神河・姫路北部(塩田)旅行記(ブログ) 一覧に戻る
NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館で一泊させていただいた私たちシニア夫婦は、隣接する三木家住宅へ。<br />そもそも三木家は、姫路で酒屋を営んでいましたが、姫路藩主の新田開発の呼びかけに応じ、1655年にココに移り住みました。<br />江戸時代は3代目から8代目まで、姫路藩の大庄屋を務め、地域の発展に大きく貢献した三木家でした。<br /><br />あの有名な柳田国男は、この地の松岡家の6男として生まれています。<br />松岡家と三木家は代々学問的な交流があり、柳田国男は10歳から12歳のころ、1年間三木家に預けられています。<br />柳田国男は三木家の大量の書物を読み漁り、日本民俗学を生む基礎になっています。<br />私にとって柳田国男と言えば、河童ですね~<br /><br />帰りは昨晩お世話になった、NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館のスタッフに車で送っていただきました。<br />駅前には河童が!!!<br />ちょうど、ぬぼ~っと下から出てきました!!

兵庫県の南側を巡ってみました。22福崎の三木家住宅へ。あの有名な柳田国男ともかかわりがあるんだ~~

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2023/04/28 - 2023/05/07

16位(同エリア129件中)

nichi

nichiさん

NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館で一泊させていただいた私たちシニア夫婦は、隣接する三木家住宅へ。
そもそも三木家は、姫路で酒屋を営んでいましたが、姫路藩主の新田開発の呼びかけに応じ、1655年にココに移り住みました。
江戸時代は3代目から8代目まで、姫路藩の大庄屋を務め、地域の発展に大きく貢献した三木家でした。

あの有名な柳田国男は、この地の松岡家の6男として生まれています。
松岡家と三木家は代々学問的な交流があり、柳田国男は10歳から12歳のころ、1年間三木家に預けられています。
柳田国男は三木家の大量の書物を読み漁り、日本民俗学を生む基礎になっています。
私にとって柳田国男と言えば、河童ですね~

帰りは昨晩お世話になった、NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館のスタッフに車で送っていただきました。
駅前には河童が!!!
ちょうど、ぬぼ~っと下から出てきました!!

旅行の満足度
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
JRローカル
旅行の手配内容
個別手配

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  • NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館をチェックアウトして、同じ敷地内にある大庄屋三木家住宅へ。

    NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館をチェックアウトして、同じ敷地内にある大庄屋三木家住宅へ。

  • 宿のフロントから三木家住宅の裏側につながっていたのですが、正面玄関から入りたくて、外から廻りました。<br />表門から入りましょう。

    宿のフロントから三木家住宅の裏側につながっていたのですが、正面玄関から入りたくて、外から廻りました。
    表門から入りましょう。

  • おじゃましま~す。

    おじゃましま~す。

  • 土日祝だけ開いてます。<br />無料です。

    土日祝だけ開いてます。
    無料です。

  • 三木家住宅は、563坪と広く、主屋、副屋、離れ、内蔵、米蔵、酒蔵、角蔵。厩、表門からなっていますが、表門から主屋が三木家住宅として一般に公開されていて、それ以外はNIPPONIA 播磨福崎蔵書の館の施設になっています。

    三木家住宅は、563坪と広く、主屋、副屋、離れ、内蔵、米蔵、酒蔵、角蔵。厩、表門からなっていますが、表門から主屋が三木家住宅として一般に公開されていて、それ以外はNIPPONIA 播磨福崎蔵書の館の施設になっています。

