2024/02/07 - 2024/02/11
429位(同エリア1035件中)
mikanさん
- mikanさんTOP
- 旅行記369冊
- クチコミ1477件
- Q&A回答3件
- 411,410アクセス
- フォロワー49人
この旅行記スケジュールを元に
一月末のバタバタ後、風邪で寝込んだのですが、旦那の用事に便乗させてもらう旅を決行しました。
旅ってなると、元気になるものです、アドレナリンは風邪薬より効果ある。
確定申告も終わらせ、旅記録してみます。
横浜泊なのですが、まずは都内に用事があるっていうので、そちら方面へ。
都内の美術館、博物館、庭園も数えきれないほどありますが、目下時間があるので少しずつ廻ってみたいと思うこの頃。
圧巻なコレクションの東洋文庫記録から始めてみました。
一日目・・・東洋文庫 六義園 東京ドームの世界のらん展 横浜ベイホテル連泊
二日目・・・江の島・鎌倉
三日目・・・三崎・横須賀
四日目・・・修善寺泊
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 交通手段
- ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
今年の冬は寒暖差が激しくって体調がおかしくなりがちですが、二月の初旬は・・寒かった~んでした。いつものように、出発~
-
駿河湾沖からの富士山も真っ白
-
横浜泊、午前の早い便だったので、空港からホテルまで荷物を運んでくれる快速宅配便を利用させていただけたので、手ぶらで移動が楽でした。
駒込駅から本郷通りを六義園を通り過ぎ10分ほど歩いた、東洋文庫へ
迫力ある書庫、モリソン書庫で有名ですが東洋文庫 美術館・博物館
-
お昼前だったので、併設されているオリエントカフェでランチにと建物の裏手へ行ってみましたが
-
この日は黒塗りの車の方々の先客で残念ながら、満席でした。
このカフェも、モリソン書庫同様楽しみにやってきたのですが、残念。東洋文庫 美術館・博物館
-
六義園の西側の本郷通り沿いによさげなビストロがあったので、そちらへ
ビストロ オララ グルメ・レストラン
-
ビストロ オララ
-
ランチメニューも数種類あって、お得感あるお値段
-
お魚のランチプレートもとっても美味でした。近くに住んでたら、夜も訪れたくなるビストロでした。
-
デザートも美味、女性にうれしいランチセットでした。
-
また歩いて、東洋文庫へ
-
(・_・D フムフム
岩崎久彌が博物館の目玉として、オーストリア人のモリスン博士の膨大なコレクションをまとめて購入したアジアに関する欧文の書籍、絵画、冊子、約二万四千点の書庫は必見です。 -
入り口入って、コレクションは階段上って二階となっています。
-
一階は窓が広くとってあって、明るい空間となっていて、独創的な空間が広がっています。
-
オーストラリア人のモリソン博士は中国北京での特派員として滞在し、膨大な収集を成し遂げました。
-
二階に上がって、見たことのない圧巻、大迫力な書庫が広がっていました。
-
高い天井まで、ぎっしりと、本が並んでいます。
-
(・_・D フムフム
100万冊ものコレクションの中でも貴重なモリソン博士のコレクション二万四千点が並んでますが、この書庫全体がが芸術品のような大迫力 -
几帳面に、蔵書は整理されていたようですが・・24000点・・気が遠くなりそうです。
春に見た植物学者の牧野博士のコレクションも膨大でしたが・・非凡なコレクターの熱意は、凡人には計り知れない・・ -
モリソン書庫の先のコーナーでは、コレクションの中から、キリスト教交流史
が展示されていました。 -
(・_・D フムフム
モリソン書庫を見たくて来たのですが、ここからの展示がものすごく興味深く、予定外に時間を忘れ長居しました。 -
キリスト教の一派ネストリウス派は異端とされ、布教の地を東方へと移し、635年に中国に伝来して、景教とよばれ、その状況が書かれたもの。
-
東方見聞録1485年 アントワープ刊
13世紀キリスト教の宣教師を陸路でモンゴル帝国のフビライハンに送る任務だったマルコポーロ。道の険しさに宣教師たちは途中で帰るも、マルコポーロは教皇からの親書を届ける事ができました。 -
