兵庫県の南側を巡ってみました。25憧れの姫路城にやってきました。好古園に行ってから人力車に乗ってみました。神戸に戻ってディナーは今晩も牛！！

2023/04/28 - 2023/05/07

たまごかけごはんのランチを終えた私たちシニア夫婦は、好古園へ。
正式名称は、姫路城西御屋敷跡庭園。
姫路城の南西に広がる、1万坪もある大きな池泉回遊式庭園群です。
1992年（平成2年）に開園したのですが、武家屋敷跡で、遺構をそのまま生かして作庭されています。
９つの日本庭園があるのですが、長屋門・屋敷門、渡り廊下など江戸時代の建築が再現されています。
よく映画やドラマのロケにも使われるようです。
中を歩いていると、江戸時代にタイムスリップしたような。。。

で、人力車へ。
これが楽しかった！
俥夫の方がよく勉強しているんですよね。
ネタバレになるのでココには細かく記しませんが、何で姫路城が明治の廃城令の際に壊されなかったか？
姫路の空襲で、何でお城は焼けなかったのか？
天守閣の最上階にある神社の存在意義は？？
ガイドブックでもネットでも出てないような内容を小話を交えながら教えてくださいました。

エリア 姫路(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

好古園にやってきました。
姫路城のチケット購入の際に共通券を購入していたのでそれを提示して入ります。

御屋敷の庭に入ります。
姫路藩主の下屋敷である西御屋敷があった場所です。
好古園最大のお庭があります。

活水軒と言うレストランから建物に入り、渡り廊下を進んで行きます。

長い渡り廊下ですね～

唐傘割工法という技法を使って建てられた渡り廊下だそうです。

左右の眺めを楽しみながら渡り廊下を進みます。

大きな池が現れました。
正面には雄滝が池に向かって落ちています。
右奥の森の奥に姫路城の城郭がチラッと見えています。

雄滝をアップで。

この辺りは秋には紅葉します。
綺麗なんだろうな～

姫山原始林を借景とした池泉回遊式の日本庭園です。

池は瀬戸内海をイメージしているそうです。
石橋が見えますね～

250匹の錦鯉が生息する池です。
右の建物は潮音です。

ずーーーっと奥まで森が広がっているように見えますね。

池に空が映りこんで綺麗ですね。
御屋敷の庭をあとにします。

庭園群を区切る築地塀です。
江戸時代？

昔は屋敷はこういった築地塀で囲まれていたのですね。

江戸時代に栽培された園芸植物を育成する苗の庭経由で茶の庭へ。

茶の庭に入りました。
双樹庵と言うお茶室の前のお庭ですね。

そして、「流れの平庭」へ。

庭をゆっくり水が流れる庭です。

流翠亭と言う建物が水が流れる横に立っています。

水の流れが曲線です。
凝ってますね～

カキツバタ？

所々のツツジが満開になったら綺麗だろうな～

S字に流れる川です。
ゆったりと静かに流れています。

夏木の庭にやって来ました。
藤が綺麗です。

藤棚の下を水が流れます。
お洒落ですね～

次に庭である松の庭に進みます。

松の庭は、瀬戸内海のアカマツ林をイメージした庭園です。

品格のあるお庭です。

奥には長屋門があります。
このような門あると、お庭の品格が上がりますね。

松の庭、素敵ですね。

江戸時代に親しまれた山野草が植栽された小さな「花の庭」を経由して、「築山池泉の庭」へやってきました。

右奥の森の奥に姫路城の城郭が見えています。

「築山池泉の庭」は今までの庭と違った風情があり、落ち着きますね。

左に見えている建物は臨泉亭です。

池に鶴と亀の島があるはずなのですが、どれだかわからず。。。

