初夏の週末北海道旅２日目は屈斜路・摩周・阿寒湖を経て帯広へ。

2023/06/10 - 2023/06/12

今年も６月の週末に初夏の北海道へ行ってきました。
ANAのタイムセールでチケットをゲット。
新千歳空港からレンタカーを乗り出し
２泊３日で道東方面へ。
学生時代に「カニ族」スタイルで訪れたことのある
あちこちをぐるりと再訪する旅です。
忘れかけていたあれこれが思い出される
楽しい旅でした。

６／１０　仙台空港１１：１０発ー新千歳空港着１２：２０着　
　　　　　ＡＮＡ　１２２３便
　　　　　その後レンタカーで足寄経由北見へ　　　
　　　　　
　　　　　天然温泉常呂川の湯ドーミーイン北見　泊　　　　
　　　　　　
６／１１　美幌峠
　　　　　屈斜路湖
　　　　　硫黄山
　　　　　摩周湖
　　　　　阿寒湖
　　　　　池田ワイン城

　　　　　天然温泉白樺の湯ドーミーイン帯広泊

６／１２　愛国駅
　　　　　幸福駅
　　　　　襟裳岬
　　　　　新千歳空港１８：３５発ー仙台空港着１９：５５着　
　　　　　ＡＮＡ　１２３０便
　　　　　　
　　　　　　
航空券：ＡＮＡ　ＨＰから予約
　　　　往復１人１９，３２０円
　　　　スカイコイン＋差額クレカでお支払い

ホテル：天然温泉常呂川の湯ドーミーイン北見
　　　　禁煙ツインルーム【１７.３平米・ベッド幅100センチ×２台】
　　　　【大浴場×サウナでととのう！】
　　　　ドーミーインスタンダードプラン!!＜朝食付き＞
　　　　１６，５９０円（楽天トラベルから予約・現地決済）

　　　　天然温泉白樺の湯ドーミーイン帯広
　　　　【禁煙ツイン】（20.２平米】
　　　　【大浴場×サウナでととのう】
　　　　ドーミーインスタンダードプラン!!＜朝食付き＞
　　　　１６，５９０円（楽天トラベルから予約・現地決済）

レンタカー：トラベルレンタカー　２３，７７５円
　　　　
この旅行記は２日目
北見からまずは美幌峠へ。
その後屈斜路湖・摩周湖・阿寒湖を経て
再び足寄を通り帯広へ。
この日はびびパパが学生時代に訪れた時に
見られなかった風景をリベンジすることがメイン。
帯広では十勝乃長屋と北の屋台を飲み歩き。
北の夜を楽しみました。

備忘録としての旅行記です。
シツコクなるのをお許し下さい。

エリア 北海道

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

今日は北見から美幌峠・屈斜路湖・摩周湖・阿寒湖を経由して帯広まで。
約２７０kmの行程です。

まずは美幌峠へ向かい走ります。
北見市街地を抜けるとすぐにこの風景。
気持ち良い～。

「美幌白樺並木」
白樺の並木道が素敵すぎる！

車も通らないので少し停車してパチリ！
まっすぐな道路がずっと続いてる。
まさに北海道らしい風景。

美幌峠

びびママは２回目です。
学生時代に訪れた時は夜行列車で最寄り駅（美幌駅？）に降り立ち
バスで登ってきたと思います。
快晴の日で屈斜路湖のパノラマが印象に残っています。
びびパパも学生時代にドライブ旅行で来ています。
霧の中のドライブで美幌峠からの風景は見られなかったとか・・。
というわけで今回はリベンジです。

阿寒摩周国立公園
東側は屈斜路カルデラと摩周カルデラの２つのカルデラから成り立っています。
屈斜路カルデラは世界最大級（驚）のカルデラで屈斜路湖を有し
ここ美幌峠をはじめ周囲を取り囲む外輪山からの素晴らしい眺めが特徴。

ぐるっとパノラマ美幌峠 名所・史跡

麓の白樺並木の辺りまでは青空が広がっていました。
その先に「美幌峠霧注意」の案内表示が。

そして・・道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」に着く頃は・・
一面霧～～（悲）
この先に屈斜路湖があるはず？？

道の駅でトイレをお借りして
霧で視界は悪いけどせっかくなので頂上展望台まで登ってみます。

途中美空ひばり歌碑もありました。
昭和歌謡・・旅情誘う北海道の唄いろいろありました。
美空ひばりさんの「美幌峠」
そして今から向かう摩周湖といえば・・布施明さんの「霧の摩周湖」などなど。