(・_・D フムフム
-
見るからに重厚な雰囲気の聖書でした。
-
部屋を結ぶ廊下部分も独特な雰囲気です。時空をさ迷い歩いてるような・・
-
回顧の道・・なのですね。
-
壁にも本が展示されています。
-
床部分・・どこまでも地中深く闇が続いてるような・・遥か昔にタイムスリップしていくようなイメージでした。
-
世界教会史より
-
ザビエルの姿は上半身の肖像画が定番ですが、実際に大伴宗麟の館で説法を説くザビエルの姿は初めて見ました。これだけたくさんの仏僧の前でキリスト教を説いていたんですね。大伴宗麟は、元は禅宗に帰依していたのを洗礼を受け、洗礼名は、ドン・フランシスコ。
改宗の理由は、信仰の内容ではなく、現世利益、実収入にあったとされている・・戦国時代の事だったようです。 -
進みます。
-
とても詳しい説明で理解しやすくなっています。
-
ザビエルは九州で改宗を進めるうちに、中国の影響が大きい事を悟り、大陸に向かううも46歳で没しています。
-
ザビエルの伝記。
-
ヨーロッパで紹介された日本
-
書いたのはイエズス会の宣教師冒険家で、実際に来日した事のない安土城を描いています。
-
そうだったのか~(・_・D フムフム
-
大正遣欧使節記
歴史で学んだものの実物が間近に見ることができて、当時の様子を実感できる素晴らしい書籍が並び、見入ってしまいます。
当時、二年半もかけて、日本からヨーロッパに行ったのですね・・
逆にザビエルの来日も、マルコポーロも、旅の苦労がしのばれます。 -
こんな分厚い本で語られているとは・・・
-
伊達政宗も欧州に使節を送っていたのですね。
-
当時の記録具合に驚きます。通訳として同行し、その経緯から謁見の様子までの詳細がまとめられています。
-
貴重な辞書
-
三万語もの日本語を50年以上の積み重ねにより作成された辞書
-
丁度、次の旅に長崎、雲仙を計画しているので、とても興味を引くコーナー
-
原城にも、是非行ってみたい。
-
キリスト教の教えをまとめた本も
-
漢字で書かれていて興味を引きます。
-
(・_・D フムフム
-
情報社会の現代ならわかりますが、本になるまでの知識と情報収集の労力を考えると、貴重さを実感する数々です。
-
あの・・シーボルトが著した、日本
-
お正月の行事の一つだったとは、踏み絵が挿絵付きで紹介されています。
-
こちらは中国についての布教活動や風俗など
-
興味を引きます。
-
イエズス会史
-
フランシスコザビエルの伝記から始まります。
-
島原の乱鎮圧に従軍した武士の日記
-
昔の武士の几帳面さに驚きます。鎮圧の間もくぐり抜け、こんな綺麗な状態で現代に日記が伝わっているとは。
-
こういう本もあるとは
-
この分厚さでキリシタン弾圧について著されています。
-
まだまだ、興味深い本が並んでいました。
-
保存の関係で照明も暗いのでしょうが、一階に下りる階段まで来ると、夢から覚めたような気分になります。
-
平日の午前中、とてもゆっくり観ることができました。
東洋分野の五大図書館に数えられる東洋文庫、素人でもとても分かり易い展示でした。 -
壁に沿って行くと、ミュージアムレストランのオリエンタルカフェに続きます。
-
壁には各国の名言が並んでいます。
中国西南部のナシ語
「人生に学び終わりなし 月日を無為に送ることなかれ」と書かれています。 -
ビルマ語
「財宝資産は奇術の類い 学問知識は尊とき黄金の壺」 -
チベット語
「愚者は学ぶことを恥とし、賢者は学ばないことを恥とす」 -
雪が積もる寒い日でした。
-
壁の名言をなぞっていき、キリッと気が引き締まる図書館でした。
-
も一度、圧巻のモリソン書庫を見て・・
-
次は、すぐ近くの六義園に寄ってみました。
六義園 公園・植物園
-
昭和13年、当時の所有者だった三菱財閥大三代目の岩崎久彌により東京市に寄付された庭園です。それで・・東洋文庫は六義園の目と鼻の先にあるのか・・と、気付く。
この内庭大門は当時の様子を残してはいますが、東京市が再建したもので、この門をくぐって、枝垂れ桜がある場所に岩崎家の御殿はありました。 -
六義園の枝垂れ桜 として有名な木
