2022/11/20 - 2022/11/27
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Decoさん
この旅行記のスケジュール
2022/11/27
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四郎國光公開鍛錬
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福岡県南部に三池という地名があります。
三池と言えば三池炭鉱ですが…元々は大牟田市の三池と新町を中心にした土地の名称で、街道沿いの宿場町・陣屋町として古い歴史があります。
その三池地区にある公民館で、ちょっと変わった催事がありました。
「三池の刀が切り開く 大牟田の未来」
さて、三池と刀、なにか関係があるのでしょうか?
また、2022年11月27日に催された「四郎國光公開鍛錬」の模様も、ごく一部ではありますが、紹介致します。
*「三池の刀が切り開く 大牟田の未来」展示撮影及びインターネットへのアップロードは、許可をいただいています。また、四郎國光公開鍛錬もインターネットでの公開できるとのことでした。スタッフの皆様に心からの感謝を申し上げます。
(2023/02/07)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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令和4年の11月のこと…大牟田市の三池地区公民館へやって参りました。
全国津々浦々にある公民館、大牟田市も同様ですが、市内の数か所に職員の方が常駐して災害時の避難先にもなる大きめの地区公民館があります。三池地区公民館もその一つ。
図書貸出コーナー、幾つかの会議室なども備えています。それにイベント用のスペースも…。 -
敷地内にあった三池歴史散歩の案内図。歴史の町三池ですが、時代の変化の中で失われた建物などもあります。
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イチオシ
エントランスからロビーへ。大きなポスターがお出迎えです。
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砂鉄や鑪の道具などの展示もありました。
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ロビーにはパネル展示。日本刀ができるまでが順を追って展示されています。
まず、砂鉄から鉄を鋳造するところから始まるわけですね。 -
形を作り原型を整える。
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刀を打ち出し、焼きを入れて。
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最後に細かい仕上げ。
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続いて三池の刀剣の説明。
三池の刀剣…筑後三池派は、現在の福岡、大分、熊本、鹿児島などで起こった九州古典派の一つの流れとされます。
平安時代末期の伝説的刀工の初代「三池典太光世」を祖とし、戦国時代まで三池派として作刀が行われましたが、江戸時代初期に終焉を迎えたようです。
初代・三池典太光世には様々な伝承が残っていますが、史実としては、代表作の「大典太」(おおでんだ)が天下五剣の一つとして数えられていました。平たくいえば、日本刀ベスト5に入っていたということです。初代は名工として広く知られていたことになります。
さて、初代三池典太光世作の刀剣ですが、現代に伝わっているのは五振とされます。その代表作が写真説明の「大典太」。
足利将軍家に献上され、豊臣秀吉に渡り、その後、加賀前田家に渡ることになります(足利将軍家→秀吉→徳川家康→前田家という異説もあり)。現在は前田家の文化財を管理保存する前田育徳会の所有で、国宝に指定されています。
さて、この大典太が前田家に渡った経緯ですが、前田利家の姫にして、宇喜田秀家の正室になった豪姫が、病になり、秀吉が回復を祈念して前田家に貸したそうです。豪姫は回復しましたが刀を返すとまた病がぶりかえし…で、結局前田家が保有することになったそうです(病気になったのは前田利常の正室・珠姫=徳川秀忠の娘で、徳川家から贈られたという異説もあり)。 -
そして初代三池典太光世作の現存二本目は徳川家康が所有していたものです。
「無銘 伝三池光世作 妙純傳持ソハヤノツルキウツスナリ」です。
美濃国守護・斎藤妙純から織田信長に渡り、徳川家康に譲られました。家康はこの刀を肌身離さず、夜も枕刀にしていたとか。
自ら死に際し、西方大名への護りとして、久能山東照宮に西に刃を向けて安置するように言い残したとされます。
現在は久能山東照宮が所有(重要文化財)。 -
三本目は熊本市の本妙寺にあります。
こちらは短刀。本妙寺は日蓮宗、加藤清正ゆかりのお寺です。
そこに肥後藩主の細川氏が三池典太光世作とされる短刀を奉納したそうです(重要文化財)。
細川氏も、豊臣・徳川に近い存在でしたから、そのあたりから贈られたのか、それとも別経路で入手されていたのか…。
