12年ぶりに松山に出張したから、愛媛と香川を観光しました 6/10 ミュージアム

2024/06/15 - 2024/06/15

松山市内の観光を続けます。
子規堂から歩いて3分の坊ちゃん列車ミュージアム、中心部からは少し離れている「の・ボールミュージアム」を見学しました。
両施設とも外国人観光客はゼロ、日本人もどちらでも一人しか見かけませんでした。
土曜日なのに「大丈夫か、松山市」と思いました。
1日目
羽田空港から松山空港へ。バスで道後温泉へ移動、市内で仕事をしてから道後温泉を観光。道後温泉泊。
2日目
朝、仕事。松山城に登城。その後に仕事。松山泊。
3日目
宇和島へ移動し、宇和島城に登城。
下灘で夕陽を見る。松山泊。
4日目
松山市内を観光、丸亀へ移動し、宿泊。
5日目
丸亀城に登城。讃岐うどん発祥の地を見て、塩江温泉に泊まる。
6日目
法然寺に参拝してから、平賀源内の街を歩く。夜は仕事。高松泊。
7日目
雨上がりの高松空港から大雨の羽田空港へ、帰宅。

エリア 松山(愛媛)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩

正宗寺を出て北へ向かうと、すぐに踏切があります。その先の大きな交差点に架かる歩道橋からの眺め。道後温泉の方向。

西側には松山市駅。

歩道橋を渡るとすぐに坊っちゃん列車ミュージアムがあるはずなんですが、そこはスターバックス。良く見たら、看板を発見。

坊っちゃん列車ミュージアムはスターバックスの店内にありました。

坊っちゃん列車ミュージアム。
平成28年（2016年）12月、伊予鉄道本社ビル1階に開業しました。
スターバックスの店内ですが注文しなくてもOK、ミュージアムは受付もなく、無料です。

営業時間は7～21時。定休日はありません。

最初に見えるのが小さな機関車です。

屋外に置かれていた3号機関車の主要部品を再利用して復元された1号機関車（原寸大レプリカ）が展示されています。
原寸大と言ってもかなり小さいです。道後温泉駅前で見た坊ちゃん列車や松山市駅で見た坊ちゃん列車よりもすごく小さいので驚きました。

1号機関車（原寸大レプリカ）。

1号機関車（原寸大レプリカ）の運転席。小さな機関車なので運転席もすごく狭いです。

伊予鉄道は762mmの軽便鉄道から始まりました。

館内の様子。

1号機関車を陸揚げしたときの写真。

最初に輸入された甲1形機関車。

明治41年頃の写真。こんなに小さいのに頑張ってます。

昭和28年10月10日、4号機関車。

小林信近氏の略歴。
明治10年（1877年） 6月 愛媛県会初代議長。
明治11年（1878年） 9月 第五十二国立銀行（現伊予銀行）を創立、頭取。
明治15年（1882年） 5月 松山商法会議所（現松山商工会議所）創立、頭取。
明治16年（1883年） 2月 海南新聞社（現愛媛新聞社）の社長となる。
明治20年（1887年）に伊予鉄道会社（現伊予鉄道）を創立し、初代社長。
明治25年（1892年） 2月 第2回衆議院議員総選挙に当選。
明治25年（1892年） 5月 高浜桟橋会社を創立、頭取。
明治34年（1901年）12月 伊予水力電気株式会社を創立。
明治時代に愛媛県の経済界を牽引しました。

3号機関車の銘板なども展示されています。

101号車の銘板。

伊予鐵道新聞というのがすごいです。

伊予鐵道唱歌。

1号機関車の1/10模型。

1号機関車の1/10模型。

勝山と周辺のジオラマ。頂上には松山城。
手前左はいよてつ高島屋と大観覧車くるりん、右は愛媛県庁本館。

裏側は、明治から大正初め頃の同風景。松山市駅の前には9層楼という展望施設があり、人気を博していました。お城や県庁は変わっていません。

松山市のマンホール蓋。
こちらはフルカラーバージョンです。

松山市駅前から伊予鉄バスで移動します。

市坪バス停で下車。路地を歩きます。

高架下の狭いトンネルを抜けます。

小さいトンネルを抜けると、そこには大きな野球場がありました。

広場にはモニュメントがあります。

正岡子規の句碑。
草茂み ベースボールの 道白し

「球は霊なり」近藤兵太郎（こんどうひょうたろう）記念碑。
明治21年（1888年）に松山市で生まれ、後に日本統治下にあった台湾に渡り野球指導に尽力しました。終戦後、日本に戻り野球指導を続けました。球は霊（たま）なりをモットーとしていました。

坊っちゃんスタジアム（松山中央公園野球場）。
平成12年（2000年）に開場した四国最大の3万人が入れる野球場です。

坊っちゃんスタジアムという愛称は公募で決まったものですが、松山市出身で野球が大好きな正岡子規の友人である夏目漱石が書いた「坊っちゃん」の舞台が松山市だからと言う、かなり込み入った事情が理由みたいです。