  • ここは主屋。

    ここは主屋。

  • 主屋の庭に面した部分です。

    主屋の庭に面した部分です。

  • お邪魔しま~す!<br />初老の笑顔のおじさまがお二人。<br />無料でガイドをしてくださるそうで、お願いしました。

    お邪魔しま~す!
    初老の笑顔のおじさまがお二人。
    無料でガイドをしてくださるそうで、お願いしました。

  • 土間に入りました。<br />臼ですね。

    土間に入りました。
    臼ですね。

  • 炊事場ですね。

    炊事場ですね。

  • 上を見上げると吹き抜け天井。<br />これも昔のままですね。

    上を見上げると吹き抜け天井。
    これも昔のままですね。

  • 立派な槍があります。

    立派な槍があります。

  • 和室が庭に面して奥まで4つ並んでます。

    和室が庭に面して奥まで4つ並んでます。

  • 靴を脱いで座敷にお邪魔しました。

    靴を脱いで座敷にお邪魔しました。

  • 座敷から庭を眺めます。<br />ココは元々は建物の玄関で、一般に人や家族は使えませんでした。<br />この庭には白洲があり、裁判も行われていました。<br /><br />大庄屋の役割は地域の首長として多岐にわたっていたようですね。

    座敷から庭を眺めます。
    ココは元々は建物の玄関で、一般に人や家族は使えませんでした。
    この庭には白洲があり、裁判も行われていました。

    大庄屋の役割は地域の首長として多岐にわたっていたようですね。

  • 和室の真ん中にある中の間。<br />ココは、お客様の控えの間だったようですが、ココで面白いのは、武者隠し。<br />この違い棚の下の部分に壁が外れ、有事の際に奥からココを通って応戦します。

    和室の真ん中にある中の間。
    ココは、お客様の控えの間だったようですが、ココで面白いのは、武者隠し。
    この違い棚の下の部分に壁が外れ、有事の際に奥からココを通って応戦します。

  • ここが隠し扉。<br />面白いですね~<br /><br />大庄屋と言ってももう武家屋敷ですね。

    ここが隠し扉。
    面白いですね~

    大庄屋と言ってももう武家屋敷ですね。

  • 中の間と上の間。

    中の間と上の間。

  • 上の間の一番奥です。<br />この屋敷の一番上座です。

    上の間の一番奥です。
    この屋敷の一番上座です。

  • 4つ並んだ座敷を先ほどとは反対側から眺めます。<br />ちょうど時期的に5月人形が飾られていますね。<br /><br />今いるのが一番奥の上の間。<br />姫路藩から大庄屋に任命されたときに増築された部屋です。<br />明治4年の播但一揆の際、この三木家で蜂起が始まっています。<br />その時の刀傷も残ってます。

    4つ並んだ座敷を先ほどとは反対側から眺めます。
    ちょうど時期的に5月人形が飾られていますね。

    今いるのが一番奥の上の間。
    姫路藩から大庄屋に任命されたときに増築された部屋です。
    明治4年の播但一揆の際、この三木家で蜂起が始まっています。
    その時の刀傷も残ってます。

  • 欄間も凝ってますね。<br />職人技です。

    欄間も凝ってますね。
    職人技です。

  • これも。。。

    これも。。。

  • 天井には2階に上がるための梯子があります。

    天井には2階に上がるための梯子があります。

  • 5月人形が並んでます。

    5月人形が並んでます。

  • 上の間から見る庭と縁側。

    上の間から見る庭と縁側。

  • 素敵な空間ですね。

    素敵な空間ですね。

  • これが、明治4年の播但一揆の際の刀傷ですね。

    これが、明治4年の播但一揆の際の刀傷ですね。

  • アップで!

    アップで!

  • ここでこの地域の政が行われていたのですね。

    ここでこの地域の政が行われていたのですね。

  • 次に進みましょう。

    次に進みましょう。

  • これ、電話室です。

    これ、電話室です。

  • ココから先は「おくのくち」。<br />表座敷と一線を引いていますね。

    ココから先は「おくのくち」。
    表座敷と一線を引いていますね。

  • 天井が低いです。<br />刀を振り回すことができないようにするためだそうです。<br /><br />この部屋で柳田国男は本を読んでいたのですね。<br />暗いな~

    天井が低いです。
    刀を振り回すことができないようにするためだそうです。

    この部屋で柳田国男は本を読んでいたのですね。
    暗いな~

  • 表座敷と「おくのくち」を分ける大戸。<br />ガイドの方から面白い説明を受けました。

    表座敷と「おくのくち」を分ける大戸。
    ガイドの方から面白い説明を受けました。

  • アナログ式のオートロックなんです。<br />「こっとり」というのだそうです。<br /><br />ガイドの方に何度もロックしていただきました。<br />昔の方の知恵ですね~~<br />面白い!

