洞川温泉、夜も開けっ放しって、すごくない！？　(⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠)

2023/08/10 - 2023/08/11

　天川村（てんかわむら）の洞川（どろかわ）温泉は山深い場所にあります。　　大峰山系から流れ出る清らかな水は「ごろごろ水」と呼ばれ商品にもなっています。

夫お気に入りの温泉で、特に夜提灯に灯りがともると、町は情緒たっぷりで良いらしく、山形の銀山温泉似とか…ではでは体験しましょうぞ。

エリア 洞川温泉・大峰山・天川(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 3.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　自宅からは比較的近場エリアなので、午前10時出発。
台風6号の影響も多少ある中、お昼過ぎに道の駅到着。
こちらで簡単なランチを済ませ、記念にお箸2膳購入。
あ、ウリも買ったわ。

　少し走って「観音峰登山口」は寄り道。
「みたらい渓谷」へも続いています。

　休憩所。　出っ張っている舞台からは川が見られます。

　クマがいるそうです。夫も一度友達と歩いていたら出くわし、クマは気づいていなかったのでソロソロとバックで戻り、クマの姿が見えなくなってから後ろ向きでダーッと逃げたそう。

　熊注意から渡って来た橋を見る。

　透明度高い川。

　近くの「龍泉寺」の池の水も美しい～

　チェックインまで時間があるので、喫茶「こまどり」さんでコーヒーブレイクすることに。

　やや昭和的？　愛想の良いオーナーとお話させてもらいました。

　お世話になる宿「光緑園　西清」
お庭がきれいに整えられていますね。
町のメインストリートは両側に小ぶりな宿がズラリ。
昔からの行者の宿です。

　玄関を入ると…

　ミニショップ。

　奥に見えるのは帳場。

　ウエルカムドリンクのシソジュース。
ちょっと濃い目。

　部屋は2Fの「龍」
多分今夜は4組のみの宿泊かな。　明日からはお盆突入で忙し忙し。

　はい、お部屋入ります。

　昔ながらの、でも清潔なお部屋です。
この温泉町にぴったり！　十分です。

　狭いユニットバスに、どう見ても後付しただろうトイレ。

　浴衣、帯、足袋、バスタオル、フェイスタオル、そして判子あり。　お風呂にタオル類の用意はないので、こちらを持って行きます。　女性は柄の浴衣も選べますよ。

　1F突き当りは男女のお風呂。
21時までは、男性が内風呂＋露天風呂。　
女性は内風呂のみ。　21時から午前0時までは男女交代になっています。　翌朝は6時から10時まで。

　露天風呂無しの女性用脱衣所。
「密を避けるため、一度の入浴は6人までにお願いします」との張り紙がありました。

　わたしが一番のようだったので、パチリ。

　夕食は6時から30分刻みで。
どうやら1Fに仕切り個室3つ。　うちは2Fでこの通り広ーい部屋を仕切ったところでてした。

行者の宿だそうですから、きっと大勢が泊まったのでしょうねぇ。

　何だかもう60年も前の親戚の旅館を思い出し、懐かしさいっぱい。　それにしても一番のびっくりは、どこの宿も玄関から縁側から、このように1Fも2Fも網戸無しの開けっ放し！　こんなの初めて見たーー！
食事中、蚊が2匹ぶーん。

　2Fから下の庭を見る。

　夕食開始。

　今回、夫はお肉、わたしは普通の会席料理にしたそうで、やや内容が違います。　テキトーにシェアしました。

　この後てんぷらが登場したのですが、うっかり食べてしまいました～　　このつみれはイノシシの肉。　ワイルド～

　夕食後、雨もやんだみたいなので、夫お勧めの提灯に灯りの灯った町歩きに行くことに。

　折角の町なんだけど、土産物屋さんが無い。　これは非常に残念なところ。　そういうお店をひやかしながらそぞろ歩くのが、温泉の楽しみの一なんだけど。

　ね、どこも開けっ放しでしょう。　行者さんがまず広縁や涼み台のような長椅子に腰を降ろし、足を洗ってから宿へ入る…だからその名残がこんな風なんでしょうかね？

　ここも漏れずに開けっ放し。
全体的に泊まり客が少なかったのか、食事の時間だったのか、人通りはまばら。

確かに山形の銀山温泉にノスタルジックな雰囲気は似ているけれど、あちらの方がだいぶお洒落だわ～
勿論、観光客も沢山だしね。

しかし夫のオシはわかります。　いいトコですよ。

　21時の入れ替え時間になったので、早速行ってみました。　まだ準備をしていた男性スタッフに、「もう使ってもいいですか？（はよはよ」と聞けば「ちょっと待って下さいね（アセアセ）」

こちらは廊下をズズイと行った右側にドアがあります。
おおっ、誰もいない。　

　小さなことですが、ドライヤーを使う際、ボタンを押えていなくても使えるのは便利。　また、歯ブラシの用意もあるんですよ。　これは珍しく嬉しい。

　内湯。　左側奥が露天風呂入口。

　まず顔と頭を洗って…蛇口が家のと同じく節約型ではなく、それが有り難い。　一度レバーを下げてもすぐにお湯が止まってしまうのは不便過ぎて。

　小ぶりな、でもわたし好みだー　お湯もどちらかと言えば熱めかな。　よいなーよいなー
ふっふっふ、独り占め～♫

　昨夜は22時に休み、午前3時半に目覚めてから、6時のお風呂を待つのに何度も時計を見、やっと6時！
またもや独り占めのお風呂を上がり、8時からは朝食です。　で、朝は障子閉めるんや～（笑）

　美味しくいただきました。
そして運んでもらった女性に、開けっ放しの謎を聞いてみました。　特に理由は無く、昔からのこの辺りの風習で、蚊も特に刺しませんからねぇ…と。
では、朝閉めるのは？　それは悪さをするのが入って来るといけないから。　？？？悪さ？　まあ、この辺にしましょう(^o^;　どうでも良い質問は。

この宿は家内経営か、珍しく若い男性たちがテキパキと仕事をこなす様子が、好ましく思えました。　廊下を拭いたり雨なのに窓ガラスを磨いたり。　たから清潔さが伝わって来るのでしょうね。
出で立ちもTシャツに膝下のパンツ姿で、民宿を思わせるような(⁠*⁠´⁠ω⁠｀⁠*⁠)　　

小さな便利さもあり、とても気持ち良い時間を過ごせました。　結局のところ、旅の満足度の基準って何なんでしょうね…

お会計の際にもらったお土産、「陀羅尼助丸」
胃腸薬ですね。　町の看板に「陀羅助、丸と板あります」と書いてありましたが、「板」って何？　薬を板チョコみたいにかじるの！？　　苦そう。

9時台には宿を出て家路へと。　明るい内の帰宅は余裕があり、片付けも夕食の準備も出来てわたしは好き。
一つ残念だったのは、近くにある鍾乳洞へ行けなかったこと。　理由は「そんなゾロ引くような格好では無理！」
鍾乳洞かあるなんて知らなかったので、2日目は丈長めのワンピース。　ケーブルに乗ってガタゴト行くなんて、そんな楽しそうなこと知っていたら、パンツ姿にしたのにぃ。　がっかりでした。

次回予定の旅は9月の初旬、娘家族との上高地。　またもや「いろりの宿　かつら木の郷」泊です。