2023/07/10 - 2023/08/03
1068位(同エリア10319件中)
milkさん
4トラで仲良くさせて頂いているるなさんから「来年はドイツに行って古城ホテルに泊まる!」という話を聞いたのが昨年の9月。
私たちは既にGWのバリ行きを決めていたし、ヨーロッパ解禁の兆しも見え始めていた頃でした。
るなさんが泊る予定のホテルはなんと私がいつか泊まりたいと思っていたシュロス・クロンベルクではないですか(≧▽≦)
私も夏を目安にイギリスを目論んでいながらもこの頃はまだ悩んでいたので、「便乗しちゃおうかな~?」なんて半分冗談で話していたのですが...。
なんとその2日後にエリザベス女王崩御の訃報が(+o+)
あれ?
イギリスって、君主が変わるとい紙幣が変わるんじゃなかったっけ???
今持っているお金が使えなくなる~!!!
(以前、ポリマー紙に変わった時、渡英した時には既に旧紙幣は流通していなくてわざわざ英国銀行まで両替に行った経験あり...)
これは来年イギリスへ行かなくては!
はい、お得意の口実です(≧▽≦)
でも、コロナ禍でエアーチケットは高くなっているし、ウクライナ問題で燃料サーチャージも高騰。
るなさんはシンガポール航空でお安く取ったそうなので、私もそうするか?
念の為、JALの特典航空券を調べてみると、最低マイル数でビジネスクラスが空いている日を発見!
往復ビジネスにするほどマイルは持ち合わせていませんでしたが、エコノミーなら行きの分もマイルで取れるではないですか( *´艸`)
燃料サーチャージや空港利用税などで14万円もかかりますが、シンガポール航空と同じくらいの出費で直行便&帰りはビジネスならあり?
という事で、速攻ポチりました(^o^)
せっかく行くなら長く滞在したい...。
事前にダメもとで仕事先に3週間のお休みを申請してみたところ、あっさりOKが(笑)
一応OKが出てからチケットを取りましたが、ビジネスクラスの空きは予定より1日後の日だったので事後報告で伸ばしました(^▽^;)
そして前半はるなさんに便乗してドイツへ。
空路でロンドンに渡るという手もあったのですが、せっかく久し振りのヨーロッパなのでフランスにも行きたいじゃない?
ならば陸路で横断しましょう。
ロンドンにはいつもお世話になっているお家があるので早速連絡を取り、宿を確保。
直前にホストファミリーと連絡が取れなくなるハプニングがあって焦った~(汗)
いざホテルを予約しようと思ったら、どこもホテル代が高騰していて予想外の出費に(+o+)
春ごろからユーロもポンドも急激に円安になってしまい、更なる追い打ちが(T_T)
イギリスはスコットランドまで行くつもりでしたが、あまりにもホテル代が高いので却下。
お気に入りの湖水地方とコッツウォルズのみにして、あとはロンドンでのんびりする事に。
そしていつか泊まりたいと思っていたオックスフォード大学クライストチャーチの学生寮は外せません!
ここは予約開始とともにほぼ満室になるくらい人気のアコモデーション。
頑張りました(≧▽≦)
こうして約3週間の旅スケが出来上がりました。
待ちに待ったヨーロッパ、解禁です!
こちらの旅行記ではストラスブール旧市街の街歩きをお届けいたします。
【旅行日程】
7月10日 9:35 羽田空港発→ 17:35フランクフルト着 JL407便
マインツでるなさんと合流
7月11日 オーバーヴェーゼル・バッハラッハ
憧れの古城ホテル Burghotel auf Schönburgに泊まる
7月12日 クロンベルク・イトシュタイン
憧れのSchlosshotel Kronbergに泊まる
7月13日 クロンベルク→フランクフルト→ストラスブール
7月14日 ストラスブール→パリ (パリ祭)
7月15日 パリ→ロンドン ただいま、ロンドン☆
7月16日 ロンドンでのんびり
7月17日 ロンドン→オックスフォード
念願のオックスフォード大学クライストチャーチ学生寮に泊まる
7月18日 オックスフォード→ロンドン
お気に入りのウォレスコレクションへ
7月19日 ロンドン→コッツウォルズ
ホストファミリーの別荘にお泊り
7月20日 コッツウォルズの村巡りとケルクスコットマナー
コッツウォルズ→ロンドン
7月21日 ロンドン→ウィンダミア
※ストライキに当たり、スケジュール変更...
7月22日 グラスミア→アンブルサイド
7月23日 ウィンダミア→ケズウィック
7月24日 ケズウィック→ウィンダミア→ロンドン
7月25日 お買い物&ナショナルギャラリー→コッツウォルズ再び
敬愛するVivienne Westwoodの本店へ
7月26日 コッツウォルズウェイをトレッキング
田舎暮らしを満喫
7月27日 お散歩&スタンウェイハウス
コッツウォルズ→ロンドン
7月28日 Worlds End・テートブリテン
7月29日 SOHO・コヴェントガーデン・ウエストエンド
ミュージカル「Frozen」観劇
7月30日 V&A美術館
7月31日 ロンドンぶらぶら
8月 1日 バンクシーのウォールアート巡り
8月 2日 19:20 ロンドン・ヒースロー空港発
8月 3日 17:15 羽田空港着
エリザベス女王の崩御から約3か月後、パンクの女王と呼ばれたヴィヴィアン・ウエストウッドが後を追うようにして天国へ旅立ちました。
Rest in peace...
こちらの旅行記では、敬愛するヴィヴィアン・ウエストウッドが初めて開いたお店(表紙)やロンドンの街歩き、テート・モダンでの美術鑑賞、ミュージカル鑑賞と盛り沢山でご紹介しております。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月28日
3週間の旅も残りわずかとなって来ました。
今日はVivienne Westwoodが1番初めに開いたお店「Worlds End」へ行きましょう。
このお店はお家からすぐのKing’s Road沿いにあり、のんびり歩いても20分ほど。
バスも通っていますが、お散歩がてら歩いて行きます。
朝から綺麗なお花に癒される☆
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イチオシ
大きな時計が目印のこちらのお店が敬愛するVivienne Westwood の1号店、「Worlds End」です。
1971年にヴィヴィアンとマルコム・マクラーレンがお店を構えた時のお店の名前は「Let it Rock 」でした。
その後、何度か名前を変え、1980年に「Worlds End」となります。
私はこのお店が1番好き。
お店の看板となる大きな時計は良く見ると13時まであり、逆回りに開店しているんですよ♪
実はこのお店、私にとってはとても縁があるのです。
創業の1971年はなんと私が生まれた年。←年齢がバレる(^▽^;)
お店の住所はKing's Rdの430番地ですが、私の家も430番地!