    アナログ式のオートロックなんです。
    「こっとり」というのだそうです。

    ガイドの方に何度もロックしていただきました。
    昔の方の知恵ですね~~
    面白い!

  • 扉がロックされると、この丸い穴からそっと書類を渡していました。

    扉がロックされると、この丸い穴からそっと書類を渡していました。

  • 小さな扉のまあるい穴です。

    小さな扉のまあるい穴です。

  • 三木家と柳田国男の関係もココで伺いました。<br />書物など約15,000点を所蔵していた三木家。<br />柳田国男はここで多くの本と出合ったのですね。<br /><br />後に柳田国男は、「三木家の四千冊余の蔵書を乱読したことが民俗学の基礎となった」といっているのだとか。。。<br />10歳から12歳の柳田国男はここで貴重な体験をしていますね。<br />でも、子供が読むような本ではなかったと思うのですが。。。<br />

    三木家と柳田国男の関係もココで伺いました。
    書物など約15,000点を所蔵していた三木家。
    柳田国男はここで多くの本と出合ったのですね。

    後に柳田国男は、「三木家の四千冊余の蔵書を乱読したことが民俗学の基礎となった」といっているのだとか。。。
    10歳から12歳の柳田国男はここで貴重な体験をしていますね。
    でも、子供が読むような本ではなかったと思うのですが。。。

  • これは、先ほどの座敷の違い棚の下です。<br />武士がココに隠れ、座敷で何かあればここから飛び出して行って応戦します。

    これは、先ほどの座敷の違い棚の下です。
    武士がココに隠れ、座敷で何かあればここから飛び出して行って応戦します。

  • この鐘の説明を受けましょたが、なんだか忘れました。

    この鐘の説明を受けましょたが、なんだか忘れました。

  • じっくり三木家住宅を拝見しました。<br />ガイドのおじさまのに丁寧な説明もいただきました。<br /><br />NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館のスタッフに車で福崎駅まで送っていただきました。<br />ありがとうございました。<br /><br />

    じっくり三木家住宅を拝見しました。
    ガイドのおじさまのに丁寧な説明もいただきました。

    NIPPONIA 播磨福崎蔵書の館のスタッフに車で福崎駅まで送っていただきました。
    ありがとうございました。

  • JR福崎駅へ。<br /><br />駅前にはこのような水槽があります。<br />河童が出てくるらしいです。<br />出てくる時間は、7時07分~20時07分の毎時7分・22分・37分・52分に飛び出てくるようです。 <br />えっ?<br />今は10時6分。<br />間もなく出てくるということ?? 

    JR福崎駅へ。

    駅前にはこのような水槽があります。
    河童が出てくるらしいです。
    出てくる時間は、7時07分~20時07分の毎時7分・22分・37分・52分に飛び出てくるようです。 
    えっ?
    今は10時6分。
    間もなく出てくるということ?? 

  • と思ったら、何としたからぬぼ~~~っと河童が現れました。

    と思ったら、何としたからぬぼ~~~っと河童が現れました。

  • え~~~~<br />っとビックリ!<br /><br />この河童、出たり入ったりしてます。<br />グロテスクだな~

    え~~~~
    っとビックリ!

    この河童、出たり入ったりしてます。
    グロテスクだな~

  • 柳田国男の世界!<br />地元の誇りなんですね~

    柳田国男の世界!
    地元の誇りなんですね~

  • 福崎駅の改札を入ります。<br /><br />PASMOで入れるの便利!

    福崎駅の改札を入ります。

    PASMOで入れるの便利!

