2024/10/06 - 2024/10/06
236位(同エリア4544件中)
+mo2さん
1874年にパリで開かれた「第1回印象派展」から150年となる今年。国立西洋美術館でフランスの印象派を代表する画家、クロード・モネの展覧会「モネ 睡蓮のとき」が開催されます。会期は10月5日から2025年2月11日まで。開幕2日目の10月6日(日)に早速行ってきました。夕方から夏のバルカン半島旅行でご一緒したメンバーと飲み会したのですがその前に上野へ。
日本でも広く親しまれている〈積みわら〉や〈睡蓮〉の連作を手がけているモネですが、本展はとくに画家の晩年の制作と表現の変化に焦点を当てています。世界最大級のモネ・コレクションを誇るパリのマルモッタン・モネ美術館より、日本初公開作品を含む、厳選されたおよそ50点が来日。日本国内に所蔵される作品も加え、計64点の名画が集結しています。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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会場は、オランジュリー美術館を模した第3章の「大装飾画への道」 以外は撮影禁止でしたが、国内所属作品は、展覧会の雰囲気を味わうため、過去の写真をアップしておきます。
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第1章 セーヌ河から睡蓮の池へ
「舟遊び」1887年 国立西洋美術館
最初の妻カミーユを亡くしたモネは、1883年、2人の子供たち、そして後に正式に結婚することになるアリス・オシュデとその子供たちを連れ、ジヴェルニーへ移り住みます。画家はこの地で、自宅近くを流れるセーヌ川の支流エプト川で舟遊びを楽しむ家族の情景を何度も描きます。舟遊びは当時人気の休日の娯楽でした。 本作品は一連の「舟遊び」の作品のなかでも完成度の高いものです。画面いっぱいを占める水面の上半分は明るい空を映した青とバラ色、下半分は小舟と娘たちの影が濃紺や茶、青の筆触で描かれ、人も船も水面と同じ風景となって画面に溶けこんでいます。画家の関心は、揺らめく光と影が作りだす水面の色のハーモニーにあります。川の面を上空から見下ろす視点でとらえ、大胆に右半分を断ち切った小舟を配した構図は、日本の浮世絵からヒントを得たと考えられています。モネは浮世絵のコレクターでした。国立西洋美術館 美術館・博物館
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「バラ色のボート」1890年 ポーラ美術館
モネは、1880年代後半から1890年にかけて、エプト川での舟遊びの情景を描いていますが、この作品は、モネの人物画の最後の大作であるとともに、水面下の水草の動きと神秘的な暗い光を描いた最初の試みでもあります。ポーラ美術館 美術館・博物館
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「陽を浴びるポプラ並木」1891年 国立西洋美術館
光の戯れと反映を何よりも深く追求したモネは、同一のモティーフを光や色彩あるいは構図を変えて何回か描くという意味での「連作」をいくつも残しています。1890年に着手された「積みわら」、1892-94年の「ルーアン大聖堂」、晩年の「睡蓮」などがその例であり、そこではほぼ同一のモティーフを、朝、白昼、夕方などの異なった時刻において、さまざまな光の効果の下に描き出しています。 本作品は、こうした連作の一つ「ポプラ並木」のうちの一点です。ジヴェルニーにほど近いエプト川左岸のポプラ並木はモネを魅了し、1891年の春から夏にかけて画家は幾度もその姿を画布に描きました。それら一連の作品は、S字型の曲線を空に描き出すポプラ並木を扱っている点ではほぼ共通しているものの、構図と画面効果は微妙に異なっています。この作品においてとりわけ特徴的なのは、大きく前景に描かれた3本のポプラであり、青い空と白い雲、緑とばら色の生みだす晴れやかな印象です。同一構図の作品が他に数点存在することが知られています。 -
「セーヌ河の朝」 1897年 ひろしま美術館
1896年と翌年の夏、モネはジヴェルニーの自宅からほど近いセーヌ河に通い本作を含む「セーヌ河の朝」の連作に取り組んでいます。ひろしま美術館 美術館・博物館
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「セーヌ河の朝 」1898年 国立西洋美術館
1896年から翌々年にかけて、55歳のモネは早朝に起きて、「セーヌ河の朝」というシリーズを制作しました。使用する色の数を抑え、装飾的効果をも狙ったと思われるこの連作の多くは、夏の朝、霧のたちこめるジヴェルニー付近のセーヌ河の風景を描いています。この連作中の一点とみなされる本作品《セーヌ河の朝》もまた、ほぼ同じ時期に同じ場所で制作されています。 -
「柳」1897-98年 個人蔵(国立西洋美術館に委託)
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「ヴェトゥイユ」1902年 国立西洋美術館
