「安曇野ちひろ美術館」から白骨温泉、そしていつもの…

2023/07/21 - 2023/07/22

　夫のたっての希望だった白骨温泉。　わたしにとっては約半世紀振りに3度目の「湯元齋藤旅館」　さて、どんなになっているんだろう…

「安曇野ちひろ美術館」は是非行ってみたかったところ。　「大王わさび農場」では説明を聞きながら歩いてみたい。　帰りはマスト、4度目の「八ヶ岳アルパカ牧場」で、アルパカとの散歩。　楽しみいっぱい、Go go!

エリア 白骨温泉(長野)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　朝6時に家を出て、まず目指すは安曇野にある「安曇野ちひろ美術館」　その前にちょっと寄り道したのは、ファーマーズマーケット「安曇野ハイジの里」
産直市場かな？

想像通り、野菜、魚、肉、お惣菜、そしてお土産品がぎっしり。　ここで　シナノスイートジュース　なるもの発見！　この種のリンゴは好きなので、きっと美味しいに違い無いと購入。　リンゴとアンズのドライフルーツに、玉ねぎやジャガイモ、オクラまで買ってしまいました。
車だから出来る技ですね(；´∀｀)

　美術館の前にランチしなければ、とネットで探し「ビストロ　ノリ」へ。　場所がわからなくて電話で聞きました。

　11時半オープンとほぼ同時に入店。　スッキリした店内。

　口コミの良かった　日替わりランチ　を注文。
980円也。　まずはスープから。

　続いてレタスオンリーのサラダ。
スープ　→　サラダ　と、血糖値上がらなーい順番で登場。　いいネ！

　本日のメインはチキンソテーソースがけ。
「ここのソースは美味しいんてすよ」と読んだのは確かに本当。　デミグラスソース？美味しい。

　ドリンクはアイスコーヒーをお願いし、ご馳走様でした～

　着きました、美術館。　このあたりは美術館が多く、ロケーションもこの通り、緑が多く開放的。
ステキな立地ですね。

　大木の下にイス。　これだけでもう素適♡

　

　美術館の正面入口を撮ろうとしたら、「カメラが熱くなっているので、もう少ししてから…」と表示。
こんなの初めてだー

仕方ないので写真は諦めて入館。
大人800円でこんなのを貰い、見える場所に付ければ1日出入り自由のシステム。

　館内右側のショップ。

　その奥には絵本カフェ。　掃出し窓からは外の景色が見えて、とても気持ちがいいわぁ。

　さあ、ちひろさんの絵を存分に見よう！
展示室1　「ちひろの仕事」

　　こちらは「こどもの展示室（トットちゃんの部屋）

　黒柳徹子さんの「窓際のトットちゃん」に出てくるお部屋です。　この本を読んだのはもう何十年も昔。　懐かしい。

　昭和10年代の頃でしょうかね、この教室は。

　展示室3.4.5　「絵本の歴史」
　「外国の絵本」は、台湾とベトナム出身の画家の作品でしたが、色合いが何とも言えず素晴らしいものてした。
お二人共ご存命。

　展示室2　「ちひろの人生」

　　テラスでボーッと出来ますよ。
ちなみにその最中なのは夫です。

　テラスから渡り廊下を歩くと、北門に出ます。
すでにコスモスが咲いていました。

　この後　「大王わさび農場」にも行きたかったのですが、時間が無くて断念することに。　残念！

　ちひろと山々、その周辺の景色に幸せいっぱいの気分。　4時前に本日のお宿「湯元齋藤旅館」到着。
ナビ通りに走ったら、くねくねカーブの山道を走らされ、夫とナビはだいぶ相性が悪いと思う。

