2024/02/18 - 2024/02/18
107位(同エリア1142件中)
+mo2さん
2月18日は私の誕生日です。妹と甥っ子たちがお祝いしてくれるということで、横浜ベイシェラトンの「コンパス」のオーダービュッフェへ行ってきました。待ち合わせは14時ですので、午前中は、アーティゾン美術館「マリー・ローランサン ―時代をうつす眼」、国立新美術館「マティス 自由なフォルム」へ行ってきました。両展覧会とも一部の作品を除き写真撮影OKでした。アーティゾン美術館(京橋)から国立新美術館(乃木坂)へ移動します
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
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国立新美術館に到着しました。
「マティス 自由なフォルム」は2月14日から開催されています国立新美術館 美術館・博物館
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20世紀最大の巨匠アンリ・マティス(1869-1954)。自然に忠実な色彩から解放された大胆な表現が特徴のフォーヴィスムの中心人物としてパリで頭角を現します。後半生の大半を過ごすこととなるニースではアトリエで様々なモデルやオブジェを精力的に描く一方で、マティスは色が塗られた紙をハサミで切り取り、それを紙に貼り付ける技法「切り紙絵」に取り組みます。
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本展はフランスのニース市マティス美術館の所蔵作品を中心に、切り紙絵に焦点を当てながら、絵画、彫刻、版画、テキスタイル等の作品や資料、約150点を紹介するものです。
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「青い胴着の女」1935年 アーティゾン美術館
1930年代のマティスは、平面的な色彩構成を追求し、画面の単純化を推し進めました。この作品では、黒い輪郭線で囲まれた赤、青、黄の3色が巧みに配置されています。椅子に腰掛けた女性の肩は大きく誇張され、腰は極端に細く表現されています。この作品の制作過程を撮影した写真が3枚残されており、3週間足らずの間に作品が次第に単純化されていった過程がわかります。モデルは、ロシア人のリディア・デレクトルスカヤ。彼女は1934年頃からマティスのモデルと制作助手をつとめ、病身のマティス夫人の身の周りの世話もしました。
※本展での撮影ではありません -
マティスは切り紙絵を基にしたステンシルによる図版とテキストで構成される書物『ジャズ』(1947年刊行)を手掛けます。
※本展での撮影ではありません -
彩色された紙を切り貼りする切り紙絵の技法は、厳密な色面の構成を可能とし、印刷物やテキスタイルなどの表現媒体にも適応しやすいものだったのです。
※本展での撮影ではありません -
1948年から始まるヴァンス礼拝堂の建設計画とともに、切り紙絵はますます自律的な表現方法としての地位を確立します。
※本展での撮影ではありません -
第4章 自由なフォルム
これ以降、写真撮影がOKとなっています。
「葦の中の浴女」1952年 ニース市マティス美術館 -
「波」1952年頃 ニース市マティス美術館
本セクションでは、切り紙絵の技法を用いた作品を中心に紹介します。マティスは切り紙絵を基にしたステンシルによる図版とテキストで構成される書物『ジャズ』(1947年刊行)を手掛けます。彩色された紙を切り貼りする切り紙絵の技法は、厳密な色面の構成を可能とし、印刷物やテキスタイルなどの表現媒体にも適応しやすいものだったのです。1948年から始まるヴァンス礼拝堂の建設計画とともに、切り紙絵はますます自律的な表現方法としての地位を確立します。 -
「ブルー・ヌード IV」1952年 ニース市マティス美術館
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「アンフォラを持つ女」1953年 ニース市マティス美術館
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アンリ・マティス「花と果実」1952-1953年 ニース市マティス美術館
マティスの切り紙絵の作品の中でも最も巨大な部類に入るこの作品は、5枚のカンヴァスが繋がって構成されています。壁面の一面を覆う広大な画面はあたかもタペストリーのようで、鮮やかな色彩によって装飾的豊かさが加わっています。本展の出品にあたり2021年に大規模な修復が行われました。 -
「花と果実」(部分拡大)
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「陶の習作」
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「大きなアクロバット」1952年 ニース市マティス美術館
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「木(プラタナス)」1951年 ニース市マティス美術館
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「大きな顔」1951年 ニース市マティス美術館
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「顔」1951年 ニース市マティス美術館
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「顔」1951年 ニース市マティス美術館
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「顔」1951年 ニース市マティス美術館
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1951年東京国立博物館で東博と読売新聞社の主催で「アンリ・マチス 礼拝堂・油絵・素描・挿絵」展が開催されています
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「別冊文芸春秋」1951-52年
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第5章 ヴァンスのロザリオ礼拝堂
「ヴァンス礼拝堂の外側のマケット」(正面)1948年 -
「ヴァンス礼拝堂の外側のマケット」(横側)1948年
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「ヴァンス礼拝堂の敷石のマケット」(横側)1948年
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1948年から1951年にかけての4年間、マティスはヴァンスにあるドミニコ会の修道女のためのロザリオ礼拝堂の建設に専心します。本セクションでは、この礼拝堂にまつわる作品や資料を紹介します。マティスはこの礼拝堂の室内装飾から典礼用の調度品、そして典礼のさまざまな時期に対応する祭服に至るまで、デザインのほとんどを指揮し、総合芸術作品として練り上げました。ステンドグラスの窓から透過する光は、3つの図像が黒で描かれた白い陶板の壁面や床面に、豊かな色彩が反映されるように設計されています。
