2022/09/22 - 2022/09/24
276位(同エリア2201件中)
Chamさん
念願の上高地、焼岳に登る。
しかし、ちょうど低気圧が台風に変わって接近中!
行こうか、止めようか…
無理は禁物、大雨になるかも…
いや、行ってダメなら引き返せば…
ってことで
葛藤の末に強行し、結構な目に遭ったお話です。
皆様くれぐれもご注意を。
翌日は快晴!
素晴らしい景色に出会えました。
-
9月22日(木) 22:40
仕事終わりで東京駅八重洲口発。
アルピコ交通「さわやか信州号グリーン車」
深夜高速バスに揺られること6時間半。
翌朝 23日(金) 5:15
長野県上高地バスターミナルに到着。
寝られるようにとグリーン車にしてみたが、
むー…、やっぱ寝れない…
少しでも仮眠出来ただけよしとするか。 -
辺りはまだ暗いけど、
続々と各地からバスが到着し
あっという間にターミナルが人であふれた。 -
6:45
朝食を取り、
防寒着やレインウェアを着こんで、
いざ、出発ーーっ!
今日のザックは2日分の着替えやら水、食料などで10キロ近い。
こんなに重たいのを背負うのは今回初めて。 -
現在地(上高地)から地図の左へ歩き、
その後、焼岳登山道へ。
焼岳小屋を経由し北峰登頂したのち
新中の湯方面に下山する予定。
もはやこの地図にはない。 -
モヤにかすむ梓川。
晴れてたらキレイなんだろーなー。
雨は思ったより小降り。
これなら、行けそう。 -
帝国ホテルのところの橋を渡って
-
7:30 ここから登山道へ。
ちなみに焼岳は活火山。噴火警戒レベル1。
ヘルメット着用はマストではないけれど、
あったほうがよい山。
かつて噴火した御嶽山もレベル1だったそうだ。
1だから安心ということではない。 -
笹原が続く。
熊も出るらしいのでチリーンと鳴らしながら。
北アルプス入門の人気の山なので、
踏み跡はしっかりしてて迷わない。 -
この辺りはそこまで急ではないけれど、
着こんだウェアと汗と雨の湿度で
暑いし蒸れるので余計疲れる。
雨足もさっきより強まってきた。 -
標高が上がって少し視界が開けた。
おー、穂高岳がみえる。 -
わ、ハシゴ!
-
こんな感じ。
雨で若干滑るけどゆっくり行けば難所ではない。
ロープもあるし怖くない。 -
またハシゴ。
雨でアルミが冷たい。
バスターミナルで山岳パトロールの方に声をかけて頂き「雨のときは、手袋はいざというとき、本当にかじかんだときまでしない方がいいですよ。最初にするとすぐにぐっしょりになっちゃって余計に寒いので。あとハシゴはよほど冷たくなければ素手のほうがいい」と、教えてもらった。 -
そして、ここがこのルートの名物
10メートルの3連垂直ハシゴ。
キャー高い!怖い!とか言いながら登るんだろなと思ってたが、ちょうど上から人が来てしまい「お先にどうぞ!」と雨の中待って頂いたので、怖いと思う間もなくさっさと登ったため、感慨なし。
むしろ助かった。
下りの方が怖いはず。 -
お次は、結構な角度の岩壁。
鎖でよじ登る。
前半はバリエーションあるコース。 -
笹原をジグザグ登った尾根の先に焼岳小屋がある。
写真撮るのを忘れてしまったけど、
温かいコーヒーを飲みトイレをお借りした。
この時点でまだ9時半前だったので
昼ごはんには早いよな、と食べずに出発。
これが後々に大きな痛手となる。 -
焼岳のピークが見えた!
一旦ここを下ってあそこに登り返す。
まだ先は長いな~ -
雲が切れて小降りに。
笠ヶ岳がキレイに見える。 -
なんじゃろ、この花。
目玉の親父がたくさんいるみたい。 -
また雲が上がってきた。
曇っていても美しい穂高岳の稜線。
あそこには一生登れないだろうけど
(はたまたいつか行ける日がくるのか!?)
こうして観る分には心踊るなぁ。 -
ここから先は危険なので十分注意、という看板。
が、倒れている… -
いつしか植物のない岩稜帯になり、
火山岩のゴロゴロするザレ場になった。
しかも急登。
怖い。なんだろう、今日一番怖い。
気を抜くとザラザラ軽い小石に足下を取られ、
雨に濡れた10キロのザックの重さで後ろに倒れてそのまま滑り落ちそう。
雲が余計に不安にさせる。
雨も風も強くなってきた。ガクブル。 -
旦那さんの右上の白い煙は
硫黄がシューシュー噴き出してるところ。
強烈にゆで玉子の臭い。 -
いろんな意味で怖い道が続く。
-
頂上は目前!
焼岳は、南峰が2455mでピークだが、
南峰は崩れやすく登攀禁止となっている。
北峰の2393mを目指す。 -
やりました~、11:30登頂!
