![2月18日は私の誕生日です。妹と甥っ子たちがお祝いしてくれるということで、横浜ベイシェラトンの「コンパス」のオーダービュッフェへ行ってきました。待ち合わせは14時ですので、午前中は、アーティゾン美術館「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」、国立新美術館「マティス 自由なフォルム」へ行ってきました。両展覧会とも一部の作品を除き写真撮影OKでした。まずは、アーティゾン美術館から。](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/88/60/650x_11886019.jpg?updated_at=1708642903)
2024/02/18 - 2024/02/18
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+mo2さん
2月18日は私の誕生日です。妹と甥っ子たちがお祝いしてくれるということで、横浜ベイシェラトンの「コンパス」のオーダービュッフェへ行ってきました。待ち合わせは14時ですので、午前中は、アーティゾン美術館「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」、国立新美術館「マティス 自由なフォルム」へ行ってきました。両展覧会とも一部の作品を除き写真撮影OKでした。まずは、アーティゾン美術館から。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線
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開館の10時前に到着。私の前に5~6人並んでいましたがスムーズに入場できました。
アーティゾン美術館 美術館・博物館
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マリー・ローランサン(1883-1956)は、20世紀前半に活躍した女性画家です。キュビスムの画家として紹介されることも多くありますが、「前衛的な芸術運動」や「流派(イズム)」を中心に語る美術史の中にうまく収まらない存在です。ローランサン自身は、自分に影響を与えた存在として、同時代の画家マティス、ドラン、ピカソ、ブラックの名前を挙げていますが、彼らの様式を模倣することなく、パステルカラーの独自の画風を生み出しました。彼女は同時代の状況を見つつ、時代の要請を理解して、自らの方向性を模索しました。
本展では石橋財団コレクションや国内外の美術館から、ローランサンの作品約40点、挿絵本等の資料約25点に加えて、ローランサンと同時代に活躍した画家たちの作品約25点、合計約90点が展示されています。 -
序章:マリー・ローランサンと出会う
マリー・ローランサン「自画像」1904年 マリー・ローランサン美術館
セーブルで磁器の絵付けの講習に通い、パリ市立の学校で素描の講習を受けたのち、ローランサンは本格的に画家の道を志すようになります。そして1904年、20歳のローランサンはアカデミー・アンベールに入学します -
マリー・ローランサン「自画像」1905年頃 マリー・ローランサン美術館
画学生だった時期の作品で、鏡に映る自分自身の姿を憂いを帯びた表情で表しています -
マリー・ローランサン「自画像」1908年 マリー・ローランサン美術館
ローランサンの25歳の肖像画は、単純化された形態と輪郭線、平面的な色面によって構成されています -
マリー・ローランサン「帽子をかぶった自画像」1927年頃、マリー・ローランサン美術館
ローランサンは7年にもおよぶ亡命を経て、1921年にパリに戻ってきています。この自画像では、再びパリで活躍の場を得た40代のローランサンが描かれていますマリー ローランサン美術館 美術館・博物館
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第1章:マリー・ローランサンとキュビスム
第1章では、若きピカソやブラックと交流を深め、影響を受けた初期の作品が並びます。まずは、ローランサンがピカソを描いた作品から始まります。
マリー・ローランサン「パブロ・ピカソ」1908年頃、マリー・ローランサン美術館 -
マリー・ローランサン「若い女たち」1910-11年 ストックホルム近代美術館
「若い女たち」はローランサン独自のキュビスムを凝縮した作品です。背景の風景にブラックらのキュビスムを詰め込みつつ、流れるような曲線で優美に女性を表現しています。 -
マリー・ローランサン「ブルドッグを抱いた女」1914年 群馬県立近代美術館
1914年に制作された本作品では、人物像の輪郭と背景が一体となる描写や、カーテンをあらわすのか、背景に踊る黒と赤の線を包む平面的な色面の表現にキュビスムの名残を見ることができます。とはいえ、この女性像は画面のなかですっと立つ。背後の空間まで感じられるような女性のすがたを、かつてキュビスムに親しんだローランサンは描出することはありませんでした。女性の頭部の後ろを貫く黒い曲線は、見る人に、人物の背後に存在する空間を感じさせます。ローランサンは、前年の13年に母を亡くし、この年ドイツ人画家オットー・ヴェッチェン男爵と結婚するものの、ドイツ国籍を得た彼女は、第一次世界大戦の勃発によって夫とスペインへの亡命を余儀なくされます。そのためか、自画像と思われる本作品の、背景に踊る愉快な曲線の動きは、逆に喜びを欠く女性の表情を際立たせています。群馬県立近代美術館 美術館・博物館
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空いているのでじっくり鑑賞できました