そして最後の二本は大牟田市内にあるとされますが、詳細不明。ただ、そのうちの一本は初代三池典太光世作とは言い切れない部分もあるそうです。
尚、遥か昔、現在の大牟田市内のさる名家に、鎌倉幕府三代将軍源実朝から初代三池典太光世作の太刀が下賜されたという言い伝えもあるそうです。
*この他、徳川吉宗が将軍職に就いたときに、和歌山の刺田比古神社に寄進した「光世」という太刀がありました。第二次大戦時の和歌山大空襲で焼失しています。 -
イチオシ
それでは展示された刀剣の一部を紹介。
さすがに初代三池典太光世の刀はありません(国宝に重文ですからね)が、貴重な刀剣が見られました。
こちらは三池派、初代三池典太光世からの伝統を連綿と引き継ぐ刀剣です。
「三池典太正国作」戦国時代に鍛えられ、当時の豪壮な姿を今に伝えます。 -
脇差「典太作」。
室町時代前期のもの。特別保存刀剣に指定されているそうです。 -
脇差「典太作」。
こちらは室町後期の刀。三池派の特色は薄れており、時代に応じて変化していったことが示されいます。
尚、こちらは天草に渡り、先年三池に里帰りした、とのこと。 -
大牟田(三池)御刀マップです。
ここ三池地区には、三池典太光世の屋敷跡地と、初代の刀剣が納められていた大間神社(中世この地を治めていた三池氏の居館跡)があります。
少し離れて、甘木山の近くに初代のお墓、その近くに現代において優れた刀剣を生み出す(株)四郎國光があります。
また、上内地区には鍛冶遺跡があります。 -
上内鍛冶遺跡の炉の展示。初代三池典太光世と同時代と思われます。三池からは少し離れていますが、関係があったのでしょうか。
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太刀の説明。
写真の左端の太刀が古い時代の三池派の太刀。ほぼ直線状ですが、時代が下るにつれて反りが入っていきます。このあたりは日本刀の作刀の変遷と関連しているそうです。 -
イチオシ
展示の一画にあった「酒なら光世」のポスター。
三池の町にはかつて二つの酒蔵がありました。光世はその一つ。
地元の伝説的刀工をお酒の名に冠したのでしょう。
後に酒蔵を改造して料亭となりお酒の小売店も営まれていましたが、十年ほど前(?)に終了。建物も今はありません。
このポスター、相当昔のもののようです。
*三池の町に二つの酒蔵があった…これは良質な水が豊富にあったことを示しています。三池山や大間山からの湧水だったと思われます。刀剣をつくる際にも良い水が必要ですから、三池派という刀工集団の活動も水と大きく関わっていると思います。
そいういえば、三池炭鉱も大量の出水に悩まされましたが、これも水の豊富さを示しています。 -
三池派以外の刀も展示されてました。
こちらは、筑前息浜(おきはま=現在の福岡市博多区の博多湾に近いあたり)の実阿の刀。実阿は正宗十哲の一人、左文字の父とされ、現在の粕屋郡宇美町に住んでいたそうです。 -
右手のコーナーに進むと、シブい四人の男性の写真が!
(株)四郎國光の四人の刀匠の方々です。いずれも集中した気迫が感じられる写真です。
四郎國光は、大牟田市内にある刀や刃物制作の会社。本格的な日本刀から、身近な畑仕事の道具、包丁なども作られています。
時々JAのお店やスーパーなどで出張販売もされているようなので、見かけたことがある方もいらっしゃるかも。
左上の四郎國光刀匠(先代)は、柳河藩御番鍛冶の子孫で、伝説の刀工・三池典太光世の刀を理想に掲げ四郎國光を創始されたとのことです。
國光の「光」は三池典太「光」世からきているのでしょうか? -
四郎國光の刀工による、太刀と刀の展示。
太刀は三池住四郎國治作。
刀は三池住安光作。
いずれも平成に入っての鍛えられたものです。 -
こちらは太刀二振り。令和に鍛えられたものです。
三池住國天作と三池住四郎國光作。
「三池の刀が切り開く 大牟田の未来」
大牟田市が企画していると思いますが、主要公民館とはいえ、一公民館の展示としては破格の貴重な展示だったと思います(警備員さんも常駐)。
(株)四郎國光や、恐らくは地元三池地区の方々の多大なる協力があってのことだと思います。
しかし…大牟田市、先日の宮原坑耐震工事特別公開といい、意欲的なイベントを打っています。
そして、三池の刀が切り開く未来は、次なるイベントへ続きますが、その前に三池典太光世関係の史跡(?)を訪ねてみます。 -
続いて…初代三池典太光世の屋敷跡といわれる場所に行ってみます。
写真は大牟田市歴木(くぬぎ)の高泉団地付近。旧宿場町の三池、旧陣屋町の新町に隣接しており、実質的に三池エリアの郊外的な場所です。
さて、この高泉という地名、「高」は良いという意味らしく、良質の湧水があったことを示しているようです。刀鍛冶には良い水は不可欠。 -
【三池典太光世屋敷跡地?】
さて、初代三池典太光世の屋敷跡とされる場所ですが、何も残っていません。一昔前までは炉の跡などが残っていたという話ですが…。伝説では雪の日でも屋敷跡には積もらなかったとか…。
何も残っていませんが、豪姫の命を救った(?)天下五剣の大典太や、家康の愛刀・ソハヤノツルキウツスナリもここで鍛えられたのでしょうか? -
近くにはお地蔵様がありました。三池典太光世となにか関係があるのでしょうか?
