2021/11/18 - 2021/11/20
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HIS「高野山と熊野三山、紀州路めぐり3日間」の旅の記録です。
「熊野三山」
仏教伝来により神様と仏様を一緒に敬う「神仏習合」という考え方になり
熊野三社は、熊野本宮大社は阿弥陀如来「西方極楽浄土」は来世を司り、熊野速玉大社は薬師如来「東方浄瑠璃浄土」は前世を司り、熊野那智大社は千手観音「南方補陀落浄土」は現世を司るのだそう。
熊野詣でをすれば、前世から来世まで仏の御加護を受けることなるのだと言われていた平安後期には、天皇・上皇や法王の間で熊野を参拝する「熊野行幸」が流行ったそうです。熊野は京から遠くて山深く、詣でるの大変な場所でした。907年の宇多天皇の行幸から1281年の亀山上皇の行幸まで100回以上も熊野行幸があったそうです。中でも後白河法皇は、100回のうちの34回も行幸したそうです。熊野を参拝して戻ってこれれば、浄土から戻ってきたことになり、「熊野はよみがえりの聖地」と言われてた。それゆえ天皇家のみならず庶民にも人気があり、熊野は「蟻の熊野詣」称されほど信仰されていったそうです。
「熊野那智大社社殿」及び「熊野本宮大社境内」そして「旧社地大斎原」は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」構成資産としてユネスコの世界文化遺産に登録されています。
ーーーースケジュールーーーー
2日目
熊野本宮大社 → 瀞峡 → 熊野速玉大社 → 熊野那智大社 → 那智の滝
3日目湯
橋杭岩 → 潮岬 → 湯浅 → 紀三井寺
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス Peach
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
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2日目
熊野三山と和歌山の絶景ポイントを巡ります。 -
田園に立つ大鳥居「大斎原(おおゆのはら)」
本宮から徒歩10分のところにある大斎原は、かつて本宮の社殿があった場所。明治22年(1889)の大洪水で被害を受けて、現在の場所に本宮は移築されました。大鳥居は高さ33.9m、横42mと日本一の大きさ。 -
「熊野本宮大社の第一の鳥居」
熊野大権現の奉納織が立ち並ぶ杉木立の中、158段の石段を登ります。鳥居手前の茶房「珍重庵」に、参拝者の無病息災を願う「もうで餅」はお土産にオススメです。 -
「熊野本宮大社拝殿(黎明殿)」
熊野本宮大社の神門の手前左側にある黎明殿には、八咫烏がいっぱい -
八咫烏は、熊野本宮の主神である家津美御子大神(素戔嗚尊)のお仕え。日本を統一した神武天皇を、大和の橿原まで先導したという故事から、「導きの神」としてサッカー日本代表のマークにもなっています。
八咫とは大きく広いという意味で、三本の足は「天・地・人」表しています。 -
「八咫烏(やたがらす)のポスト」
熊野の使い、八咫烏の郵便ポスト。手紙を出すさいには社務所でメッセージスタンプを押してもらえます。 -
コロナ禍だったので八咫烏もマスクをしていました。
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「熊野本宮大社の神門」
*本宮本殿は神域なので写真撮影禁止
熊野三山の一つ、主神は「樹木」をつかさどる家津美御子(素戔嗚尊 すさのおのみこと)を祀っている。紀の国(木の国)の語源もここからきているそう。もともとは熊野川と音無川が合流する河原に祀られていた本宮、明治22年(1889)の大洪水で倒壊、流失したため現在地に遷座した。神仏習合(神様と仏様も敬う)で、熊野本宮大社は阿弥陀如来「西方極楽浄土」は来世を司る。 -
「祓殿王子社跡」
熊野古道中辺路は平安時代に上皇や貴族たちがよく使った巡礼路で、沿道には王子社と呼ばれる熊野権現の御子神を祀った社がいくつもあり、総じて熊野九十九王子と呼ばれていた。祓殿王子社跡は本宮大社に至る最後の王子社で、巡礼者はここで最後のお祓いをして、本宮へ参拝したそうです。 -
国道168号線沿いにあるドライブインで昼食、バスの団体ツアーが多かったです。食事の写真は撮り忘れました。瀞峡めぐるウォータージェット船の船着き場になっていいますが、瀞峡ツアーはコロナ禍でやっていませんでした。
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「瀞峡(どろきょう)」
吉野熊野国立公園内の奈良県、三重県と和歌山県にまたがる国特別名勝の大峡谷。その幽水美は古くから世に知られ、太古の自然のままです。瀞峡は北山川の上流から奥瀞・下瀞にわかれ、特に下瀞は巨岩・奇石が並び荘厳で美しいそう、親しみをこめて「瀞八丁(どろはっちょう)」と呼ばれているそうです。 -
「熊野速玉大社」
熊野三山の一つ。神倉神社のゴトビキ岩に降臨した熊野権現を勧進するため、景行天皇の時代に社殿を造営したと伝えられています。主宰神は熊野速玉大神と熊野夫須美大神の夫婦神なので、縁結びにご利益があります。神仏習合では、熊野速玉大社は薬師如来「東方浄瑠璃浄土」は前世を司る。神倉神社のゴトビキ岩はツアーに含まれていなくて残念だった。 -
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「梛のご神木」
熊野速玉大社の境内に立つ推定樹齢1000年の梛(なぎ)の大樹。平安末期に熊野三山造営奉行を務めた平重盛(清盛の嫡男)の手植えと伝えられ、梛としては日本最大です。 -
「川原家横丁 つぼちゃ」
熊野速玉神社の近くにある川原家横丁は、現在はお土産や軽食を売っています。その由来は江戸時代から昭和にかけて熊野川河川敷は「川原家」という簡易商店が並んでいたそうです。川が増水すると家をたたみ、水が引くと再び組み立てた当時の簡易商店をイメージした建物です。みかんがおいしくて、安かったです。 -