池の横の臨泉亭が絵になりますね。

シニア夫婦は臨泉亭で暫く休憩。

最後の庭、「竹の庭」にやって来ました。

ココには15種もの竹があるそうです。
そもそも竹にそんなに種類があったのですね。

築地塀をバックにした竹林はまた綺麗ですね。
上手い人はココで絵でも描くんだろうな～

ずっと奥まで竹林が続いているように見えます。

以上9つの日本庭園をじっくり拝見しました。
好古園をあとにします。

姫路城の正面の大手前公演まで戻ってきました。

人力車の俥夫の方の声をかけられました。

ちょっと面白いかも？

で、この人力車、この日のに初日を迎えた平成中村座姫路城公演の２日前のお練りで中村七之助さんが乗られた車だそうです。
七之助さんのファンである家内は、きゃ～～～～

シニア夫婦はパンフを拝見。

お城の周りに色々連れて行ってもらえそうですね。

そこそこのお値段ですね～

2人で
60分17500円
をお願いしました。

でもでも結果的には大満足。
ガイドブックやネットでにも出ていないような姫路城に関することを色々教えてくださいました。
この60分は楽しく有意義な時間でした。

さあ出発！

お城の周りの中堀までの間の住所は本町。
丁目が無いのだそうです。
慣れて場所がわからないと、郵便配達や宅配便の運転手さんは大変なんだとか。。
本町には電柱と電線がありません。

すぐにお堀が現れました。
これは外堀？
いや中堀なんだそうです。
外堀はすべて明治から大正にかけて埋められてしまいましたが、南側は姫路駅に近い所だったとか、、、姫路城は非常に広い縄張りだったのですね。
それにしても内堀、中堀、外堀と３重の堀とは。。。。

中堀沿いを北上！

たくましい俥夫の背中。
お話が面白い！

少し高い所から街を見るのも楽しいです。

人力ですから、エンジン音もない。

ココも本町。
電柱と電線が無い。

この辺りの石垣はかなり古いらしい。
でも阪神淡路大震災でも崩れませんでした。

石垣の石の間に木が生えているのも上部になっている所以のようです。

お城の東側にやって来ました。
南の大手前公園から見ていた姫路城よりだいぶスリムですね。

俥夫の方から「マツコ・デラックスが菜々緒になります！」
という説明を受けましたが、な～るほど。。。。

この辺りも本町。
ココも本町。
電柱と電線が無い。
右は国立病院です。

スリムな姫路城。
菜々緒ね～～

北に向かいます。

俥夫の方はちょっとした小話からお城の詳しい情報など、ずっとお話してくれています。

俥夫の方「国宝になっている5つのお城はどこでしょう？」
私「彦根、犬山、松本、松江、姫路、でしょうか？」
俥夫「正解です。では、他の多くのお城は何で残っていないのでしょう？」
私「明治の廃城令による取り壊しですよね？」
俥夫「正解です。では、なぜ姫路城は残ったのでしょう？」
私・家内「？？？」
俥夫「もう姫路城の中はご覧になった？」
家内「はい。ぐるっと中を見てきました。」
俥夫「入ってすぐの菱の門をくぐった先の左側に中村大佐の碑ってあったの気づきました？」
私・家内「わからなかった～」
この中村大佐がカギを握っているのですが、このお話が面白い！
中村大佐は廃城令による姫路城の解体を阻止した人であるのですが、どうやって明治政府を説得したか？
建物の貴重性を訴えるなど、正当性のあることを言っても通用しなかった富国強兵の時代ならではの中村大佐の知恵だったのです。
これが面白かった～
家内「名古屋城は空襲で焼けちゃいましたけど、明治の廃城令では取り壊されなかったのですよね？」
俥夫の方「中村大佐は姫路の次に名古屋に赴任しているんです。」
私・家内「ひえ～～～～～」

