高知で「モネの庭」とオープンデッキ列車しんたろう１号を楽しんだ

2020/10/16 - 2020/10/17

本来は春に出張するはずだった高知県、たまたまジェットスターのキャンペーンで800円のチケットが取れたのですが、その後の県境越え自粛政策のため、出張は取りやめになりました。
そして、ジェットスターからも運行取りやめと無料での変更が可能との連絡が来て、何となく10月に変更しました。
もはや出張の必要もないので、単なる旅行です。
すると、ジェットスターからの連絡で減便のためにまたもや運行休止とのこと、無料で再変更を行い、何とか飛べることになりました。
高知県を訪問するのは12、3年振りですが、私の中では高知のイメージは未だにペギー葉山さんの「南国土佐を後にして♪」のままで、時計が止まっています。
少しは新しい情報を仕入れようと思いネットで探してみると、フランス・ジヴェルニーにあるクロード・モネの自宅の庭を再現した「モネの庭」があることを知り、訪問することにしました。
さて、今回の旅の行程は次のとおりです。
1日目：成田空港からジェットスターで高知龍馬空港へ。こうち旅広場をサクッと観光。
2日目：土佐くろしお鉄道阿佐線（ごめん・なはり線）の終着駅・奈半利駅まで行き、モネの庭を観賞。オープンデッキ列車しんたろう１号で高知駅に戻り、桂浜へ移動。
3日目：桂浜を散策後、高知城を観光。JALで羽田空港へ帰る。
コロナ禍のため、帰宅後2週間以上経過してから旅行記を公開しています。

エリア 北川・奈半利・田野(高知)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩 ジェットスター
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は東京駅から1,000円バスに乗って成田空港のターミナル3に来ました。

昨年の10月にも成田空港第3ターミナルを利用しましたが、それに比べると驚くほど人が少ないです。このままでは日本経済はどうなってしまうのでしょうか。

駐機場もガラガラでした。

ジェットスターの駐機場。

搭乗するA320-200です。減便してるからなのか、9割程度の乗客でした。

ジェットスター便なので特に機内サービスもなく、飛んでいます。

降下の途中で室戸岬が見えました。モネの庭は、室戸岬に近い北川村にあります。

高知龍馬空港に到着しました。早速、坂本龍馬像とご対面。

こちらは高知城。もう少し質の良い模型を置いた方が良いのではと思いました。

インフォメーションのお姉さんに「龍馬パスポート」を質問したかったのですが、「もうすぐバスが出ます」の声につられて飛び乗ったら、一番乗りでした。

とさでん連絡バス。この後も乗客は3人。皆さん公共交通を避けて、お迎えを頼んでいるのでしょうか。

空港から20分ほどで高知駅の北口にあるバスターミナルに到着。空港が街から離れていく傾向の中、20分は有り難い。駅前が広い。

新しくなった高知駅の1階は通り抜け可能なスペースになっています。
前回高知に来たときは、この駅が工事中でした。

高知駅の南口。

高知駅の南口は、こうち旅広場というスペースになっています。
とさてらすは、観光情報とお土産屋さん。

三志士像。左から、武市半平太先生像、坂本龍馬先生像、中岡慎太郎先生像。ブロンズ像みたく見えますが、強化プラスチック製です。

高知駅の南側広場。自転車通学の高校生が1階を突っ切っていました。

とさでん。高知駅に到着するところ。

今日の宿泊は、コンフォートホテル高知。駅前なのに安かった。

龍馬パスポート。とさてらすで申請書をもらい、買い物をしてスタンプ1個。コンフォートホテル高知の宿泊でスタンプ2個、計3個になりました。
とさてらすに戻ってパスポートを申請、第1段階の青パスポートをもらいました。スタンプラリーでもあり、割引証にもなる優れものです。

夕食はホテルから徒歩1分の「よさこい食祭 楽屋」にしました。空港でもらったパンフレットに、郷土料理が食べられる居酒屋と紹介がありました。

空港でもらったパンフレットを見せたら、グラスビール1杯と川海老揚げがサービスされました。

ウツボのたたき 1,100円。ウツボですよ。まさか食べることができるとは知りませんでした。白身で、しっかりした身です。ちょっとだけクセがあるけど、でも美味しいです。

高知県以南の海に生息しているクモウツボ。性格はおとなしいそうです。
この写真は、別のときに水族館で撮影した写真です。
因みに鰻と穴子、鱧、鱓はいずれもウナギ目の魚です。

ホテルの朝食。宿泊者には無料朝食が付いていましたが、品数も少なく、色合いもイマイチ。味は普通に食べられるレベルでした。

高知駅前にある石川一禎終焉の地碑。石川啄木の父、一禎は曹洞宗の僧となったものの宗費滞納との理由で罷免されてしまい、二女トラの家族と同居しました。トラの夫・山本千三郎が国鉄高地出張所長に転勤となったため、この地で76歳の生涯を閉じています。

2009年に建てられた句碑には父子の句が刻まれています。
よく怒る人にてありしわが父の
日ごろ怒らず
怒れと思ふ　
　　　　　　　　　　　　　啄木
寒けれど衣かるべき方もなし
かかり小舟に旅ねせし夜は
　　　　　　　　　　　　　一禎