-
池の周りを一周してみる事にしまして、進みます。
東京ドーム二個分もの広大な庭園です。都会にいる事を忘れそうなくらいの広さです。 -
六義園は、もとは五代将軍徳川綱吉の御用人であった柳沢吉保が下屋敷として与えられた駒込のこの地に自ら設計して七年もの歳月をかけて造り上げた大名庭園です。
地元の和歌山をなぞって造られたとともされていて、和歌山の景色とだぶる箇所があちこちに見られます。 -
紀州の和歌の浦の地形によく似た景色が造られています。
-
「和歌の浦に 潮満ちくれば 潟をなみ 蘆辺をさして たづ泣き渡る」
-
和歌を具現化された風景
-
和歌山の風景も紹介されています。
-
正面の中の島にある左側の山が妹山、右側が背山
和歌山の和歌の浦には今も六義園のモデルになった妹背山のある島が残っているそうです。 -
臥龍石 龍が伏せているような石 蓬莱島
-
雪囲いが施してあり、冬ならではの風景が見られます。
-
滝見茶屋へ
-
少し坂を上ると東屋
-
横を渓流が走っていて、険しい景色
-
江戸時代そのままの風景と現代のビルとがコラボした風景
-
吹上浜
ここも、和歌山の 吹上 にちなんでいます。 -
歩いていると、梅の香りがしてきて・・姿が見えない場所でも香り立ってました。
-
紅梅
-
こちらが、対岸から観た山 両側から上れるようになっています。
-
びっくりするほど長いハシゴが高くかけられていました。
-
こんな高さで剪定やらしてるとは、びっくりです。
-
常葉樹で緑が青々しています。
-
藤代峠 ここも紀州和歌山の景色をモデルにしてるとされています。
-
こちらには、白梅
-
こちらも、よく香っていました。
-
渡月橋
-
風情のある橋
-
灯篭も見事です。
-
出汐湊
出汐とは、船が港に入るために満ち潮を待っている事ですが、夕方になり月が海上に出るのを待つ心も懸けています。
日本庭園では月が大切にされています。 -
・・ほぼ一周し終わったところで・・マフラーを落としたことに気付いて、結局,三周もしてしまいましたが・・マフラーは見つからず・・諦め・・次へ
-
本郷通りの店先には、かわいいお雛様も並んでいました。
-
駒込から、水道橋に移動して、この日初日の世界らん展に行ってみます。
②につづく
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
東京2
-
前の旅行記
結婚式にてスカイツリー~浅草~観光と食記録2024.1
2024/01/27~
丸の内・大手町・八重洲
-
次の旅行記
世界のらん展初日・東京ドームにて☆東京・横浜・三崎・横須賀・修善寺を廻る旅②一日目午後
2024/02/07~
水道橋
-
夕方の京成バラ園に行ってみました マイルで観光近郊の薔薇を観るひとり旅2023.5.11三泊四日2泊目午後③
2023/05/12~
鎌ヶ谷・印西・八千代
-
旧古河庭園の薔薇も見頃でした・マイルで観光近郊の薔薇を観るひとり旅2023.5.14三泊四日⑥4日目午前
2023/05/14~
王子・十条
-
四年ぶりの神田祭・お稲荷さん・銀座のレトロ喫茶*マイルで観光近郊の薔薇を観るひとり旅2023.5.14三泊四...
2023/05/14~
神田・神保町
-
浅草にたどり着いてかっぱ橋あたりを散策してみる☆コロナ後の東京旅1023.10①1日目
2023/10/05~
浅草
-
東京から河口湖日帰りバス旅で富士山を観る☆コロナ後の東京旅1023.10②2日目
2023/10/06~
富士五湖
-
吉原から墨田川・浅草界隈をひとり歩き神谷バーへ☆コロナ後の東京旅2023.10③3日目
2023/10/07~
浅草
-
都バス一日券でどれだけ乗っていられるか浅草から廻ってみた☆コロナ後の東京旅④4日目
2023/10/08~
浅草
-
この時期だけの東京会館のマロンシャンテリーですが☆コロナ後の東京旅⑤5日目
2023/10/09~
丸の内・大手町・八重洲
-
国立科学博物館で卑弥呼・織田信長・波平さんの食事再現~老舗精養軒の洋食ランチ☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り...
