JALどこかにマイル　34回目は釧路　　2日目は天候も回復し釧路湿原巡り

2023/04/08 - 2023/04/09

ここ数年、わずか7000マイルでＪＡＬの空旅の出来るどこかにマイルを使った旅にすっかりはまっています。
冬になって暖かな南の島狙いですが、昨年の11月の後半から、週末のどこかにマイルの組み合わせが何故か北海道方面ばかりになってしまいました。
34回目の今回はの組み合わせは札幌・釧路・旭川・女満別の組み合わせで、狙いは釧路でした。
過去33回の中で当たっていないのは釧路だけ。
過去ツアーで雪の釧路に行った事がありましたが、釧路から根室方面にかけての道東エリアはほぼ未踏の地。
めずらしく希望通りに釧路に決まったものの、直前の天気予報では連日雨。
実際の天気は予報通り雨。
2日目は朝のうち雨が残っていましたが9時すぐには雨も上がり青空も見ることができました。
帰りの便が3時過ぎだったので1時過ぎまでだだっ広い釧路湿原を車でドライブしました。

エリア 釧路(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

釧路ロイヤルインの朝ご飯は美味しい
そんな口コミを見てこのホテルにしました。

釧路ロイヤルイン 宿・ホテル

確かにいろんな種類があってかなりボリューミィ。
朝ごはんの焼き魚といえば鮭かサバが定番ですが、ここは八角とカレイ
ご当地グルメ鉄板ナポリタンや豚丼の豚も

パン好きの私には何よりのごちそうは焼き立てパン

１０階のレストランには町のパン屋さんのようなコーナーがあって２０種類以上の焼き立てのパンがありました。

お腹が満足したところでホテルをチェックアウト。
今日は３時の便で帰るため午前中だけの観光になります。
メインの予定は釧路湿原めぐり
その前にホテルの周辺を少しだけ散策
ホテルの近くの幸町公園にあったシゴハチ(C58)の愛称で親しまれた蒸気機関車。
戦前から昭和４７年まで根室本線や釧網本線を走っていたものです。

幸町公園 公園・植物園

かつて釧路の停車場だった公園内には、大正５年に北海道の鉄道が1000マイル（約1600キロ）になったことを記念して建てられた「北海道鉄道記念塔」があります。

北海道鉄道記念塔 公園・植物園

こちらは釧路市発祥の地といわれる米町にある米町公園。
灯台をかたどった展望台があります。

米町公園 公園・植物園

港沿いに広がる釧路の街を一望することができ、晴れた日には遠く摩周岳、日高の山々まで見えるそうです。

こちらは北海道で最初に建てられたという石川啄木の歌碑。
釧路は函館と並ぶ啄木ゆかりの地でもありますね。

公園の前にある米町ふるさと館。
こちらは無料で見学できるようですが公開しているのは５月から１１月まで。
明治33年に当時の海産物商が店舗兼住宅として建てた、釧路に現存する最古の木造民家なんだそう。

米町ふるさと館 美術館・博物館

かつてこの海岸線には石炭を輸送する専用鉄道が走っていたそうです。

その石炭輸送の専用鉄道・太平洋石炭販売輸送臨港線の「弁天ケ浜踏切」を再現したのがこちら。

カーナビで釧路埼灯台の文字を見つけ灯台探しをしたのですが、灯台らしい建物がなかなか見つからず。
何気に見つけたのがこの案内表示
従来の塔型式と異なり庁舎ビル最上部に灯火や通信設備を設置するビルディング形式となっています。
こんな灯台初めて見ました。

次に向かったのは春採湖
海のそばにあって海面下降の際に取り残された海跡湖

春採湖 自然・景勝地

春採川につながっていて川を通じて海水が入りこむ汽水湖なんだそう。

湖畔にはアキタブキのフキノトウがあちこちに出ていました。
街の散策はこれくらいにしてこれから釧路湿原へ向かいます。

北に車を走らせ途中から砂利道を４０分ほど走って最初の目的地細岡展望へ到着しました。

細岡展望台 名所・史跡

広大な釧路湿原には何ヶ所か展望台がありますが、細岡展望台は「大観望」と呼ばれていて最もポピュラーな展望台です。
生憎の天気だったので遠くの景色が良き見えませんでしたが天気が良ければ、北に雌阿寒岳や雄阿寒岳を望めることができ、夕日の名所としても人気なんだとか。

展望台の説明版に左の先に岩保木水門の表示があったのでそのまま車のすれ違いのできない細い砂利道を２０分以上走ってようやく次の目的地に到着しました。

広い釧路湿原には大正の末期から昭和の初期にかけて湿原を蛇行する釧路川の洪水から、釧路の市街地を守るために大規模な治水工事が行われたそうです。

その時、今から約90年前に造られたのが木造のこの木造の上屋の乗った旧岩保木水門。

岩保木水門 名所・史跡

この水門は当時流送や舟運に役立てるため造られたそうですが、その後すぐそば新しい水路が造られると旧水路の水位が下がって船が通らなくなってしまい、一度も水門が開かれることがなかったそう。

