2022/03/07 - 2022/03/07
81位(同エリア215件中)
Decoさん
この旅行記スケジュールを元に
福岡県大牟田市、三池山の中腹にある、古刹・普光寺。
臥龍梅という梅があり、シーズンには多くの見物客で賑わいます。
八分咲きという情報があり、行ってみました。
また、日にちは異なりますが、同時期に麓の公民館で地元の窯元さんの初窯開きがあり、そちらも訪れてみました。
(2022-03-09)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ショッピング
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
福岡県大牟田市の普光寺。三池山の中腹に位置します。
黄砂が出ているものの、晴れてきて、梅を見に行くにはまずまずの日…と思ったら、途中で曇ってきました(残念)。
駐車場は三か所。まず麓のバス停から徒歩2~3分のところ。
次いでお寺から長めの石段を下ったあたり。
そしてお寺の裏側に高齢や障がいのある方のために小さな駐車場があります。
今回、高齢者も同行するために、最もお寺に近い裏口付近の駐車場へ向かいました。満車で停められないなら、同行者にいったん降りてもらい、私だけ下の駐車場に戻って駐車して石段を上がろうと思いました。しかし、狭いスペースなのに路上駐車も数台あって、Uターンもままならない状態。運よく端っこの駐車スペースがあって停められましたが、車の折り返しなど大変でした。
入場料300円(梅のシーズンのみ)を払い、お寺の裏手から入ります。梅の花が通路沿いに咲き乱れてます。
(普光寺は本来寺の下に車を停めて、石段を登るのがオーソドックスな参拝方法で、お寺の雰囲気も楽しめると思います。入口も石段側と裏側それぞれにあります)梅の季節は賑わいます by Decoさん普光寺 寺・神社・教会
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イチオシ
紅梅が咲き誇っています。
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鐘楼が見えてきました。
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鐘楼です。
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境内の西側にある臥龍梅。樹齢450年とのことです。
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臥龍梅の説明です。
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反対方向から見た臥龍梅。かなり長くて、全体を一つのフレームにおさめるのが難しいです。全長28mとのこと。
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鐘楼の反対側には建物があります。
普光寺は、天台宗のお寺。慈覚大師によって823(弘仁14)年に開創されたといわれています(ネットで調べたら、714年嵯峨天皇の皇子によって設立されたとの記載もありました)。かつては多くの建物があり、修験道も盛んだったようです。
お寺の建立の際、京都から宮大工の人々が訪れましたが、この地が気に入り普光寺の南に下ったあたり(乙宮エリア)に住み着き、今も子孫の方々がお住いのようです。 -
前には梅の木が…飛梅、とあります。太宰府天満宮から贈られたそうです。
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おみくじなどが販売されていました。
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境内は広場のようになっており、不動堂もありました。
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鐘楼や不動堂がある広場の上に、江戸時代に建てられたと思われる観音堂があります。こちらが本堂かも知れません。
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この説明板を読むと、観音堂が本堂のようです。
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ここには仁王像と…
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薬師如来像、慈覚大師像がありますが、見学はできないようです。
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観音堂の裏手には石塔群がありました。
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こちらも文化財に指定されています。
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さらに上に進むと、公園のような場所があり、大牟田空襲の碑がありました。
