2023/04/28 - 2023/05/07
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nichiさん
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福崎駅から播但線で姫路へ。
姫路で私たちシニア夫婦の荷物をコインロッカーに預け、姫路城へ。
姫路駅北口から正面の遠くに姫路城を見た時から感動!
私たちシニア夫婦は歴史好きですが城マニアであはりません。
でもこの白い鷺が舞い立ったように見えることから、白鷺城とも呼ばれる美しい城はぜひ一度訪れたかったお城なんです。
江戸時代初期に建てられた天守や櫓等のお城のほとんどの部分が残っている珍しいお城で、国宝や重要文化財に指定されています。
7年にも及んだ平成の大修理も終え、じっくり拝見することができました。
多くの城主がいた姫路城ですが、歴史上で表舞台に最初に出てきた有名な話は秀吉の毛利攻めですね。
主だった城主は、池田輝政や今のNHK大河で山田裕貴くんが扮する本多忠勝の息子である本多忠政ですね。
江戸時代、藩主として100年以上この地を治めた城主は酒井氏です。。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
播但線の福崎駅から姫路駅までは30分弱で到着。
コインロッカーがいっぱいで、ガラガラ荷物を曳きながら姫路駅構内を右往左往しました。
お城と反対側の南口でやっと開いているコインロッカーを発見!
荷物を預けて北口へ。
北口を出たら、駅前から延びる大手前通りの先に姫路城が見えます!
お~~遠くに見える姫路城。 -
姫路駅北口からローカルバスに乗って10分弱。
姫路城の前に到着しました。
家内はスマホで撮影中。
思わず撮影しちゃいますよね~ -
家内が撮った写真です。
-
改めて、パシャ!
-
やってまいりました。
姫路城!
お堀に架かる桜門橋の奥に天守が見えます。 -
桜門橋を渡ります。
この橋、大手門の前の内堀に架かる橋で、発掘調査で出土した遺構を活かしながら、平成19年(2007年)に復元されました。 -
この大手門、高麗門で、なんと昭和13(1938)年に完成したもので、位置や大きさは江戸時代のものとは全く異なっています。
元々姫路城の大手門は、三重の城門だったそうです。
これも調査して復元しないのかな? -
さあ中へ。
そこは広い三の丸広場です。 -
その三の丸広場では、平成中村座の公園が初日を迎えていました。
2日前、神戸のホテルのテレビのローカルニュースで、この公演の宣伝のために、姫路の商店街でお練りをやっている様子を拝見しました。
中村勘九郎や七之助が人力車に乗ってました。
コロナ前ですが、浅草浅草寺で公演を観たことがあります。 -
江戸時代の芝居小屋を模しているのが平成中村座の特徴の一つです。
人が多くて撮影できませんでしたが、小屋の入り口に向かって左右に江戸時代の商店街ができていました。 -
七之助、貫禄出てきた。。。
播州皿屋敷
鰯売恋曳網
棒しばり
天守物語
播州皿屋敷と天守物語は地元密着型の演目ですね。
鰯売恋曳網は観てみたい!
遊女に一目惚れした鰯売り(魚売り)が大名に化けて廓に行く物語です! -
ちょうど、昼の公演の入場が始まった所です。
一番安い11000円の席ならまだ若干あるそうです。
観てみたいけど、天守閣が混んでそうなので止めておきましょう。
今は便利ですね。
リアルタイムで待ち時間がスマホで確認できるんです。
入場口の待ち時間は20分。
入場口から天守閣入口までの待ち時間40分。
との表示でした。 -
三の丸広場から天守を見上げます。
綺麗だな~
お天気よくて良かったな~ -
右の建物が平成中村座の芝居小屋です。
左に姫路城天守。 -
三の丸を歩いてずいぶん天守に近づきました。
-
チケット売り場に並ぶために一回規制線で止められます。
その後並んで購入。
姫路城・好古園共通券 1050円×2枚。
購入するまで20分かかりました。
混んでるな~~ -
菱の門。
片側が石垣という面白い門ですね。
京都の金閣寺や銀閣寺で見られる華燈窓と言う釣鐘型の窓です。
格式高い櫓門なんですね。
ここから天守まで、攻められた際にどう防御するか?