周囲には何も無い山合の温泉ですね。

　駐車し玄関目指し歩きます。
こちらの掟としてキャリーバッグはご法度。　これにはちょっと困ってしまい、うーん…と考え古いスポーツバッグを持って来ました。

　おおっ、昔とは随分変わり立派になってる。
でも見覚えはあり。

　玄関入ります。

　こちらで靴を脱いでスリッパに。　民芸調の作りが松本家具を思わせるなぁ。

　斎藤家の家紋。

　正面左に帳場。

　館内あちらこちらに、瑞々しい生花が生けてあります。

　帳場の反対側はロビーラウンジ。

　土産処。　夕食に登場したカブラのお漬物があまりに美味しく、２個ゲット。

　ロビーラウンジとショップの間の廊下を進むと、さっき外から見た左側の建物「明治館」の中に入ります。
「本館」とかかげてありましたが、今は使われていないようで、ラウンジとなっているよう。　本が棚にビッシリ並んでいます。

　ラウンジ奥のこのレトロな雰囲気、イスといい窓といい良いわ～

　宿は「昭和館」「牧水荘」「介山荘」に分かれ、わたしたちは介山荘を選びました。

　1階の5105室「道庵」。　各部屋「大菩薩峠」に登場する人の名前がついています。

　ドアを開けると右際には水屋的なものが。
案内をして下さっだスタッフが、こちらでお茶を淹れてくれました。

　10畳の和室にツインベッド。　広縁にはイスとテーブル。　戸を開けるとミニテラス。右は脱衣所と半露天風呂。

　シンクは一つ。

　脱衣所。

　陶器の半露天風呂。　このお湯は温泉ではありません。

　遠くに山が見える絶景。　部屋のお風呂最高！

　テラスより半露天風呂を、見る。　戸を開けると繋がっています。

　今はこんなリゾート風のイスの設備がある宿は、多くなりましたねぇ。　湯上がりに涼むのには良いのですが、蚊がブーン。　逃げよう。　朝は良かったですよ。

　玄関左には広いトイレ。

　お茶を頂き、まずはひと風呂と行きましょうぞ。
情けないことにわたしは超方向音痴なので、「お風呂迄こんなに遠くては、ひとりでたどり着くのは無理っ。　一緒に行くわ、待ってー」

介山荘はお風呂まてが遠く、エレベーター3機を乗り継ぐ必要あるんですよ。　お部屋選びは是非、年齢や身体を考慮すべし。
露天風呂「鬼ヶ城」は男女入れ替え制。

　階段を下ります。

　それぞれの暖簾の前に履き物入れがあるので、スリッパの数でお客さんの人数がわかります。

　脱衣所。

　お湯は乳白色で少しヌルっとしています。
お湯の温度は熱からずぬるからず、丁度いい感じ。
うぅ～極楽、極楽。

　んじゃ、次は露天風呂付き大浴場へ行こう。
湯巡り回廊を通って大浴場へと続くエレベーターへ。

翌朝ここを歩いていると、開けられた窓から冷気が入って来てヒヤッとします。　外気は13度と流石標高1400m。

　エレベーター内の表示。　これならすぐ迷子になるわたしでも、多分大丈夫。

　エレベーターを降りてまっすぐ進むと、マッサージ機が2台あります。　湯上がりに揉んでもらうのは結構、結構、くるしゅう無い。

　この廊下をズズぃと行けば、大浴場。

　こちらも男女入れ替え制になっています。
ご前0時～1時までは清掃のため入れません。

　履き物入れは紙に名前を書いて、スリッパの上に置いておくよう。

　チラッと脱衣所。

　涼み処もあります。
お風呂は入浴中の方がいたので、写真は✕

　6時になりました。　「腹が減ったぁぁぁ」と連呼する夫、待望の食事タイム。
食事処　あずみ野は、部屋によって個室と、広い部屋をパーティションで仕切った所があります。
わたしたちは個室で頂きます。

