さようなら～一畑百貨店（松江）

2023/11/30 - 2023/12/01

松江の「一畑百貨店」が
2024年1月14日に閉店することになりました。

ということで・・・
一畑百貨店を最後にもう一度、見ておこうと
5年ぶりの松江へ飛んじゃいます。
前回訪問時の写真も併せてアップします。

一畑百貨店は、島根県内唯一の百貨店として
1958年（昭和33年）に開業して以来、
地元唯一の百貨店として愛されてきました。
今回の閉店でこれで島根は山形、徳島に次いで
全国3番目の百貨店のない県になってしまいます。

一畑百貨店が閉店することを決めたのは
新しいテナント誘致がうまくいかなかったことが理由らしい。
たしかにここ数年、大手アパレルの百貨店撤退で
地方百貨店だけでなく都内の百貨店でも
空きスペースの利用に苦労しているよう。
でも地方百貨店の中では地元テナントなどを導入して
頑張っているところもありますが・・・

「一畑百貨店」は2024年1月14日に閉店します。
これまでありがとう！
さようなら～

エリア 松江・松江しんじ湖温泉(島根)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

松江駅を降りるとすぐ右手に一畑百貨店が見えます。
早速、正面入口から入っていきましょう。

正面入口脇には銘板が設置されていました。

日付は開業日です。
昭和33年10月1日に殿町に三越と提携して
一畑百貨店として開業したんですね。

ドアの「ICHIBATA」のロゴももうすぐ見納めです。

閉店まであと45日。悲しすぎます。
一畑百貨店は65年の歴史に幕を下ろします。

一畑百貨店には
幸運をもたらすラッキースポットが3つあります。
昇運童子、追い風童子、火伏童子です。
追い風童子のちんちんぴかぴかでした。
みんな触ってるんですね。

閉店後はどこへ行くんだろう？

まずはフロアガイドをチェック。
地下1階地上6階の百貨店です。

ちなみにエレベーターは1基のみです。
シースルーエレベーターです。

もともとジャスコの建物だったので
エレベーターは高級感がありません。

１Ｆ：化粧品／婦人服／ハンドバッグ

化粧品は、シャネル、クリニーク、SK-Ⅱ、資生堂、
クレ・ド・ポー ボーテ、ファンケルなど。

コーチもあります。
最後までショップが残ってくれてありがとう！

婦人雑貨や婦人靴でばお買い得品が並んでいます。
婦人帽子が充実ですね。

2階へ行きましょう！

あっそう！紙のフロアガイドは廃止したようですが
友の会会員誌の表4にフロアガイドが掲載があると
頂くことができました。ありがとうございます。

これでボクのコレクションが増えました。

ボクのフロアガイドコレクション↓
https://www.instagram.com/haraben/

２Ｆ：ヤングの婦人服／小さいサイズの婦人服／婦人服飾／トラベルバッグ

アンタイトル、インディヴィ、a.v.v、23区、エムズグレィシー、
アヴェニュー、マックレガー、キース、センソユニコなど
ヤング？キャリア系の婦人服などがそろっています。

1階と2階の間にはこんな吹き抜けがあります。
米子高島屋っぽい？

３Ｆ：ミセスの婦人服／大きいサイズの婦人服

レリアン、スキャパ、エスパス・ヒロココンオ、
ミッシェルモデロ、詩仙堂、リフレクト、ジュポンなど
大人向け婦人服ブランドがそろっています。

閉店SALEの垂れ幕が悲しいですが
店内は、閉店直前の雑多感はなく
きれいに保たれています。

このマネキンの黒統一のファッションカッコいい！
さすが大人向け婦人服って感じです。

４Ｆ：紳士服／紳士用品／学生服／宝飾品

メンズは、タケオキクチ、マンシングウェア、
ゴールデン・ベア、マックレガー、デサントスポーツなど
紳士＆スポーツブランドがあります。

ロンドン・サヴィルロウで
150年以上の歴史があるテーラー
「ディージ＆スキナー」があります。
一畑百貨店ってすごい！

大手アパレルが全国の百貨店から撤退し、
ここ一畑もテナント集めに苦戦したことも
閉店の理由のようです。

とくにメンズは撤退テナントが多かったのが
ちょっと悲しい状態です。

大手アパレルが各百貨店から撤退しましたが
タケオキクチは最後まで一畑百貨店に残ってくれました。

紳士靴売り場です。
並んでいる靴はパッとしません(>_<)
まぁ地方百貨店でジョンロブやクロケット＆ジョーンズ、
オールデン、サントーニ、ウエストンなんかがあるはずもなく・・・

でもあのイスってもしかしてバルセロナチェア？

紳士雑貨ではすでに多くの商品が
閉店価格になっています。

オロビアンコもありますね。
20世紀の終わりに
ローマまで探しに行ったことがありました。

一畑のランドセルも超驚きの価格！
5500円って！90％オフとか？

メガネサロンも閉店セール中です。
メガネ新調しちゃう？

宝飾品・時計売り場も驚きのセールです。
パールがかなり安くなってましたね。

５Ｆ：リビング／美術

「特選 くらしの一品」は、驚きの価格です。
リーデルやバカラ、深川製磁、大倉陶園も安すぎ！

リーデル半額はお得！
ワイングラス買っちゃう？

なぜかタジン鍋が充実(^^ゞ

日常使いの食器やキッチン用品も
家が近ければ買って帰りたい。

寝具売り場も広いです。

美術サロンでは、12月6日まで
「絵画・陶芸・有名作家大処分
1万円からのお得市」開催しています。

本当に安くて思わず
作家さんの花瓶を買いそうになりました( 一一)