大牟田市は三池炭鉱があり、化学コンビナートもあるため、空襲を受けました。昨今のウクライナ情勢を思うと、21世紀になっても同じようなことが行われていて、悲しくなります。ウクライナだけでなく世界各地に紛争で被害を受けている人々がいるわけで、月並な思いですが、話し合いで解決できないものかと思います。 -
境内の裏手の駐車場に戻ります。建物の裏にはお庭もありました。
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最後に、今年一月に撮影した写真。普光寺の表側入口の石段。今回は裏手の駐車場からアプローチしましたが、この石段を上ってお参りするのがオーソドックスな形のようです。
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イチオシ
最後に白梅の花を一枚。
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普光寺から下っていくと、紹運寺があります。三池藩歴代藩主の中の数代のお墓があります。
紹運寺の名称は、初代三池藩主の祖父である高橋紹運からきているそうです。紹運は元々大友氏の有力な武将でした。筑後地方をめぐる島津氏との戦の中で亡くなりますが、大友氏は豊臣秀吉の助力で島津氏を撃退。その子二人が柳河と三池に、秀吉より領地を与えられます(柳河を領地としたのは長子・宗茂ですが、彼は紹運と同じく大友氏の有力武将だった立花氏から請われて養子に行っており、立花を名乗ります。柳河・三池ともに関ヶ原の戦いでは西軍につき、領地を失いますが、まず柳河の立花宗茂が徳川秀忠に取り立てられて柳河に復帰、さらに弟の高橋統増も日立柿岡に領地を与えられて旗本に、このとき高橋から立花に改姓します。そして子の代に加増されて三池の地に戻り、三池藩が成立します)。三池藩主の菩提寺 by Decoさん紹運寺 寺・神社・教会
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ちょっと読みにくいのですが、説明板です。
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立派な山門です。さすがに小藩とはいえ、歴代藩主の菩提寺。
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境内から撮影した山門の西側部分。城郭の城門を思わせます。
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紹運寺の向かい側にある歴代藩主の墓地に行ってみます。
「弁慶の足跡」なるものがありました…確かに大きな足型ですが、三池山までやってきたのでしょうか? 確かに普光寺周辺はかつては修験道の一大拠点だったようですが。 -
歴代藩主の墓地の一部。ここ数年の台風や大雨で被害を受けているようでした。
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詳しい説明はこちらをご覧ください。
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麓のバス停の近くに公民館があり「まもる窯初窯開き」が催されていたので立ち寄ってみました。
(まもる窯に立ち寄ったのは臥龍梅見物の前日です。この日は日曜で普光寺の麓は渋滞しており、梅の見物は断念、翌日時間ができたので再訪しました) -
公民館の広い和室で開催。臥龍梅で訪れる人も多数立ち寄っていたようで、お客さんも絶えないようでした。
*会場内の撮影及びネットへのアップは、窯主様の許可をいただいています。 -
アクセサリーもありました。
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まだ若い窯主の方とお話ししました。「まもる窯」は小代焼。熊本北部、小岱山の麓で取れる土を使い、400年の歴史があります。窯は南関町にありますが、窯主さんはこの近くにお住まいとのことで…それで地元の公民館で催されたようです。
ちょうど臥龍梅の時期にあわせて土日に二週催されたとのこと。梅を見に来る人は、陶器にも関心がありそうですね。それに美しい梅の花を見たら、雅な気分になって、さらに陶器の美しさにも感度が上がっていそうです。 -
お茶や漬物、お菓子も出していただいて、アットホームな雰囲気、美しい小代焼を見て目の保養になりました。
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イチオシ
さて、こちらがDecoが購入した湯飲み。小代焼の特徴の一つである青が、他の色と融和して、深みのある色合いが印象的です。
テーブルに置いても安定感もあり、さらに上の方にいくにしたがって広がるような形状になっているので、持ったときの手にすっぽり納まるような感じ。軽く持っても安定感があるので、ふんわりリラックスしてお茶やコーヒーを楽しんでいます。この形状は、高齢の方など握力が弱めの方にも適していると思います。
初窯開きということで、おまけの器もいただいてきました!