様々な建築・土木上の工夫を見て進みたいと思います。 -
菱の門をくぐると、三国堀という四角い堀が現れました。
地下の湧き水が地表に出て溜まっている堀で、日によって水位が異なるそうです。
ココまで攻め込んできた敵兵を、周りから狙い撃ちにすることができる場所なんですね。
その堀越しに見える天守のカッコいいこと。
ココまで攻め込んできた敵兵はそんな余裕はないと思いますが、、、、 -
「いの門」をくぐって二の丸越しに天守を撮影。
二の丸の天守前の石垣は強固っぽいですね~
もう、天守が見えるたびにシャッターを押してしまいます。 -
奥に進むにつれ、どんどん天守が近づきます
-
「ろの門」をくぐり、さらに奥へ。
インバウンドの団体さんもいらっしゃいます。
ガイドさんがフランス語です。
フランスかベルギーの団体さんでしょうか? -
ココからも天守が見えます。
時代劇の「暴れん坊将軍」でココから天守を仰ぐアングルはよく使われるそうです。
ココは江戸城じゃないけど。。。。
この先の左側が「はの門」です。
門と櫓が合体した櫓門です。
敵が攻め上がってきた際、扉を閉めて両側の石を崩して、扉をブロックする門です。
考えてますね~
また、門の天井には塀が隠れていて、床板を外して敵兵を攻撃することもできました。 -
「はの門」を過ぎてからは、道が狭くなってます。
-
十文字の鬼瓦??
-
どれだ?
-
どれだ?
-
これだ~~
キリシタンであった黒田官兵衛にゆかりがあるとか。。。
にの門櫓の唐破風屋根に乗っている鬼瓦に十字架。 -
ココから見る天守もカッコいい。
-
このあたりで列の動きが止まりました。
天守への入場待ちですね。
正面は「にの門櫓」。
先ほど鬼瓦に十字架があった門です。 -
姫路城は様々な城主がいたため、瓦紋も色々。
これは、三つ巴ですから松平氏ですね。 -
「にの門」をくぐります。
-
大きな梁の下をくぐります。
-
ちょっと進んでは止まる状態です。
やっぱり混むんだな~
GWだし、仕方ない。 -
にの門をくぐってすぐにほの門。
-
ほの門をくぐってすぐ右に、少し変わった塀がありました。
この塀、油壁と言うのですが、秀吉時代のもので、姫路城内でココだけに残る築地塀なんですね。
真っ白な漆喰の塀が多い姫路城に於いて、異彩を放っていますね。 -
目の前には乾小天守がそびえています。
姫路城には三つの小天守がありますが、天守台の西北隅(乾の方角)に位置しています。
方角から乾小天守というのですね。 -
ロの渡櫓
乾小天守と東小天守とを繋ぐ渡櫓です。
2層になっていて、上部は公開されていませんが、下の部分を見ることができました。 -
そこには大きな井戸がありました。
-
混んでいて少しづつしか進みませんが、目の前は水二門。
ここでわざわざ通路を狭くするようになっています。
攻めてきた兵はたまりませんね。 -
水二門をくぐります。
たしかに狭い。
人が多くて少しづつしか進みません。 -
ココから少し下りになってます。
正面が「水の三門」です。
もう石垣をくりぬいたような小さな門で、幅は1.5mぐらいしかありません。 -
左側には西小天守。
西小天守は、天守の西側南側にあります。 -
水の三門までやって来ました。
せまっ!
背の高い方は頭をかがめて通ります。
これ、大勢で攻め込んできた兵はたまったもんじゃありませんね。 -
水の山門をくぐると、90度左に曲がりました。
目の前には西小天守。
奥には天守がチラッと見えますね。 -
さあ天守に入りましょう。
順路で進むと天守の地下の部分に入りました。
ココで靴を脱ぎます。 -
お城の一階は石垣の上からなので、石垣の中にあるココは地下になります。
お城の地下は、通常は武器弾薬か食料の倉庫ですが、ココには流しがあったり厠があったり、珍しいパターンのようです。 -
1階に上がりました。
凄い人で混雑していますが列に並びます。
内陣と言う広間の周りを武者走りが囲んでおり、今はその武者走りで並んでいます。
武者走りでは戦の際に多くの兵が行き交ったり、窓から外に向けて鉄砲や弓を射る攻撃を行います。 -
天井の梁も立派ですね。
-
天井近くの小さな小窓は、火縄銃の煙を出すためなのだそうです。
ふ~~ん。 -
これが窓の格子です。
-
窓に近づいてみたら、手前には大きな広場になっている備前丸。そしてその奥には三の丸の平成中村座の芝居小屋が見えます。
さらにまっすぐ伸びる大手前通りの先にはJR姫路駅が見えますね~ -
人の流れが進みました。
2階へ上がりましょう。
お城の階段は急ですね~
でも昔は、鎧を着て刀も携帯して上り下りしていたんだもんな~
手摺も無かったし、大変だな~ -
大広間の周りに武者走りがある、1階と似たような構造です。
多くの人が並んでいます。
ココは、千鳥破風の内部です。 -
武具掛けですね。
槍が架かっていました。 -
これ、何だっけ?