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アルベール・グレーズ、ジャン・メッツァンジェ著「キュビスムについて」1912年 石橋財団アーティゾン美術館
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ジョルジュ・ブラック「パル(テーブルの上のバスの瓶とコップ)」1911年 石橋財団アーティゾン美術館
ブラックはフォーヴィスムへの傾倒を経て、セザンヌの影響のもと、1909年頃にピカソとともにキュビスム絵画を創出します。「ザイルで繋がれた2人」と自ら表現した、キュビスムの発展をめぐるピカソとの切磋?磨は、セザンヌ以後の絵画の可能性に先鞭をつけた、モダニズム初期の金字塔といえます。自ら出征した第一次大戦後はキュビスムを離れ、主に卓上の静物を主題にして、触覚に基づく独自の絵画空間の構築に取り組み続けました。 -
ジョルジュ・ブラック「円卓」1911年 石橋財団アーティゾン美術館
この作品は1911年春、ブラックがル・アーヴルでの兵役から戻ったパリのアトリエで完成されたと考えられます。画面の下から3分の2ほどを円卓が占め、縦長の画面に呼応するように、中央の瓶を頂点にピラミッド形の構図がつくり出されています。卓上に絵具と絵筆、パレットと思しきものが見られるとすれば、大小様々な円柱は、油彩に用いるテレピン油入れや筆を洗う器と見ることができるでしょう。安定した構図に基づいて幾何学的な円柱や切り子面が並ぶ画面構成は、外界の再現によることなく、その内部で自律した絵画のあり方を物語っています。署名が裏面になされているのもそれが理由でしょう。一方で、細やかな筆あとを残した描写、円卓の随所を彩る黄土色は、モティーフの触覚的な感覚を喚起します。再現的な要素を徹底して排除しつつ、空間の触知可能性を絵画で探求しようとした、ブラックの分析的キュビスムの盛期にあたる作品です。 -
パブロ・ピカソ「ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙」1913年 石橋財団アーティゾン美術館
ピカソは、類まれなデッサン力と絶えざる自己革新を支えた圧倒的な創造力において、20世紀美術を代表する芸術家です。この作品は、1912年頃に始まる総合的キュビスムに位置付けられる作で、画面に異物を導入するコラージュの技法が特徴です。幾何学的な素描に基づきながら、新聞紙の断片を貼り付ける試みは、絵画をイリュージョンから現実に近づけようとするものです。触覚的な現実の二次元的再現という、キュビスムの当初の目的に立ち返るべく、ピカソは画面に砂を混ぜ込み、グラスや瓶に浮き出すような白色を施しています。 -
ロベール・ドローネー「街の窓」1912年 石橋財団アーティゾン美術館
ほかのキュビスム作家たちの作品も同時に展覧することで、ローランサンの特徴が際立つ構成となっています。 -
フアン・グリス「新聞と開かれた本」1913-14年 石橋財団アーティゾン美術館
フアン・グリスは本名をホセ・ビクトリアーノ= ペレスといい、マドリードで美術を学んだのち、1906年にパリに出ました。パリでは同じスペイン出身のピカソと出会い、1908年にはピカソを通じて、ジョルジュ・ブラック、ギヨーム・アポリネール、アンドレ・サルモン、そしてマックス・ジャコブと知り合い、活動を始めました。ピカソとブラックが、1909年から11年頃までの間に、対象を基本的形態に分解し、幾何学的に再構成する試みである分析的キュビスムを推し進めた結果、対象の分析と解体が進み、描かれているものの判別が困難となる事態に陥りました。グリスが「洗濯船」に住み込むのは1906年からのことですが、キュビスムの絵画を始めるのは1911年以降のことです。この間グリスはピカソやブラックの制作を冷静に見つめ、そこに提起される造形的問題と可能性を研究して、キュビスムの新しい方向性を模索し始めました。すなわち分析的キュビスムにおいて分離され、個別に追求された空間、形態、色彩といった個々の要素の再総合を試み、解体されて造形的、象徴的意義を探求された対象も再総合することをピカソやブラックらとともに試み、総合的キュビスムへと発展させたのです。ここで絵画は、客観的事実から出発するのではなく、画家の創意から出発する創造的なものとなりました。この作品はまさにこの時期、1912年末から14年までの間に制作されたもので、パピエ・コレやトロンプ= ルイユといった手法が使用され、現実の再構成としての画面がつくられました。 -
ジャン・メッツァンジェ「キュビスム的風景」1911-12年 石橋財団アーティゾン美術館
メッツァンジェはフランスの画家。初め新印象主義の、次いでフォーヴィスムの影響を受けて絵画を制作しますが、キュビスムの勃興とともにこれに転じました。1912年にはキュビスムの抽象化を推進するグループ、セクシオン・ドールの結成に参加し、同年には盟友アルベール・グレーズとともに『キュビスムについて』を著しました。彼の作品は、ピカソやブラックのそれとは異なり、色彩および意匠性に富んでいます。これは、風景表現をキュビスム的手法で試みた最初期の作品のひとつであり、新しい造形表現を試みる画家の気概が存分に感じられるものとなっています。 -
ジャン・メッツァンジェ「円卓の上の静物」1916年 石橋財団アーティゾン美術館
メッツァンジェは、戦争などの社会動乱のなかを生きながら、アメリカにキュビスムを広めました。「円卓の上の静物」は、第一次世界大戦が終わり、キュビスムが新たな展開を模索していた時期の作品で、幾何学的な線などのキュビスム的手法を用いながらも、主題や画面構成は伝統的なものになっています。アメリカの個人コレクションで長いあいだ秘蔵されており、今回初めてのお披露目となる作品です。 -
アルベール・グレーズ「手袋をした女」1922年頃 石橋財団アーティゾン美術館