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【大間神社】
続いて三池に戻り、大間神社へ。初代三池典太光世の太刀が奉納されていたという神社です。
中世においては三池氏の居館・大間城があったとのこと。 -
狛犬です。
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簡素な拝殿。
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この景色は、大昔、三池典太光世も見ていたのかも知れません。
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さて、日にちと場所を移して、11月27日、大牟田市内の諏訪公園へ。
この日は「四郎國光公開鍛錬with肉祭り」というイベントが開かれます。ちょっと…微妙なネーミングのような気も致します。
ステージが設けられ、午前中からプログラムが組まれ、ラストのメイン・イベントが四郎國光の刀匠たちによる日本刀公開鍛錬です。諏訪公園 公園・植物園
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イベント広場にはキッチンカーが並びます。ケバブとかお肉関係が多くて、だから肉祭りなのでしょうか。
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お好み焼きも購入(500円)。目玉焼きにチーズ載せ。野菜もたっぷり入ってボリュームもありました。
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広場の奥ではステージが組まれ、「刀」の文字が見えます…が、大音量でヒップホップ(?)が流れ、ダンスのパフォーマンスが。
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ステージの右手に公開鍛錬の場所が設けられ、横では包丁などを販売。
(株)四郎國光、日本刀の刀匠が四人いるということですが、包丁などの製作販売もされています。
四郎國光は、柳河藩の御鍛冶番の家系ですが、明治維新後刀の需要が激減したため、日常生活で使用する刃物の製作も行うようになったそうです。 -
公開鍛錬を待つ人もかなり集まっていて、ダンスを見る人たちと、公開鍛錬を待つ人たちで二分されたような不思議な雰囲気…。
ダンスが終わってから公開鍛錬が始まると思い、Decoも待っていますが…。 -
開始予定時間を過ぎても始まりません。刀匠たちも手持ち無沙汰。
…どうも、ステージのプログラムが遅れていたようです。午前中からのどこかでトラブルがあって、遅れたのだと思います。
ファミリー客の中には、待ち疲れて泣き出す子も…。しかし、大人は全員待っています。そりゃ、日本刀の鍛錬を間近で見られる機会なんて滅多にないですから。でも、日本人ってやっぱり辛抱強いんだな~と実感。
30分過ぎてもステージは終わらず、家族を待たせているDecoはいったん場所を離れて… -
はしまきを購入。二本で500円。
食べ終わった頃、ようやく公開鍛錬開始。約1時間遅れでスタート。 -
公開鍛錬の場所に戻ったものの、見物客はさらに多くなり、後ろの方から手を伸ばして撮影…(泣)。
Deco一人なら粘って最初の場所をキープしていたのですが、高齢の家族を待たせているので時折離脱しなければならないし…いつもはそんな状況の中でもなんとかやりくりしますが、この日は自由に動けなくて残念。 -
撮影場所を探して周囲を移動…。この写真で見物人の多さがおわかりいただけると思います。
椅子に座っている人も。Decoも最初の場所をキープできていれば、座れないまでも、そのすぐ後ろぐらいは確保できていたのですが。
主催者も、これほど見物客が多いとは思っていなかったかも知れません。
ちなみに、市長さんもいらしてました。 -
子供を肩車で見物させる人もいました。
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そんな中、ズームで刀匠の皆さんを撮影。準備中のようです。
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摩擦熱で火を起こしているようです。
ここで再び離脱して、お好み焼きを買って家族と急いで食べます。 -
戻ってみると、火が見えます。砂鉄に大量の木炭を投入して玉鋼を作っているのだと思います。
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火花が見えます。
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鉄を取り出して鍛錬しているようです。
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イチオシ
赤く熱せられた鉄を鍛える刀匠たち。
見ていて思ったのですが…日本刀造りは重労働。刀匠の皆さん、贅肉のない細身の体型。しかし、体に比して腕は太いように見えます。この場面を見てその理由がわかりました。 -
再び鉄を炉に入れているのでしょうか。
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炉を見守る刀匠たち。左の方が二代目四郎國光刀匠かと思います。
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再び火花が散ります。