32年前にこの新しいコンクリート製の水門が造られてからは役目を終えて今は歴史的建造物として保存されています。

蛇行する釧路川に沿って湿原が広がっています。

しばらく走ってくとコッタロ展望台に到着しました。

コッタロ湿原展望台 自然・景勝地

高台にある展望台への階段を上ると、湧き水と原始の姿をたたえる湿原が眼下に広がります。

コッタロ湿原 自然・景勝地

拡大するとこんな感じ

再び砂利道を走って塘路湖へ
池のほとりにある塘路湖エコミュージアムセンターあるこっとへ

塘路湖エコミュージアムセンター あるこっと 美術館・博物館

さすがに４月なので暖炉に火が入っていませんでしたがこれいい感じのスペースですよね。

館内では湿原の生命の源である「水」をテーマに、様々な姿に形を変えて湿原を流れる水のようすと、釧路湿原の多様性に富んだ自然や動植物の姿などを紹介しています。

塘路湖は釧路湿原の東側ある淡水湖。
周囲18キロメートル、面積62平方キロメートル、最大深度7メートルの海跡湖で海水に生息する甲殻類の一種であるクロイサザアミが生息しているそうで、これって海だった頃の名残なんでしょうね。

塘路湖 自然・景勝地

道を挟んだ目の前には標茶町博物館「ニタイ・ト」があります。
中には入りませんでしたが敷地内に屋外展示物として明治18年に建てられた、北海道集治監釧路分監の本館建物が移築復元されています。

標茶町博物館 ニタイ ト 美術館・博物館

裏側にもう一つ同じ年に建てられた塘路駅逓の建物も移築保存されています。
４月までの冬季シーズンは公開していないようで閉まっていました。
駅逓というのは北海道独特の駅に併設された半官半民の宿泊施設だそうです。

塘路湖を眼下に見下ろすサルボ展望台へ

国道沿いにある駐車場に車を停めて４００m程山道を登っていきます。

木組みの展望台が見えてきました。

昔懐かしいニコンの双眼鏡があります。
どこの観光地でも１００円を入れないと見れませんが、ここは無料で見ることができます。

サルボ展望台 名所・史跡

国道を挟んで左が塘路湖、右がシラルトロ湖。
そろそろお昼なので釧路市内に戻って釧路ラーメンを食べます。

どこがおいしいのかスマホ検索で探し当てたお店がこちらの河むら本店。

河むら 釧路本店 グルメ・レストラン

カツオだしベースのあっさりとした醤油味のスープに、縮れの極細縮れ麺。
トッピングはチャーシュー・メンマ・ネギな。
昔ながらの中華そばの味で私好みのラーメンでした。

釧路を代表する観光スポットのひとつ釧路フィッシャーマンズワーフの前を流れる、釧路川にかかる幣前橋を渡って右に入ったところには明治41年に北海道で最初に煉瓦造の洋風建築として建設された旧釧路新聞の社屋が復元されています。

港文館 グルメ・レストラン

港文館と呼ばれる石川啄木の資料館とカフェになって公開されています。

啄木が釧路に釧路新聞に勤務しながら短歌を詠んでいたのは1月に釧路に来てからわずか76日間だけだそうなので、まだこの建物のもとになっていた社屋はまだ工事中だったのかもしれませんね。

港文館の目の前には石川啄木像が建っています。

石川啄木像 名所・史跡

釧路のメインストリートの北大通をフィッシャーマンズワーフの横に釧路川に架かる幣舞橋を渡ったロータリーの正面の斜面に大きな花時計があります。
直径10ｍもあるこの大きな花時計は年に4階花が植え替えられるそうで4月のこの時期には何もありませんでしたが6月は黄色いマリーゴールドが植えられていて、8月になるとベゴニアに変わるそうですよ。

幣舞公園 (花時計) 公園・植物園

最後にフィッシャーマンズワーフの1階にあるこちらの釧路の味　北匠でお土産を

釧路の味 北匠 グルメ・レストラン

購入したのは１枚１２００もした立派な縞ホッケとコマイ
家に帰ってすぐに焼いて食べました。
特大サイズのホッケの一夜干しで冷凍されていない状態だつたので油がたっぷり乗ってホクホクで美味しかったです。

帰りの便は１５時１０分発。
空港へは１時間前に到着しました。
どこかにマイルで北海道へ来るときはいつも帰りは夜の便なのですが千歳空港以外は１８時を過ぎると時間をつぶすのが大変なので今回は１６時から１８時ころの夕方便を申し込んだのですが１５時１０分はちょっと早かった。

釧路空港（たんちょう釧路空港） 空港

季節が少し遅かったせいかタンチョウヅルはすでに渡ってしまった後なので、今回は見ることができませんでしたが、最後にたんちょう釧路空港の鶴のモニュメントで釧路の旅は終了です。

北海道に来たらお土産はどこに行っても迷うことなくマルセイバターサンドと決まっているのでお土産の購入もあっという間。釧路空港にはカードラウンジもないのでとりあえず中に入って待つことに。

そういえば北海道に来たのにサッポロクラシックを飲んでいなかったことに気づき、JALブルースカイで買って最後の一杯

JALのどこかにマイルを使った旅では珍しく日が暮れる前に羽田着の便だったので、初めて上空から我が家を見ることができました。
V字に道が分かれているのは五反田のTOCの前で、我が家はこのV字の真ん中あたりです。
５時過ぎに羽田に到着し家に着いたのは６時過ぎでした。
たまには早い便で帰るのもいいかも。
５月はJALのダイナミックパッケージで予約した夫婦で行く沖縄の旅を予定しているので、次のどこかにマイルの旅は６月になりそうです。