかもしれません。
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見渡す限りの分厚い山並み。東京と山梨県は隣同士ですが、関東地方と中部地方に別れます。東京首都圏は隣の千葉、神奈川、埼玉と広がりを見せていますが、山梨方面にはその勢いを感じません。やはり現代に於いても、この山脈は大きな壁となっています。
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今度は幾つになった時、この光景に再会出来るでしょう?
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6号コースを辿って下山します。
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水のコースと言うだけあって水場もあり、太陽の照射も少ないので夏場にはもってこいなコースです。
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舗装され幅も広い1号路とは打って変わり、木々が鬱蒼と取り囲み、山歩きしている実感が沸きます。
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日常では出来ない森林浴を楽しみながら下山します。
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此方が琵琶滝。此処迄くれば、麓のゴールもすぐ傍です。
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高尾と言えばとろろそばが名物です。お忘れなく。
最後迄ご覧になってくださり、ありがとうございました。
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