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「祭壇のキリスト磔刑象」1949年 ニース市マティス美術館
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「蜜蜂」1948年 ニース市マティス美術館
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「十字架降下」1950年 ニース市マティス美術館
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「聖ドミニクス」1949年頃 ニース市マティス美術館
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「聖ドミニクス」1949年 ニース市マティス美術館
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「星形のある背景の聖母子」1949年 ニース市マティス美術館
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アンリ・マティス《ステンドグラス、「生命の木」のための習作》①1950年 ニース市マティス美術館
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アンリ・マティス《ステンドグラス、「生命の木」のための習作》②1950年 ニース市マティス美術館
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広い展示室内でゆっくりと鑑賞できます
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「白色のストラのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「白色のカズラ(上祭服)のためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「白色のカズラ(上祭服)のためのマケット(正面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「白色のカズラ(上祭服)のためのマケット(背面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「白色のブルサ、マニブルス他のためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「緑色のカズラ(上祭服)他のためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「緑色のカズラ(上祭服)のためのマケット(正面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「緑色のカズラ(上祭服)のためのマケット(背面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「紫色のブルサ、緑色のブルサのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「紫色のカズラ(上祭服)のためのマケット(正面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「紫色のカズラ(上祭服)のためのマケット(背面)」「紫色のストラのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「紫色のブルサ、マニブルス他のためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「薔薇色のカズラ(上祭服)のためのマケット(正面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「薔薇色のカズラ(上祭服)のためのマケット(背面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「薔薇色のストラのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「薔薇色のブルサのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「薔薇色のマニブルスのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「黒色のカズラ(上祭服)のためのマケット(正面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「黒色のカズラ(上祭服)のためのマケット(背面)」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「黒色のストラのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「黒色のマニブルスのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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「黒色のブルサのためのマケット」1950-1952年 ニース市マティス美術館蔵
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アンリ・マティス
マティスはニースから約20kmの場所にあるヴァンスのロザリオ礼拝堂の建設に1948年から4年間にわたり携わり、自身でもそれを芸術人生の集大成とみなしています。 -
かつてマティスのアシスタントとモデルをしていたモニク・ブルジョワは、1944年にドミニコ会に入りジャック=マリー修道女となりました。彼女は礼拝堂の建設についてマティスに助言を求めました。マティスはそのとき、ニースの戦火を逃れるため、ヴァンス礼拝堂のすぐそばのヴィラ・ル・レーヴに移住していたのです。マティスは、クチュリエ神父とレシギエ修道士、そして鉄筋コンクリートによる建設技術を推進していた建築家オーギュスト・ペレとともに、礼拝堂の建築と室内装飾のデザイン計画を進めました。
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ロザリオ礼拝堂の祭壇
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陶板にはステンドグラスから透過する色鮮やかな光が映り込み、太陽が昇ったり沈んだりする時間の経過に従って、光の反映によるイメージも移り変わります。
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ステンドグラスの図案は幾つかのヴァージョンを経て、青色、黄色、緑色の3色を用いて、生命の木をモティーフとした案が採用されています。
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ステンドグラスと鮮やかな対比をなすのは、静謐な雰囲気を醸し出す3つのパネルです。そこには、十字架の道行、聖ドミニクス、聖母子が白い陶板の上に黒いインクで描かれています。
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