なんてご縁があるのでしょう( *´艸`)
ますますこのお店に愛着が湧きます。ワールズ エンド ブランドショップ
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イチオシ
建物の横にはこんなウォールアートが。
女性版バンクシーとも言われているBambiさんの作品でした。
ヴィヴィアンの原点、パンクファッションが描かれているのが嬉しい。 -
ゴミ箱にもWorlds Endの写真がラッピングされていました。
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では、お店の中に入りましょう。
ここは本当にヴィヴィアンが好きな人しか来ないと思う。
旗艦店ほどは混んでいません。
でも、最近では並ぶ事も多いのだとか。
お店にいたのは日本人の女性スタッフでした。
昔から働いていらっしゃる方なので、前にもお会いした記憶があります。
このお姉さんがとっても親切で、ついお買い物に夢中になってしまいました(≧▽≦)
このお店にはWorlds Endオリジナルの商品があったり、タグが「Worlds End」になっていたりとちょっと特別なのです☆
ヴィヴィアンについてもいろんなことを教えて下さいました。
SNSなどではまだ現役で活躍されているように見えたヴィヴィアンですが、実はもう病院に出たり入ったりを繰り返していたそうで、皆さん覚悟はされていたそうです。
このWorld‘s Endは本人が実際に立っていたお店なので、1番気に入っていた事や、先日行ったウォレス・コレクションもお気に入りで、月1くらいで通ってインスピレーションをもらっていた事なども知る事が出来ました。
そして生前から教え子であり旦那さんであるアンドレアス・クロンターラーに引継ぎを始めていたので後継者問題は特になく、ブランドはそのまま継続されるとの事。
これは一番心配していたところなので安心しました。
店内の写真も快く撮らせて下さいました♪ワールズ エンド ブランドショップ
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せっかくなのでオリジナルのTシャツを購入する事に。
ヴィヴィアン好きの友達にもまたLINEで写真を送りながら一緒に悩みます(≧▽≦)
赤いスペード(のように見える)のTシャツは2018年春コレクションでヴィヴィアンが着ていた白いTシャツと同じイラスト。
これも可愛かったのですが、知っている方が見ると分かってしまうデザインなのでチェス盤柄にしました。
友達とお揃いで購入♪
新作の可愛いバックも見つけてしまった事は内緒です(≧▽≦)
貴重なお話もたくさん聞けて、楽しいお買い物Timeでした。ワールズ エンド ブランドショップ
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一度お家に戻って荷物を置いたら再度お出かけします。
そうだ、ポワラーヌのスコーンを買いに行こう!
この前行った時は売り切れていましたが、毎週木曜日に焼いていると言っていました。
今日は金曜日。
運が良ければ買えるでしょう。
また歩いてヴィクトリア方面へ。 -
毎年チェルシーフラワーショーが開催されるチェルシー王立病院。
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何かしらゆかりのある建物には良くこんなプレートが着いています。
このプレートには何が書いてあるのかな?
ん???
モーツァルト?????
どうやらロンドンに遠征に来た際にこの建物に滞在していたようです。
こんなさりげなくあるんだ~。 -
ポワラーヌに到着。
スコーンがまだ売っていました!
昨日焼いたものだろうけど、温め直して食べればいいよね。
前に購入したルバーブのコンフィチュールが美味しかったのでまた買いたかったのですが、残念ながらありませんでした。 -
途中で見つけた気になるオーガニックカフェ。
今日のランチはここにしようかな?
★Daylesford Organic
https://www.daylesford.com/our-locations/pimlicoデイルズフォードオーガニック (ピムリコ店) カフェ
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テラスには可愛い緑のオブジェたち。
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店内には新鮮なお野菜や食材が売っていました。
お洒落ですね~☆
カフェで頂こうと思ったのですが、結構なお値段...(^▽^;)
デリもあったので、サラダを買ってお持ち帰りする事に。
ほんと、物価上昇&円安の影響が大き過ぎる...。デイルズフォードオーガニック (ピムリコ店) カフェ
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持ち帰りにしたはいいけど、どこで食べよう?
近くに座って食べられそうな公園がなかったので、結局家の近くまで戻って来ちゃった(^▽^;)
グリーンサラダとシーザーサラダを50gずつと言ったはずなのにもりもり入れられてしまいました。
お支払金額は£11(約2000円)
このサラダで2000円も払うならカフェで食べてくれば良かった?
