満喫群馬！　①伊香保温泉に行くまでに、あっちもこっちも立寄

2022/04/24 - 2022/04/25

群馬割りを利用して、前から泊まってみたかった伊香保温泉の「福一」へ
せっかく行くのだからと、あれこれ欲張った２日間。

１日目　あれこれ立寄り忙しい！

①「臨江閣」（前橋市）
　　将棋の竜王戦もおこなわれたこともある、重要文化財の建物

②「おもちゃと人形自動車博物館」（吉岡町）
　　昭和レトロの人形や往年の日本車が楽しめるミュージアム

③「田丸屋」
　　天正10年創業の水沢うどんの老舗

④「水澤観音」
　　開運六道地蔵尊の台座を3回まわしてご利益を得よう

⑤「佛光山法水寺」
　　偶然立寄った台湾のお寺、映画キングダムのロケ地だった

⑥「福一」と[石段街」
　　常に口コミランキング上位の宿、石段を登って温泉街をたのしむ

エリア 伊香保温泉(群馬)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「臨江閣」　
群馬県の前橋市の前橋公園の一角にある、国指定の重要文化財の近代和風建築。建築時に臨江閣からは、妙義山・榛名山・浅間山が眺められたそうです。建物は本館・別館・茶室から成り立っています。コロナ禍中ということで、見学できたのは別館のみでした。

臨江閣は1910年（明治26年）の「明治天皇の行幸」在所として、明治35年、41年には皇太子時代の「大正天皇」も滞在されました。

平成26年の大河ドラマ「花燃ゆ」ロケ地になり、平成29年には将棋の「竜王戦」が開催されました。令和5年2月にブラタモリでも放送されていました。

写真の別館は、明治43年に一府十四県連合共進会の貴賓館として建てられた書院風建築です。この貴賓館には、桂太郎、大熊重信や渋沢栄一が訪れたそうです。

戦後には仮の市庁舎として用いられて後に、前橋市の公民館や公会堂として市民の会合や結婚式の場としても利用されました。重要文化財になった現在でも貸館として利用ができるそうです。

別館の前に回遊式の庭園（2,500坪）があり季節の花々が植えられています。４月の後半だったのでつつじが見事でした。

２階の180畳の大広間が圧巻です。

大広間の一番奥に天皇が滞在されたお部屋が再現されています。

かつては屋根にあった「しゃちほこ」など、展示スペースが別館1階にあります。
臨江閣の観覧は無料です、専用の駐車場はなく前橋公園駐車を利用しました。

水沢うどん「田丸屋」
渋川から伊香保温泉に向かう「水沢うどん街道」とも呼ばれてる道沿いに、何件ものうどん屋さんが軒を連ねています。田丸屋さんは 天正10年（1582年）創業のうどん屋の老舗で、水沢観音に一番近いところにあります。道路をはさんで向かいに大きな駐車場があります。いつも混んでいますので、待つ覚悟で行って下さい。

水沢うどんの特徴として、やや太めの麺は透き通るように白く、ツルツルッとした食感の良さと強いコシ。 一般的には冷たいざるうどんで提供され、しょうゆやゴマつゆなど、お店によって違いがあるそう。写真は田丸屋さんの一番人気、ざるうどんです。

寒い時期は、にゅう麺もあります。お出汁が上品でおいしいです。

「水澤寺（水澤観音）」
群馬県渋川市にある伊香保温泉のほど近く、1300年の歴史を刻んできたお寺です。坂東三十三箇所第16番札所です。大駐車場からなだらかな道を歩いてお寺へも入れますが、門前駐車場から参道を登り仁王門をくぐって本堂へ行くと趣があります。

推古天皇の勅願によって開かれ、高光中将の妻・伊香保姫の御持仏だったと伝えられているご本尊「十一面千手観世音菩薩」は、安産や子育てにご利益があると言われています。

開運六道地蔵尊を祀っている六角堂は群馬県の指定重要文化財にもなっています。台座を静かに3回まわすと、願い事が叶うと伝えられています。

「臨済宗　佛光山法水寺」
水澤観音から伊香保温泉へ向かう途中、長～い階段が見えたので立寄ってみたら、台湾最大の仏教宗派のお寺でした。偶然の立寄りなのでシステムがわからず、入場無料だったので寺院内をひとまわりしてみました。とにかく広いが印象。お宿で口コミをみたら、お願いすると寺院内を案内をしてくれたのでそうです、しまった！

おまけに映画「キングダム」のロケ地だった、もっとじっくり見ておけばよかった。

何故、台湾の寺院が伊香保に？
台湾の高雄市と渋川市が友好関係が誘致されたようです。

本堂に鎮座するのは「王仏　釈迦牟尼仏　しゃかむにぶつ」
ミヤンマーの白い石で彫刻されて仏像で、おもさ28トン。日本の道路でギリギリ運べるサイズだそうです。写経や座禅も無料、1階に台湾のカフェもありました。

階段は長いですが段差がほどよいので、長さや高さも感じませんでした。階段をのぼりきって山門から振り返ると、赤城山の雄大な景色が望めました。途中に庭園もあり、寒緋桜が綺麗でした。階段下の駐車場は広いです、実は本堂の方にも駐車場があったそうです。

少し葉桜でしたがしだれ桜

「伊香保　おもちゃと人形 自動車博物館」
懐かしいおもちゃや人形、昭和の街並み再現した横丁、ティディベアや往年の名車をがみれる自動車博物館など、テーマ別に展示してあります。子供も大人も楽しめるミュージアムです。広いので今回は見たい展示にしぼって見学しました。

入場券といっしょに、キューピー人形がもらえ、あとで自分で絵付けすることができます。カラーペンの種類も豊富でした。

行くには渋川駅からと伊香保温泉の石段街からも、群馬バスが運行、博物館前で下車できます。駐車場は博物館の敷地内と道路を渡ったところにもあります。

レトロなおもちゃがいっぱい、懐かしくてついつい見入ってしまいました。

レコードに針を落とす時の、ドキドキ感を思い出します。

おばあちゃん家にあった置き薬のパッケージいろいろ

ティディベアもテーマ別に展示されてます。

写真上　昭和のシンボル「ダイハツミゼット」

写真下　「SUBARU　360」
1958年、国民車構想を実現した初めての車として誕生した。独特のフォルムから「テントウムシ」と呼ばれていました。

「メッサーシュミット　ドイツ車」
ケロヨン号とばれているのは、1500万円するんだそうです。

「自動車博物館」
往年の名車が勢ぞろい、デザインや色もなんだか斬新

「福一」
創業440年の石段街の一番上にあるお宿、常に口コミ上位。実際泊まってみて、サービス、温泉、食事すべて良かったです。お部屋も落着いた雰囲気、眺望も良いです。ロビーにウエルカムドリンクサービスあり。福一には石段街専用の出口があり、伊香保神社や石段街の観光に徒歩でいけて便利です。

「石段街」
石段には400年の歴史があり、頂上の伊香保神社まで365段あります。段数には365日にぎわってほし、という願いが込められているそうです。階段の両側にはお土産物さん、飲食店などが並んでいます。

1980年から５年をかけて大改修、石段には御影石がしきつめられました。

石段の一部に、この地を愛したことで有名な歌人・与謝野晶子の詩」伊香保の街」が彫り込まれています。