グレーズは、1909?10年頃にキュビスムの画家たちと出会って、その様式に倣った絵画の制作を始めました。1912年にはキュビスムを志向する画家たちの中で、色彩と画面分割の法則性を重視する仲間たちとセクシオン・ドールを結成しました。この作品は、複雑に入り組んだ幾何学的図形の集積によって構成され、一見何が描かれているのか惑わされますが、大きな手袋をした女性の姿を認めることができます。伝統的な主題である女性肖像画を、新しい造形で表現することが試みられています。グレーズはこの主題を1920年に初めて取り上げ、1950年代まで様々に展開しました。同主題を扱った素描と絵画が25点存在します。 -
第2章:マリー・ローランサンと文学
ルイ・マルクーシ「ギョーム・アポリネールの肖像」1912-20年 愛知県美術館 -
マリイ・ロオランサン詩・画、堀口大學譯編、ジヤン・モレアス, ギイヨオム・アポリネエル序詩「Marie Laurencin詩画集)」1936年 石橋財団アーティゾン美術館
ローランサンは絵画のみならず詩も書き、詩人たちとも交流を持っていました。 -
マリー・ローランサン「小動物物語集」1926年 石橋財団アーティゾン美術館
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ローランサンが挿絵を描いた『スペイン便り』(1926)
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ①
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ②
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ③
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ④
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑤
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑥
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑦
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑧
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑨
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑩
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「スペイン便り」のオリジナル版画 ⑪
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アレクサンドル・デュマ・フィス著、マリー・ローランサン挿絵「椿姫」1937年 石橋財団アーティゾン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第1図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第2図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第3図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第4図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第5図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第6図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第7図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第8図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第9図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第10図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第11図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「椿姫 第12図」1936年 マリー・ローランサン美術館
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第3章:マリー・ローランサンと人物画
マリー・ローランサン「マンドリンのレッスン」1923年 鹿児島市立美術館
二十世紀初頭のパリ画壇は、キュビスムとフォービズムの台頭によって、新しい芸術の波が広がりつつありました。その中にあって、マリー・ローランサンも洗練された独自のスタイルにより、注目されるところとなりました。本作品はパリ帰還後の円熟期を迎えたころ作品で、まだスペイン亡命時期の憂いと悲しみを色濃く感じさせています。女性の服と髪飾りのバラ色と、子どものリボンのブルーに見られる暗さと、細く切れ長の小鹿のような目が、ローランサンの孤独と絶望感を鋭く浮き彫りにし、見る者の心を引きつけます。 -
マリー・ローランサン「女と犬」1923年頃 石橋財団アーティゾン美術館
青色と緑色と茶色を基調色として用いたこの作品には、膝に犬を乗せた半身像が描かれています。「犬と愛人なしには生きていけない」と語っていたローランサンは常に犬や猫を飼っていました -