ネタバレになるのでココには記しませんが、これがまた興味深く面白いお話。
ネットで検索しても出てませんでした。
ナルホドと思う内容でした。

「姫路城は知れば知るほど面白い。
この仕事していて毎日もいていても飽きないんですよね～」
とも。。。

ずいぶん勉強しているんだな～

お城の北側にやって来ました。
大手門側の全く反対側ですね。

カッコいい～
人力車の上から撮影できるので、通常の目線より高いです。

ツツジも綺麗。
春、桜のころはめっちゃ綺麗なんだそうです。

姫路城の北西側のお堀の石垣です。

中堀ですね。

中濠と船場川の間にあるのが千姫の小径。

この後、町の中の小径に入ったのですが、角や交差点、すべてお城の櫓が見えるんです。
つまり多くの櫓から街の様子が見えるようになっていたのですね。
こんな説明、ネットでもガイドブックでも出てない。

人力車の俥夫の方の説明が面白い。

姫路は空襲に遭っています。
でも、お城は空襲から免れました。
市民たちはどうやってお城を守ったのか？
当時米軍の爆撃機に乗っていたパイロットの証言からも面白い事実が。。。。
このお話は面白かった。
種明かしになるのでココでは記しませんが、このお話、面白かったです。

それでも一発だけお城に焼夷弾が落ちましたが、不発でした。
偶然にもラッキーなことに。。。。
俥夫の方「天守の最上階に神社がありましたよね？
お参りされました？」
はい。。
俥夫の方「なぜ、そこに神社があるのか？そこでも書いてないんですよね？」

私・家内「う～ん。人力車に乗って様々な説明を受けてからお城に行けばよかった。」

60分はあっという間でした。
17500円は結果的には高くない！
非常に面白かったです。

姫路の人力車、最高でした。

いや～～
楽しかった姫路城！
最後の人力車のお話が一番でしたね。
人力車の俥夫の方のお話をじっくり聞いてからお城見学に行けばよかったです。

帰りは姫路の商店街。
いたるところに併催中村座の公演の大きな案内が掲げられています。

姫路駅のコインロッカーで大きな荷物をピックアップして神戸に戻りました。

姫路からJRで元町まで戻って来ました。

この日のお宿である神戸元町東急REIホテルへ。

神戸には２つの東急REIホテルがあるのですね。
隣駅の三宮の神戸三宮東急REIホテルにも4泊したばかりですね。

神戸三宮東急REIホテルは古いホテルでしたが、こちらは新しい洗練された新しいホテルですね。

さあチェックイン！

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

最近のビジネスホテルはチェックインもチェックアウトもすべてセルフなんですね。

多くのレコードが並んでます。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

それも70年代から80年代が中心なんですね。

ピーター・フランプトンやクイーンのレコード。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

チケットがあったので、レストランでウェルカムドリンクを戴きました。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

さあお部屋へ。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

普通のツインルームです。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

機能的ですね。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

角部屋なんだ。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

こういうところは狭いけど。。。。

部屋からの眺望です。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

眼下には南京町の賑わいが見えます。

神戸元町東急ＲＥＩホテル 宿・ホテル

充電器なくても大丈夫だった？
でもIPHONE×2台＋タブレットを所有する我々には足りない。。。

トイレとバスルームはユニットで一体型。
空気清浄機はあります。

冷蔵庫は小さいけどまあいっか。
部屋にズボンプレッサーがあるのは出張時に嬉しい。

シャワー浴びて着替えて夕飯へ。
家内が一休で予約していた神戸牛のお店である吉祥吉です。

生ビールで乾杯！

兵庫県地野菜のサラダ
　～黒ゴマと柚子の特製ドレッシングにて～

サッパリとした美味しさ。

違うビールにして乾杯！

はい！
メインがやって来ました。
神戸牛のサーロインと赤身です。

ご飯と赤出汁と漬物も出てきちゃった。

けっこうお腹いっぱい！

最後にデザート

ご馳走様でした。

この日は寄り道せずにホテルへ戻りました。

フロントでレコード聴きたくって。

STEELY DAN　の　AJA　です。
懐かしいな～

ターンテーブルにレコード載せて、STEELY DANを夫婦でゆっくり聴きましょう。

素敵な空間がホテルロビーにありますね。
Ａ面だけビール飲みながらゆっくり聴いてから部屋に戻りました。