ほんと、何でも物価が高い...。
でも、オーガニックですし、新鮮なお野菜で美味しいサラダでした。 -
ここまで来たならついでにお土産を物色して行きましょう。
Partridges(パートリッジ)は王室御用達のフードマーケット。
英国らしいお土産が手に入ります。
★Partridges
https://www.partridges.co.uk/パートリッジ スーパー・コンビニ
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ほら、エリザベス女王パッケージのショートブレッドや紅茶がありますよ。
1952-2022
エリザベス女王2世が生きていらっしゃった年号が刻印された限定パッケージ。
若かりし頃のエリザベス女王のパッケージもあります。
母が欲しがっていたので、ここでも写真を送って「どれにする~?」
う~ん、迷うよね(≧▽≦)パートリッジ スーパー・コンビニ
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こちらは新しい英国王、チャールズ国王の限定パッケージコーナー。
やっぱりエリザベス女王の方が華がありますね。
他にもPartridgesオリジナルの紅茶やお菓子、エコバックなどもあります。
王室御用達のお店ですし、スーパーブランドより高級感があるのでお勧めですよ♪パートリッジ スーパー・コンビニ
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午後はテート・ブリテンへ。
バスで行こうとしたら駅の手前で渋滞してしまい、全く動かなくなってしまった...。
あまりにも動かないのでおかしいと思いバスを降りたら...。
なんと、真ん中の公園にトラックが突っ込んでしまい、通行止めに(*_*)
何を間違えて突っ込んでしまったのでしょうね...。
ここから抜け出そうと一生懸命に切り返しを頑張っていたのですが、脱出できる様子がなく...。 -
イチオシ
イギリスの独特な道の作りにより、この場所が通行止めになってしまうと車が流れないんです。
その為、全ての車が身動きできず...。 -
こんなに密集してバスが止まってる事ってないので、記念に写真を撮ってみる(笑)
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こっちも詰まってる...。
大変ですね(^▽^;)
ここは潔く諦めて、地下鉄で向かう事に。
事故現場が駅の前だったのはまだ幸い? -
テート・ブリテンの最寄り駅はVictoria LineのPimlico駅。
そこから徒歩で10分ほど。
バスだともっと近くまで行かれたのよね...。
お天気も良くなってきたので、良いお散歩にはなったかな。 -
Chelsea College of Arts
この立派な建物はロンドン芸術大学のカレッジのひとつ。
テート・ブリテンのお隣にありました。 -
Tate Britain(テート・ブリテン)は1500年代から現代までのイギリス美術のコレクションで知られる国立美術館。
こちらも入場は無料です。
★Tate Britain
https://www.tate.org.uk/visit/tate-britainテート ブリテン 博物館・美術館・ギャラリー
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美しいエントランス。
テート ブリテン 博物館・美術館・ギャラリー
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ローマ風のドームがまた素敵です。
テート ブリテン 博物館・美術館・ギャラリー
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思わず見上げてしまう...。
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テート・ブリテンはちょっと不便な場所にあるのでなかなか行く機会がなく、ものすご~く久し振り。
当時はアーツ&クラフツ運動もラファエル前派も知らず...。
時を経て色々と学んだので、今回改めてじっくりと鑑賞させて頂きます。
いきなり目を惹いたこちらの作品...。
◆Simeon Solomon
The moon and sleep (月と眠り)
シメオン・ソロモンという、ラファエル前派の一員に数えられるイギリスの画家の作品でした。
ギリシャ神話の「エンディミオンの眠り」にインスパイアされた作品。
なんだか、美しい...。
ちなみに「ラファエル前派」とはダンテ・ゲイブリエル・ロセッティ、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウィリアム・ホルマン・ハントを中心に結成されたグループだそうです -
◆Dante Gabriel Rossetti
上 Sancta Lilias (聖なるリリアス)
下 Rosa Triplex (ローザ・トリプレックス)
ラファエル前派の代表的な画家、ロセッティ。
いやいや、美しい...。
下の絵は紙にチョークで描かれたそうです。 -
◆William Morris&Jane Morris
Honeysuckle embroidery (スイカズラの刺繍)
きた~(≧▽≦)
ウィリアム・モリスと奥様のジェーン・モリスのスイカズラの刺繍です☆
素敵~( *´艸`) -
◆William Morris
Figure of Guinevere(グィネヴィアの像)
グィネヴィアはアーサー王物語の登場人物で、アーサー王の王妃。
ウィリアム・モリスは友人のエドワード・バーン=ジョーンズとラファエル前派のサークルに参加したそう。
その後、ジェーン・バーデン(のちにモリスと結婚)と出会い、彼女をモデルとして描いたとの事。
この絵は水彩絵の具とグラファイト(石墨)を使って紙に書かれていますが、『Queen Guinevere (La Belle Iseult)』という油彩画もあるらしいです。 -
イチオシ
1892年に発行されたウィリアム・モリス著『ユートピアだより』の冒頭ページ。
これはモリスが憧れている中世世界をモデルに理想の社会と生き生きと活気に満ちた人々の姿が描き出されている物語だそう。
左側の絵はモリスが住んでいたコッルウォルズのケルムスコット・マナー。
ケルムスコット・プレスで印刷されたものです。
それにしても美しすぎる...。
他のページも見たい。 -
こちらもウィリアム・モリス著のものかしら?
左側の印刷物にはモリスが最後に住んでいたロンドン・ハマースミスにある「ケルクスコット・ハウス」の名前が。 -
モリス&カンパニーのオリジナルの壁紙ブックですって!
素敵過ぎる~( *´艸`)
私のお部屋もいつかモリスの壁紙にしたいと思ってインテリアショップでサンプルは目にするのですが、これがオリジナルですか~。
感慨深い...。 -
◆Edward Coley Burne Jones
Frieze of Eight Woman Gatherring Apple(リンゴを集める 8 人の女性のフリーズ)
ウィリアム・モリスの友人、エドワード・バーン・ジョーンズの作品です。
バーン・ジョーンズの作品には「いばら姫」の連作があるらしく、いつか見てみたい。 -
◆John Everett Millais
Ophelia(オフィーリア)
ミレイの代表的な作品ですね。
お目当ての作品のひとつです( *´艸`)
ウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇のひとつ『ハムレット』のオフィーリアの死を描いたもの。
ハムレットは父親の復讐の為に狂人を装って恋人のオフィーリアに冷たく当たり、彼女の父親を間違って殺してしまいます。
恋人に父親を殺されたオフィーリアは正気を失ってしまい、水辺をさまよっている時に川へ転落。
そのまま川に浮かんでいる姿を描いたものです。
悲劇のワンシーンなのに、なんでこんなに美しいのでしょう...。
実はこの作品のモデルを務めたのは後にロセッティの妻となるエリザベス・シダル。
冬にもかかわらず冷たい水をはった湯船に毎日5時間も浸かり続けたのだそう!
