自由が丘発のパティスリー「パリセヴェイユ」～「情熱大陸」でも取り上げられた日本を代表するパティシエの一人、金子オーナーシェフのお店～

2022/01/15 - 2022/01/15

数多くのフランス菓子店が営業している東京で常時行列が出来るお店は限られますが、その中でも一目置かれているお店の一つが自由が丘にある「パリセヴェイユ」です。2003年より営業しているで同店は、パリの「ラ・デュレ」や「アランデュカス」等で研鑽を積んだ金子シェフがオープンしました。

アンティーク調の建物は、いかにもフランスの路地にありそうな古いパティスリーの雰囲気を醸し出していますが、金子シェフが提供するのは、日本人の味覚に媚びたフランスの伝統菓子ではなく、自分自身がおいしいと感じ、自分が見てきて作りたいと思うフランス菓子です。

フランスでお店を持つことが夢だった金子シェフは一度はパリでのお店を断念したものの、自由が丘にオープンしたお店が全国的な人気店になってから、再度フランスでの出店を計画し、2013年にパリ郊外のベルサイユに「パリセヴェイユ」の２号店にあたる「Au Chant du Coq」をオープンしました。現地でもひっきりなしに常連が訪れるというベルサイユ店の成功は、自由が丘のお店で提供するお菓子が本場と遜色ない味であることを示唆しているように思えてならないです。

エリア 自由が丘(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

東横線の自由が丘駅です。

駅南口の改札を出ました。

線路沿いの緑道を歩きます。

九品仏緑道の入り口にパティスリーがあります。

お店を囲むように行列が出来ていました。

イートインの場合、事前予約をしているとスムーズに入店できます。

イートインコーナーから並んでいる人が見えます。

紅茶とケーキを注文しました。

右のサントノーレ・キャラメルは、常時置いていないので、席を予約した際に取っておいてもらうように依頼していました。

ロアジスです。

オレンジをふんだんに使い、クリームチーズとアーモンド風味がアクセントになっています。中央にオレンジのジュレが入っています。

「パリセヴェイユ」を代表するケーキの一つ、サントノーレ・キャラメルです。

パイ生地の上にドーナッツ型のミニシューがのっています。さらにキャラメル味の生クリームがたっぷりのり、見た目も楽しめるスイーツです。

見た目に魅かれますが、味の方も素晴らしいです。

小さなシューの中には、バニラカスタードクリームがたっぷり入っています。

列に並んでいると、かなり待つ覚悟が必要です。

自由が丘駅前広場です。

自由が丘デパートです。

再訪しました。

この日もイートインでケーキを二ついただきました。

紅茶です。

ジヴェルニーです。

ピスタチオのフィヤンティーヌ、ピスタチオのビスキュイ、フランボワーズのジュレ、ピスタチオのババロアをライム風味のホワイトチョコレートムースでまとめたケーキです。

お店の看板商品と言える、ムッシュ・アルノーです。

金子シェフがフランスでの修行時代に影響を受けたアルノー・ラエル氏の名を冠したケーキです。

ヘーゼルナッツ風味のダクワーズ、さくさくとした薄焼きのクッキー、ミルクチョコレート、オレンジ風味のガナッシュ、板状の薄いチョコレートを重ねて、トップにクリームをのせた、非常に手の込んだケーキです。

断面ですが、華麗な味を楽しめます。

自由が丘駅北口です。