坊っちゃんスタジアムの中に「の・ボールミュージアム」が作られています。
営業時間は9～17時、土日祝のみ開館するので、要注意です。入館無料。

野球選手の手形が飾られています。

往年の野球ファンなら知っている松山商業の大活躍。
入り口に掲示してありました。

館内の様子。

最初にあるのが、これです。
正岡子規のバッティング姿。

正岡子規のバッティング姿。
数々の野球用語を今に残した功績により、平成14年（2002年）に野球殿堂入りしました。

昭和44年、三沢高校との激闘を制して優勝した記念の縦です。

松山市出身の墨絵イラストレーター・茂本ヒデキチ氏の作品が展示されています。

優勝旗。

三沢高校との激闘を制し、大森主将が優勝旗を受け取りました。

優勝シーン。

甲子園球場のダグアウト・ベンチ。平成19年まで実際に使用されていたもので、座って記念写真を撮ることができます。

アマチュア野球とプロ野球のコーナーに分かれています。

バーチャルピッチングのコーナー。
投球アクションでバーチャル打者と対戦する仕組みでした。ここは有料です。

展示の様子。

令和4年のプロ野球オールスターゲームが開催された記念のイラストです。茂本ヒデキチ氏の作品。

松山市出身の西本聖投手がゴールデングラブ賞（平成元年）を受賞した記念の品もありました。

イチロー選手のユニフォーム。

松山野球殿堂のコーナー。

正岡子規。

藤田 元司（ふじた もとし）氏。
愛媛県新居浜市出身の元プロ野球選手（投手）、読売ジャイアンツで活躍しました。
長嶋茂雄選手のサヨナラホームランが有名な日本プロ野球初の天覧試合では、完投勝利を挙げています。
後年は監督としても実績を残しました。

景浦将（かげうら まさる）氏。
松山市出身の元プロ野球選手（外野手、投手、内野手）で、戦前のプロ野球で伝説的な活躍をしており、最優秀防御率と首位打者の両方を記録しました。
昭和19年に応召され、翌年（1945年）5月20日にフィリピン・ルソン島のカラングランで戦死とされました。

JR市坪（野球）駅。野球の文字には「の・ボール」とルビがあります。

高架駅のため、この階段を上ります。バリヤフリーには対応していません。

階段を上ると、改札もなく、そのまま駅のホームでした。切符買えないよ。

ホームで乗客を観察していたら、物置だと思っていた白いプレハブに入る人がいました。
こんなところに券売機を隠しているなんて、ヒドイです。せめて、券売機と書いてほしいです。これじゃ観光客は増えないです。

予讃線の松山行きに乗車します。
市坪駅は交換駅になっているので、下り線も同時に入線しています。

松山駅に戻り、駅前の交差点から見えていたこちらに来ました。
レストラン北斗駅前店です。銘菓一六タルトで有名な株式会社一六が運営するファミリーレストランです。

鯛めし御膳をいただきました。
愛媛県では「鯛めし」が有名で、これまでにも炊き込みご飯形式の「鯛めし」は食べたことがありましたが、今回は鯛茶漬け風の「宇和島鯛めし」を食べました。とても美味しくてお代わりしたいと思うほどでした。

松山駅前から14:50発の「坊ちゃんエクスプレス」に乗ります。高松到着予定17:35。4,310円。写真は下車時のもの。

乗客は10名ほどでした。

出発してすぐ。
この高さ以上の津波を起こす巨大地震がくることを忘れないで。
この垂れ幕に気づいていますか？

松山城も見納めです。
さすがにお城だけは、坊ちゃん城とか、野球（の・ボール）城とかには改名してほしくないです。

四国中央市に入りました。
バスは松山自動車道を東に進んでいます。
20年以上前に、岡山から今治まで走ったときは、途中で大雨が降りました。

四国中央市は広いです。海が見えました。
もう少しで香川県です。

形の良い山が見えました。

丸亀市あたりです。家並の向こうにも山が見えます。

森のような小山の上にお城みたいなものが見えました。
あのシルエットはたぶん丸亀城でしょう。

本当は丸亀で下車したかったのですが、駅からかなり離れていたので終点の高松駅前まで乗りました。
坊ちゃんエクスプレスは高松市内の渋滞にはまり、7分ほど遅れて高松駅前に到着しました。

駅前広場の青鬼くん。
以前、金刀比羅宮に参拝したときにも何度か見ました。

高松駅の改札口。
四国では一番大きいのかな。

四国4県を走るアンパンマン号は、いしづち21号。
その隣は、これから乗車する普通電車。

アンパンマン号（いしづち21号）。これに乗れば丸亀まで直通なんですが、特急料金を節約して普通電車に乗ります。

予讃線は高松駅が始発駅なので線路には車止めがありました。

岡山行きマリンライナー。

琴平行くの普通列車に乗ります。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。