マリー・ローランサン「二人の少女」1923年 石橋財団アーティゾン美術館
1920年代に、淡い色彩と柔らかな筆づかいの独自の画風による、幻想的で詩情をたたえた女性像を多く描きました。体を寄せ合う2人の少女は、互いの手を交差させ、手前の少女はかたわらの本のページにそっと手を伸ばしています。開かれたページには、2人の姿と呼応するように重なり合う鳥と植物が描かれ、夢想的な雰囲気をつくり出しています。 -
マリー・ローランサン「女優たち」1927年頃 ポーラ美術館
舞台の幕を思わせる華やかなバラ色の布が架かる空間に、ギターを手にした伴奏者の女と、抱き合う二人の人物が、やわらかな薄絹の衣装の裾から白い肢体を顕(あらわ)にしてポーズをとっています。黒い瞳にピンク色の口紅と頬紅だけで示唆された女たちの顔立ちは、濃い化粧が施された舞台女優、あるいは神事に奉仕する巫女のようでもあり、神秘性を強く印象づけています。抱擁する二人の人物の関係は、娘役と男役を演じる女優たちであるのか、あるいは女同士の恋人たちであるのか定かではない。謎めいた恋物語をさまざまに惹起させるその曖昧さこそ、ローランサンの意図するところであり、モデルたちの切れ長のまなざしからは、観る者の好奇の目に臆することなく女たちのユートピアを生きる気高い意志が読みとれます。 このような新時代の女性を主題にして、白色と淡いバラ色、そして灰色の雲のような諧調で覆われるローランサンの絵画は、1920年代以降パリの社交界に受け入れられて人気を博していました。本作品は、画家と交流のあった画商ポール・ギヨームがかつて所有し、芸術家たちの社交の場として開かれた彼の豪奢なアパルトマンのサロンに掛けられていました -
マリー・ローランサン「手鏡を持つ女」1937年頃 石橋財団アーティゾン美術館
この作品は、1930年代のローランサン作品の特徴をわかりやすく見せてくれています。この時期のローランサンの描く女性たちは、真珠やリボンなどの飾りを身に纏うようになり、更に赤や黄色など以前は使わなかった強い色彩が登場します。 -
マリー・ローランサン「シェシア帽を被った女」1938年 ヤマザキマザック美術館
ローランサンはファッションにこだわりを持っており、彼女の描く女性たちも、様々なファッションに身をつつんでいます。半身像の場合、ドレスよりも帽子が目を引きます
※本展での撮影ではありませんヤマザキマザック美術館 美術館・博物館
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ケース・ヴァン・ドンゲン「シャンゼリゼ大通り」1924-25年 石橋財団アーティゾン美術館
オランダ出身のヴァン・ドンゲンはロッテルダムの美術学校で学び、20歳の頃パリへ移住しました。次第にフォーヴィスムに傾倒し、明るい色彩表現を手に入れます。第一次大戦後は肖像画家としてパリ社交界で人気を博し、この絵に見られる享楽的な都市生活や、流行のファッションに身を包んだ女性たちを優しい色彩で描きました。引き延ばされた軽やかな身体や締め付けのない新しい婦人服、自由を感じさせる赤い口紅が、開放的な雰囲気を醸し出しています。和やかな目抜き通りの情景に、両大戦間の平和な一瞬がとらえられています。 -
ラウル・デュフィ「ポワレの服を着たモデルたち、1923年の競馬場」1943年 石橋財団アーティゾン美術館
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アメデオ・モディリアーニ「若い農夫」1918年頃 石橋財団アーティゾン美術館
モディリアーニは、フィレンツェやヴェネツィアの専門学校で学んだ後、パリに出ました。その作品の大半は人物像で、少し傾いた頭部、アーモンド形の目、丸みのある細長くしなやかな身体など、独特の形態的特徴を持っています。 -
東郷青児「巴里の女」1921年 鹿児島市立美術館
東郷青児は弱冠19歳で、第三回二科展に初入選で二科賞を受賞(「パラソルさせる女」)。一躍世の注目を集めましたが、大正10年、24歳のときフランスに留学、しばらくは精神的にも物質的にも苦渋の生活を送りました。そのころのごく初期の作品がこれです。後年の東郷調女性像と全く異なり、黒を主調とした地味なコスチュームの若い女性の魅惑的な姿が描かれています。鹿児島市立美術館 美術館・博物館
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藤田嗣治「人形を抱く少女」1923年 群馬県立近代美術館
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藤田嗣治「婦人像」1927年 石橋財団アーティゾン美術館
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藤田嗣治「少女像」1927年 石橋財団アーティゾン美術館
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第4章:マリー・ローランサンと舞台芸術
限定書籍『セルゲイ・ディアギレフ劇場《牝鹿》』1・2巻 1924年 兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション -
『牝鹿』1924年 石橋財団アーティゾン美術館
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『牝鹿』1924年 石橋財団アーティゾン美術館
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バレエ・リュス公式プログラム(モナコ、モンテカルロ歌劇場)1924年1月 兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション
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ヴェラ・ネムチノワ「牝鹿」 1924年 兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション
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ヴェラ・ネムチノワ「牝鹿」 1924年 兵庫県立芸術文化センター 薄井憲二バレエ・コレクション
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マリー・ローランサン「牝鹿と二人の女」1923年 ひろしま美術館
ローランサンの絵画に触発された曲をきっかけに制作された、ロシア・バレエ団による演目「牝鹿」。1920年代の、自由でエロティックなパリの社交界をテーマにしたこの舞台で、ローランサンは美術と衣装を手がけました。森の中に佇むふたりの女性と、彼女たちを見上げる鹿の姿を描いた「牝鹿と二人の女」は、そんな舞台に想像力を刺激されて生まれた作品のひとつです。ひろしま美術館 美術館・博物館
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マリー・ローランサン「田園の祭典」1928年 マリー・ローランサン美術館
ローランサンはバレエリュスのために衣装や背景画を制作していました。このバレエでの仕事の経験が、《田園の祭典》のような新たな作品につながることもありました -
マリー・ローランサン「舞台装置」1928年 マリー・ローランサン美術館
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第5章:マリー・ローランサンと静物画
マリー・ローランサン「扇」1919年 テート美術館テート モダン 博物館・美術館・ギャラリー
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マリー・ローランサン「レモンのある静物」1919年 パリ市立近代美術館
パリ市立近代美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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マリー・ローランサン「花束」1939年 マリー・ローランサン美術館
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マリー・ローランサン「花を生けた花瓶」1950年頃 マリー・ローランサン美術館
最晩年の作品で、ローランサンの色彩画家としての技量を見せてくれます。 -
アンドレ・グルー(デザイン)、マリー・ローランサン(絵付)、アドルフ・シャノー(制作)椅子(2脚)東京都庭園美術館
東京都庭園美術館 美術館・博物館
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ジャクリーヌ・マルヴァル「花」 石橋財団アーティゾン美術館
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終章:マリー・ローランサンと芸術
H.v.ヴェダーコップ『マリー・ローランサン』1921年 石橋財団アーティゾン美術館 -
アンリ・マティス「両腕をあげたオダリスク」 1921年 石橋財団アーティゾン美術館
マティスのオダリスク絵画に出てくるモデルの女性のほとんどは、当時のマティスの主要モデル。なお、オダリスクとは、ハーレムの女奴隷を意味する言葉です。 -
アンドレ・ドラン「自画像」1913年 石橋財団アーティゾン美術館
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パブロ・ピカソ「女の顔」1923年 石橋財団アーティゾン美術館
この作品は、鮮やかな青を背景に古代風の衣装をまとった女性が描かれ、小品ながら明朗な力強さを持ち、新古典主義時代の特徴をよく表しています。また、作品に用いられた絵具には砂が混ぜ込まれ、まるで古代の彫刻や浮彫のような質感と荘厳さを感じさせます。モデルについては諸説あり、妻のオルガであるとも、当時親しく交流していた画家ジェラルド・マーフィーの妻サラであるともいわれています。しかし、新古典主義の時代にあって、特定の人物の肖像画というよりも、むしろ普遍的な美しさを讃えた女性像としての要素が重視されていることは明らかでしょう。この作品は、美術評論家でコレクターの福島繁太郎がパリで購入し、戦前に日本にもたらされました。石橋正二郎が特に愛した作品で、1952年の開館記念展のポスターやカタログの表紙にもなった、いわば石橋コレクションの「顔」ともいえる作品です -
ジョルジュ・ブラック「梨と桃」1924年 石橋財団アーティゾン美術館
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マリー・ローランサン「プリンセス達」1928年 大阪中之島美術館
華やかな帽子や衣装をまとった4人の女性と3匹の犬が描かれています。この作品では青色が効果的に用いられています。大阪中之島美術館 美術館・博物館
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マリー・ローランサン「五人の奏者」1935年 吉野石膏コレクション
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マリー・ローランサン「三人の若い女」1953年 マリー・ローランサン美術館
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