-
耐震性を高めるために付けられる昔の筋交です。
-
2階の天井の梁もごついですね~
-
列に並んで2階をぐるっと廻って3階への階段を上がります。
所々でロープで進むのを規制されます。
多くの人がいっぺんに上に上がらないようにするためなんだそうです。
この柱は西大柱。
地階から5階の天井まで通されている大柱で、天守には西と東に1本づつ、2本の大柱があります。 -
列が進みました。
3階に上がりましょう。 -
階段の途中から2階を見下ろして撮影。
もう一つの大柱である東大柱が見えます。 -
天井近くには、火縄銃の煙を排出するための窓があります。
-
3階に上がって来ました。
この横に長い棚は石打棚と言って、この上から窓の外の内陣に入ってきた敵を、上から弓や鉄砲で攻撃するのですね。
このような石打棚は、南北に一つづつあります。 -
正面に西小天守。
-
窓の外右側には乾小天守。
-
ここ、3階の4角にある武者隠しです。
城内に侵入してきた敵を、ココに隠れて内側から攻撃することを想定して作られたのですね。 -
武者隠しは上下に分かれていて、城内に入ってきた敵を中から攻撃するための隠れ家でした。
-
凝ったつくりですね。
-
4階と5階は大きな大広間のようなフロアで、1階から3階のように、武者走りと内陣の広間に分かれていません。
南北にあった石打棚は、東西南北の4か所にあります。 -
天守の最上階(6階)まで上がって来ました。
中央には、刑部神社と言う神社があります。
ココで気づいたこと!
普通、お城の天守の最上階は、廻縁があって外をぐるっと廻れますよね?
その廻縁が無いんです。
だから周りを眺めるのは室内からになります。 -
刑部神社(長壁神社)にお参り~
姫路城の守護神です。
そもそもこの神社、姫路城ができる前からあった神社なんですね。
姫路空襲の後も奇跡的に残ったこの姫路城であることから、
現在では火災・災害などの災いの神として崇められています。 -
天守最上階から西側を見た景色です。
右手前は乾小天守です。
正面左側にはこれから訪れる西の丸が見えます。 -
西の丸をアップで!
-
こちらが南側。
二の丸の平成中村座の小屋が見えます。
大手前通りの先にはJR姫路駅が見えますね~。 -
幕間なのでしょうか?
裏側が開きました。
七之助くんでも出てこないかな~? -
鯱が目の前に見えます。
-
動物園越しの姫路市。
-
こちらは城の東側の景色です。
左側の下の建物は姫路市立美術館で、赤レンガ造の建物です。
元々は、旧日本軍の姫路陸軍の倉庫でしたが、敗戦後に姫路市役所として使われ、今は美術館として再生利用している建物です。
その奥の真ん中は、国立姫路医療センターでその奥には姫路の街が広がっています。 -
東小天守にやって来ました。
-
ここからは止まらずに進むことができます。
-
ロの渡り櫓です。
広いな~
様々な姫路城の模型(ジオラマ)が展示されています。 -
小天守から外に出ます。
-
おお~~
下から大天守を見上げます。
外に出た瞬間、皆さんカメラを向けます。 -
角度を変えて大天守を見上げます。
-
この広い場所は、備前丸と言って、城主池田輝政が住んでいた所です。
明治15年の火災で焼失してしまいました。
大天守を正面から見上げることができる場所です。
関ヶ原戦いで武功をい挙げた池田輝政が、家康のご褒美でこの姫路城の城主になれたわけですが、その池田輝政がこの大天守を築いています。 -
今巡ってきた、大天守を正面からじっくりと見上げます。
外観5重・内部は地下1階・地上6階の造りになっています。
一見すると五階建て。
まさか石垣の中にも部屋があるなんて思いませんよね。
最上階の大棟両端には阿吽一対の大鯱瓦を飾っています。
千鳥破風・大千鳥破風・唐破風の組み合わせはお見事!
左側の西小天守含め、調和がとれていて美しいですね。 -
天守台の石垣。
-
この天守台の石垣も池田輝政によるものです。
-
綺麗ですね~
-
順路通りに進んで行きます。
この先左側が備前門です。 -
備前門の周りは、なんと石垣に石棺が使われています。
古墳に使われていた石を築城時に石垣に使ったようです。 -
こちらにも、、、
姫路城の築城時、周辺の古墳がいくつか破壊されたようでs。
凄いことしたな~
人が多くて備前門は撮影できず。 -
この道を下っていくと、りの門。
裃きたお侍さんが歩いていそうですね。
それにしてもさっきの大天守の人の多さは何だったんだろう? -
これがお菊の井戸です。
「播州皿屋敷」の主人公のお菊が殺されて投げ込まれた井戸ですね。
ちょうどココ姫路城で開催されえている平成中村座の演目に入っていましたね。
10枚あるはずのお皿が9枚しかなく、「1枚足りない、、」と言うセリフが有名ですね。
井戸の中から聞こえてくる? -
これが「ぬの門」です。
-
お~~
振り返ると大天守。 -
絵になるな~
-
ココからも。
もう何枚もシャッター切っちゃいますね。
さあ西の丸に向かいましょう。
つづく
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