その結果、肺炎になりかけてしまったのだとか...。
モデルさんも大変でしたね(*_*) -
イチオシ
オフィーリアの姿をクローズアップ。
文学の中でも最も詩的な表現だと言われているオフィーリアの最後。
「すてきな花輪を、垂れた枝にかけようと、柳によじ登ったとたん、意地の悪い枝が折れ、花輪もろとも、まっさかさまに、涙の川に落ちました。
裾が大きく広がって、人魚のようにしばらく体を浮かせて―――そのあいだ、あの子は古い小唄を口ずさみ、自分の不幸が分からぬ様子―――まるで水の中で暮らす妖精(あるいは人魚)のように。
でも、それも長くは続かず、服が水を吸って重くなり、哀れ、あの子を美しい歌から、泥まみれの死の底へ引きずり下ろしたのです。」
その表現を実に美しく描いたミレイ。
移りな目をして軽く開けられた口からは儚げな歌声が聞こえて来そうです。
水に浸かったドレスは水の重みで沈み始めています。
なんだか一緒に吸い込まれそう...。
手元にひときわ目立つ赤いケシの花(ポピー)が意味するのは「死」
他にもヤナギは見捨てられた愛、イラクサは苦悩、ヒナギクは無垢、パンジーは愛の虚しさ、首飾りのスミレは誠実・純潔・夭折を意味しているそうです。
それにしても、美しすぎる死...。 -
◆John Everett Millais
Christ in the House of His Parents~The Carpenter’s Shop~(両親の家のキリスト)
こちらもミレイの作品。
大工であるイエスの父ヨセフの作業場での出来事が描かれているそう。
実際、聖書には記載のない内容ですが、ロセッティが「聖母マリアの少女時代」を発表したことに刺激を受け、当時20歳のミレイがこれまで無かった表現と設定でキリストとその家族を描いたのだそう。
ロセッティが「聖母マリアの少女時代」もテート・ブリテン所蔵のようなのですが、見た記憶がない...。
この日は展示されていなかったのかな? -
イチオシ
なんて愛らしいイエス・キリスト...。
ミレイが描くと、こんなに可愛くなるのですね。
良く見ると手に釘を刺してしまったようです。
この傷はイエスが十字架にかかられた際に釘を打たれた場所で、十字架の打ち傷と、復活後の傷跡の二つを暗示。
また、ヨセフが傷を確認するためにイエスの手を広げていますが、その形が祝福を表す手の形になっているそうです。
心配そうに傷口を見る父親のヨセフと、慰めるようにほほを寄せる聖母マリア様。
優しい愛に包まれた絵ですね。 -
◆Albert Moore
A Garden (ガーデン)
アルバート・ムーアは古典世界の贅沢さと退廃を背景にした物憂げな女性像を描いた作品で知られるイギリスの画家だそう。
ウィリアム・モリスとも交友があり、モリスの紹介で壁紙やデザイナーや壁画家としても活躍していたそうです。
ムーアは女性を描いたものが多く、纏っている衣服のドレープ感が私の好みかも。
この絵は後ろ姿ですが、なんだか美しくて惹かれました。 -
美術館の中には模写をしている方も多かったです。
無料で入れるのですから、画家の方々が勉強するには恵まれた環境ですよね。 -
肖像画の多いお部屋。
-
エリザベスカラーの肖像画を集めてみました(≧▽≦)
エリザベスカラーはエリザベス1世が好んで着用し、流行した飾り襟。
この時代のコスチュームって特徴ありますね。
現在ではわんちゃんや猫ちゃんが傷口を舐めないように付けるものとしての認識が高いかも? -
さりげな~く、ルーベンス( *´艸`)
「こんな所に?」と思う場所に飾られていました。
この存在感、流石です。
これはホワイトホール宮殿のバンケットハウスの天井画のスケッチだそう。
ホワイトホール宮殿は火災で焼失していますが、バンケットハウスは残っており、オリジナルの場所に保存されているルーベンスの天井画が見られるのだとか。 -
通路にもさりげなく現代アート作品が。
さりげなくはないか(^▽^;) -
ちょっとお手洗いに行きたくなったので一旦中断...。
トイレに行く途中のポスターで見かけたこの絵、どこにあった???
これ見たい!
という事で、戻ってから探索。
ラファエロ前派のお部屋にありそうなのに見当たりません。
これは聞いた方が早いかな?
近くにいたスタッフのお姉さんにこの写真を見せて聞いてみると、一緒に探してくれたけどやっぱり見当たらない。
「確かこの辺りなんだけど...」
と、そのお部屋にいたスタッフの方にも聞いて下さいました。
そしたら、「その絵ならコンウォールに行ってるよ」と。
残念!
出張中でしたか...。
お姉さん、一緒に探してくれてありがとうございます。 -
「私のお勧めも良かったら見て行って。イギリスの現代アートでは有名なのよ」
と、お姉さんのお勧めのアーティストさんを紹介して下さいました。
◆Henry Moore(ヘンリー・ムーア)
20世紀を代表するイギリスの彫刻家。 -
◆Francis Bacon(フランシス・ベーコン)
「20世紀後半において最も重要な人物画家」と称される。
この2人が20世紀に最も活躍したアーティストだそう。 -
◆Francis Bacon
これは「キリスト磔刑図を基盤とした3つの人物画の習作」
第二次世界大戦中の作品。
シューレアリズムやピカソに影響を受けているそう。
お姉さんに教えてもらわなかったらきっとサラッと見て終わっていました。 -
時代と共に作風は変わって行くものですね。
でも、過去の作品がなければ生まれて来ないものなのかもしれない。
フランシス・ベーコンが参照にしていたのはベラスケスやファン・ゴッホでもあったそうですから。 -
◆Damien Hirst(ダミアン・ハースト)
死んだ動物をホルマリン漬けにして保存した作品「Natural History」のひとつ。
そのままの姿でってなかなか斬新なアイディアですが、水槽の中で生きているかのようですごい。 -
◆Joseph Mallord William Turner
最後はイギリスを代表する風景画家、ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー。 -
ここの所蔵品は圧巻!
なのに、ここまでじっくり見過ぎて、閉館時間が迫ってしまいました(@_@)
ほんと、美術館にいると時間を忘れて見入ってしまうからいけない...。 -
◆Joseph Mallord William Turner
Snow Storm - Steam-Boat off a Harbour’s Mouth-(吹雪-港口沖の蒸気船-)
この「吹雪」は気候変動が人類にもたらす最大の脅威を体現しているそう。
『つまり、すでに無限に思える自然の力が、私たち自身の行動によって増大しているということ。
化石燃料を燃やし続けることで、私たちは自らを危険にさらしているのです。
地球を救うことではありません。地球は生き残ります。その代償を払うのは、この惑星を故郷と呼ぶ私たち全員なのです。』
公式HPの作品紹介ページではこう訴えかけていました。 -
◆Joseph Mallord William Turner
The Shipwreck(難破船)
当時、嵐や難破船は人気のテーマだったそう。 -
◆Joseph Mallord William Turner
A Disaster at Sea(海での惨事)
これは実際の出来事を描いたものではないかと言われているそう。
未完の作品。
とは言え、これはこれで抽象的な感じが素敵。 -
◆Joseph Mallord William Turner
Crossing the Brook(小川をわたる)
ターナーと言えば海の恐ろしさを描いたものが印象的ですが、こんな美しい田園風景も描いているのですね!
