赤城山と妙義山、2週に渡る登山記録　シメは万座温泉秘湯で、いい湯だな～

2023/09/10 - 2023/09/17

2週にわたる群馬二山の登山記です。

赤城山は、外輪山に登った事があるものの、
メインの百名山黒檜山にはまだ登ってない。
入門山の妙義山にもまだ行ったことがない。
なら、秋の登山シーズン前に両方行っちゃおー！

今年はコロナ解禁につき、
国内外旅行ばかり行き、山へ登らず約10ヶ月。
旅先でうまいものばかり食べて飲んで。
完全に体がゆるみ、なまりきってしまった…

そんな自分にムチ打ち、登ります、歩きます。
帰りに万座温泉の秘湯にも寄ってみました。

【コースタイム】
赤城山黒檜・駒ケ岳ルート:3時間30分
妙義山大の字・見晴しルート:2時間30分

エリア 群馬

9/10(日) 09:30
赤城大沼

無料のパーキングに車を停めてスタート。
コースタイムが短いため少し遅めに開始です。
お天気はまずまず。
今年は暑い夏だったが、今日は比較的涼しい。
曇りで太陽が出てないのもラッキーかも。

赤城神社の少し先が黒檜山の登山口。
看板もあり、登山道も分かりやすい。

最初はそこそこの急登。
涼しいと思ったが、まだまだ暑い。
しかも10ヶ月ぶりの登山でなまった体が重たい。
ベタつく変な汗が吹き出し、すぐに息があがる。
ふぅ、キツイな…

ただ、この山は登りやすい100名山。
各地からバスで訪れたシニアの登山同好会の御一行も多く、皆さんとても健脚。

負けてられません！

おお！視界が開けた。
時折、心地よい風が吹き上がってくる。
こういう瞬間が山の醍醐味ですね。

1時間ちょっとで黒檜山、山頂です～

やたらとトンボが多い！
ガスって眺望はゼロでした。

一旦下り、駒ケ岳へ周遊します。
あそこに登ってきたのか～

1時間ほどで駒ケ岳、到着！
キツイ登りはなかった。
こちらも眺望はゼロ。

お昼のおにぎりを食べて下山します。

山の天気はホントに変わりやすい。
さっき少し晴れたと思ったら、急に霧が出てきた。
下りは気を抜かないように、慎重に、と。

1時間ほどでパーキングに戻ってきました。　
下はすっかり晴れていて湖面がキラキラ。

湖畔でカキ氷を食べました。
登山の達成感と疲れで爽快！
いい運動になりました。
やはり定期的に登らないとな。
この日はこれにて東京へ戻ります。

翌週　9/16(土)　10:30

2週に渡り群馬県にやって参りました。
今日は妙義山に登ります。
と言っても初級～中級の比較的簡単なルート。
先週より天気も良い。

妙義神社から登山開始です。
長い石段を登った境内の奥に登山道があります。

ここでいきなり、初歩的なミス！
境内にトイレがあるでしょ、と、たかをくくり石段を登ってしまったのですが、なんと境内にトイレは無かった…
今上がって来た石段を降りて用を済ませ、再度石段を登るはめに。

当然ですが、登る前に済ませましょう。
トイレの場所は確認しましょう。

登りだしの30分は、先週の赤城山よりも急登。
すぐに息があがり、汗が吹き出す。

あれれ、入門山だよね？
なかなかキツイな…

妙義山は途中岩場もあり、鎖場もあります。
こういうのは楽しい！

大の字に、到着～

あの文字まで岩をクサリで登って行けますが、
7mほど高さがあり、ちょっと怖そうなので、スルーして次のルートへ。

辻の分岐です。
ここから右手は岩登りの上級者コース。
左手は初～中級の見晴しコース。

見晴しコースへは、この岩壁を登ります。
ちゃんと足場を削ってあるので危険ではありません。

上から見るとこんな感じ
がんばれ～

おお、開けた！
さっき通ってきた大の字が見えます。

奥には上級者が登る山並が見えます。
来るものを拒む難攻不落の砦のよう。
あんな怖いとこ、よく行けるよなぁ～

さて、下山します。
秋の下りは落ち葉で滑るので注意が必要。
トータル2時間半ほどの程よい軽登山でした。

今夜の宿泊は妙義グリーンホテル＆テラス
アコーディアゴルフ場が運営しており、
ゴルフコース直結のホテルです。
温泉もあり、景色もよく、最近はグランピングもあり人気みたいです。