　個室食事処。

　献立表と、これだけのものは最初からセッティングされています。

　前菜五種…枝豆豆腐、川海老艶煮、小鯛甘露煮、鰻真
丈、無花果柚餅子

　台物…信州プレミアム牛しゃぶしゃぶ

　飲み物をオーダーする歳、ジュースを選んだ下戸のわたしたちに、「ご飯を先にご用意出来ますが…」と気配りのあるお言葉。　勿論、待ってましたっ、とお願いし…

食事…五目ごはん、漬物三種。

　造里…信州サーモン、信濃雪鱒、信州大王岩魚、あし
らい

　先吸…鱧真丈汁仕立て

　焼き物…岩魚塩焼き

　揚物…虹鱒円揚げ

　冷菜…信州ハーブ鶏と夏菜冷菜

　これ、感動もの！　本格的パフェ。

水物…甘味

　朝風呂は必でしょ。　夜中に入れ替わっている鬼ヶ城へ、行ってみましょう。

　夫は夜も来ていたようですが、わたしは入らずで小原庄助さんですわ。

　こちらは大浴場の内風呂。　露天よりは少し熱めがしみるねー

　前日男性用だった露天風呂は、だいぶ狭め。

　温泉に来るとどうして早く眠れるんだろう。
横になれば即、ZZZ～
翌朝の全景。　朝の澄んだ空気と太陽が眩しいわ。

　この建物が「明治館」で、レトロなラウンジのあるところですね。

　朝の明治館ラウンジ。

　朝食は早めの7時半をお願いしました。

　サラダに温泉卵、お漬物。　飲み物は廊下のブッフェで、好きなものを選んで来ます。

　大満足だったお宿と別れ、最後のそして恒例「八ヶ岳アルパカ牧場」へ。　茅野市にあります。

　ここを知ったのは数年前のテレビ、「イッテQ」
女芸人さんたちが、アルパカとレースしているのを見て、初めて訪れた訳です。　今回は4回目。

　アンデスの高い岩山に生息するアルパカはとても大人しく、唯一の武器はツバ（胃液）を飛ばすのみ。
すごーく可愛い動物なんですよ。

　暑い日本、夏用スタイルに毛刈りされていますね。

　珍しい座り方だと思いませんか？

　オヤツは200円で販売。　手から上手に食べてくれます。　今はランチタイム。

　羊も2匹います。　オヤツがほしいのか、ものすごく大きな声でメェ～メェ～

　羊って「一」の目がやや恐い。　それと鳴き声がすごく大きい。　多分、「アルパカばっか構っていないで、こっちにもオヤツ～！！」と叫んでいるのかも。

　こちらもランチタイムで静かになりましたね。

　空いていたら有料で散歩が出来るんです。　スタッフから説明を受け、この日はニーナと。

　ニーナは歩きたくないのか、数回止まりました(^.^;
まあでも、散歩代（15分、1000円）もエサ代の一部になるんだろうから、我慢してね。

　はい、ご苦労さま。　暑い中の営業担当だったねぇ。
「もう指名しないでね、クソ暑いから（ニーナ）」

　終わって記念写真、パチリ。

　ラストのお昼ご飯は夫のオススメ、ソースカツ丼で人気の「明治亭」　1時というのにズラーッと待っているお客さん。　わたしは腰が引けています(＠_＠;)
が、夫は譲らずでしゃーないなぁ。　それでも思ったよりは早く入店出来ました。

ちなみにいつもは諏訪のSAで、「峠の釜飯」オンリー。

　わたしの頼んだ信州蕎麦とミニソースカツ丼。
全部はとても食べきれません。　勿論、美味。
ソースは買って帰りました。　我が家で再現だー

今回の旅は今までに無い満足感の内に終りました。
それはこれまでが良くないという意味ではなく、理由の一つは宿の気配りかな、と思います。

ご飯を早く出してもらったこと、食事中に部屋に入ってお茶に使用したものの片付けをしてもらった際には、トイレで使ったハンドタオルまで処理してあったこと。

それぞれは些細なことなんですが、ひとことで言えばとっても気分良く過ごせた感があるんですね。
それは夫も同感でした。　何も無い環境だからこそ、大人がゆっくりとした時を楽しめる、ということでしょうか。　是非また再訪したいお宿を見つけ、嬉しく思っています。