これはイギリス南西部、デヴォン州にあるタマル渓谷でのスケッチをもとに描いた油彩だそうです。 -
◆Joseph Mallord William Turner
Dido and Aeneas(ディドとアエネアス)
カルタゴの女王ディドと放浪の王子アエネアスが狩りに出ようとする情景を描いているそう。
遠くには古代の建物が精密に描かれています。 -
イチオシ
◆Joseph Mallord William Turner
Vison of Medea(メデアの幻視)
シャボン玉が飛んでいてとってもロマンティックな絵に見えますが、ギリシャ神話の悲劇を描いたものでした。
その物語のあらすじです。
コルキスの王女メディアは夫イアソンと共にコリントスで暮らしていました。
ところが、コリントス王クレオンが自分の娘婿にイアソンを望み、権力と財産に惹かれたイアソンは妻と子どもたちを捨て、この縁組みを承諾してしまいます。
更に怒りと悲しみに暮れるメディアの元に、クレオンから国外追放の命令が...。
メディアはイアソンとクレオン父娘への復讐を決意したのでした。
猛毒を仕込んだ贈り物をクレオンの娘の元に届けさせ、王と王女を殺害。
更には苦悩と逡巡の果てに、自身の幼い息子二人をも手にかけてしまいました。
この絵の左下には蛇や毒草などが描かれているのが見えます。
一見、美しさに惹かれる絵でしたが、怖い題材だったのですね...。 -
◆Joseph Mallord William Turner
ヴェネチア、嘆きの橋
ターナーもヴェネチアの風景を描いているのですね。
足元は浸水しているように見えるので、アクア・アルタのシーズンでしょうか?
水面に映る橋の姿も美しく描かれています。 -
◆Joseph Mallord William Turner
ヴァティカンから望むローマ、ラ・フォルナリーナを伴って回廊装飾のための絵を準備するラファエロ
1820年、ターナー45歳のときの作品だそう。
ちょうどこの年はラファエロ没後300年。
ヴァチカンの回廊で頬杖をついて思いをめぐらすラファエロの姿が描かれています。
その回りには数々のラファエロの作品。
その先に広がるローマの景色が素晴らしい。 -
◆Joseph Mallord William Turner
日の出 ノスラ城
今までの作風とは違った、幻想的な風景画ですね。 -
ほぼシルエットなのに、なんだか可愛い。
-
実はロセッティの企画展も開催されていました。
とっても興味があったので入ろうか悩んだのですが、お値段に躊躇して止めてしまいました...。
後日、ランチで食べたフィッシュ&チップスが4000円もしたので、それを食べるならロセッティ見れば良かったと後悔したのでした...。 -
テート・モダンの向かい側はテムズ川。
しばらくぼ~っと眺めていました。 -
帰りはバスにしようかと思ったのですが、渋滞が緩和されていなかったら怖いので無難に地下鉄で帰りましょう。
ピムリコ駅の地下通路にはテート・ブリテンの作品がたくさん描かれていました。 -
最後にお家の近くでお買い物。
ちょうど同じ時期、マリアンヌさんがイタリアを旅行されていて、Venchiのジェラートを召し上がっていたので無性に食べたくなってしまいました(^▽^;)
良いんだか悪いんだか、お家の近くにお店があるんです。 -
ちょっとお高いけど、美味しいから許しちゃう!
イタリアで食べてもちょっとお高めの高級ジェラートですからね。
でも、濃厚で美味しいの。
チョコレート屋さんなので、チョコレートフレーバーが特にお勧めです。
チョコも乗せてくれるんですよ。 -
7月29日
【7月29日】
ロンドンに来ていまだにミュージカルを見ていないので、今日こそ見に行きます!
ただ、チケット代も高騰していて、気軽に見られなくなってる(泣)
とりあえず、当日券で安いチケットが入手出来ないかと思い、レスタースクエアへ。
あら、掲示板がデジタル化されてる。
ちょっと来ない間に変わりましたね~。
早速、見たい作品のチケットが安く売り出されていないか睨めっこ。
う~ん、ほとんどがオリジナルプライス(泣)
レミゼラブルなど、ロングランものが安くなってはいるものの、もう何度も見ているしな~。
第一優先はまだ見た事がない「Frozen」
放題は「アナと雪の女王」
結局撃沈...。
仕方なく、予めチェックしておいた公演を公式HPから予約しました。チケッツ (レスタースクエア店) エンターテイメント
-
レスタースクエア周辺にはハーフプライスで販売しているチケットショップが何件もあります。
一応覗いてみるものの、どこも同じような感じ。
定価だったとしても、ネット購入が心配な方は劇場のボックスオフィスまでわざわざ買いに行く時間が省けるのでこう言った所で買うのもお勧め。
手数料が取られますがロンドンの劇場は点在しているので、移動の時間や交通費を考えたら効率はいいですね。 -
HPからチケットを確保したので、イーストエンド周辺をお散歩。
この辺りにはミュージカルの看板が至る所に。
キャバレーもウィキッドもマチルダも見たな~。
ウィキッドは大好きで、何回見た事か(≧∇≦)
初めて見たのはブロードウェイでした。 -
「ハリーポッターと呪いの子」を上演しているパレスシアター。
さすがロンドンの劇場は美しいですね☆
日本の赤坂ACTシアターとは雰囲気がまるで違う!!!
でも、日本は赤坂駅を降りたらもうハリーポッター気分を味わえます(^_-)
ハリーポッターは渡航前に日本で観てきました♪
日本では普通に1公演1幕&2幕ですが、ロンドンは2公演構成。
日本ではカットされているシーンもあるのでいつかここでフルバージョンを観たい。パレス シアター 劇場・ホール・ショー
-
実は姪っ子が赤坂の劇場で裏方の仕事をしておりまして...。
ほんと、いい仕事見つけたよね~。
日本では売っていない、ロンドンオリジナルのTシャツでも買って行ってあげようと思って劇場に来たのですが...。
上演中だったのでグッズだけの購入でも入れなかった(>_<)
「そこに大きなショップがあるから、そこで買えるよ。」と。 -
と言う事で、近くにあったギフトショップ「House of Spells」へ。
ここはハリーポッター関連のあらゆるものが手に入るお店だそう。
日本では売っていなさそうな物を物色。
ここでも姪っ子に写真をLINEで送って、どれがいいか選んでもらいました。
ほんと便利な世の中だわ~。
(写真撮影は許可を得て姪っ子に送っています。)
ショッピングバックはお店のオリジナルで、ハリーポッターではなかったので購入せず。
★House of Spells
https://houseofspells.co.uk/pages/london-shop
何やら10%offになる秘密の言葉があったらしい...。
ここでお買い物される方はHPを要チェック!