この写真は自宅で撮影しましたが、その前に出来事が…。
展示場で茶と白の急須を気に入っていたDeco家の家族が、帰りの車中で「買っておけばよかった」だの、「やっぱりお金がもったいない」だのあれこれ言いだして…
「あ~せからしか」と展示場へUターン。相当気に入っていたようなので、買わなければしばらく後悔して家の中の空気がどんよりしそうです。 -
展示場に戻り、購入したのがこの急須。
これまた小代焼の特徴である白が茶の部分と複雑な融合を見せています。
また、柄も握りやすく、お茶が垂れることもなく、茶葉の入れ替えもしやすくて、実用的にも良くできています。毎日使うものだから、大切なことですね。
慎ましやかなDeco一家にはそこそこの出費ではありましたが、日々の生活の中で気に入った器を使うことで、毎日楽しい気分を味わえるならば、決して高い買い物ではなかったと思います。
尚、この急須にもおまけの一皿をいただいたことは言うまでもありません。
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。
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この旅行記へのコメント (10)
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- hijunoさん 2022/03/12 14:29:09
- 書き忘れました、梅のお写真から香りがしてくるようです。
- 書き忘れました。梅のお写真がきれいです。。。あんなに沢山の種類があるんですね。
香りがしてくるような気がします。
若いころ、梅の美しさに気づきませんでしたが、最近、特に梅の花を観るとほっとします。春が待ち遠しいからか、理由はわからないのですが、梅をみると、美しさと強さを感じます。
Decoさんの記事で、梅の鑑賞に出かけたくなりました。
- Decoさん からの返信 2022/03/12 20:03:22
- Re: 書き忘れました、梅のお写真から香りがしてくるようです。
- 梅の花、桜に比べると地味ですが、早春の春の訪れを感じますね。
まだ二月で寒くても、梅の花を見ると気持ちも暖かくなります。
今年は寒さが厳しく、開花が遅れ気味で、ここ数日で一気に暖かくなって、例年とはちょっと感覚がずれたような感じます。
Reiseさんがお住いのところは、花や自然の美しさに鋭敏な感覚があるのではないかと思います。いつもReiseさんの旅行記を拝見して雅な気持ちにしばし浸っております。
Deco
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- hijunoさん 2022/03/12 14:19:58
- 素敵なカップですね~。
- Decoさん、こんにちは!
いつも、楽しく旅行記を見せていただいています。ありがとうございます。
このカップ、色がなんとも素敵です。持ちやすい形だし、お茶でもコーヒーでもに会いますね。ご家族がお買いになった急須も素敵です。持ちやすいし、お茶がふっくらと蒸されるような急須ですね。お茶の時間が楽しみになりますね。
ご家族が気になり買いたくなって、引き戻すなんて、なんて優しいのでしょう~。
私もよく、「買えばよかった~」と後悔するとき、夫は冷たく無視しますよ。
羨ましく思いました。そして、私も焼き物を観ながら、気に入ったものを探したい、と思いました。おっしゃるとおり、毎日の生活で気にいったものを使うのは決して高い買い物ではありません。本割とした気持ちになりました。ありがとうございます。
- Decoさん からの返信 2022/03/12 19:56:16
- Re: 素敵なカップですね~。
- Reiseさん、こんばんは。
こちらこそ、旅行記や口コミを読んでいただいて、ありがとうございます。
カップは色も気に入りましたし、使ってみて、ホールド感がとても良いので、末永く楽しめそうです。
引き返した件ですが、私自身、買い物で迷って、結局買わないことが多く、そういうときに限って後で後悔しています。だから、引き返してでも買った方が良いかな、と思いました。後で後悔してネガティブな気持ちになるより、気に入った焼物を眺めて使った方が人生楽しくなるだろう、と思っています。
Deco
-
- チーママ散歩さん 2022/03/10 07:46:12
- 想いでの一品
- おはようございます。
お母さまをお連れしたのでしょうか?
きれいに梅の咲き誇る春の様子を見ることができて
幸せですね。
外へお出かけしようと思われる気持ちが元気でいらっしゃいます。
両親はめっきり外出も減り 最近は1万円以上する大きな日本地図
を購入していました。
どこもお出かけ出来ないし、地図を見て遊ぶんだと。
ちょっと心配....。 外は素敵なお花が咲いているのにね。
陶器は本当に迷いますよね。
素敵なのですが、お値段もそこそこしますし。
展覧会など 沢山そろっているから綺麗に見えるだけなのかな
1個だけだとどうかな???