ヴェトゥイユはパリの北西に位置するセーヌ河に面した小さな町で、アルジャントゥイユとともにモネが好んで訪れた所です。今も残る12世紀の小さな教会を持つこの町を対岸から望んだ15点ほどの連作中の一点であり、客観的な風景の描写から離れて、水面に映った光景という実体のないものに向けられる画家の関心を示しています。 -
「チャーリング・クロス橋、ロンドン」1902年 国立西洋美術館
1921年12月頃松方幸次郎がモネ本人より購入した作品。 -
「ウォータールー橋、ロンドン 」1902年 国立西洋美術館
モネは1871年以来、ロンドンを数度にわたって訪れています。その中でも、1899年、1900年、1901年の三回の滞在は豊かな収穫をもたらしました。テームズ河畔のサヴォイ・ホテルのバルコニーに画架を据えて、モネは、国会議事堂、ウォータールー橋、チャーリング・クロス橋という三つのモティーフに焦点を合わせて描き続けました。この作品もそのような連作のうちの一点です。 -
「睡漣」1903年 アーティゾン美術館
モネは1883年より、パリ近郊ジヴェルニーに居を構えました。1890年には家と土地を購入し、セーヌ川支流のエプト川のさらに支流のリュー川から庭の池に水を引き、そこに睡蓮を浮かべて制作を続けました。1901年から翌年にかけては土地を買い足し、池を拡張しています。その後のモネは睡蓮の絵画制作に没頭することになります。この作品では全体を水面が覆い、ところどころに花をつけた睡蓮が浮かぶ様子が描かれています。画面は今にも動き出しそうな躍動感を持っています。アーティゾン美術館 美術館・博物館
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「睡蓮」1906年 吉野石膏コレクション(山形美術館に寄託)
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第2章 水と花々の装飾
「黄色いアイリス」1914-17年頃 国立西洋美術館
ジヴェルニーに居を定めてからのモネのモティーフは次第にその庭園の内部に限られてゆきますが、その一つである本作品は植物を描いた作品の中でもとりわけ装飾性の強いものです。障壁画を思わせる縦長の大画面は日本趣味を感じさせ、上昇する線がうねるように重なって空間を曖昧にしつつ華麗な効果を生み出しています。 -
第3章 大装飾画への道
こちらの部屋はすべて撮影OKでした。 -
「睡蓮、柳の反映」1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」1914-17年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」(部分拡大)1914-17年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮の池」1917-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮の池」(部分拡大)1917-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」1914-17年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」(部分拡大)1914-17年頃マルモッタン・モネ美術館
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開幕2日目とあって大混雑。モネ、やはり人気ありますね。
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「睡蓮、柳の反映」1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮、柳の反映」(部分拡大)1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」1916年 国立西洋美術館
モネの「睡蓮」の中でも最も優れたものの一つといわれています。 -
「睡蓮」(部分拡大)1916年 国立西洋美術館
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「睡蓮」1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」(部分拡大)1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮」(部分拡大)1916-19年頃マルモッタン・モネ美術館
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「睡蓮、柳の反映」1916年 国立西洋美術館
本作は、2016年9月にルーヴル美術館内で発見され、17年11月に松方家から国立西洋美術館に寄贈されたものです。しかし作品の上半分が大きく欠損しており修復作業を約1年間かけて実施し、松方コレクション展でお披露目となっています。 -
「睡蓮、柳の反映」(部分拡大)1916年 国立西洋美術館
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