私は今、この旅行記を作成するにあたってこのお店のHPを検索して知ったので、そんな情報は知らずに低下で購入...(T_T)
その時にはなかったと思いたい...。 -
お次はコヴェントガーデンへ行ってみましょう。
コヴェントガーデンないか近くにはフローズンとライオンキングを上演している劇場があるので、通りの看板はディズニー気分。 -
イチオシ
途中、可愛いお花のアーケード発見!
アンブレラがお花の形になっているのかな? -
道にも可愛いフラワーアート( *´艸`)
気分が明るくなりますね♪ -
こっちのキラキラトンネルも気になる...。
-
奥に入ってみると、素敵なカフェがありました。
-
そのまま裏通りのフローラル・ストリートを散策。
この通りも好きなのよね。 -
これはまた可愛い一角を発見!
ロンドンはお店の入れ替わりが激しいので、来るたびに新しい発見がある。 -
イチオシ
コヴェント・ガーデンに到着。
お花のオブジェが素敵ですね。
コヴェント・ガーデンと言えば、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」でオードリー・ヘップバーン演じるイライザが花売り娘をしていた場所のイメージが強い私。
その雰囲気にぴったりなオブジェでした。コヴェント ガーデン 広場・公園
-
もともと生鮮食品を取り扱う市場だった場所に作られた屋根付きのショッピングモール。
雨の日でも楽しめます。 -
コヴェント・ガーデンでは良くパフォーマンスされている方がいます。
ミュージカルやオペラ、演劇、バレエなどエンターテイメントが盛んなロンドン。
ここでパフォーマンスするにはオーディションもあるので、さすがにレベルが高いです。
この日は女性の方が歌っていました。
とっても素敵だった~。
しかもここでマイ・フェア・レディの「踊り明かそう」を聞けるとは!
心ばかりのチップをお渡しして来ました。 -
お花に埋もれているのはなんと便器!
ここはお手洗いでした。
イギリスの公衆トイレは有料の場所が多く、相場は50セントほどなのですが、ここは1ポンドも取られてびっくり!
観光地価格になってしまったようです...。
先にイギリスに行っていらガブリエラさんから聞いていたのですが、本当にトイレのチップもカードで払えるのね(^▽^;)
キャッシュレス化、進んでます。
本当は駅の向かいにあったM&Sでお手洗いを借りる予定だったのですが、なくなっていました(T_T) -
ここもお店の入れ替わりが激しいな...。
前にも食べて美味しかったジェラート屋さんもなくなってた(泣) -
でも、イギリスの紅茶屋さん「Whittard」は健在でした!
日本では成城石井やネットなどで買えるものもありますが、店舗はないのでイギリス土産にお勧めです。
たくさんフレーバーがあるんですよ♪
粉末のフレーバーティーやホットチョコレートもお勧めなのですが、これはお土産にするには重すぎて...。
買って帰りたかったけど、私は断念しました。
ちなみに店内ではいろんなお茶やホットチョコレートの試飲が出来ます。
イギリス国内に店舗が沢山あります。
オックスフォードにもありましたね。
★Whittard of Chelsea
https://www.whittard.co.uk/ウィタード オブ チェルシー (コベントガーデン店) 専門店
-
外の広場では良く道化師がパフォーマンスをしています。
土日は特に賑わっているのですが、この日は平日だったので静かでした。
ロンドンも土日は休みのお店が多いですが、このコヴェント・ガーデンは営業しているので週末でも楽しめるんですよ(^_-) -
あら?
桜のように見えますが...。
日産のイベントでした(≧▽≦) -
桜のオブジェの下で休憩出来るようになっているようです。
お天気が良いからお花見気分♪ -
ロイヤルオペラハウス。
美しい建物ですね。
マイ・フェア・レディではこの劇場の前でイライザはお花を売っていて、ヒギンズ教授と出会います。 -
コヴェント・ガーデンはこの周辺の地域の名前でもあります。
この辺りも街歩きが楽しくて、お気に入りのエリア。 -
お店も沢山建ち並び、観光客にも人気のエリアです。
-
お花がいっぱい飾られたパブは特に人気ですね。
-
でも、こんな落ち着いた街角の方が好きだな。
-
せっかくここまで来たので、もう1軒ロンドンの紅茶屋さんへ行く事に。
ニール・ストリート1にある1982年創業の小さな紅茶屋さん「The Tea House]
私が初めてロンドンに来た時から買わせて頂いていました。
2010年に創業者のクリスティーナ・スミスさんから彼女の姪と甥に引き継がれたそう。
ところが、コロナの影響を受けて店舗を構えての営業が厳しくなったようで、閉店を決断。
オンラインのみの営業に変わっていました(T_T)
お手頃なお値段でとても気に入っていただけに残念...。
旅行客にとってオンラインはハードルが高い(+_+)
★The Tea House
https://www.theteahouseltd.com/
ちなみにこのすぐ近くにあったキャス・キッドソンも閉店...。
空っぽになったお店が虚しく残るだけでした。
こちらも経営難でオンラインショップのみの取り扱いとなり、店舗は全て閉めてしまったそう。
日本でも1回目の緊急事態宣言中に撤退していましたね。
でも、日本は再上陸が決定したそうです!