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石畳が美しい「大門坂」を上り、熊野那智大社までは約1.3kmで40分。杉木立に囲まれ苔むした石段は熊野古道の雰囲気を少しだけ楽しめました。那智山の旧参道でその昔、大門があったので大門坂と呼ばれています。
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「熊野那智大社」
大門坂から、463段の階段を登ります。 -
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「熊野那智大社」
熊野三山の一つ。主祭神は、熊野夫須美大神の御神徳により「結宮(結び宮)」と称され、人の縁だけでなく諸々の願いを結ぶ宮として崇めれました。 -
八咫烏の縁によりお導きの神として交通。海上の安全も守護しています。
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伝説では、神武天皇が海上から那智の山に光が輝くのを見て滝を探りあて、神体として祀ったのにはじまり、仁徳5年(317)に滝のそばから現在地に遷ったと伝わります。火山法皇始め熊野参詣の貴人、修験者が神仏習合の一大霊地として訪れ、信仰を集めた聖地。熊野那智大社は千手観音「南方補陀落浄土」は現世を司る。
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「那智青岸渡寺」
那智の滝で修行した裸形上人が、那智の滝壺で感得した観世音菩薩を安置した庵が始まりとされるお寺です。西国三十三ヵ所霊場の一番札所としても知られています。本堂は天正18年(1590)に再建されたものです。 -
青岸渡寺から望む、五重の塔と那智の滝
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石段を下りて那智の滝へ
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「那智の滝 飛瀧神社」
高さ133mの断崖から流れ落ち、一段の滝としては日本一の落差を誇ります。 -
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「かつうら御苑」*HPの写真をおかりしてます
本日の宿泊は、那智山や那智の滝を遠望する海辺に立つ温泉宿。海側の和室でしたが眺望がとてもよかったです。食事は海鮮が新鮮でおいしかったですし、露天風呂から海が見えます。 -
朝食
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3日目
和歌山の絶景ポイントを巡る
「九龍島・鯛島」
古座川の沖合に浮かぶ島々で、蛇と鯛が年一度会うという河内祭の起源となる民話があるそう。鯛島は眼の部分に穴が開いているので、泳ぐ鯛の姿に似ている。 -
「橋杭岩(はしぐいいわ)」
国道42号沿いの海辺から紀伊大島へ約850m、大小40以上もの岩が橋脚のようにまっすぐ並んでいる、国の天然記念物になっています。伝説では弘法大師と天邪鬼が一晩で橋を架ける賭けを行い、負けるのを恐れた天邪鬼が鶏の鳴きまねしたため、橋の杭だけを渡して未完成に終わったという民話が残っているそうです。 -
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「潮岬」
台風の通り道、本州最南端の潮岬、潮岬観光タワーからの眺望です。 -
南紀串本観光協会から「本州最南端訪問証明書」貰いました。
ポルトガルの「ロカ岬訪問証明書」のパクリか? -
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潮岬の先端に広がる大芝生。その昔、海軍の望楼(物見櫓)があったところ。
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「湯浅」
和歌山県有田郡にある湯浅町は、醤油発祥の地。レトロな街並みを散策しました。 -
「角長」は天保12年(1841)創業の醤油蔵。今も杉の木桶使って昔ながらの製造法でお醤油を造っています。
小売りしてます。 -
「丸新本家」
750年つづく伝統製法でつくられた金山寺味噌は、創業以来あいされています。 -
「閻魔大王像」
紀三井寺の楼門の前に鎮座する大迫力の閻魔大王像は、赤御影石で作られ高さ2.1m、幅2.8m、重さ6t、令和元年(2019)に信徒さんから寄進されたそうです。
極楽住生がご利益とされる西国三十三所巡礼道草創の逸話を伝えるため、33個の宝印を手にしているそう。 -
「楼門」
楼門は室町時代の永正6年(1509)の建立。 -
231段の階段を登ると和歌浦湾が一望の本殿へかなり急です。足の悪い方は横道からエレベーターもあります。
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「紀三井寺」
本堂は江戸時代の宝歴9年(1759)年に建立。西国三十三ヵ所霊場の二番の札所。名前の由来は三つの霊泉「吉祥水」「楊柳水」「清浄水」の井戸からきています。紀三井寺は、宝亀元年(770)に唐の僧為光(いこう)上人によって開かれました。和歌山城からほど近いところにあるため、歴代藩主が訪れ、紀伊徳川家の繁栄を祈願したそうです。 -
「多宝塔」
室町時代の文安6年(1449)の建立。 -
「楠の御神木」
和歌山市指定の天然記念物 -
和歌浦湾に沈む夕日
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関西空港へもどり、ピーチエアで羽田へ
和歌山はレンタカーでまわるには結構大変なので、今回は団体ツアーを利用しました、おまかせで楽だったけど、あそこもみたいなぁ~と思っても工程に入ってなければ行けません、なかなか行けない場所なのでちょっと見逃した場所は残念ですが割り切りも必要かな。
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