兵庫県の南側を巡ってみました。21姫路の北にある福崎のNIPPONIA 播磨福崎蔵書の館に泊まりました。　こんなお宿があるんだ～～　最高！！

2023/04/28 - 2023/05/07

赤穂を楽しんだ私たちシニア夫婦は、福崎にあるお宿、NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館へ。
一休で予約しました。
今回の旅行の大きな目的の一つです。

播州赤穂駅から赤穂線で姫路まで行って、そこから播但線に乗って福崎へ。
播州と丹波を結んでいるから播但線なんですね。
そういえば、以前竹田城に行った時、竹田駅は播但線の駅でした。
福崎からさらに北上すれば、竹田なのね～。

で、このお宿、日本初の県指定重要有形文化財の宿泊施設です。
建物は300年前のもの。
古民家やお蔵に泊まることができます。
私たちはお蔵の部屋に泊まりました。
部屋にはテレビも時計もありません。
1泊2食付きで２人で69,720円。
予約時は少々高く感じましたが、結果的には大満足でした。
スタッフのホスピも最高！
食事も地元の食材を使った創作料理です。
凝っていて、美味しかったです。
小さな窓しかない真っ暗なお蔵の部屋で、テレビも時計もない世界で本に囲まれてゆっくりするのは初体験。
人によって評価は分かれるかもしれませんが、私たちは大満足でした。
こんな体験もたまにはいいかも。
私たちシニア夫婦はリピありです！

エリア 神河・姫路北部（塩田）(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: JRローカル
• 旅行の手配内容: 個別手配

播州赤穂駅から赤穂線で約30分。
姫路に到着しました。

姫路は、新幹線や山陽本線、播但線や姫新線が通る、大きなターミナル駅です。
北側には山陽電鉄の山陽姫路駅もあります。

姫路駅の播但線のホームにやって来ました。

これから播但線に乗ります。
13時50分発です。
宿の方に福崎駅からの送迎をお願いしていたので遅れるわけにはいきません。

ローカル線ですが、そこそこ混んでます。
今日は5月2日（火）ですので平日の昼間です。
高校生が多かったです。
半ドンだったのかな？

長閑な田園地帯を約50分走って、福崎駅に14時40分に到着。
予定通り。

シニア夫婦で荷物をゴロゴロ曳いて改札を出たら、
「nichiさんですか？」
宿の方のお出迎えでした。

車に乗せて頂いて、宿に向けて出発です。
「お部屋にはコーヒーやお茶がありますが、宿には自販機が無いので、コンビニに寄りますか？ビールはお電話頂ければお部屋にお持ちします。」
と声をかけられ、コンビニに寄ってウーロン茶や午後ティーを購入。

コンビニ系経由でお宿に到着です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館です。
お邪魔します。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

中に案内されます。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

土間に井戸もありますね。
昔のままなんだ～

土間の横にこんな急な階段。
2階にあった女中部屋につながっていたようです。

こんなスペースが小物を売る売店になってます。
おっしゃれ～

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

奥に案内されます。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

昔の水の道が石に切ってありますね。

こちらがフロントです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

ココから中へ。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

のれんをくぐって中に案内されます。
そこはレストランです。
酒蔵だったスペースです。
素敵な空間。
ここでチェックイン手続きです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

このレストランもかなり古い建物で昔の雰囲気が残ってます。
素敵です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

上を見上げると、

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

なんと江戸時代の籠です。

天井板を外してあるのですね。
立派な梁が見えます。

天井に何か書いてある。

文久元年にこの建物を建てた時の大工の棟梁のサインですね。
ググってみたら文久元年は1861年でした。
つまりこの建物は、築162年と言うことですね。

この照明。
中は電気ですが、もちろん昔は蝋燭で、枠は江戸時代のものだそうです。

壁は昔の土壁です。

チェックイン手続きを終えて、お部屋に案内されます。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

なまこ壁だ～

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

敷地内、カッコいいです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

絵になるな～

この右が私たちがお世話になるお蔵の部屋。
左の部屋もお蔵の部屋です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

これが私たちの部屋の入り口。
「角蔵」と言うお部屋です。

スタッフに開け方と鍵のかけ方を教わります

下駄箱に靴を脱ぎます。
部屋から出るときはこの下駄をお借りします。

宿のこの写真を見てこの部屋に泊まりたかった私たち。
この写真通りの部屋でした。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

元々は道具蔵だった部屋です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

不思議な空間。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

お蔵の中のベッド。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

だ～んと本棚。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

ドキドキするような室内ですね。
私たちのような本好きにはたまらない。。。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

こんなソファでビール飲みながらゆっくり本を読んでました。

時計とテレビはありません
WIFIはストレスなくつながりました。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