PLAZAなどを運営するSLHが「Cath Kidston」の日本市場における独占輸入販売権とライセンス権を取得したので、2024年秋冬シーズンから展開予定だそう。
イギリスではNEXTが買収したそうです。
★Next Cath Kidston
https://www.next.co.uk/cath-kidstonザ ティー ハウス 専門店
-
Thomas Neals Centre
ここって洋服屋さんが入っていた建物だったと思うけど...。
お洒落なフードコートに変わっていました。 -
Thomas Neals Centreを抜けたその先にある、この細~い小路は大好きな Neal's Yard(ニールズヤード)
コヴェントガーデンに来ると用もないのに覗きたくなる小径です。
この小路を入って行くと...。ニールズ・ヤード 専門店
-
イチオシ
小さくてカラフルな広場があるんですよ♪
ここ、可愛くて大好き( *´艸`)
今日はゴリラさんがここでのんびり寛いでいらっしゃいました。ニールズ・ヤード 専門店
-
どこから見ても可愛くて...。
ニールズ・ヤード 専門店
-
ここに来るだけでなんだか元気になります。
-
カフェやレストランもあるので、「いつかゆっくりこの中庭でお茶をしたいな~」と思いながらもなかなかチャンスが巡って来ない(^▽^;)
今日はお天気が良いのでお茶やランチをするには絶好のチャンスなのですが、以前から行ってみたいと思っていたTea Roomがあるので今回もお預けです...。 -
おっ?ひときわ賑わっているピザ屋さんを発見!
前からあったっけ?
きっと新しく出来たお店でしょう。
外で食べている方のピザを見たらとっても美味しそうで...。 -
中を覗いたらテイクアウトもあるようだったので、一切れお買い上げ。
わざわざ釜で温めてなおしてくれました。
店内にもお客さんがいっぱい!
しかもお洒落な店内ですよ♪ -
釜で温め直してくれた、熱々のマルゲリータ。
テイクアウトにしたのはいいけど、食べる所がなくてその場で頂いてしまいました(^▽^;)
耳がもっちもちでとっても美味しかったです( *´艸`) -
メリー・ポピンズがいた~。
このお話も舞台はロンドンですね。
ヴィヴィアン・ウエストウッドの壁画を描いていた女性版バンクシーとも言われるBambiさんの作品でした。 -
このお店、随分と賑わっていますね。
Monmouth Coffee Companyというコーヒーショップでした。
「ロンドンのコーヒー好きの聖地」と言われるほど人気なのだそう。
ラテも美味しいらしい。
気になるけど、また今度...。
★Monmouth Coffee
https://www.monmouthcoffee.co.uk/ -
では、お目当てのお店に向かいます。
そこはその昔、何かの雑誌で紹介されていたのを見て知ったお店。
パレスシアターの裏手にあるパブの2階で、普通は分からないのだそう。
パブに入って「Tea Roomに行きたい」と伝えると2階に案内されるのだとか。
そこにはとっても可愛らしいTea Roomがあるのだそうで、いつか行ってみたいと思っていたのでした。 -
Googleさんにピンしていたお店の場所はここ。
早速、中に入って聞いてみたのですが、Tea Roomはないとの事...。
閉めてしまったのでしょうか?
残念(*_*)
知った時にすぐ来ればよかったな...。 -
お隣にカフェはありましたが、MAISONって書いてあるのでフランス系ですよね。
イギリスのTea Roomではなさそう。
でも、ちょっと可愛くて気になるからチェックしておきましょう。
★Maison Bertaux
https://www.maisonbertaux.com/
この時、Tシャツを悩んでいた姪っ子から「これにする~!」というLINEが入ったので、ギフトショップ「House of Spells」まで戻る事に。
なんだかんだで時間がなくなってしまったので、お買い物を済ませたら一度お家へ戻りました。 -
一旦、お家に帰ったら観劇モードで再度お出かけ。
再度、レスタースクエアへ向かいました。
あまり時間もないので、夕食はバーガーキングにしたらものすごい混雑でびっくり!
オーダーしてから受け取りまでがまあ時間がかかる...。
イートインにしたのになぜか袋に入れて渡され、「イートインだけど?」と言っても「このまま持って行って!」とおじさんに押し付けられた(;´д`)
まあ、私ので間違いないのならどっちでもいいんですけどね。
さすがに店内で食べようと思ったのに、今度は席が空いていない(T_T)
4人席の所の片側に相席させて頂いて、ようやく落ち着けました。
バーガーキングではいつもワッパージュニアミールを頼むのですが、これがなんと日本円で1000円もした(+o+)
日本でも500円から600円に値上げされて高いと思っていたのに、ロンドンは更に高くなっていました...。
ロンドンの物価上昇は半端ないようです。 -
レスタースクエアを行き交う人々を眺めながら、のんびり...食べている時間はなくて大急ぎで食す...。
余裕持って出て来たはずなのに、ギリギリに(汗) -
レスタースクエアからコヴェントガーデンのTheatre Royal Drury Lane(ロイヤルドルリーレーン劇場)まで急ぎ足で歩き、無事開演前に到着。
本日の観劇は「Frozen 」
「アナと雪の女王」と言った方が分かりやすいですね。
チケットは下記の公式HPより購入。
★Frozen公式HP
https://frozenthemusical.co.uk/ticket-information/ -
一応、記念撮影もね(笑)
-
あら、小さなエルサが劇場へ向かって行きますよ。
-
美しいエントランス。
実は昼間コヴェントガーデンに来た時、場所の確認も兼ねて劇場に寄って人がいないうちに撮りました。 -
エルサとアナの衣装も飾られていました。
こちらはエルサの衣装。
こんなに繊細な装飾が施されているのですね~。 -
アナの衣装は子供時代と大人になってからの2着が飾られていました。
同じようなデザインですが、よく見ると胸の刺繍が違うのですね~。
子供時代のほうは小鳥さんがいて、お花も可愛らしく描かれています。
大人のアナの方は繊細な小花柄。
ベルトのデザインもウエストがシャープに見えるようにしてありました。
どっちも可愛い( *´艸`) -
バーカウンターの上には大きな丸天井が。
まだ明るいので外の光が射し込んで明るいです。 -
アナやエルサが沢山いる( *´艸`)
エルサの方が人気だったかな?