少し青空が見えて視界が開けてきたよ。
もしかして霧が晴れるかも。

頂上展望台。

屈斜路湖とは反対側の方向は視界広く見えていますが・・・

美幌峠 自然・景勝地

屈斜路湖側はこの通り・・。
でも少し霧が上がってきたような気がする。

待つこと約３０分。
９時半には中の島がすっかり見えるように。
朝は霧に覆われているのかも。

びびパパ念願のパノラマ見られて良かったね！

世界有数の大きさの屈斜路カルデラに位置する国内一のカルデラ湖。
真ん中に浮かぶのは中の島。周囲１２kmの島は淡水湖内としてはこれも日本一。
火山活動から出来た湖で変化に富んだ地形の湖畔には多くの温泉が噴出しています。
ダイナミックでスケールの大きい風景です。
霧が晴れるのを待つ間には眼下のブッシュを鹿さんが飛び跳ねる様子も見えました。

道の駅の開店は９：００。
とてもお洒落な店内でした。
美味しそうで映えそうな食べものもいろいろありました。

外輪山美幌峠から下りて屈斜路湖畔。
「砂湯」
湖畔に噴出する温泉のひとつです。

キャンプ場などもあり広い駐車場（無料）もありました。

屈斜路湖 砂湯 名所・史跡

ここは「砂湯」の名の通り
砂を掘るとお湯が湧いてきます。
足でちょっと掘るだけでこの様子。
レストハウスには貸しスコップ（有料）もあって
本格的に野趣あふれる露天風呂が楽しめるのかも。

誰かが掘った跡があって水（お湯）がたまってる。
触ってみると・・想像以上に暖かく良い湯加減でした。

ガイドブックなどには必ず掲載の有名スポットですが・・
６月半ばの日曜日のこの日・・人も少なくのんびりした雰囲気。
この大らかな感じが良いな～。

雄大な屈斜路湖の向こうに美幌峠が見えます。

そして「硫黄山」へ。

駐車場は有料（５００円）
摩周湖第一展望台と共通券になっていました。

硫黄山 自然・景勝地

屈斜路湖から摩周湖方面へ川湯を目指して緑の大地を進むと・・
突然の異質の風景に驚きます。

硫黄山（アイヌ語で裸の山を意味するアトサヌプリ）
高さ５０８ｍの火山で今も盛んに噴煙を噴出し硫黄のにおいが立ち込めています。
川湯温泉の源そして以前は硫黄の採掘場として北海道の産業を支えてきた場所です。

この風景に近寄ることを躊躇します。

散策路があるので・・・行ってみる？

人を入れてみました。
こんな感じで噴出しています。

この風景・・硫黄の山が出来ている。
あらためて大地の底知れぬパワーを感じる場所でした。

びびママは比較的硫黄のにおいに強いのでだいじょうぶでしたが・・
苦手な方はちょっと厳しいかな～。

この硫黄山には以前来たことがあります（写真が残ってました）
温泉卵を食べたような記憶が。
こんなに激しい風景だったかな・・。

駐車場隣接のレストハウスには「温泉卵」の文字が見えました。

硫黄山から川湯を経て摩周湖へ。
まずは摩周第３展望台へ。

道路沿いにある駐車スペースは無料ですが小さめです。

摩周湖第三展望台 名所・史跡

振り返ると硫黄山その向こうに屈斜路湖が見えています。

道路から少し上って展望台へ。

摩周湖が見えます！
美しい～。

摩周湖 自然・景勝地

びびママは３回摩周湖へ来ていますが
どれも快晴。
そのうち１回は裏摩周から湖畔に下りて水遊びした記憶も。
現在は湖畔に下りることは出来なくなっているようですが・・時代ですね。
当時「摩周湖がきれいに見えたら嫁に行けないな」なんて
現代ではハラスメントになるようなことも言われたっけ。
それほどきれいに見えることが稀なことだったよう。

びびパパはまさに霧の摩周湖でなんにも見えなかったそう。
摩周湖を見たい！というのも今回の旅の目的。
かなって良かったね！

同じカルデラ湖でも屈斜路湖と違い断崖に囲まれている摩周湖。
神秘的な青。

素晴らしい風景です。

そんなこんなしていると・・・
霧が出てきました。
あら？

第３展望台から第１展望台へ。
ここの駐車場は広いですが有料です。
硫黄山と共通なので先ほどの駐車券を見せて入りました。
その係員の方の足元には・・キタキツネ！
普通にいてびっくりした。

摩周湖カムイテラス 名所・史跡

こちらは霧の摩周湖となっておりました。
「霧の摩周湖」
あまりにも有名なフレーズでびびママは逆にその風景が見たいな～なんて言ってましたが・・摩周湖がどこにあるかさえ見えないんだ。

摩周湖から阿寒湖方面へ。
弟子屈の街でお昼にします。
そば処「福住」

そば処 福住 弟子屈店 グルメ・レストラン

隣は弟子屈ラーメン「弟子屈」総本店。
こちらはすでに満車で行列していました。

「福住」さんは１１時半過ぎまだ席は空いていました。
中は広く席数もそこそこありましたが帰るころには満席になっていました。
ツーリングのライダーさんが多い印象です。