ズブズブ、ヘロヘロ、まーっしろ~。
山頂は遮るものもなく、雨足もかなり強いのでお昼はもう少し下にします。
数人すれ違いましたがこの雨だしほぼ人もおらず。
普段なら眺めいいんだろうな~
とりあえず即下山。 -
小降りになったり、木陰があったらお昼にしよう、と思っていたけど甘かった。
午後には土砂降りの豪雨となり、登山道はまるで濁流の川と化し、水で削れた足場はどんどん悪くなった。さすがのレインウェアも登山靴も中まで浸水し体温が奪われる。
お昼ご飯などのんきな状況ではなく、豪雨の中、行動食の羊羮やパウチゼリーでしのぐが、シャリバテ状態。
新中の湯コースは危険箇所はないものの、ロングコースで歩いても歩いてもなかなか進まない。いつ着くのかと何度も地図を見る。
疲れも寒さも空腹もピークに達してあと1キロ。
下山時はこのラスト1キロがやたらと長く感じる…
14:30、新中の湯登山口にようやく出た。
しかしここからはつづら折りの車道を長距離歩いてバス停のある県道まで下りねばならない。
疲れた足にアスファルトはキツイ。
膝もガクガク…太ももがもう限界……
と、温泉宿の屋根が見えた!
軒先で雨宿りさせてもらい、タクシーを呼んで今夜のお宿へ。
……ようやく長い戦いが終わった…
下山は写真もなし。
お目当ての雷鳥にも遭えなかった。
雨の焼岳、キツイとは思ってたけど想像以上。
自業自得。寝てない、食べてない、しかもこんな台風で、やってはいけない見本のような登山となった。
宿の温泉で暖まり、早めの夕飯を食べて、ビールを飲んだら睡魔が。バスで寝てないのもあり、7時半には爆睡でした。 -
翌朝。
うわー!キレイ!晴れたー! -
河童橋も朝日にキラキラ輝いてる。
-
上高地から3キロほど歩いて
明神池へ向かう。 -
水がキレイ!
空気もキレイ!
来てよかった!
生きててよかった!
昨日のツラさがあったからより感慨深い。 -
昨日の大雨のせいか木々の間から滝のように水が流れる。冷やされた水と暖かい空気との間に薄い雲のようなベールがかかって神秘的。
-
明神池と穂高神社 奥宮。
上高地の「神降地」とも言われるパワースポット。
大自然が神々しく、荒々しい。 -
まぁ、靴は中まで濡れてますけどね~
-
焼岳は昨日とうって変わって、今日は美しい姿
今日登る人はうらやましー! -
名残惜しいけど13時のバスで東京へ戻る。
あの東京砂漠へ帰らなくちゃならんのか…
この景色を眼に胸に、焼き付けよう。
今回はちょっと無茶しました。
怪我なく無事に帰れてよかった。
(怪我したぐらい筋肉痛だけど)
上高地、焼岳、いつかまた必ず来よう!
なんだかんだやっぱり山って楽しい♪
来月は谷川岳に登ります。
(大雨なら断念する予定、今度こそ)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 琉球熱さん 2023/01/20 01:10:53
- 経験値上昇
- Chamさん、こんにちは
至仏山と焼岳、拝読しました
どちらもコンディションは残念でしたね
でも、どちらも私は登ったことがなく、両方ともいつかは行きたい山なので、登山道の様子など私には貴重な情報でした
それにしても、雨でも山頂まで登り切る根性はスゴイ!
夜行バス、やっぱり眠れませんね
安さにつられて私も何度か試しましたが、そのたびに失敗してます(笑)
夜行バスを使う場合は、自分の年齢と体力を考えて初日は緩~い行程にすべきということを、最近ようやく学習しました(笑)
今回の2座で経験値は一気に上昇したんじゃないですか?
荒天、寝不足、シャリバテ・・・ 体力のあるうちに経験できたのは大きいと思います
私くらいの年齢になると、これらがケガや命取りになりかねないので、どうしても守りに入っちゃいますから
さて、季節は冬
丹沢シーズンインです(笑)
でも、その分、混むんだよなぁ・・・
---------琉球熱--------
- Chamさん からの返信 2023/01/20 08:10:52
- Re: 経験値上昇
- 琉球熱さん、ありがとうございます。
焼岳、至仏山にチャレンジされたいのですね!ぜひオススメです。
いずれもかなりキツかったですが、大変美しく達成感もあり、本当に登って良かった山でした!また天気の良いときにリベンジしたいです。
大雨(台風)は…それこそ命の危険があるのでコリましたね。ただ、昨年はいろいろ経験しギリギリのラインは知っておくと確かに経験値が上がるなと思いました。
11月末に塔ノ岳に日帰りしたのを最後に登山できていませんが、今年は一泊し丹沢山を超えて蛭ヶ岳稜線を目指したいですね。
あと乗鞍や蝶ヶ岳にも行ってみたいです。
旅行も徐々に解禁され、山と旅行と忙しくなりますが、また新たな景色を求めてしまうんでしょうね。
Cham
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