夕食は、80分間しゃぶしゃぶなどを食べ放題なのと、アルコールも飲み放題。
これでツインで1人14,000円。
結構リーズナブルだと思う。

お肉は少し硬めだけどかなり満足でした。
温泉で疲れを癒やし熟睡しました。

翌日
　
2時間半ほどドライブして、万座温泉に行きます。
軽井沢を抜け嬬恋から万座ハイウェイの途中。
嬬恋牧場から見る浅間山。

牧場はコロナの影響で休業してるみたいです。
こんなところでソフトクリーム食べたら気持ちいいだろうな～

愛妻の鐘というのがありました。
とりあえず夫に鳴らしてもらいましょう。

カコーーーン！

万座空吹(からぶき)に到着。

今でも硫黄が吹き出している噴火口跡。
あたりは強烈なゆで玉子臭で、看板には硫化水素が出ているので、この先は立入り禁止とあります。
こういうのを観ると、地球の内側にマグマがあり生きているっていうことが改めてわかります。

エメラルドグリーンの湯畑が見えます。
万座温泉の硫黄含有量は日本一だそうで、
この温泉地も1800mの高地にあります。
27種類の泉質が万病に効くとも言われるそうですよ。

今夜のお宿は、湯の花旅館。
口コミで賛否が非常に分かれるお宿。
お湯は日本一！と書いている人もいる秘湯です。
日帰り入浴(700円)もできます。

他の宿が一泊20,000円以上する中、
ここは朝晩ご飯付きで1人13,000円でした。
正直、建物は古く老朽化して、全てが傾いており、トイレも共有です。部屋はふすまであり鍵はかからず、壁も薄いです。湯治のための簡易宿であり、ホテルではありません。温泉に浸かり、静かに過ごし、寝るだけで充分な人向けです。
私達はこういうお宿も全然平気。

お湯は硫黄が強めで、確かに泉質が最高でした。
温まり方が他の温泉とは、全然違います。
芯からポカポカ、末梢神経もビリビリします。
この日はほぼ満室のようで湯治の人もいれば、ご家族連れもいました。

夕食は囲炉裏端でキノコ鍋と鮎の塩焼き。
ご飯もお櫃でたくさん出して頂き、2回お代わりしてしまいました。

従業員さん全員、温かく対応くださり、
のんびり静かに過ごすことができました。
温泉も24時間入り放題なので、何度も入りました。

目の前のスキー場が2011年に閉鎖してしまったようで、それまではきっと賑わっていたんだろうな。
これからも頑張ってほしいお宿です。

翌日

志賀草津高原ルートにて
草津温泉方面へ抜けて東京へ戻ります。
途中の展望台から望む、草津白根山。
この292号線は日本一標高の高い国道です。

2018年の噴火のため、白根山は今でも立入禁止。
近くの白根山レストハウスも閉鎖中でした。

このなだらかな稜線と絶景、
いつか再開したらトレッキングしてみたいなぁ。

反対側は、晴れていれば、
前に登った至仏山、赤城山、榛名山が見えるようで、遠くは富士山まで見えるらしいです。

頑丈そうな噴石避難シェルターがあります。

いざという時ここに駆け込めるだろうか。

これを使う日が来ないことを願いますが、
今回登った赤城山、見えていた浅間山、草津白根山、榛名山も活火山。
地震や噴火も度々起こり、温泉がこれだけ湧いて出ていて、改めて日本は火山の国なんだな、と実感した旅となりました。