隣の行列でこちらに流れるお客さんも多いのかな。

メニュー。
おそばからどんぶり・定食・ちらし寿司やカレーまで！
すごい！

迷うけど・・おそばだよね～ということで
びびパパは「おおもり」

びびママは「冷やしたぬき」

ごちそうさまでした～。

弟子屈から阿寒湖へ向かう途中・・
雄阿寒岳の秀麗な姿が見えます。

双湖台に立ち寄り
手前にペンケトー左奥にほんの少しパンケトー。
原生林に囲まれる青い湖・・素敵。

双湖台 名所・史跡

そして阿寒湖畔へやってきました。

ここ幸運の森桟橋からチュウルイ島まで船で行ってみたいと思います。

阿寒湖のクルーズは
遊覧船（１時間毎・１周約８５分含チュウルイ島滞在１５分・大人２０００円）と
モーターボートの２種類があります。
モーターボートは２名以上で随時運航でコースもいろいろあります。
今回はモーターボートに乗ってみます。
「まりも観覧往復コース」チュウルイ島までの往復と滞在含み所要時間は２５分
２名以上で大人１名２８００円でした。

阿寒湖遊覧船 乗り物

このボートで出発！
２名での貸切・・贅沢だな。

湖面をグイグイ進みます。爽快～。

ドライバーさんのガイド付。
これは雄阿寒岳？
湖畔に広がる濃密な緑が美しい。

あっという間約５分でチュウルイ島へ上陸です。
１５分の滞在時間と説明されました。

まずは展望スペースへ。
阿寒湖の風景が美しい。

チュウルイ島周辺は天然マリモの生息地。

そして「マリモ展示観察センター」内へ。

チュウルイ島にある特別天然記念物のマリモをじっくり観察でき詳しい生態についても学べる施設です。

マリモ展示観察センター 動物園・水族館

湖底を再現。

特別天然記念物に指定されているマリモ。
ここ阿寒湖だけでなくいくつかの湖沼で生息は確認されているものの
このように美しい球形になるのは様々な条件が整うここだけ。

こんなに大きくなるんですね。
びっくり。（スマホを比較に置いてみました）

阿寒湖のまりもについて。

マリモが丸くなっていく様子も展示されています。
マリモはもともとは水中にいる「藻」

様々な自然条件が作用して・・

丸くなっていきます。

形も少しずつ違うし表面がボサボサのものもあってちょっと楽しい。

あまり大きくなりすぎると内側での光合成が出来なくなり・・
破裂するそう。

破裂した藻は再び水中を漂い集まり新しい球形を作っていくそうです。

以前お土産屋さんで見た「マリモ」の実際の生態がわかって楽しかったです。

そろそろ・・ボートへ戻る時間です。
ちょうど遊覧船が到着していました。

北海道で淡水湖としては５番目に大きいカルデラ湖。
広い～。

雌阿寒岳と阿寒富士が見えます。

阿寒湖 自然・景勝地

そして３０分弱。
桟橋へ戻ってきました。ありがとうございました。

阿寒湖から本日の宿泊地帯広へ向かいます。
途中再び足寄へ。

道の駅でトイレ休憩後。せっかくなので松山千春ゆかりの地へ。
道の駅から近い「千春の家」

ここは映画「旅立ち」の中で松山千春の生家のロケセット。
なんか郷愁を誘います。良い雰囲気。
セットなので若き日のびびママが歩いて向かった場所とは違うよね～。

足寄町内いくつかこういう千春ファンの聖地が点在。
聖地巡礼出来るね！

千春の家 名所・史跡

そして帯広手前・・
池田町の「いけだワイン城」へ寄り道。
ここも行きたかった場所。

日本初の自治体によるワイン造りが行われた池田町で50年以上もの間ワインの製造工場としてそびえたつ「いけだワイン城」
（正式名称：池田町ブドウ・ブドウ酒研究所）

ワイナリー・レストラン・ショップが入っています。

池田ワイン城 名所・史跡

ブドウ畑が広がる小高い丘にたつ様子はまるでヨーロッパの中世のお城みたい。

入口もお城みたい。

館内はこんな感じになっています。
２０２０年にリニューアルしたようです。

今回はショップで十勝ワインを購入します。
広々と明るいショップでとても見やすい。
試飲コーナーも良い感じです。

ショップで気になるワインは有料試飲で試せます。
そしてお気に入りを購入出来ます。

びびママは「ケルナー」「ミュラー・トゥルガウ」「ツバイゲルト」
そして試飲をして「バッカス」を買っちゃいました。
ちょっとお持ち帰りは重かった（笑）

そして帯広へ。
ホテルは「天然温泉白樺の湯ドーミーイン帯広」です。

街中で立地は良いのですが・・・ここも駐車場が・・。
案内の方がいらして提携駐車場へ誘導されました。

ホテルの隣の空き地に・・
あれ？これ「馬車Bar」じゃない？
「ばんえい競馬」を世界で唯一持つ帯広の街を馬に引かれた馬車に乗り
景色を見ながらお酒を楽しめる「馬車Bar」
とっても素敵なシチュエーションですよね！
でも残念ながらこの日（日曜日）はお休みでした。