仮装して来るのは子供の特権ですね♪ -
チケット代が高過ぎて、私が購入したのは少しお手頃な3階席。
では、私も階段を上がって行きましょう。
こういう大階段、テンション上がりますね♪ -
このTheatre Royal Drury Laneは1958年にミュージカル「マイ・フェア・レディ」がロンドンで初めて上演された劇場でもあります。
(ミュージカル自体の初演は1956年のブロードウェイ)
コヴェントガーデンはお話の舞台にもなっているのでこのエリアの劇場を選んだのでしょう。
イライザ役は「サウンド・オブ・ミュージック」や「メリー・ポピンズ」でお馴染みのジュリー・アンドリュース。 -
最上階の壁には「マイ・フェア・レディ」のシーンが描かれたパネルが飾られていました。
その後作られたミュージカル映画ではオードリー・ヘップバーンがイライザを演じていましたね。
それはそれは美しかった~( *´艸`)
日本では神田沙也加さんが最後にイライザを演じていましたね。
実は私、その東京公演を見に行っていました。
運良く前の方の席で沙也加さんの顔もとても良く見えて、あまりにも可愛いイライザに見惚れてしまいました( *´艸`)
オードリー・ヘップバーンは文句なしに美しい。
でも、もともと美しいので、コックニー訛りの花売り娘でもやっぱりちょっと上品さが垣間見れるんですよ。
大地真央さんも同じく美しい。
このお二人はレディになったイライザが前提のような気がします。
でも、沙也加さんは純粋に可愛くてキュートで、こんなに花売り娘のイライザが似合う人はいないと思いました。
もちろん、淑女になったイライザも美しかった。
適役だったのにそのわずか1か月後、まだ公演の最中に帰らぬ人となってしまいました。
これは偶然なのでしょうか、これから観劇する「アナと雪の女王」のアナ役の吹き替えも神田沙也加さん。
なんだか悲しくなる...。
何だか色々語り過ぎてしまいました。
すみません...。 -
吹き抜けの最上階。
下から見上げるより美しかった。 -
早速、自分の席へ。
3階席ですが、前の方のやや下手寄り。
1人だったので良い席が残っていました。
ここなら見やすいでしょう?
さすがはディズニーミュージカル、ほぼ満席です。 -
ロンドンの劇場って建物自体が美しいんですよね☆
上演中はもちろん写真撮影は禁止。
スマートフォンの電源は切っておきましょう。 -
この作品は映画で見ているのでストーリーは分かっていますから、英語が分からなくても十分楽しめました。
劇団四季の公演を見た方ならご存じかと思いますが、一番有名な「Let it go~ありのままで~」は映画と少し変わっています。
The cold never bothered me anyway~~~~♪(少しも寒くないわ~)
思いっきり歌い上げてからの暗転!
1幕おわり。
エルサ、かっこいい...。
私もこうやって歌えるように頑張る(笑)
写真は劇場のデジタルサイネージの画像をスマホで撮ったもの。
著作権の関係で顔の部分だけ加工しました。 -
2幕が始まる前、幕に移されている映像が変わっていました。
雪に埋もれてしまった アレンデール王国。
そう言えば、この アレンデール王国のモデルになったと言われているオーストリアのハルシュタットにはものすごい数の観光客が押し寄せるようになってしまったそうですね...。 -
メインキャストの皆さん。
でも、お顔は出せません(^▽^;) -
本日のキャスト。
皆さん、素晴らしかったです。 -
劇場を出ると、ネオンギラギラのトゥクトゥクが大渋滞。
マイ・フェア・レディの時代は馬車だったのが、最近はトゥクトゥクなんですね~。 -
もう21:30だというのにまだうっすら明るいロンドン。
-
あまり見かけなくなってしまった赤い電話BOXが。
こちらは現役のようです。 -
スマホ世代の若い子達にはレトロに見えるのでしょうね。
撮影スポットと化していました。
でも、イギリスと言えばこの赤い電話BOX。
ほぼ必要無くなったかもしれないけれど、なくならないで欲しい...。 -
昼間も写真を撮ったお花の綺麗なパブ。
-
街もライトアップされていて綺麗☆
-
うわっ、あのサロンのような席、素敵過ぎる( *´艸`)
どんな人たちが時を過ごしているんだろう。 -
コヴェント・ガーデン駅から地下鉄で帰ろうとしたのですが、何故か私のお家があるスローンスクエア方面は止まっていました...。
この駅の自動改札、ライオンキングとアナ雪なんですよ♪ -
地下鉄が動いていないのでは仕方がないので、ピカデリーサーカスまで歩いてバスで帰る事に。
そこからバスに乗ると、家のすぐ近くまで帰れるのです。
途中、昼間も見たお花のアンブレラスカイの小路。
ライトアップされて更に綺麗☆
そしてこの後、無事バスで帰宅しました。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2024/06/24 19:43:51
- フラワーアート♪
- こんばんは、milkさん
たくさん美しいものが登場した旅行記だけれど、
1番印象に残ったのは、私はフラワーアートかなー。
凄く美しくて、ずっと見ていたい気持ちです。
女性版バンクシーの方が居られるんですね。
Bambiさんの方が、バンクシーさんよりも華やかな絵を描かれるような…。
そして、venchiの美味しさったら言うことなしですよね。
私も前を通るたびに食べてしまいます。
以前は大阪にしか近いところでは無かったのに、
京都にもできちゃったので、コレがもう~。
食べちゃうんだよねー。
オフィーリアの絵。
この絵って本当に印象的ですよね。
目が全てを物語っていると言うか…。
美しいから余計に物悲しく感じてしまうっていうか。
素晴らしい絵だと思います。
盛りだくさんな旅行記をいつもいつもありがとう。
たらよろ
- milkさん からの返信 2024/06/24 22:29:05
- Re: フラワーアート♪
- たらよろさん、こんばんは☆
沢山詰め込んでしまった旅行記ですが、ご覧頂きありがとうございますm(__)m
早く終わらせようと必死なのに、なかなか進まず...(^▽^;)
イギリスはやっぱりお花が似合う国です♪
Bambiさんの絵、素敵ですよね~。
他の作品も探してみたくなりました。
venchiのジェラート、間違いない美味しさですよね!
お近くに出来てしまったら、これはもう危険(≧▽≦)
ロンドンでは良く通る場所にあるので誘惑に負けないようにしていたのですが、ついに負けました(^▽^;)
オフィーリアの絵は本当に美しくて...。
そう、美しいから余計に悲しくなってしまうのです。
でも、いつまでも見ていられる素敵な絵でした。
こうして本物をじっくり眺めていられるって、贅沢ですよね~。
しかも無料なんですから!
いつも丁寧に私の旅行記をご覧頂き、本当にありがとうございます☆
milk
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