朝から列車に乗って移動します。
高知駅の自動改札です。ここがJR四国の自動改札第1号です。今もJR四国には、高知駅と高松駅にしか自動改札はありません。

岡山行きの特急です。車体にはやなせたかし氏の絵が描かれています。

JR土讃線で後免駅まで移動しました。高知駅から奈半利駅まで直通運転する列車もありますが、後免駅で下車します。

後免駅で1日フリ～きっぷを購入しました。奈半利駅まで単純に往復するだけでもお得になります。高知駅では売ってないんですよ。

後免駅のキャラクター「ごめん えきお君」。ごめん・なはり線の各駅には、やなせたかし氏のキャラクターが設定されています。

たまたま「モネの庭」のマーク付きでした。

普通列車の車内。

南海トラフ地震が想定されています。

奈半利駅。ごめん・なはり線は高架のため、2階から下りたところ。

北川村営バスの時刻表。

9:55のバスは約5分遅れて奈半利駅に到着、折り返して約10分でモネの庭に着きました。チケット売り場で青パスポートを出すと、1割引でした。スタンプ1個押してもらいました。

モネの庭は約8ヘクタールという広大な敷地で、良くわからないまま歩きます。

モネが夢見た青い睡蓮の解説。

階段を上ります。

いろんな花が咲いています。

いろんな花が咲いています。

いろんな花が咲いています。

いろんな花が咲いています。

緑の太鼓橋がありました。

緑の太鼓橋がありました。浮世絵に影響されたモネが好んで取り入れたジャポニズムの象徴がこの太鼓橋でした。

クロード・モネの死後、彼の自宅の庭は「モネの庭」として多くの人が訪問しています。

モネが夢見た「青い睡蓮」。

モネの愛した睡蓮が咲く庭。

モネの愛した睡蓮が咲く庭。

本家「モネの庭」の管理責任者ジルベール・ヴァエ氏の監修により、2000年4月に世界で唯一の公認「モネの庭」として開業しました。

モネの愛した睡蓮が咲く庭。

モネの愛した睡蓮が咲く庭。

モネの愛した睡蓮が咲く庭。

モネの愛した睡蓮が咲く庭。

池の周りにもいろんな花が咲いています。

池の周りにもいろんな花が咲いています。

池の周りにもいろんな花が咲いています。

池の周りにもいろんな花が咲いています。

池の周りにもいろんな花が咲いています。

薔薇のアーチ。

メタセコイアの林。

「ボルディゲラの庭」は光り輝くモネの作品から発想した、世界に一つだけの庭です。

ボルディゲラの庭に咲いていた花。

睡蓮の咲く池がありました。

睡蓮の咲く池がありました。

睡蓮の咲く池がありました。

睡蓮の咲く池がありました。

睡蓮の咲く池がありました。

モネが夢見た「青い睡蓮」。青い睡蓮はモネの自宅の庭では咲かせることができず、モネ自身は見ることが叶わなかった品種です。

睡蓮の咲く池がありました。

2020年、モネの庭20周年記念事業として、モネが旅したボルディゲラをテーマとした美しい地中海の光と植栽の「ボルディゲラの庭」を再構築しました。

モネの作品のテーマとなった森。

ボルディゲラの庭から遠景。

帰りは別の道を通って行くと、四阿がありました。

ところどころにベンチが置かれています。

奈半利駅に戻りました。「なはり りこちゃん」。

繭玉と絹糸を巻き取る木枠をモチーフとした「生命を紡いでいく」。
奈半利町町制施行100周年記念事業で制作。

奈半利駅は終着駅です。

奈半利駅から高知方面の線路。

しんたろう1号。全区間オープンデッキ利用可能です。
北川村出身の中岡慎太郎先生に因んだ命名です。
下りの「やたろう号」もありますが、全区間オープンデッキ利用可能なのは、しんたろう1号だけです。

やなせたかし氏のイラストがありました。しんたろう号もやたろう号も全席自由席で予約はできません。

しんたろう1号の車内。2座席向かい合わせのボックスシートです。
海側（左側）にオープンデッキがあります。

車内山側（右側）には折りたたみ席があります。

車内には津波のときの避難方法が掲示されていました。

今日のお昼ご飯は、奈半利駅の物産館で買ったおにぎりセット。物産館で買い物をするとスタンプ1個もらえます。

オープンデッキ。

安芸駅の「あき うたこちゃん」。

オープンデッキはトンネル内の風圧がものすごいです。

トンネル内は、ほとんど吹き飛ばされそうな風です。

トンネル出口。

和食（わじき）駅近くの海。

夜須（やす）駅前。

椰子の木。

しんたろう号の車内。

あかおか駅で途中下車しました。

ごめん・なはり線のキャラクターが勢揃いしています。

「やなせたかしさん ありがとう」の張り紙がありました。

あかおか駅の外。ごめん・なはり線は高架を走っています。

「あかおか えきんさん」。赤岡には、絵金蔵という施設があり、絵師・絵金の作品が展示されています。

あかおか駅から高知行きの直通列車に乗って戻りました。
小雨の降る1日でしたが、モネの庭としんたろう1号を楽しみました。
ここまでお読みいただきましてありがとうございました。