2009/06/02 - 2009/06/03
183位(同エリア478件中)
さっくんさん
ウズベキスタン滞在二つ目の都市はブハラ。大変歴史のある街でルーツは紀元前5世紀に遡ります。天竺から中国へと仏教が伝わったルート上にあり玄奘三蔵もブハラにて西から南へと向かい天竺を目指しました。8世紀初頭にはイスラームが伝わり、13世紀にジンギス・ハーンの侵攻で壊滅するも、再興され、サマルカンドと共にこの地域の中心都市として栄えました。ティムール期はティムールがサマルカンドを首都としたので一歩サマルカンドに繁栄の座を譲りましたが、その後もシャイバーン朝がブハラを首都扱いした為、再び繫栄し、また宗教的聖都としての側面も色濃い街でもあります。
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ブハラに到着しました。
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ブハラの中心と言える貯水地ラビハウズ。乾燥帯のブハラでは水は命の次に大切なもの。だからこそ周囲をモスクやマドラサで囲み、街の中心に据えたのでしょう。
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なんと、そんなリャビハウズの畔のホテルに泊まれました。
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ラビハウズの畔でシャシリク(串焼き)を頂きます。
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フッジャ・ナスレッディンの像、ブハラで大人気の学者さん。とんちの達人、ウズベキスタン版一休さんです。あるケチな高利貸しがリャビ・ハウズで溺れました。人々は彼を助けようと口々に「手を出せ!」と声を掛けますが、人から貰う事は好きでも「出す」事が嫌いな高利貸しは決して手を出そうとしませんでした。そこに現れたナレスディンが「コインをあげるよ!」と声をかけると高利貸しは条件反射で手を出して人々から助けられましたとさ。
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リャビハウズ沿って建つナディール・ディヴァンベギ・マドラサです。
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鷺と鹿、中央に太陽の中に人の顔。イスラーム御法度の偶像が描かれた、珍しいマドラサです。
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中庭では民族舞踏のショーが行われます。
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リャビハウズ沿いに建つもう一つのマドラサ・クカルダシュ・マドラサ。乾燥地帯のブハラにとって貯水池は生命線。だからこそイスラームの重要施設で周囲を固めたのでしょう。
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ナディール・ディヴァンベギ・マドラサとリャビハウズを挟んで対面に建つナディール・ディヴァンベギ・ハナカ。ハナカは巡礼宿の事です。
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ブハラの裏道を散策します。シルクロードと言う土地に余裕がある地域がらか、一般的なイスラームの街より道幅に余裕があります。
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4本のミナレットを持つ珍しい建物。名前はそのまんまで、チャル・ミナールです。
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市内には余りにも多くのマドラサの史跡がある事から、その幾つかは伝統文化センターや店舗等に利用されています。
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タキ・サラファン。
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タキ・サラファン内部です。バザールとなっています。
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ガクシャン・マドラサ。
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ホージャ・ゴークシャン・アンサンブル。モスクとマドラサ等複数の機能が含まれた建築です。
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観光的見所がどれだけ沢山ある街だとしても、その周囲がコンクリート・ジャングルだったりすると、観光を終えて街に出た途端、テンションダダ下がりなんて事多々あります。その点ブハラは心配ありません。私にとって見所より、その点が重要だったりします。
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ブハラの歴史は古く、イスラーム化する前は仏教が信仰され、玄奘三蔵法師もブハラを訪れ、此処から方角を南に変えバーミアンを経由しガンダーラを目指しました。
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トゥルキ ジャンディ廟。
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タキ・ザルガラン。タコ焼き器をひっくり返した様な建物の中は商店街となっています。
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タキ内部。
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タキは昔はタキ毎に販売するものが違っていましたが、今では観光用にお土産を置いている店が殆どです。
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アブドゥルアジズ・カーン・マドラサ。
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リャビハウズがブハラの俗の中心とするならば、ミル・アラブ・マドラサとカラーン・モスクに囲まれたこの広場は、ブハラの聖の中心です。
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カラーン・ミナレット。チンギス・ハーンがブハラを破壊した時、彼はこの塔を見上げ帽子を落としてしまい、拾い上げながら
「私に頭を下げさせたこの塔を破壊してはならない!」
と命令した為破壊されず残されたと言う逸話が残っています。 -
カラーン・ミナレットを見上げます。被った帽子を落とさない様に手で押さえながら。
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カラーン・ミナレットとミル・アラブ・マドラサ。
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ミル・アラブ・マドラサが夕陽に染まります。
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夕焼けのカラーン・ミナレットとアミール・アリム・ハーン・マドラサ。
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ブハラに夕暮れが訪れました。
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リャビハウズは夜になると沢山のブハラっ子達で大にぎわいです。
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街で出逢ったルスタムさんに家に招待され夕食を頂きました。彼はロシアへ出稼ぎに行っていたのですが、当時失職中。そんな厳しい現状ながら旅人をもてなして頂きました。自分が失職していたら、旅人をもてなす余裕などあるのか?と考えると、私達の国はウズベキスタンよりよっぽど豊かですが、彼の心は私などよりよっぽど豊かだなと感じました。ルスタムとそのご家族、本当にありがとうございます。
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ウズベキスタンでは、ちょっと両替しただけで札束てんこ盛りになってしまうので、持ち運びに難儀しますし、両替時の確認が大変です。
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二日目も散策はリャビハウズから始まります。
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ウルグ・ベク・マドラサ。