  • 播但線に乗って姫路に向かいます。

    播但線に乗って姫路に向かいます。

  • 銀の馬車道の紹介。

    銀の馬車道の紹介。

  • 今回の旅で知りました。<br />宿がこの道の目の前でしたね。

    今回の旅で知りました。
    宿がこの道の目の前でしたね。

  • 10時13分発の姫路域に乗ります。

    10時13分発の姫路域に乗ります。

  • 福崎をあとにします。

    福崎をあとにします。

  • 福崎は泊まった宿と三木家住宅しか伺わなかったけど、柳田国男の生家とか見どころは他にもあったようです。

    福崎は泊まった宿と三木家住宅しか伺わなかったけど、柳田国男の生家とか見どころは他にもあったようです。

  • 播但線の車両が入って来ました。<br />福崎、さようなら~<br />姫路に向かいます。<br /><br />つづく

    播但線の車両が入って来ました。
    福崎、さようなら~
    姫路に向かいます。

    つづく

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この旅行記へのコメント (4)

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  • fuzzさん 2023/06/06 14:53:00
    出たり入ったりのカッパ!
    nichiさん、こんにちは。

    カッパと言えば、オラが岩手の遠野市。
    あー、「ふくさき」に先にやられたーって感じです。
    しかも、すごくインパクトが強い。
    夢に出てきそう(◎_◎;)

    やはり関西はユーモアのセンスが抜群ですね。
    東北人は、ここまで奇抜な事を思いつかないので残念。
    お株を奪われたー。
    しかも、「ふくさき」のカッパの出来が良すぎて勝てないー

    負けを認めざるを得ません<(_ _)>

    fuzz

    nichi

    nichiさん からの返信 2023/06/08 00:39:25
    Re: 出たり入ったりのカッパ!
    fuzzさん
    こんばんは~

    遠野物語、高校生のころに読みましたよ~
    様々な神々が存在し、それを奉る行事や風習があって、独特の文化を育んだようですね。
    柳田国男は福崎のスーパースターでしたが、遠野ではどうなのでしょうか?
    柳田国男にちなんだ河童は福崎では少しグロテスクでした。。。。
  • たらよろさん 2023/06/05 22:29:47
    福崎の河童
    こんばんは、nichiさん

    私も以前、福崎の河童を、、
    その当時は、こんな風な水槽の中じゃなく、
    池の近くで、マンホールみたいなところから出てくるみたいな感じだったような…。
    みに行きたいって思っていたんですが、
    なかなか機会を持てないうちに、こんな風に変わっていたんですね。
    それにしても、グロテスクで、マジで怖い。
    これは夢に見そうだわー。
    そして夢で見ると、寝覚めが悪そう…。(笑)

    というわけで、見に行くのやめよう!!

    たらよろ

    nichi

    nichiさん からの返信 2023/06/06 13:43:15
    Re: 福崎の河童
    たらよろさん
    こんにちは。

    以前、福崎にいらしたことあるんですね。
    柳田国男のファンなのでしょうか?
    なかなか訪れる機会の少ない場所ですよね。
    私は泊まった宿が目的でした。

    宿のすぐ近くに辻川山公園という公園(柳田国男の生家のすぐ近く)があって、そこは妖怪だらけだそうです。池には河童です。
    でも、ネットで見たらすべてリアルと言うかグロテスクだったので行くのをやめました。
    ↓  ↓
    http://www.fukusakikankou.jp/kappa.html

    河童は柳田国男の「遠野物語」に出てくる河童の再現なのでしょうが、そんなにグロテスクにしなくても。。。と思ってしまいます。

    泊まった部屋にいくつか絵本があって、その中に河童の話もありました。
    これは可愛い話で微笑ましかったですよ。

    犬山のインディゴ、素敵ですね~
    箱根よりいい感じ。
    お城の天守からお部屋の様子が望遠なら見られちゃうのが気になるけど。。。
    犬山城は、コロコロ城主が変わったお城で、戦国時代は多くの戦乱に巻き込まれ、明治の廃城令でも壊されなかった個人所有だった珍しいお城ですね。
    歴史好きにはたまりません。
    一度行ってみたいお城です。
    続編が楽しみです。

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