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横から見物する子供。いいポジションをキープしています。
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火花が高く舞い上がります。
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再び鉄が鍛えられます。日本古来のたたら製鉄。
このあたりの刀作りの流れは、三池公民館の展示をみていたことでわかりました。 -
ここで鍛えるのをやめて…
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イチオシ
炉の前の刀匠は集中されているのが伝わってきます。
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鉄が取り出されて…
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三度目の鍛錬。このようにして何度も鍛錬されるのでしょうね。
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ここで午後5時が近づいてきました。家族も待っているし、残念ですが、ここで退散します。開始時間が遅れて場所もキープできなかったのが最大の誤算でした。この日のため、家族用にコールマンの小型折畳椅子も購入していたのですが。
今回の公開鍛錬、諏訪公園のイベント広場で行われたわけですが、もう少し広い見学スペースを取り、多くの人が見やすい配置だったら良かったと思います。
日本刀の鍛錬は低い場所で行われるので、観客席が上に延びる野外ステージのような場所が良いのですが…次回、機会があったら主催者の皆様には是非ご考慮いただきたいです。
また、刀匠を複数抱える工房は、全国的にも決して多くないはず。公開鍛錬単独のイベントでも、十分すぎるほど、人は集まると思います。
この旅行記をご覧になってくださった皆様には、甚だ不完全な内容となり、大変申し訳なく思います。私自身ももっと良い場所から最後まで見学したかったと、本当に残念。
また、いつか機会があったら、鍛錬の様子を完璧に追った旅行記を作成したいと考えています。
★最後まで御覧いただき、ありがとうございました★
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この旅行記へのコメント (6)
-
- mom Kさん 2023/03/02 07:55:43
- 同感
- 嗚呼勿体ない勿体ない。全くDecoさんと同じ思いです。しかも刀匠達を1時間もお待たせするなんて。イベントでは予想されること。プログラムの順が間違っています。これだけのご準備。球場の真ん中が相応しい。この催しだけで充分の価値。 Decoさんの仰っしゃる通りです。それに刀匠方の姿は子供達への何よりの教育と思いました。嗚呼、勿体ない。 人も刀も美しいが伝わりました。
- Decoさん からの返信 2023/03/02 11:38:14
- Re: 同感
- mom Kさん、こんにちは。
刀匠たちも一時間待ち…mom Kさんのおっしゃる通りかと思います。
イベントの中で公開鍛錬がメインになっていたのですが、これは単独でも十分人が集まったと思います。
主催者側も公開鍛錬は初めてだったのかも知れません。午後一番に持ってくるとか、単独で行うとか、改善してまたやってもらいたいと思っています。会場も多くの人が見やすく座れる形が良いですね。
Deco
-
- ポテのお散歩さん 2023/02/07 22:28:46
- 迫力あります!
- Decoさん こんばんは。
昨年末に たたら製鉄で玉鋼を作っている様子をTV番組で放送され、
ビデオに録って 時間のある時に観ようとしたのですが、
これから! という時に消えてしまいました(T_T)
時間の設定を間違えてしまったのです。
それは、次の世代に玉鋼を作る方を育てる 技の伝承の記録でもありました。
それまでは、たたら製鉄に興味が無かったのですが
凄まじい火と戦う人々を観て、画像に引き付けられました。
ただ単に、生活する術として お給料を頂く為の職業とは
かけ離れたもので、神様に近づく決意が無いと出来ないと思いました。
そんな尊い技術が、大牟田に残されているのですね。
どの工程も力を抜けず、命を削って作業されているように感じ、
刀に命が宿ると言うのもオーバーではない大変さ。
豪姫の病気が回復し 刀を返すとまた病がぶりかえす。。。
そんな力が刀に込められていても不思議ではない気持ちになります。
夫の本家にも一本の日本刀が有り、子供の頃に 鞘から抜こうとしたそうなのですが、キラリと光るものを見て、怖くなって抜けなかったそうです。
自分から 刀に吸い寄せられて切られに行くような気持になったそうです。
その時点で、刀に負けているのですね。
大人になって、再度試したら、しっかり刀を鞘から抜いたそうです。
それでも名のある刀なら、鈍い光に負けて抜けないかも知れません。
刀自体が人によって 何か変わるわけでもないのに、手にする人の心が
強くなければ 勝手に刀に負けてしまうのかも知れないと感じました。
なかなか良い場所をキープ出来なかったとの事ですが、
ふいごの作業や 鉄を何度も鍛錬される迫力さが伝わって来ます。
きっとまた、公開鍛錬の機会があると思います。
日本の根底にある技術ですものね。
貴重な画像を見せて頂き、ありがとうございました(*^-^*)
ポテ
- Decoさん からの返信 2023/02/08 15:25:11
- Re: 迫力あります!