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タキ・ザルガランの向こうにミル・アラブ・マドラサの紺碧のドームとカラーン・ミナレットが除いています。
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郊外に残るスィトライ マヒ ホサ宮殿を訪れました。
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ブハラ・ハーン国最後のハーンが建てた夏の離宮です。
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末期なのでロシアの影響を色濃く残し、先の運命を物語っているかの様です。
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此処までヨーロッパ調になってしまうと守備範囲外…。
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ブハラ市内に戻る為、行きにバスを乗車したバハウッディン・ナクシバンディ通りに行きたいと告げると、乗り継ぐ様に言われました。往きは直通だったのにおかしいな?と思いつつ、言われた通りに乗り換えると、バスはどんどん郊外へと走ってしまいます。仕方無く終点で折り返そうと思ったら、何だか凄そうな建築があります。
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そこはバハウッディン・ナクシバンディ廟、中央アジア最大の巡礼地だとか。なるほど、通り名より廟の方が有名なので廟の行き方を説明されたのでしょう。鎌倉街道の出方を聞いたら、鎌倉への行き方を説明された様なものでしょう。通り名と地名を間違えたお陰で大きな見所を見忘れずに済みました。
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バハウッディン・ナクシバンディ廟中庭。
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バハウッディン・ナクシバンディ廟。
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ミフラーブです。
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ミル・アラブ・マドラサ。
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ミル・アラブ・マドラサはソ連時代も唯一活動が認められていた由緒あるマドラサです。
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カラーン・モスクに入ります。
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カラーン・モスクの中庭です。
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カラーン・モスクのミナレットです。
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カラーン・モスクの中庭から、カラーン・ミナレットを望みます。モスク対面に建つミル・アラブ・マドラサのドームが良い具合に覗きます。
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カラーン・モスクからアルク城迄続く道。
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アルク城内を散策しました。
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アルク城内。
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何か奥手に怪しい鉄塔があります。本当にボロボロでヤバそうでしたが、09年当時は有料で登れました。アルク城を上から眺められます。
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アルク城の城壁の未修復のドームが良い味出していました。
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アルク城からカラーン・ミナレットを望みます。
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ミル・アラブ・マドラサ、カラーン・ミナレット、カラーン・モスクを眺めます。
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ブハラ・ハーンの居城アルク城を眺めます。
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バラハウズモスクを見下ろしました。
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バラハウズモスクはアルク城に暮らすブハラ・ハーン専用モスクです。
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モダリハーン・マドラサ。
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チャシュマ・アイユブと呼ばれる珍しいスタイルの建物。聖書に聖人ヨブが杖によりこの地に泉を出現させブハラの人々を助けたという伝説があるらしく、現地の人の病気の治癒の願掛けの場所でもあります。
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チャル・バクルを訪れました。サマルカンドのシャーヒズィンダ廟群と同様の廟群です。
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ウズベク建築の博物館の様です。
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死後も勿論水場は必要です。
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サマルカンドのシャーヒズィンダ廟群と比べると素朴な造りで装飾も少ないです。
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それもあってか、更に郊外にある事から観光客がとても少なく、墓地らしくひっそりとしています。
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剥き出しの墓室もありました。
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静かに時間が過ぎていきます。
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孔雀さんが涼んでいました。
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此処はかなり密集しています。庶民的な一角でしょうか?でも墓としては十分大きいですが。
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美しいドームです。
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素敵なお墓参りが出来ました。
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ブハラの北の城門タリパック ゲート。
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砂に埋もれていた事で、チンギス・ハーンの破壊から逃れたイスマイール・サーマニ廟は、中央アジア最古のイスラーム建築です。
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ブハラ最後にもう一度この場所を訪れました。ミル・アラブ・マドラサ、カラーン・ミナレット、カラーン・モスクに挟まれた印象的な広場です。
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二日目もルスタムさんの家でお世話になってしまいました。将来は宿を経営したいと言っていましたが、この料理の味、彼のホスピタリティなら間違いないでしょう。
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ルスタムさん、ありがとう!
貴方がブハラで一番の思い出です。
今度はお客様として、貴方のホテルに泊まりたいです。
最後までご覧になってくださり、ありがとうございました。
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