など迷ってしまいます。
でも お求めになったのは素敵な深い青が入って素敵です。
良いものをお選びになりましたね。
茶器も素敵です。 茶と白がそこの特徴なのですか。
見るたびに思い出しながら。
いつまでも話に花が咲く。 そんな想いで一品もいいものですね。
- Decoさん からの返信 2022/03/10 18:28:15
- Re: 想いでの一品
- チーママ散歩さん、こんばんは。
Deco母は元気なものの、長時間歩くと疲れるとかで、連れて行く場所やタイミングが難しいです。今回もお寺裏の駐車場で苦労しました。でも基本的にお出かけと買い物は好きです。
湯呑は…まぁ、懐具合とお気に入り度がうまくマッチして購入しました。全体的にそんなにお高くはなくて、購入していく人も多かったようです。
臥龍梅を見に行った記念という感じで買いましたが、窯主さんとお話ししたりで、とても楽しく温かい時間がすごせたのが良かったです。
Deco
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- ちちぼーさん 2022/03/09 22:36:33
- みごとな梅
- Decoさん、こんにちは。
梅はちょうどよい時に行かれたようで、見事ですね。
臥龍梅は樹齢450年とのこと。
ずっと人々を見守り見守られていたいたのでしょうね。
万田坑でご一緒になった方は小代焼の展示会に行こうと思ったけど不便なので万田坑に来たとおっしゃっていました。
Decoさんが購入された湯飲みの青い色がとても素敵ですね。
器は特に一点物を購入するのは勇気がいることですが、心を豊かにしてくれますね。
ちちぼー
- Decoさん からの返信 2022/03/10 18:22:00
- Re: みごとな梅
- ちちぼーさん、こんばんは。
臥龍梅、考えてみれば江戸時代初期かもっと前から植えられてるんですね。
私も古いお寺は、当たり前のように見学していますが、平安時代から代々維持されてきているのは、すごいことですね。
小代焼、万田坑そばのまるごと荒尾館でも広めのスペースで販売されていました。どちらかというと大牟田というより肥後北部、荒尾・南関のイメージですが、荒尾大牟田って市街地が連続してますからね。
小代焼は高いというイメージがありましたが、湯呑は私のお小遣いで買えるくらいの良心的なお値段でした。使い心地もよくて、お茶も美味しく感じています。
Deco
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- みみこさん 2022/03/09 21:31:51
- 立派な梅!
- Decoさん、こんばんは。
すっごく立派な梅、美しいですね~。
こんな場所があるなんて知らなかったです。
ピンクの臥龍梅に太宰府からやってきた飛梅の白。
見事です。
そしてお寺の雰囲気も良き!
普光寺の階段はめっちゃ好みです♪
お庭も立派ですよね。
それに紹運寺の山門の写真も冬枯れの木との相性が良い風景にうっとりです。
陶芸品も美しく、展示のされ方にもセンスを感じます♪
最後は日常が幸せになるお買い物が出来てハッピーでしたね。
みみこ
- Decoさん からの返信 2022/03/10 18:12:48
- Re: 立派な梅!
- みみこさん、こんばんは。
なぜに大牟田に飛梅と思いますが(お寺と神社だし)、梅の名所繋がりなのでしょうね。
普光寺は、平安~鎌倉時代は規模も大きかったようですが、今は建物もそれほど多くなく、穏やかな公園のような雰囲気が魅力です。
紹運寺は立花家の菩提寺だし、山門はお武家様のお寺だな~と思います。
湯呑と急須、使い勝手がよくて、窯主さんもよく考えて作られてるようです。
臥龍梅は、少しだけ早かったかも知れません。今年は寒かったし、今週末くらいまでが見ごろかと思いました。ここは本数は少ないけど、大牟田駅から麓までバスが出ています。いつか機会があったら是非おこしくださいね。
Deco
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