2023/11/15~
上野・御徒町
-
国宝重文目白押しの「やまと絵」と奇想天外な横尾忠則作品「寒山百得」☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り・会津周遊...
2023/11/15~
浅草・上野・東京スカイツリー
-
イルミネーション輝く東京駅からお堀端をぶらり歩く☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り・会津周遊ひとり旅③1日目
2023/11/15~
丸の内・大手町・八重洲
-
上野の森美術館「連作モネ」から不忍池を歩く☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り・会津周遊ひとり旅④2日目
2023/11/16~
上野・御徒町
-
東大の銀杏並木~竹下夢二の弥生美術館の大正浪漫と銘仙・竹下夢二~はん亭らんち☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り...
2023/11/16~
谷根千
-
神宮外苑の銀杏~損保美術館のゴッホ~☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り・会津周遊ひとり旅⑥2日目
2023/11/16~
青山
-
丸の内~日本橋~西洋美術館パリポピンドゥール☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り・会津周遊ひとり旅⑦3日目
2023/11/17~
上野・御徒町
-
国際子ども図書館~東京都立美術館ローマ展~黒船亭☆浜省前後の東京美術館と銀杏巡り・会津周遊ひとり旅⑧3日目
2023/11/17~
上野・御徒町
-
埼玉スーパーアリーナの浜省へ・赤羽泊*2024.1浜省からの東京熱海①1日目
2024/01/05~
さいたま新都心
-
東京丸の内・銀座・日本橋界隈散策と食泊記録*2024.1浜省からの東京熱海②2日目
2024/01/06~
丸の内・大手町・八重洲
-
結婚式にてスカイツリー~浅草~観光と食記録2024.1
2024/01/27~
丸の内・大手町・八重洲
-
圧巻のコレクション東洋文庫と六義園☆東京・横浜・三崎・横須賀・修善寺を廻る旅①
2024/02/07~
大塚・巣鴨・駒込
-
世界のらん展初日・東京ドームにて☆東京・横浜・三崎・横須賀・修善寺を廻る旅②一日目午後
2024/02/07~
水道橋
-
両国に連泊してみたら快適過ぎました・ゲートホテル両国泊・東京美術館と花巡り旅①1日目
2024/04/17~
両国
-
もはや東京は八重桜の方が綺麗かも~吉原展~居酒屋へ連れていってもらう・東京美術館と花巡り旅②1日目
2024/04/17~
上野・御徒町
-
上野で法然と浄土宗~松涛美術館ガレ展を巡る・東京美術館と花巡り旅③2日目午前
2024/04/18~
渋谷
-
昭和記念公園のチューリップ~新宿で中華に絶品ミルフィーユ・東京美術館と花巡り旅④2日目午後
2024/04/18~
立川
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- salsaladyさん 2024/03/04 09:14:43
- 東洋文庫~六義園の枝垂れ桜~
- ☆都内にも素晴らしい歴史の宝庫がありますね。六義園は有名だけど。。。
☆東洋の名に恥じない価値ある文庫=ザビエルに関しては、故郷大分が有力な布教地点かと思いきや?九州地方の大名を次々と訪れたその一人が大友宗麟だった訳ね。(府内城のホールの緞帳が壮大なザビエル布教の様子を刺繍したものなので、多分九州一のキリスト教布教の地❣と誤解してしまいました。(住んでいる人は自分の故郷が一番!と思いがちで”ザビエル”と言う和菓子を作って有名になった訳なのよね)。。。
☆都内と言っても、まだまだ歩いてみなければ宝の持ち腐れ感があるなあ~
- mikanさん からの返信 2024/03/04 16:28:09
- Re: 東洋文庫~六義園の枝垂れ桜~
- こんにちは
コメントありがとうございました。
そうなんですよね、知って驚く事多いですよね。
キリスト教に改宗した事情も知ると・・そりゃそうでしょうね・・って納得
キリスト教の布教活動もかなり策略的だったんだという事もわったり・・
奥深い図書館でした。また次回企画展が変わった頃に訪れてみたいと思いました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったグルメ・レストラン
大塚・巣鴨・駒込(東京) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 東京2
2
103