商品券も使えなくなります。
一畑百貨店のオリジナル商品券は
すでに10月末で使えなくなっていました。

こちらは以前買った一畑百貨店の商品券です。
三越とデザインが似ています。

最近は百貨店共通商品券しかない地方百貨店が多いので
自社オリジナル商品券は貴重ですね。

6階へ行きましょう！

６Ｆ：レストラン／催会場

催会場では一畑百貨店最後の
「お歳暮総合ギフトセンター」を開催中です。

一畑最後のお歳暮カタログもいただきました。
かつてのカタログを表紙にデザインしています。
永久保存版です。

出雲そば「一福」はいつも混んでいます。
結局、ここで食べることはできませんでした。

大食堂のイチバタダイニングもありました。

2018年に訪問した時の
レストラン『イチバタダイニング』です。

レストラン『イチバタダイニング』は
残念ながら2022年8月31日に閉店したそうです。

残念ながら屋上は閉鎖されています。

B1：食品

地下へ行きましょう！
一畑のデパ地下は「食賓館 旬鮮市場」というネーミングです。
食賓館という名称は三越グループだったころの名残？

ちなみに外から直接デパ地下へ行ける階段では
食品売場としかありません。

昔は、デパ地下だけ営業時間が長かったので
1階以上が閉店後も地下に行けるように
店舗外側に階段が設置されるのが普通でした。
最近は全館、営業時間が同じなので必要ありませんが・・・

「食賓館 旬鮮市場」は高級スーパーの雰囲気。

今回泊まったお宿の方も
一畑は近くて買い物に便利だったから
閉まった困ると話していました。

青果物売り場は旬菜市場という名称で
「ころくや」が入っています。

島根ですが・・・
鳥取の梨「王秋」美味しそう(^^)/

魚売り場は「海星ムサシ」です。

お肉は「肉処えんや」です。

ICHIBATAのこのカゴももうすぐ見納めですね。
記念に一つ欲しい(' ')ゞ

郷土銘菓・銘茶は、福田屋、風流堂、桂月堂、中村茶舗など。
このほかコロンバンなどの銘店も入っています。

福田屋の松江ふわり、美味しかったです♪

全国のお菓子を集めた「菓松庵」もあります。
足利の古印最中はありませんでした(>_<)

くるくる回るお菓子の回転台
「スイートプラザ」も健在です。

「だんだんふるさとお土産」コーナーでは
松江の土産が置かれています。
こちらでいろいろ買っちゃいました。

閉店セールはきょうから第3弾スタート！
ということでたくさんのお客さんでにぎわっていました。

２階立体駐車場連絡口脇の特設会場では
一畑百貨店の歴代案内係の制服やこれまでの紙袋、
お歳暮。お中元カタログなども展示されていました。

貴重な品々ですね。

一畑グループ100周年の時の記念紙袋もありました。

ここでボクのコレクションから
一畑百貨店を振り返ってみます。

三越グループということで
2015年までは三越のショッピングバッグと
同じようなデザインを採用してました。

三越もデザイン変更したので
いまじゃこのトリコロールデザインは見られませんね((+_+))

現在のショッピングバッグは右のもの。
創業時のロゴマーク「○に横一」を
たくさん配したデザインです。

左は、昭和３４年から４６年で使用されていた
暮しの手帖初代編集長・花森安治氏デザインの
包装紙を再現したショッピングバッグです。

こちらが一畑百貨店の包装紙です。
こちらもちょっと三越の包装紙「華ひらく」に似てますよね。
でもこれは島根県の花、ツバキがモチーフです。

一畑百貨店は殿町から
1998年に駅前のジャスコ松江店跡地に移転し
現在に至っています。

ボクのデパートコレクションから
1998年4月1日の新店舗オープン時のチラシがあったので
アップしておきましょう！

新店舗オープン時のチラシを見ると
華やかな雰囲気で
百貨店としての意気込みが感じられます。

この36年後に閉店するとは
誰も思っていなかったでしょうね。

こちらは駅前に移転してきた当時のフロアガイドです。

ボクのフロアガイドコレクション↓
https://www.instagram.com/haraben/

こちらは5年前に訪問した際のフロアガイド。
カラーコピー製ですが作成されているだけでうれしい！

この頃は、6階にイチバタダイニングやベビー子供売り場があったし、
1階には店内ご案内所があってこのフロアガイドや
商品券も買わせていただいたのを思い出します。

かつての一畑百貨店は県民会館となりの
殿町にあったそうです。

1982年に建てられた新館はいまでも残っています。
いまは新聞社の建物ですが
シースルーエレベーターが百貨店らしい。
手前の駐車場のところに本館があって
連絡通路でつながっていたそうです。

松江城から眺めると
旧一畑百貨店の新館には
かつての看板がまだ残っているのが見えます。

ということで・・・
一畑百貨店でも買っちゃいました。

今日の戦利品は・・・
限定販売の一畑百貨店特製トートバッグです。

ボタンの花がモチーフの包装紙のデザインと
かつての三越と同じ３色ラインのショッピングバッグデザインです。
ちょうどきょうからの販売でよかった＼(^o^)／

さらに・・・
５０％オフのリーデルのウィスキー グラス ペアセットです。
本当はワイングラスを買おうと思っていたけど
一度お宿に戻って出直したら売れてしまっていたので・・・

グラスが割れないように
丁寧に梱包して包装紙に包んでいただきました。

松江を後にします。

駅のホームからちらっと見える一畑百貨店。
もうすぐ見納めですね(>_<)

「デパートついでに足立美術館」へ
https://4travel.jp/travelogue/11870320

「一畑百貨店」は2024年1月14日に閉店します。
これまでありがとう！
さようなら～