鍋島の聖地・伊万里の秘窯・大山川内を訪ねる!マイルと旅行支援で福岡・佐賀のお雛様巡りひとり旅4泊5日⑤3日目午前

2023/02/16 - 2023/02/18

九州のお雛様巡り、してみたかったのです。
今回は福岡、佐賀を巡ってみました。大分日田にも足を延ばしたかったのですが、お天気が悪かったので、また後日・・

お雛様だけでなく、北原白秋生家、大隈重信生家・唐津城・名護屋城、呼子の朝市にも行ってみました。

１日目・・福岡~柳川　柳川のさげもん巡り　柳川泊
２日目・・柳川~佐賀～武雄温泉～有田　有田の陶器お雛様巡り　　嬉野泊
３日目・・嬉野～唐津大川内～唐津～虹ノ松原　　　唐津泊
４日目・・唐津～呼子～名護屋城～唐津～博多　　　博多泊

エリア 唐津・虹の松原(佐賀)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車 徒歩

３日目は雲一つない晴天~気持ちの良い朝です。
レンタカーで嬉野温泉から伊万里まで走ります。

伊万里の町から南の山の方面へ５㎞ほど走った大川内山に行きました。
今なら車で10分ほどですが、秘窯の里　と言われる大川内山は　江戸時代の佐賀藩の御用窯が置かれ、朝廷、将軍、諸大名への献上品　鍋島　が作られた土地で、今も30数軒の窯元が伝統、技法を今に受け継いでいます。

門外不出の鍋島とあり、集落の入り口には関所がありました。
三方が山に囲まれ、なかなか進入は難しそうで、ますますミステリアスです。

大川内鍋島窯跡 名所・史跡

まずは、関所から進み見えてきた　伊万里鍋島会館へ

伊万里鍋島焼会館 専門店

陶板の地図で行きたいところを確認したりして・・

民家風の建物でした。

中に入ると、陶器のガチャ・・面白そう

ミニチュアのようなのが入ってます。

伊万里焼のギャラリーになってます。
繊細な絵柄で上品な伊万里焼ですが、鍋島、古伊万里、どう区別するんだか?
知りませんでしたが・・
鍋島藩御用窯で作られた焼き物が　鍋島
その伝統を受け継いだのが　伊万里焼
江戸時代から明治にかけて伊万里・有田の焼き物は伊万里港から積み出され、　
伊万里　は焼き物の代名詞として呼ばれていたそうで
その当時の焼き物が　古伊万里
・・・ややこしいけど・・そういう事ですか・・

地図をいただき・・30数軒ある窯元の数軒を廻ってみる事にしました。
陶咲花　
女性陶芸家さんが、水玉や草花をモチーフにしているそうで、女性に人気だそうです。

陶咲花 専門店

ほんと、可愛いらしい柄でほっこりします。

そこから・・川の対岸に歴史スポットもあるようなので、窯元巡りを後回しにし、
川を渡ってみます。
陶工橋

綺麗な水の流れる川に下りて行けるようになっています。
陶器のかけらがあったりします。

川の下流から南の方、上流を眺めると、まるで中国か高麗の山水画のような風景

広々とした鍋島藩窯公園の一角に　陶器で作られた風鈴がありました。
めおとしの塔というそう。涼やかな音を出すそうですが、この日は聴けませんでした。

めおとしの塔 名所・史跡

唐臼小屋
陶石を細かく水の力を使って砕く大型の臼は、実際に動きます。
こういう作業をしなきゃだから、川の水も必要なのか・・と・・ここでやっと気づく。

(・_・D フムフム　こちらも陶板っていうのが陶磁器の町って雰囲気あって素敵です。

川のあちこちに橋が架かっていますが、個性的です。陶磁器を使ったもの

こちらの橋は歴史を感じます。朝鮮半島のの影響を感じます。
橋の向こうに見える山の風景と橋と、日本じゃないような景色です。

陶工の墓
880余りの無縁の陶工の墓だそうで、この方たちによって日本の陶器の繁栄があるのか・・と思うと感慨深く見ました。

陶工の墓 名所・史跡

橋をわたり、集落に戻り、窯元巡りを続けまして・・

魯山窯

白い地に　青、緑、紅いろが映えた、お料理も一段と美味しく見せてくれそうな使い勝手の良さそうな品々が並んでいました。

お雛様も・・ほっこり幸せそうなお二人

坂を上っていくと立札が・・

ここが昔ながらの関所跡

ここから上が鍋島藩直属の窯が置かれていたところのようです。

上り坂の左右に窯元

日本とは思えないような山の麓に窯元が立ち並んでいます。

それもそのはず、中国景徳鎮の官窯を模しているそうで、レンガ造りの煙突など、独特の景観でした。

川副青山窯 専門店

その煙突のある　青山窯　さんにおじゃましてみました。
上品なお雛様

こちらも・・

上品な品々に目が奪われます。

原石

どれも素敵で

ミモザの咲き始める季節をイメージされたお皿

などなど・・説明もして下さり、厳かな気分になる格式高いギャラリーでした。

だいぶ坂を上ってきたのですが、その上の辺りが江戸時代の中心地だとは・・

長春窯　さんへ

長春青磁陶窯 専門店

石の階段を上がり・・
狭い石段などが、歴史を感じます。今時の幅じゃないあたり。

岩れんげっていうのですね・・石の塀一面に咲いていました。

釉薬の違いなどで、こんなに色が違ってくるそうです。

歴史を感じます・・

こういう色を出す技術も、貴重だったんでしょうね~今もでしょうが。

淡い青が、なんとも言えない綺麗な色です。

公園が集落の上方にありました。

鍋島藩窯公園 公園・植物園

レンガ造りの橋

展望台や休憩所などがあります。

坂の上の方まで行き、下っていきます。
こちらにも川が流れていました。

陶器の橋

普通に生活されている場所なので、静かです、とても。

登り窯

興味津々~

斜面を利用して燃焼ガスの対流を利用して一定に高温を保つんですね・・

あちこちに、素敵な季節感ある陶器がオブジェとして飾られています。

下って、も一度秘窯の地を観てみる。

青海波模様がぴったりのブルーが映えてました。

車でやってきたからあっという間でたどり着きましたが、江戸時代は大変な秘境というか・・立ち入れないミステリアスさ・・を感じる場所でした。

帰りに丘の上に立つ立派な施設にも寄ってみました。
伊万里有田焼伝統産業会館

伊万里 有田焼伝統産業会館 美術館・博物館

有田とは違って秘境感ある一帯でした。

お昼になり・・伊万里の町で
美味しそうなパン屋さんがあったので寄って
石窯ぱん工房

なんだか、良い感じ~

パンとコーヒー買って・・ルーミーの後部座席・・便利~広々して

佐賀県産小麦使用のパンのサンド、美味でした~

伊万里の町も陶磁器があちこちにあって見逃せません、楽しい。
伊万里津大橋

伊万里津大橋 名所・史跡

橋が芸術品になってます~

伊万里ならではの橋~でした。

伊万里の町をもっと見るべきだったのかな・・
余りの快晴に、唐津の鏡山から玄界灘を見下ろしたくなり、唐津へ移動~
自動車専用道路があり、あっという間に

唐津に到着~しました。
⑥につづく