素敵な空間です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

朝、ドリップ式のコーヒーを戴きました。

冷蔵庫に先ほどコンビニで購入してきたウーロン茶や午後ティーを収納。

空気清浄機もあります。

天井には梁が見えてます。
光っているのは間接照明です。

カッコいいですね～

窓は、高い所にあるこれだけ。
お蔵ですから。。。

だから室内は全体的に暗く、朝が来てもわかりませんでした。（笑）

こちらは浴室です。
ガラス張りの部屋になってます。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

お風呂は桧風呂。
まだオープンして時間がっていないので、全体的に綺麗で新しいです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

浴室の右奥はパウダールームです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

パウダールームのシンクは陶磁器なんですね。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

部屋着とアメニティ

チェックイン時に渡された巾着袋。

巾着袋の中には、部屋のカギとガラ系の携帯。
このお宿、夜はスタッフがどなたもいなくなるようです。
よって、夜間に何かあった時の緊急連絡用の電話だそうです。

このお宿の敷地配置図。
6部屋の客室の位置も判ります。

道路沿いにあるのは三木家の母屋。
このお宿は三木家の敷地内だったことがわかります。

お庭

さあ着替えて下駄でチョコっと出てみました。
昔ながらの雰囲気が残っているのが素敵です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

外国の方々に評判がいいのもわかります。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

正面は母屋の三木家。
今日は非公開日。（土日祝のみ公開してます。）
明日は公開日ですので寄ってみましょう。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

ここは、酒蔵だった所で今はお宿のレストランです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

外に出ると、三木家の母屋。
お宿は三木家の敷地の中です。
この日は中を見学できず。
明日拝見しましょう。
土日祝のみ開いています。

この前の道は「銀の馬車道」と言って、明治初期に生野銀山で産出された銀や石炭を運んだばかりでなく、そこで働く人々の生活物資も運ぶ道でした。

この建物は、旧辻川郵便局。
ここにも三木氏が絡んでいました。

さあ部屋に戻って、フロントに瓶ビールをお願いして部屋で乾杯！

ディナーまで部屋でゆっくり読書です。

赤穂で購入してきたお菓子がつまみです。
甘すぎなくて良かった。

シニア夫婦は、一つづつ戴きました。

部屋には数多くの本があります。

普段読まないような本に手が伸びてしまいます。

絵本なんて何年ぶりに読んだのだろう？

ディナーまでたっぷり時間があり、シニア夫婦は読書で静かな時間を過ごしました。

ココでは部屋の本を購入することもできます。
結局、この2冊を購入しました。

18時になりました。

ディナーの時間です。
レストランでディナーです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

私たちは一番のりかな？

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

私たちの席です。

酒蔵でディナーです。

いい感じですね～

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

お部屋で瓶ビールを飲んできたので、
シニア夫婦は、播磨の地酒である富久錦を純米酒で戴きます。

ジャガイモとアンチョビを鯛で挟んだ春巻き
地元産の生の人参
塩麹と甘酒のドレッシング
トリュフの塩。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

胡桃とレーズンのフルーツパン
発酵バターと焦がしバターをミックスしたオリジナルバター
フォアグラの燻製と牛タンのテリーヌ

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

播磨の地酒である富久錦のスパークリング純米酒である祝砲をボトルで。。。
ラベルがエンボス加工だ～

スタッフの方が注いでくださいます。

かんぱ～い！
これ、美味しい～～

日本酒ではないみたい。。。。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

ふろふき大根の味噌のせ
ホタルイカ、シラス、木の芽

アワビと海藻のパイ包み。
デフォールと言う鮑の出汁汁と西洋山葵のソースです。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

すぐにグラスが空いちゃいます。

メイン料理です。
淡路産の牛のソテーです。
かかっている黒いものはトリュフです。
舞茸、サツマイモ、ミョウガの天ぷらが添えてあります。

鯛茶漬け
カシューナッツと胡麻のたれで戴きます。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

お茶をかけて戴きます。

デザートです。
金色のキャンディがアイスの上に載ってます。
アイスは自家製です。

キャンディをスプーンで割って戴きます。

フレンチのフルコースのデザートみたい、、、、、

最後にコーヒーが出てきました。

部屋に戻ってお風呂入って少し外をお散歩。
その後部屋に戻ってビール飲んでお部屋の本を読んで寝ました。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

翌朝！
部屋でゆっくりドリップ式のコーヒーを戴いて、しばらくしてから朝食へ。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

正面は三木家の母屋ですね。
後ほど伺います。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

今日もいいお天気です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

朝は8時から朝食です。

暖かいほうじ茶を戴きます。

もち米のご飯です。

地の野菜を中心とした豪華な朝食です。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

鳥の蒸し物です。

とろろには出汁が入ってます。

美味しかった～～

最後にもち麦茶購入。

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル

お世話になりました！
チェックアウト！！

お隣の三木家の住宅を拝見してから車で福崎駅まで送ってくださるとのことです。
楽しい宿だったな～
ずーっと本読んでたな～
素敵なお宿でした。

つづく

NIPPONIA 播磨福崎 蔵書の館 宿・ホテル