- ポテさん、こんにちは。
たたら製鉄から始まる日本刀作り、まさしく全身全霊を込めて行うもののようですね。以前読んだある小説で刀匠が出てきましたが、気力体力が充実しないとできない。命がけと言ってもよい作業なのではないかと思います。
公開鍛錬を見ても、体力に加えて技術や集中力が必要で、それを統合する精神力が必要だと感じました。
旅行記には書きませんでしたが、初代三池典太光世にはある伝説があります。
初代が作った鎌で農作業をしていたお百姓さんが作業に疲れて昼寝していたら、大蛇が忍びよりましたが、鎌が一人で立ち上がって蛇を退治したとか。鎌であっても、心を込めて鍛えたものなら、そこに精神が宿る。伝説ではありますが、そこに世の人々の三池典太光世への尊崇の思いをうかがい知ることができます。
源実朝や足利将軍家、秀吉に家康などの天下人、前田家の姫にして宇喜田秀家への愛を貫き通した豪姫。強い気持ちを持った人々は名刀に吸い寄せられ、また名刀もそれに応えるのかも知れませんね。
四郎國光、有料で工房を見学できるそうですが、今回のように日本刀の製作過程の要点をわかりやすく見せてもらえる機会は本当に貴重だったと思います。また機会があったら、是非場所をキープして全部見たいと思います。
Deco
-
- チーママ散歩さん 2023/02/07 20:55:42
- こんばんは
- こんばんはDecoさん
少し前に刀剣乱舞がブームになり、
それでご興味を持ったのかしらと
思ったら...。
なんと三池が有名な作刀の地だとは。
名だたる将軍に献上され広まった名刀は
ここからだったのでしね。
刀もお酒も水が命とは...
豊富な水で、めぐまれた地帯なのですね。
炭鉱での水のお話は覚えていますが。
お母様に椅子をご準備の上お出かけ
されたのですね。
ご高齢の方を連れてお出かけするには
ご苦労もありますね。
でも幸せなお母様ですよね。
いつも思います。
時々Decoさんの性格から、振り回されている
ように見える時があり、それがまた
可愛くて笑えます。
そして優しさが伝わってきます。
鉄を取り出して鍛錬する匠の真剣な目
いいですね。
今度お子ちゃまが見ていた
ベストポジションでご覧になってください。
- Decoさん からの返信 2023/02/08 14:51:22
- Re: こんばんは
- チーママ散歩さん、こんにちは。
三池典太光世、私も名前は知ってはいましたが、今回の展覧会を機に調べてみたら…おーっと、こんなに凄い刀匠だったのかとびっくり。天下五剣に家康の愛刀ですからね。
刀には水も必要ですが、良い土と鉄も必要ということです。三池山の南には小岱山があり、ここは小代焼で有名ですし、たたら製鉄も行われていました。三池山にも少ないながら小代焼窯元がありますし、作刀の条件が整っていたのでしょうね。
椅子ですが、この時の前に三池港光の航路で小さな脚立が椅子として大活躍して苦情も出なかった(笑)ので、コールマンの椅子を購入しました。これが軽くて持ち運びしやすく、お安い優れもの。今回は時間が延びて途中で帰りましたが、それでも随分助かりました。
公開鍛錬、刀匠の皆さんには刀作りの長い過程のごく一部だったのかも知れませんが、それでも緊張感が伝わってきました。特に炉の前の刀匠は真剣そのものでしたね。
また機会があれば、あのお坊ちゃまのポジションを狙ってみます(笑)
Deco
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