「天然温泉白樺の湯ドーミーイン帯広」
帯広駅からも近い場所にあり便利。

天然温泉　白樺の湯　ドーミーイン帯広 宿・ホテル

落ち着いたエントランス。
チェックインします。
ここは普通にカードキーを２枚頂きました。

お部屋は７階。ツインです。
シモンズ社製のベッドとなっております。
ベッドライトの装飾がちょっと凝っていて素敵。

チェアセット。

デスク上には無料のお水など。

テレビ。

ベッドサイドにコンセントなど。ＵＳＢはありません。

クローゼット内には部屋着（上下別）とスリッパ（使い捨てではない）がありました。

タオル
大浴場には別にタオルの用意がありそれを使って下さいって。

入口入ってすぐに洗面台。
ドライヤーもここにセット。
下には冷蔵庫

冷蔵庫にはウェルカムお菓子が。

そしてお茶セットとポット。

トイレとシャワールーム。

バスタブはなくシャワールームのみ。
大浴場があるのでこのタイプが多いのですね。
ボトルタイプのアメニティ。

お部屋からの眺め。

室内の写真を撮影して・・夕食へ出かけます。
エレベーターホール。

ホテル周辺には六花亭本店やカレーショップインデアンもあります。

帯広駅へ。
駅内の１００均でびびパパがお買いもの。
（なんか忘れたみたい・・）

駅内「とかち観光情報センター」は幸福駅になっているんだね～。
「愛の国から幸福へ」
うんうん・・懐かしいな～。

帯広駅 駅

帯広・・十勝らしさがつまったマンホールふた。
可愛い！

帯広では何を頂くか・・？
リサーチ中に見つけちゃった「北の屋台」「十勝乃長屋」
こういうの楽しい。

北の屋台 名所・史跡

あ！アスパラフェアやってる。
北海道の旬の太いアスパラ食べたかった。

最初は十勝乃長屋から行ってみようかな～。

十勝乃長屋 グルメ・レストラン

この日は日曜日。
人出も少ないし・・休業の店舗も多いな。
どこにしようかな？
お店をのぞきながら選ぶのも楽しい。

入りやすそうで席も空いていた１軒へ。
店名を失念しております・・・が「かさまつ」さんだったかな。

まずは生ビール！
今日も運転お疲れ様！

魚々魚かさまつ グルメ・レストラン

お通しはイカさん。

さっそく「アスパラ」お願いします。
太いアスパラ・・炭焼きで頂きます。
香りも良いし甘い！

びびママの好きなホヤがあったので。「ホヤの塩辛」

大将が言うには宮城のホヤの方が身がプリプリで断然うまいって。
でも北海道の赤ほやも捨てがたい味わいありますよ。

エビの唐揚げ

本日のお造り。
ウニまである。

そして絶品だったのがこれ！鮭の塩焼。
脂ののりと塩加減が最高でした。
北海道美味しいな～。

お酒も進みます。

そして２軒目は北の屋台へ移動して・・。
イタリアン屋台へ。屋台でイタリアン！なんか外国みたいだね。
「イタリアンバール ピッコラ クチーナ スピナッチ 」
冷え冷えワインを頂きます。
十勝ワインのラインナップもうれしい。

イタリアンバール ピッコラ クチーナ スピナッチ グルメ・レストラン

お通し。
生ハムをあしらっています。

ここもアスパラで。
アスパラとキャベツのアーリオオーリオ。

これも美味しかった。ガーリック風味とキャベツのパリパリ食感が素敵。

屋台はお客さんやお店の方の距離が近くて
旅行者でもいろいろお話しできて楽しいですよね。
アルバイトの女子も可愛いしお話も上手。
マスターも口数少ないながらいろいろお話してくれました。

そんなこんなくつろいでいると
まさかの「緊急地震速報」が鳴り響く。
びっくりした～。
ここ帯広は震度４でしたが・・震源地に近い新千歳空港などは少し混乱したようです。
最近地元宮城では比較的落ち着いているので・・。
あの音・・心臓に悪いです。

そんなこんなで・・
帯広の夜の〆はドーミーインの夜鳴きそば。

おやすみなさい～。

天然温泉　白樺の湯　ドーミーイン帯広 宿・ホテル